フレーム

【用語名】 フレーム
【読み方】 ふれーむ
【登場フレーム】 ガンダム・フレーム
グレイズ・フレーム
テイワズ・フレーム
ロディ・フレーム
ヴァルキュリア・フレーム
ヘキサ・フレーム
イオ・フレーム
ゲイレール・フレーム

【詳細】

「インナーフレーム」とも呼ばれる、鉄血世界におけるモビルスーツの骨子。

本作におけるMSの設定の根幹にある要素で、これまでのガンダム作品でもフレームの存在に言及するものはあったが、本作ではより一歩踏み込んだ設定がなされている。

それぞれ特色をもたせた設計がなされており、剛性と汎用性に優れるロディ・フレームや軽量化を推し進め機動性を高めたヘキサ・フレーム等フレームごとに様々な特性を持つ。
その基礎骨子に装甲を被せる形で製造されたのがモビルスーツである。
そのためフレームの基本性能がそのままMSの特性に反映されることが多く、上記の例に習えばロディ・フレーム機は装甲を多めに積んでもある程度機動性を確保できるため汎用性が高く、ヘキサ・フレーム機は機動性が高いが耐久性が低いいわゆる紙装甲の機体が多い等といった具合になる。
一方、IPP-18875 エンゾのようにヘキサ・フレーム機でありながら装甲強度に重点を置いたり、機動性をエネルギー効率に長けるヴァルキュリア・フレームで有りながら重装甲かつパワー特化のV08Re-0526 ヘルムヴィーゲ・リンカーような相反する設計のMSも登場している。
そういった骨子設計に反する、あるいはその欠点を補うための装甲配置もモビルスーツの設計、運用目的としては重要なポジションであると言えるだろう。

フレームを構成している素材は高硬度レアアロイと呼ばれる特殊合金であり、単純な強度としてもそうだが経年劣化に極めて強い性質を持ち厄祭戦から数百年が経過した現代においても、当時から放置されていたMSがそのまま起動、あるいは多少のメンテナンスをすることで戦闘行為を行うことが可能となっている。

実際、主人公機であるガンダム・バルバトスも火星の砂漠に放置されていたところをCGSに回収され、リアクターが生み出すエネルギーを利用するだけの発電機扱いされていたが、モビルワーカーの操縦システムを移植するだけでほとんど整備もしない状態でありながら起動し、即戦闘行為を行っている。
阿頼耶識システムでモビルスーツと繋がったのが初めてだった三日月は、莫大なデータの流入に耐えられず意識が途絶えたためそれ以上動くことは出来なかったものの、まともに動いていなかったMSを再起動させた直後に戦闘行為を繰り広げたのはモビルスーツのフレームが持つ強靭性の証左と言えるだろう。

そもそも、数多くのMS用フレームが登場する本作において、現代技術で位置から建造されたフレームはかなり少ない。
そういった技術をギャラルホルンが独占しているためだが、ヴァルキュリア・フレームをベースに改良を続けているギャラルホルンはグレイズ・フレームを実用化し、自軍戦力をほぼそれで統一している。
宇宙海賊や地球の経済圏等、MSを運用している組織もあるがほぼほぼ厄祭戦当時に作られたものをレストアしたもので、MSを建造しているわけではなく、むしろ拾ったものを直して使いまわしているといった方が正しい。

作られたものよりも、かつて使われていたものの方が圧倒的に多く、それがきちんと戦力運用されていることを見ても、MS用インナーフレームの途轍もない経年劣化耐性が理解できるというものであり、それだけ厄祭戦でどれほどMSが作られていたのかもわかるというものだろう。


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最終更新:2023年10月05日 22:48