【詳細】
グレイズは生産性、整備性、汎用性に優れた量産機として素晴らしい完成度を持っていたが、性能が普遍的過ぎて一部の上級パイロットからは不満の声が上がっていたという。
本機はその一部のパイロット用に開発が行われた。
安定性を重視した量産機であるグレイズに比べこちらはリアクターの出力をより高出力化し、大腿部、両肩にスラスターを増設、太ももにはバインダー型の高機動スラスターを装備。
さらに背中には惑星間航行を行う戦艦のメインスラスターと同じ技術を用いて
GR-Es01 フライトユニットを装備、このスラスターの推力を使えば重力下においても単独飛行を可能にすると、機動性を高めるカスタマイズが施されている。
本機の性能は確かにグレイズを上回るものだが、各部パーツはリアクターが高出力であることを前提としたセッティングになっているため、
機体出力が何らかの原因で低下してしまうと途端にナーバスな反応を示し、そういった状態にも対応するパイロットの技量が求められる。
そもそも馬力が高いMSを操るのにも相応の技術が要求されるだろう。
劇中ではその設定通りエース級パイロット用の様々なシュヴァルベ・グレイズが登場している。
ほとんどカラーリング違いにとどまるが、ガエリオ機のように独自のランスを装備していたり、アプリ版に登場予定のシュヴァルベ・カスタム(シクラーゼ機)のようにスラスターを増設するなどのさらなる改修を行っている機体も存在している。
なおシュヴァルベカスタム(シクラーゼ機)のHG説明書によると【シュヴァルベ】はゲイレールからグレイズに主力機が切り替わる前に配備が進められていた機体であったとされ、開発コストが高いことから配備が遅れていた。
さらにより低コストのグレイズが登場したことで主力機の座をすぐに奪われてしまった、とある。
若干上述の説明文と時系列等矛盾があるが、「シュヴァルベ・グレイズはグレイズの試作型
フレームを用いている」とあるので、今回シュヴァルベの開発時期が判明したと考えれば、試作機として開発されたMSをエース用に転用したことになり辻褄はあうか。
最終更新:2022年05月24日 16:38