先に目を覚ましたのはトウカである。
半ば形を崩して震える水塊の中から浮上するようにして、スイメイを模した顔が現れる。その眼が真っ先に捉えるのは、鏡に映したように似通い、ただし上下だけはさかさまの顔。トウカが体を起こすと、スイメイもまた立ち上がった。先ほどまでトウカの頭らしきものを乗せていた膝はぐっしょりと湿ってまとわりつくが、スイメイは一向に頓着しない。気後れした様子のトウカに、スイメイは微笑みかけた。
「久しぶりだな。百年ぶりだ」
言いながら、指が大気をかき混ぜる。薄れた湯気がかき集められ、白い墨のように文字を書く。ほどなく書き上げられた躍字を、スイメイは軽く押しやった。
「他人に教えるものではないと教えたのは忘れたか?」
「スイメイ!」
スイメイの真名を、トウカは全身で受け止める。あまりに嬉しげなその様子に、スイメイも目を細めた。
トウカとスイメイとの出会いは百年前にさかのぼる。独狐求敗を名乗り、放浪の旅を続けていたスイメイはたまたまこの地に立ち寄り、水妖として暴れていたトウカを打ち倒した。およそ物事の道理をわきまえないと見えたトウカの振る舞いも、踏み込んでみればただの幼さと知れる。スイメイはしばらくかまってやった末、百年大人しくするよう命じた。百年も過ごせば道理を知るだろうという計算もあり、また百年は当時のスイメイにとってさえもあまりに長いというあきらめもあった。長い時を生きてきたスイメイは、それゆえによどんでいた。未来を見据え、考えることを不得手としたまま、目をそらして生きていた。
――先がどうなるかなど、本当にわからないものだ。
抱き付いてくるトウカの頭をなでさすり、スイメイはシキョウをちらりと見てため息をついた。見とがめたトウカが顔を上げた。
「ボクのこと、忘れちゃったのかと思った」
「覚えていたとも」
「うれしいなあ。百年待った甲斐があった」
トウカの声がか細くなった。その視線がうろうろと彷徨い、部屋の隅に転がるシキョウの上で止まった。水がめの中に浮かんでいる虫を見とがめた時のように顔を引きつらせると、トウカは俄然勢いを取り戻した。床に半ばめり込んでいるシキョウを指しながら、トウカはスイメイにしがみついた。
「でも、あいつは嘘つき呼ばわりしたんだよ!」
「あいつはそういう奴なんだ」
「やな奴」
「それに、私にも責任がある。きちんと、お前のことを認めてやらずにごまかしてしまったからな」
己がうちによどむ時間を、シキョウにさらす。それこそはスイメイが最も恐れていたことだった。トウカとシキョウを会わせたくなかったのも、そのことが気にかかったためだ。案の定、ことは大いにこじれた。
「すべて、私のせいだ」
「そんなことないよ。あいつが悪いよ」
「まあ、確かにあいつも悪いな」
二人は顔を見合わせ、ほころばせた。姿かたちは瓜二つと言えど、身にまとう雰囲気は大きく異なる二人が、この時ばかりは姉妹のように似通っていた。
トウカはスイメイから離れ、ピクリとも動かないシキョウのそばに寄った。しゃがみこんではつつきまわし、耳を引っ張り、スイメイに目を向ける。もの言いたげなその様子に、スイメイはただ相手を待った。
「スイメイはさ――」トウカが再びシキョウをつついた。身じろぎ一つしない。シキョウの有様は、血色のよい死体に似ていた。
「スイメイはさ、どうしてこんなやつと一緒にいるの?」
「いつも一緒にいるわけではないんだ」
「じゃあ今は?」
「話せば長くなる」
「百年かかっちゃう?」
「もちろん、そんなことはないとも。実を言うと、私にもよくわからないんだ」
「変なの」
「そうだな。変な話だ。ただ――」
「ただ?」
「私は望んで、こいつと一緒にいる。こいつがどこかに行けば追いかける。少なくとも、今は」
「スイメイ」
「だから」
弾かれたように身を引くトウカを、スイメイは笑みで射すくめた。子をいつくしむ母のように暖かく、岩に刻まれた像のように冷たい。トウカの望みを、スイメイはすでに見抜いていた。
