【名前】
※本名はエドワード=アレクサンダー
【スペック】
- 元『黄金夜明』の魔術師
- 学園都市の初代統括理事長
- 容姿は時系列によって大幅に異なる
- 新約18巻まで:男にも女にも子供にも老人にも聖人にも囚人にも見える、緑の手術衣を纏った長い銀髪の人間(生前の姿)
- 新約18〜22巻:魔女の帽子と青のブレザーとマントを纏った長い銀髪の少女(数ある可能性の一つ)
- 新約22巻以降:ベージュの修道服を纏ったショートの金髪の女性(コロンゾンの霊媒)
【能力・所持品】
原型制御(アーキタイプコントローラ)
人間の持つ一般常識・価値観といった共通認識を自在に創造・改変・破壊する技術。
自己の認識を歪めるため、その人物に超能力や現代の魔術を使えなくさせることもできる。作中における、魔術サイド・科学サイド・木原一族といった枠組みは、これを用いて生み出された概念である。
なお、作中では木原円周に使用したが、使用する際の明確な描写はなくどのような手順で行われたかは不明である。また土御門元春など、科学と魔術の枠組みに左右されない人物には効果がない。
対魔術式駆動鎧
アレイスターが作成した兵器群。作中では『A.A.A.』と略される。
主に脳幹が使用するため、詳細は
木原脳幹を参照。
アブラ・クアタブラ
何の変哲もない妬み・恨みや、故意に魔術的な攻撃性を与えられた呪詛など、地球上で飛び交う『呪詛』を掴み、その力の流れを別の対象に移し変える術式。
単に他所で発生した呪詛の流れを変えているだけであるため、魔力は一切必要とせず、それを逆算されても呪詛を生んだ本人ではないため探知される危険もない。
作中では、御坂美琴が『A.A.A.』を解析するために触れた際にこれを受け、血を噴いて倒れ痙攣を起こし戦闘不能になった。
呪詛の魔術剣
闇のように黒く、召喚儀礼に使われる短剣の形をした霊装もしくは術式。
刺されると、外傷等はないものの少しの間意識を失う。なお、『幻想殺し』等で破壊するとその破片が体内をズタズタにするという側面も持ち、安易に破壊することはできない。また、後述する『業』(カルマ)の術式の発動に必要となる。
作中では、土御門舞夏が学園都市から脱出するために外壁を登った際、その外壁から生じたこの攻撃を受けた。
業(カルマ)
上記の『呪詛の魔術剣』と連動する術式。
『呪詛の魔術剣』の周囲に銀の手錠や自転車の歯車が出現し、更にそれらの物体から際限なく虹色の鎖が伸びて絡まり合い、その輪や歯車を頭部として、体と四肢を持つ虹色の骨格と透明な血肉を纏った『獣』を2体形成する。
『獣』は以下の特徴を持つ。
- 鋭い爪による攻撃
- クレーン車に轢き潰されても復活する高い耐久力
- 頭部を回転させ、術者の頭に浮かぶ配色を変えることで「色彩」をイメージに使う魔術を暴走させる
更に『幻想殺し』で破壊しても、CDの表面のように「曖昧な虹色のもやのようなもの」が周囲に漂い『殺生のカルマ』を背負うことになる。このもやを破壊しても『カルマを殺したカルマ』を背負うという無限ループに陥るため、根幹となる『呪詛の魔術剣』を解除しなければならない。
なお『獣』は、必ず『手錠』の個体と『歯車』の個体が1体ずつ、合計2体までしか同時に存在できず、無限に召喚されるわけではない。また、『呪詛の魔術剣』の周囲に手錠と歯車が出現し形作られるという性質上、『呪詛の魔術剣』から一定以上離れると消滅し、再度手錠と歯車が出現する他、狭く高さのある場所であれば『獣』の形を取る前にそのまま落下していく。
ブライスロードの秘宝
追儺霊装『幻想殺し』(イマジンブレイカー)。
とある聖者の右手を素材に製造された『矢』であり、鏃は骨、矢羽は革、本体の矢柄は血肉が変化した屍蝋で形成されている。先代の『幻想殺し』ということもあり、その効果も現代の『幻想殺し』と同じ「異能の無効化」である。
