EB-06 グレイズ

【形式番号】 EB-06
【機体名】 グレイズ
【パイロット】 アイン・ダルトン
クランク・ゼント
オーリス・ステンジャ等
【所属陣営】 ギャラルホルン
【動力】 エイハブ・リアクター
【フレーム】 グレイズ・フレーム
【武装】 GR-W01 120mmライフル
GR-H01 9.8mバトルアックス
GR-E01 8.8mmシールド
GR-W02 320mmバズーカ砲
GR-E03 地上用ブースターユニット
GR-H02 バトルブレード
【旧式機】 EB-04 ゲイレール
【上位機】 EB-05s シュヴァルベ・グレイズ
【次世代機】 EB-08 レギンレイズ
【バリエーション】 EB-06s グレイズ指揮官機
EB-06r グレイズリッター
EB-06j グレイズ(地上戦仕様)
EB-AX2 グレイズ・アイン
EB-06/TC2 リーガルリリー
アードラ
AEB-06L フレック・グレイズ
EB-06N グレイズシュタッヘル

【詳細】

ギャラルホルンが開発、量産している最新鋭量産型MS。

厄祭戦時開発されたV08-1228 グリムゲルデヴァルキュリア・フレームを基礎としたフレームを長年研究開発を続け発展させていき、ゲイレール・フレームをより改良する形で完成したグレイズ・フレームを採用している。

フレーム設計の段階から高い汎用を持たせるように綿密に設計されており、各種装備を換装することであらゆる環境に対応可能という万能機として開発されている。
地上型は重力下での運用を想定し軽量型の装甲を採用しているが、ナノラミネートアーマーの頑強性故にTK-53 CGSモビルワーカーに採用されている30mmマシンガン程度では全くダメージを受け付けない。
この防御力の高さはオルフェンズのMSの全てに言えることで量産型MSとはいえその装甲の堅牢性は凄まじく、至近距離ならば胸部装甲を粉砕できる300mm滑腔砲であっても遠距離ならば不意打ちで直撃させても大したダメージにはならないほど。
ただ反動や衝撃は殺しきれないため着弾すれば多少はのけぞって隙が生まれてしまうが、それはナノラミネートアーマーが完全防御装甲ではないがためだろう。

このMSに用いられるフレームは厄祭戦末期に開発されたV08-1228 グリムゲルデヴァルキュリア・フレームを元に開発が行われており、リアクター周り等のフレーム構造に類似点が見られる。
当時の技術で作られたヴァルキュリア・フレームからグレイズ・フレームに至るまで数多の試験機が作られており、旧式機であるEB-04 ゲイレールにてフレーム構造はほぼ完成したとされている。

なおEB-05s シュヴァルベ・グレイズゲイレール・フレームを改良する過程で作られた試作型フレームを用いた派生機である。
グレイズの性能に不満を持つ一部の上級パイロット用に開発されているため、低出力時の安定性に欠けるものの瞬間的な出力ではグレイズを上回るポテンシャルを持つ。
一方本機は量産機らしく汎用性をさらに追求し、武装バリエーションの多方面化を実現し、なおかつ安定性の向上、運用コストの低下も図られている。
操縦システムも簡略化が行われ「誰でも扱えて、しかも強い」という量産機としては完璧に近い、一種の理想形といえるだろう。

MS戦力そのものが乏しい現状ではグレイズの性能は評価が高く、次世代型の開発に消極的な意見も聞けるほど。
実際1期で登場するギャラルホルンのモビルスーツは基本全てこのグレイズをベースに開発されていることからその設計の優秀さが伺える。

コクピットは胸部に存在し、頭部フレームにモノアイ型のセンサーを内蔵、装甲を展開することで球状のセンサーが露出した高精度モードとなる。
この状態ではエイハブ・ウェーブや赤外線等を感知するため、小さな目標や煙幕が撒かれた状態等に展開して対処している描写が多い。

腰部と脹脛に熱相転移スラスターを備え、武装として対MSを想定したバトルアックス、集弾性に長けたライフルといった基本装備を持つ他、シールドやバズーカ、
重力下での運用に対応するための装備など様々なオプションも十分に用意されている。
またダークバイオレットに塗装が変更された宇宙専用型が存在するが、地上型であっても宇宙空間でも問題無く活動が可能で、無重力下では背中にスラスターを設置し高い機動力を発揮する。
また指揮官機は頭部にエイハブウェーブの影響下でも通信が行えるよう、通信能力が2倍に強化されたアンテナが付属している。

第1話に登場し、モビルワーカーの戦力しか無いCGSを襲撃、その戦力差から対応にあたっていた少年兵達を絶望させたが、
起動し地下から突如出現したASW-G-08 ガンダム・バルバトスのメイスの一撃によってオーリス機が撃墜される(コクピットが粉砕されたためオーリス本人も死亡した)。
そしてアイン機とクランク機も撤退を余儀なくされる。

そして第3話にて一騎打ちを望んだクランク機もバルバトスとの戦いでコクピットが破壊され大破し、鉄華団に確保され、商品用として先に鹵獲していたオーリス機と二個一し、
EB-06/tc グレイズ改として転売用に考えられていたが、第5話にて急遽戦力として明宏・アルトランドが操縦して運用した。
なおリアクターはクランク機のものを流用している。
そのグレイズ改は後にEB-06/tc2 流星号(グレイズ改弐)にさらに改修が行われた。

グレイズはガンダム作品における量産機らしく、「やられ役」として数多く撃破されているが、
MSとしての完成度はガンダム・フレームとは比べ物にならないほどに高い。
基本性能も出力以外はグレイズの方が高いと言われるが、ガンダムに対していいところがないのは、その相対したガンダムに阿頼耶識システムが備わっていたこと、
パイロットに対MS戦闘の経験が少ないことがうまく働いたものだと言われている。

1期における鉄華団の行動でかなりの被害が出た上、世界が阿頼耶識を持つヒューマンデブリ、そしてMSの価値を改めて見直したことでレストアする動きが活発化しており、
ギャラルホルンもまたそれを受けてあえて消極的だった次世代型MSの開発に着手。
「EB-07」というグレイズの汎用性をさらに高めるMSではなく、対NS用としてEB-08 レギンレイズをロールアウトする。

ただ量産機故に2期でも改修機などが登場しており、レギンレイズ自体が実戦配備に間に合ってないことから変わらずに現役として活躍している。

【余談】

装甲は固く、パワーも高く、機動性も良い、さらには量産体制が完璧に備わり、細かくオプションも豊富に用意されている、
という量産機としては破格の存在であるグレイズ。

モチーフは騎士とリザードマンであるとされ、守るべき者からは騎士に見え、敵対する者からは化け物のように見える、
そういう姿がコンセプトとのこと。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年12月02日 12:14