「だからトウカ、お前と一緒にいてやることはできない。すまない」
まるで石に打たれたように、トウカが身をすくめた。身体が波打ち、だんだんと形を失っていく。ゆっくりと崩れ去りながら、トウカはだんだんとただの水へと戻りつつあった。
「百年、待ったんだもん。言いつけ通りに」
「わかっている」
「ずっと会いたかったんだもん」
「ああ」
「だから一緒にいてほしい」
「すまない」
「こいつがいるからっていったよね! じゃあ、こいつがいなくなったら!」
爆発したような内側からの圧力に押されて、しぼんでいたトウカが再び形を取り戻した。スイメイのものとそっくり同じ剣を作り出し、横たわるシキョウの首にピタリと当てる。動脈を断ち、命を奪うにほんの一押しというところで、スイメイはただ一言を投げた。
「止めてくれ」
剣が引き戻された。ばしゃりとトウカが崩れ落ちた。再び形を失い、座り込んでぷくぷくと泡を吹く水塊に成り果てた。もはや丸く盛り上がる気力すらないのか、ゆっくりと床に広がり始めた。
「――その代わり、また会いに来る」
乳色の震える水が、ピクリと動いた。
いまや潰れ饅頭のような形となったトウカが、まんじゅうのまま体をふるふる動かし、おずおずとスイメイのもとにすり寄ってきた。手を伸ばしてトウカの体をこすってやると、温かみがスイメイの手に移った。
「もちろん百年後ではないぞ。そこに転がっているシキョウを首尾よく大都に連れ帰ったら、私もヒマになる。そうしたら、いつでもお前を訪ねてきてやろう。ゆっくり過ごさせてもらいたいな」
「本当に?」
トウカが飛び出し、スイメイに抱き付いて一回転した。
「本当だとも、何しろ苦労させられているからな」
「やったあ! ねえねえ、こいつをだいと? に連れて帰ったらいいんだよね?」
「ああ」
「あれ持って帰ったらいいんじゃない?」
「それで済むのなら、ずっと前に終わっていたはずでな」
「ふうん、変なの」
「そうさ。変な話なんだ」
二人は再び笑みを交わした。スイメイは視線を下ろし、改めてトウカの姿を認めて口を引き結んだ。
「そういえば、お前のその格好だが」
「これ?」とトウカは一回転した。今でこそ服を取り戻し、眼前のスイメイの姿そのものである。しばらくトウカを眺めた末、スイメイは意を決した。
「すまないが、私の格好は当分辞めてもらいたい」
「どうして? すっごくきれいなのに。スイメイ、自分のこと嫌いなの?」
「――わかった。ではこうしよう。その姿は私とお前だけのものだ。二人だけの秘密だ」
「秘密?」
「そう、ふたりだけの」
トウカはしばらく顔を落とし、やおらシキョウを眺めて、再びスイメイに向きなおった。
「でもあいつがみちゃったけど」
「私の方で何とかしておく。お前は、ほかの人に見せないようにすればいい」
「秘密だもんね、二人だけの」
「守れるか?」
「うん!」
ぴょんと飛び跳ねたトウカはたちまち縮み、目鼻のついた水塊となった。
「これでいい?」
「それでいいとも」
スイメイは満足してうなずいた。
スイメイとシキョウは留まる期間を三日と定めた。ともすれば永久に泊まって言って構わないと言い出しかねない旅館連や感謝しきりのガインの顔を立ててやるべきだとスイメイが主張したためである。初めのうちこそすぐに出ていくと気色ばんでいたシキョウも、スイメイの言を聞くやあっさり意見をひっこめた。黙りこくってひがな湯につかるのは傷が痛むというのが表向きの理由である。スイメイと顔を合わせないようにしていることについてはしらを切りとおす構えと見えて、スイメイもまた、特に追求するでもない。
そうして、三日目である。
シキョウの姿は風呂にあった。顎まで湯につかり、身じろぎもせずそのままである。乳色の湯から時々手を突き出すのは、抜け落ちた毛をつかもうとしてのことであるらしく、その時ばかりは水音が立つ。波紋が消えれば、あたりの音は再び消え去る。宿の主人の好意ということで、貸し切りである。