作中では『黄金夜明』が保管していたが、アレイスターが盗み出して使用した。ウェストコットの半不死能力を無効化して殺害し、メイザースにも致命傷を与えた。最終的に、メイザースが片腕を犠牲にしてへし折った上で不可視の爆発を受けたことで消滅し、次の世代となる上条当麻の右手に宿ることとなった。
霊的蹴たぐり
『類感魔術』の応用で、アレイスターが対象と定めた相手と自身をリンクさせパントマイムを行い、そのジェスチャーで真似た物のイメージや威力を強制的に送り込む術式。
発動すると、対象者からは「アレイスターの手元から小さな火花のように複数の数字が散り、空間が歪み実物が出現」したように見える。
その性質上、対象となっていない第三者からは『霊的蹴たぐり』によって再現された物を認識できず、その効果も受けない。また、第三者がそのジェスチャーから想像できてしまった場合でも、アレイスターが定めた対象でなければ攻撃を受けることはない。
なお、相手に使いたい物をイメージさせられなければ意味がない術式だが、アレイスターはその高い技術力によって、知識を持たない相手に対してでも正確な連想をさせてしまうことができる。例えば、「剣の中でも具体的にどんな剣であるか」とか「現実に存在しない架空の物」であっても、そのイメージを強制的に叩き込める。
以下が作中で再現した物の一覧である。
※数字の描写があったものは括弧内に記載する。
- フリントロック式の銃(32、30、10)
- ねじくれた銀の杖(28、4、29)
- 巨剣クレイモア(1、27、5)
- レイピア(13、5、32)
- 盾
- 弓
- 航空支援式ビッグバン爆弾
- ガンマナイフ他手術用の医療器具
- 先端に真珠のついた黄金の杖
- 大仰な銀の大鎌
- 棕櫚の杖
衝撃の杖(ブラスティングロッド)
魔術の効果を対象が想像する10倍に増幅する術式。
具体的には、威力・射程・大きさ等が相手の想像の10倍になる。
想像によって増幅するため、相手が「10倍になる」と思った場合にはその10倍である100倍といったように、更に増幅していくこともある。また、この効果はアレイスターが定めたものであれば、
エイワス等の他の魔術や魔術的な存在にも適用される。
その名前から勘違いされやすいが、『衝撃の杖』を行使する際に「ねじくれた銀の杖」等の「杖」は必要ない。これを持って使用することが多いのは、過去にそういう魔術だと偽装していたことの名残と思われる。
なお、アレイスター自身の力ではなく対象となった相手の想像から力を引き出すため、『魔神』にも通用しうる術式でもある。
飛沫
魔術を使用する度に位相の衝突によって生じる『火花』(世界において運命を形作る不可視の概念)を、アレイスターの使用する魔術に限り操作できる術式。
この術式で操作された『火花』は不可視の『飛沫』となり、物理的なダメージを与える。
ただし、元々アレイスターの目的は「『火花』によって誰かが不幸を被ることがなくなるよう魔術を根絶すること」にあるため、基本的には他者への攻撃としてではなくわざと「自分に跳ね返る」ように行使する。
エイワスの召喚、使役
「出ろ、エイワス。思考を縛る鎖を逆手に取ってガイドと為し、我が目的を完遂せよ」
特定の動きを『儀式』として行った後周辺のAIM拡散力場を一ヶ所に集めることで、エイワスを召喚する。
また、単純に使役する以外にも『衝撃の杖』を用いてエイワスのサポート等も行っている。
近代西洋魔術への干渉
現代の魔術の世界共通規格と言える魔術体系『近代西洋魔術』の創始者であるアレイスターは、その技術体系を構造に含む魔術(術式)・霊装・武器であれば、即座に裏口(バックドア)・脆弱性(ゼロデイ)を看破し、自由に干渉・無効化・制御を行うことができる。
近代西洋魔術は『十字教』の抜け穴を利用した技術体系であるため、十字教(オシリスの時代)の魔術もその範疇に含む。
