セシウムが心筋(や臓器)に蓄積するのか。バンダジェフスキーの主張は怪しい。2
心臓シンチ検査から推測できること
http://togetter.com/li/345990 のコメント欄より
心臓の造影をするために、心臓シンチ(放射線物質を体内に導入して、外部から観察)とうい検査方法がある。現在は放射性タリウムが使用されている。心臓は筋肉でできているため、筋肉に吸収されやすいカリウムと同じ化学特性(周期表で同じ列のセシウムやルビジウムなど)で、使い勝手のよい放射性物質を探した。http://jnm.snmjournals.org/content/16/2/151.full.pdf
心臓の筋肉を動かすための電位を心臓全体に伝えるにはカリウムが必要(ただし血液中のカリウム濃度が高すぎると心臓が止まる)。カリウムに対して、セシウムの血液から心臓への吸収率は約1/3(上記のP153の左下)。つまり、カリウムに対してセシウムは心臓に吸収されにくい。また、一度吸収されたら排出されにくい。吸収されてにくく排出されてにくいのがセシウムを現在使っていない理由の1つ。
ちなみに、心臓シンチでは大量の放射性物質を体内へ投入。これは単純な体重あたりで、9億Bq/kg(25μCi/kg)のs131(セシウム)を投入した例(P1038左下)。長期間、数十Bq/kgの放射性セシウムが心臓にあると心臓に異常が出るなら、9億Bq/kg(約5000万倍)も体内に入れたら即死するような。 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC482915/pdf/brheartj00260-0045.pdf
Togetter:セシウムと心臓関係のまとめ
放射性セシウムの心臓への影響について http://togetter.com/li/192479
「体重比10ベクレル/Kgで 心臓がえらいことになっちゃうの?」 http://togetter.com/li/193638
セシウムと甲状腺
「セシウム137は甲状腺にたまる」と「「福島の子供、セシウム検出0.1%」はうそ」 http://togetter.com/li/352246
参考:トンデルの講演(高木学校)
今中氏も通訳として参加
http://vimeo.com/35996217
http://vimeo.com/35996217