帝位大公 - 異能世界で僕らは生きる @ ウィキ

概要

魔術の基礎を紡いだ七人の開祖の総称。
火・水・風・雷・氷・光・闇の基本元素のそれぞれを極め、人類史において術者が当たり前に魔法を使えるような仕組みを作った偉大な先駆者達である。
彼らは多くの弟子をとり、魔法の力を持つゆえに迫害された人々を庇護し導いたとされており、七人の大公はそれぞれ国家を築いた。
しかし、光の大公エリュシオンの国を除き、全ての国は聖教会の勢力によって滅亡させられ、彼らは『悪魔の徒』として処刑された。
魔術連盟創立後は、彼らは人類の発展の第一人者であると再評価され、その偉大な者達を称賛するために初代連盟長は『帝位大公』の称号を亡き先駆者達に送っている。
また、聖教会も考えを改めている。

大公達は死する前に魔法という存在が断絶されないよう、自らの魂が死後不可知領域に留まるように細工し、叡智を魂から分離させ輪廻のサイクルに押し上げた。
これにより、分離した叡智＿＿つまりは大公の力を引き継ぐ者が生まれるように。
さらに大公の目にかけられた人物は大公の魂を継承し、その威光を受け継ぐ『墓守』となる仕組みが生まれている。

なお、大公の魂が眠る不可知領域の所在は不明であり、世界のどこかにあるというわけでも星霊界にあるというわけでもない。不可知領域は突然現れ、墓守になると消えてしまうと言われている。
一説によれば不可知領域は墓守になれるものにしか知覚できない、つまり墓守の魂の中にあり、墓守は魂が形成された時点ですでに選ばれているのではないか、と言われている。

大公とその国

情熱と勇猛の国：ムスプルヘイム

灼炎大公アグニールが統治していた国。

静穏と知恵の国：アトランティス

漣海大公ニライカナイが統治していた国。

自由と隣人の国：シャンバラ

嵐風大公ゼピロスが統治していた国。

変革と再起の国：スリュムヘイム

雷霆大公ジュピターが統治していた国。

清廉と真実の国：二ヴルヘイム

絶氷大公スカージナが統治していた国。

神秘と約束の国：シャングリラ

光天大公エリュシオンが統治していた国。

慈愛と安息の国：マグメル

黒闇大公ダフネスが統治していた国。