このため、アレイスターを『聖なる右』等の現代の魔術で傷付けることはできない。
可能性の分岐
アレイスターは過去に、自身の分身を作る実験を行い、もし現実と違う選択肢を取っていたらこうなっていたであろう「10億8309万2867通りのifのアレイスター=クロウリー」を生成した。
しかし、それらのアレイスターが協力体制を取ることはできず、最終的には「全てのアレイスターを重ねて一つの座標に留める」こととなった。
こういった経緯から、アレイスターは自身の存在を複数のアレイスターに分化させたり再統合させたりできる。
具体的には、学園都市の窓のないビルの中にいながらロシアにも同時に存在したり、いると思った時には既に窓のないビルの中に戻っているといった、瞬間移動のような挙動が行える。
クロウリーズ・ハザード
統括理事長としてのアレイスターが死亡し、上記の「10億8309万2867通りのifのアレイスター=クロウリー」が解き放たれた状態。
男性、女性、子供、老人、聖人、囚人等の『人間』もいれば、恐竜や無数の触手を持ったタコのような何かといった人の形を保っていないものまで様々なアレイスターが存在し、その大半は知性を持たず本能のままに襲いかかる。
一例として、以下のような姿を持つ。
- ベイバロンを由来とする、魔女の帽子と青のブレザーとマントを纏った長い銀髪の少女
- 体中に無数の剣や槍を突き刺した血まみれの怪人
- 人の顔に見える洞をいくつも備えた樹木のホウキにまたがる老人
- 甘いマスクに七色の光輪を背負った有翼の美しい青年
- 臓附の塊に食虫植物のような巨大な口を複数備えたグロテスクな巨竜
- ぶくぶくに膨れ上がったタコのような触腕の群れ
- 錆びた鉄の装甲板で無理矢理筋肉を押さえ込んだ肉食恐竜
- コンクリートの立方体をツギハギして滑稽な五体を象っただけの何か
- 太い触腕の表面に楕円の吸盤のような目と鼻と口を備えた、ガスで膨らんだ死体と巨大タコを足して二で割ったような怪物
- 鉄塔よりも巨大な三頭身にデフォルメされたピエロ
- 真ん丸の時計の文字盤と無数の歯車でできたヒトガタ
- 縫い痕だらけの分厚い皮膚の切れ目から小さなクロウリーをボロボロこぼす巨人
- 金属で作った巨大な昆虫
- 精巧過ぎるのが逆に不気味な人形
この内、一番上の「魔法少女」の個体が、統括理事長としてのアレイスターの人格を受け継いだ存在となった。
クロウリーズ・ハザードは高い戦闘力に加えて、自身が行使する魔術の『火花』をアレイスター自身に向けた際に受ける盾としたり、窓のないビルを宇宙に飛ばすエネルギーとして消費したりするといった運用もされている。更に死亡しても、後述する『血の供儀』の糧となる。
血の供儀
上述したクロウリーズ・ハザードは、死亡することで『血の供儀』と呼ばれるデフラグ(最適化)の糧となる性質も持つ。これによって「魔法少女」のアレイスターは以下のように能力が向上した。
- 複数の『聖人』級の相手からの音速戦闘にも余裕で対応する戦闘速度
- 『近代西洋魔術』を介さない『ラー=ゼウス』の閃光を、右手から『赤の魔法陣』を展開して無効化、更にその形が崩れたもやを周囲に纏って槍のように放つ
- 魔術等による補助なしの蹴り一発で『ラー=ゼウス』を破壊し、その100m以上ある石柱を片手で持ち上げ投げつけたり、『聖人』の体当たりを自身の体のみで容易く受け止める身体能力
- オルソラ→メイザース→コロンゾン→娘々→コロンゾン戦と、途中に簡易的な手当と応急措置を挟むだけで強敵と連戦できる程の極めて高い耐久力
西旗
「西旗。二重に重なる象徴と色彩設計によってかの悪性を拒絶せよ。 我は汝の性から疑義を払拭できず、よって一切の繋がりを断つ事で守りを得る。 さらに語れば守りに際し咎なき我がこの場を離れる必要なし、悪たる者はその責により自ら退出するがよい」
