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食べる:預託実効線量(=食品による内部被曝、人体に対する影響)を、計算してみよう。
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預託実効線量(=人体に対する影響)を、計算してみよう。
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ベクレル(Bq)とシーベルト(Sv)がよくわからない。という人は
ベクレルとシーベルト。そして人体に与える影響から勉強してみましょう。
"暫定基準値"は本当に危ないのか、検証してみよう!
暫定基準値上限の500Bq/kg(※1)の米(玄米)で計算してみる。
実際には暫定基準値ギリギリの農産物が市場を流通する可能性は極めて低いと思いますし、そればかり買って食べることもありえません。しかし試しにその上限値ギリギリの米をずっと食べたとしたらどうなるのか。考えてみたいと思います。
- ※1:上記 500Bq/kgは、2012年3月までの暫定基準値。2012年4月より新しい基準値(一般食品は現在の1/5の100Bq/kg)に。新基準での計算は後述します。
計算する際に便利なサイト
数値を入力して核種(放射性物質の種類)を入力するだけで計算できます。
http://testpage.jp/m/tool/bq_sv.php
http://testpage.jp/m/tool/bq_sv.php

[関連リンク]2014-03-15追加
食品による年齢別の内部被曝ベクレル(Bq)シーベルト(Sv)換算ツール http://www.mikage.to/radiation/internal_exposure.html
食品による年齢別の内部被曝ベクレル(Bq)シーベルト(Sv)換算ツール http://www.mikage.to/radiation/internal_exposure.html
各欄への入力の仕方
■”1kg当たりのベクレル値(Bq/kg)”には、”500”と入力
■”1日当たりの摂取量”には、”300”と入力
■”摂取量の単位”を”g(グラム)”
このケースでは、1日二合(玄米=精米前)を食べるとした。※1合=150g
■”1日当たりの摂取量”には、”300”と入力
■”摂取量の単位”を”g(グラム)”
このケースでは、1日二合(玄米=精米前)を食べるとした。※1合=150g
※実際には玄米を精米する際にCs137は、1/3に減少する。玄米時500Bqなら、精米した段階で170Bq程度になっていると考えて良い。胚芽にセシウムが溜まりやすいから。逆に考えれば、玄米のほうが、よりセシウムを摂取してしまうことになる。
■”摂取日数”:ここには「どれだけ長く食べ続けたか」を入力する。ここでは1年=365日
■”放射性物質の種類”:ここではセシウム134または137を入力
■セシウム134で”計算”ボタンをクリックすると、、
■”放射性物質の種類”:ここではセシウム134または137を入力
■セシウム134で”計算”ボタンをクリックすると、、
計算結果:預託実効線量 1.04025 mSv/年
※セシウム137では0.71175 mSv/年
わかったこと:仮に500Bq/kgの米(玄米そのまま)1年間食べ続けて、やっと1mSv/年
「暫定基準値が高すぎる」というイメージは、これで払拭されませんか?
さらに、ほとんどの場合、精米した米を食べると思うので
実際には、これの1/3=約0.3mSv/年
炊飯すると玄米から1/10に
例えば500Bq/kgなら50Bq/kg。100Bq/kgなら10Bq/kgになるということです。
参考:精米歩合及び炊飯米の放射性セシウムの解析
2012年4月以降は基準値は100Bq/kgに変更された
さらにさらに、2012年4月以降は基準値は100Bq/kg(2012年9月追記)
基準値ギリギリの100Bq/kgの玄米を一日二合食べて0.2mSv(精米すると【約0.07mSv】)
基準値ギリギリの100Bq/kgの玄米を一日二合食べて0.2mSv(精米すると【約0.07mSv】)
「さらに」実際、福島のお米のほとんどは、ND
http://www47.atwiki.jp/info_fukushima/pages/69.html
にあるリンクで調べてもらえばわかりますが、福島の農産物は、ほぼNDばかりです。
※検出下限(N.D.となる値)は検査毎に異なります。通常は10Bq/kg程度です。
にあるリンクで調べてもらえばわかりますが、福島の農産物は、ほぼNDばかりです。
※検出下限(N.D.となる値)は検査毎に異なります。通常は10Bq/kg程度です。
もしセシウムが検出されたとしても1Kg当たり数十ベクレルです。
市町村や種類毎に放射性物質検査の結果があるので見てみてください。
市町村や種類毎に放射性物質検査の結果があるので見てみてください。
食品中の放射性物質検査 http://www47.atwiki.jp/info_fukushima/pages/69.html
検査結果が不安? 市民も独自に検査をしています。
反原発運動をやられている市民運動の方も日々チェックをしていますので
これが裏付けとなり、行政の検査が間違いである可能性は著しく低いことがわかります。
これが裏付けとなり、行政の検査が間違いである可能性は著しく低いことがわかります。
もちろん、これで「絶対安心」とは言えません。最終的にはご自身の判断です。
しかし、世の中に絶対の安心なんてあるんでしょうか?
気をつけるのはセシウムだけ?西日本だから安心?
私はこのセシウムのことを殊更に大げさに考えるより、コメの中の発がん性物質ヒ素のほうが問題であると考えています。
もちろん、殆どの人はヒ素の量を気にしていないでしょう。ヒ素は発がん物質であることが知られています。
もちろん、殆どの人はヒ素の量を気にしていないでしょう。ヒ素は発がん物質であることが知られています。
福島や東日本産の食品を気にする方へ:西日本や海外で本当に大丈夫?
これは意地悪な問いかけです。
西日本のもの、海外産なら安全なのか?
西日本のコメは放射性物質検査はしていません。放射性物質が含まれているわけがない。と思い込んでいるんでしょうけど、実際に九州には中国の核実験の影響で黄砂が降り注いでいます。もし【どんなに微量のセシウムでもダメ】ならば、西日本も検査をするべきですよね。2012年9月現在、福島産の米は全袋検査を実施しているので【福島産米のほうが(検査していない地域に比べれば)理論的に安全である】と考えてもおかしくはありません。
※「福島産だから危ない」と思い込んでいる人は、科学的・論理的に考えてみてください。西日本のコメが危険と言っているわけではありません。検査してないので必ずしも安全とは言えない。と言っているんです。
さらに海外の多くの地域・国で核実験をしているので放射性物質が大地に降り注いでいるはずです。さらにチェルノブイリ事故の影響でヨーロッパには放射性物質が降り注いだはずです。海外からの輸入食品には、福島ほど厳密な放射性物質検査はされてないはずです。
でも「海外だから安心」と思える根拠はどこにあるのでしょう? 「海外だから安心」というのは「(最近)原発事故が起きてないから」に過ぎません。人間は思い込みをしてしまう動物ですよね。一度冷静に考えてみてください。
2012年4月から 新しい規制値は1/5に厳格化:一般食品 100Bq/kg
ほとんどの食品を対象とする「一般食品」は1キロ当たり100ベクレル、新たに設ける「乳児用食品」と「牛乳」は同50ベクレル、「飲料水」は同10ベクレルと設定