上記の口上を唱えながら、相手を踵で踏みつける等して押し込むことで、その相手を地面に封印する追儺の術式。
相手はそのまま地面に溶け込むように沈み、全身が沈んだ後に雷が落ちるような異音と閃光が起こり、同時に『西旗』(中心に十字が刻まれた巨大な正三角形)が浮かび上がった後それが消えることで完了する。
元々学園都市の地形を利用して即興で発動した術式であり、学園都市の機能が戻ると同時に封印されていたコロンゾンはそこから這い出てきた。
ベイバロンの術式
「全ての男女は星である」
「後期魔道書より削除されし一文、秘奥を口伝にて開陳し、その振動を世界に伝える。マスターセリオンにまたがる叡智の聖母ベイバロンを見よ、かの御手にある金の杯を血の供犠で満たせ。イシスにカーリー、女性神格の輝きとはすなわち赤。愚かなる旧態が封じた扉を打ち壊し、我、今こそ始源より星に根付いていたはずの天父と地母の理を解放せん」
「この世の善と悪に絶対はなく、全ては相対、不要なものなど何もない。創造の諸力は破壊のそれを上回る。故に力と力をぶつける迎撃で防げるものにあらず。緋色の衝撃よ自然にある生命の営みすらも忘れた男性原理をここに撃ち貫け」
上記の口上を唱えることで、アレイスターもしくは『A.A.A.』から極めて強力な『赤い光』が発生し、それを体に纏って高速で突進したりそのまま相手に放ったりできる、ベイバロンに由来した術式。
『神の子』の術式
「秘匿されし四文字、人の口にて振動不能な聖なる四角。すなわち神そのものを示すYとHとVとHはあまりに遠く、矮小な人の身でその本質を推し量れるものでなし」
「しかし人は救いを求める。自らの知でもって理解のできる救済を。ここに橋渡しを設けよう、Shの字を足して。聖五文字、YとHとShとVとHとはすなわち『神の子』、父と子と聖霊の複合によりて人は救いを目にする事が可能なり」
十字教の聖書を手に、その教えを伝え広めることで、肉体が『純化』していく。
具体的には一方通行の『白い翼』に類似した、白い翼と光の輪が現出し、『神の子』に由来した節を唱えることで、その内容に則した術式を行使できる。
例えば、『クリストフォルス』に関する節を唱え、超重力の圧を発生させ押し潰す、『神の火』(ウリエル)の破門に関する節を唱え、自身の周囲と前方180度へ高波のような爆炎を放つ、『邪悪の樹』(クリフォト)に関する節を唱え、跳ね返された上記の爆炎を白い花びらへと変えて無効化する等。
更に『神の子』に由来する術式を並べ立て、肉体を高次に繰り上げていき、魔術の真理を開眼した時、『聖痕』(スティグマ)という傷がひとりでにつけられる。肉体が『神の子』とシンクロした状態を示し、『全身から大気圏外まで突き抜ける純白の閃光を放ち、周囲の空間そのものをエネルギーで満たし魔力の供給を断つ』魔術を行使できる。
オシリスの蘇生術式
「今この瞬間のみ高等魔術に興味なし、学を抜き、低俗にして至近の関門を打ち破れ。俗世の我が肉は両手両足と脇腹に聖痕を持つ資格者なり。人の身でありながらこの血と肉でもって恐れ多くも聖餐の儀の始点まで立ち返る素体なり」
「ロンギヌスは盲目の兵士。神の子の脇腹を突き、その死を確かめた聖者なり。かの者の血は槍を伝いてロンギヌスの体へ入り、愚かな兵士の瞳を癒して見える世界を広げるもの。この一滴で奇跡を為せ、閉じた者へ今一度の可能性を開きたまえ」
上記の『聖痕』を持った状態で、脆いて胸の前で両の手を組み、その傷から血を垂らすことで発動するオシリスの時代の術式。
作中では、コロンゾンに殺害された上条当麻に対して、予め『幻想殺し』を宿す右手を切断してから使用し、右手を除くその体を復元した。
矮小化
コロンゾンなどの高次存在に対して、その力を無数に分割する事で人の身で殺せる程度に弱体化させる、『妖精化』と類似した術式。力を無数に分割して弱体化するという性質は、『鏡合わせの分割』とも類似する。
作中では、クイーンブリタニア号の『神殿』(船内の中央にあるヘリポートに霊装を接続すれば力が増幅し攻撃的に転化する機能)を利用し、『ピジョン・ブラッド』を接続してコロンゾンの力を阻害することで、コロンゾンの魔術『Tablet_of_Union_a_Whole』を防ぎつつその力の制御に失敗させ傷を負わせた。
しかしその後、ローラという『霊媒』を起点に自身の力を再度安定させることで、無効化されてしまった。
アレイスターのスマホ
アレイスターが持っていたスマートフォン。
学園都市の全権限が内包されており、指先一つで学園都市のあらゆる機能をオンオフできる他、学園都市で開発された様々な兵器を扱うことができる。
最終的に、自らの死期を悟ったアレイスターから一方通行へと、学園都市統括理事長の座とともに託された。
以下のような兵器が存在する。
人工衛星から、一発で核シェルターを真っ二つにしうるほどの威力を持つ青白い光の束を発射する。それ自体の威力も強力だが、マカロニのような空洞のある円筒形の形で放ち、その中空部分に他の兵器を隠して地表に送り込むといった運用も可能。
作中では、
フィアンマ、メイザース、エリザードに使用された。
目に見えないほど微細な反射合金の粒。電磁波に呼応して細かいアームを開閉する事で、金属やアスファルトを瞬時に抉り切ったり、人間から細胞の一つ一つを省り取る事が可能。
かつて、『メンバー』の博士が垣根帝督を襲撃する際にも使用した。
鋭い鎌や頑強な顎を備えた、草や花などの植物質で作られたカマキリの群れ。その名の通り動物を襲い養分とし、人の肉でも貪る。電磁波の影響を受け、ある程度のリモート操作が可能。
コロンゾン
「……その数は三三三、意味は『拡散』。人の持つあらゆる結合を妨げるもの、ここに悪徳と犠牲を積み重ねる塔を構成する諸力の無慈悲なる分解にかかれ」
魔法少女のアレイスターが死亡した後、その意思が『ローラ=スチュアート』の中に宿り、大悪魔コロンゾンと意思を共有している状態となった。
これは、生前に行っていた「アレイスターはコロンゾンを招き入れ、生命の樹の深淵を越える知識を得る」という契約が、実はコロンゾンが暴れたことで『中断』こそされたものの『破棄』されておらず、魔術の火花が思わぬ形で作用し、「コロンゾンの肉体(ローラ)にアレイスターが宿る」という結果になったため。
コロンゾンにアレイスターが宿ったという形式のためか、肉体の所有権は完全にアレイスター側にあり、コロンゾン側は後頭部で蠢くだけで体を動かすことはできない。
なお、アレイスターが肉体の所有権を奪った際に、コロンゾンの魔力の起点である長い金髪を切り落としてショートヘアにしている。
このため、コロンゾンはあまり力を発揮できず、その力を行使している間も意識を乗っ取られたりすることはない模様。
また、アレイスターがコロンゾンの力を表に引き出すことも可能であり、獣の空気を放ち、背中から一対の『閃光の翼』が生え、コロンゾンの力を行使できるようになる。
現時点で明確な戦闘描写はほとんどないが、魔力や身体能力が向上し、コロンゾンの魔術を扱えるようになるものと思われる。
描写を見る限り、『黄金色の爆発』は使用しているようにも捉えられる。
コロンゾンが扱う魔術については
コロンゾンを参照。
【短所】
『黄金夜明』に属する魔術師全員は、ブライスロードの戦い以降の「人生の選択肢は全て失敗に終わる」という呪い。アレイスター自身も『黄金夜明』の魔術師のため対象に含まれる。このため、極めて高いスペックを持ちながらも、戦闘中に不幸が重なり敗北するといった可能性がある。
【備考】
- 『原型制御』『エイワスの召喚』『業』は禁止。『呪詛の魔術剣』はそれ単体であれば使用可能。
- デフラグが完了した最も強い状態の個体で、聖書と自身のスマホを所持して参戦。
最終更新:2023年05月13日 21:35