「んでよ――」
ほとんど沈んだまま、シキョウは器用に声を発した。
「いつまでそこにいる気だ、お前は」
「お前がしびれを切らすまで、だな」
スイメイはカラカラと笑った。掌に湯をすくい、独特の滑らかさを楽しむ。トウカの統べる温泉は、ここ最近で一段と質を増したのだと、宿の主人が顔をほころばせていた。いよいよ帝国に比類なき湯治場として売り出す資格が得られたのだという。スイメイもまた、そのことに疑いを持ってはいなかった。湯を手首に伸ばし、じわじわと染み入ってくる温かみを味わう。一方で、シキョウの方からは余裕が失せている。
「いつ入った。気づかなかったぞ」
「実を言うと、お前より先にいた」
「なわけあるか。いなかった」
「今のお前より上手に息を殺していたところ、お前が入ってきた。どうしたものかと思ったものだ」
「白々しいこと言いやがって、出て行けよ」
「さて、どうしたものやら」
うろたえを隠そうと必死なシキョウとは裏腹に、スイメイはこの状況を大いに楽しんでいた。小さく水音を立てるたびに、シキョウが身をこわばらせる気配が伝わってくる。
「――謝ろうかと思ってな」
湯気の向こうのシキョウが身じろぎするのを見ながら、スイメイはぽつりと言葉を継いだ。
「お前をひどい目に会わせてしまった。いつもならお前を叩きのめすのはお前の不徳の致すところだし私の任務でもあるが、この間のあれは八つ当たりだ。言い訳のしようもない。すまなかった」
ぱしゃり、と水音が立った。シキョウが湯に浮かぶ何かを力いっぱい叩いたものらしかった。さらに三呼吸程の時間をおいて、シキョウがうめいた。
「んなことを言うためだけにここに来たってのかよ」
「お前が私を避けるからな」
「避けてねえよ」
「避けていただろう。なぜだ、シキョウ。まだ八つ当たりされるとでも思ったか? 見損なってくれるな」
ほんの一歩ぶん、スイメイは踏み込んだ。シキョウの背中を中心として、見えない縄張りが張られている、その縄に、ほんの少しばかり力をかけるのに十分なだけ。縄を張って引きこもる獣を脅かし、出てくるのに十分なだけ。
「俺はただ――」
シキョウが言葉をきり、スイメイはただ待った。
「俺はただ、お前に負けちまったなと思ってよ」
一拍、二拍、三拍とスイメイは数えた。数え終わって、初めて笑うことを己に許した。シキョウが気色ばんでもなおスイメイは自分を押さえることができなかった。ようやく息を整えて、スイメイは目じりの涙をぬぐった。
「なんだと思えば、そんなことか」
「そんなことかじゃねえよ。俺の負けだぞ。となりゃ、大都に連れて帰るんだろうが」
「だから避けていたと?」
「三日泊まるとか抜かすからだろ。刑執行前の猶予期間ってやつだと思ったんだ」
「それで? おとなしく刑に服するつもりだったのか?」
「まさか」
「なるほどな」
なおもくつくつ笑いながら、スイメイはシキョウを見やった。
「悪いが、そんなつもりはなかった。お前を無理に引っ張って行ったところで、いつものように逃げられて終わりだからな。第一、お前が負けるのはいつものことではないか」
「今回は違うと思ったんだ」シキョウがぶすりといった。「お前が、自分の真名を賭けたりするから」
深い沈黙が下りた。
「――私が負ければ真名を教えると言ったから、お前の方は負けたら大都に帰るとそういうことか?」
「つり合いが取れないだろうが」
「私が勝ったらどうなるか、なんて言った覚えはないな」
「お前が言おうが言うまいが知るか」
シキョウの背中が水中に没した。完全に頭の先までつかり、ぶくぶくと泡が浮かび上がる。再び水面に表れたシキョウの耳はくたりと寝ていた。
どうすれば笑わずにいられるだろうか、とスイメイは考え、ほどなく無理だという結論を出した。
「そうだな、だが、私が勝ったとも言い切れないぞ。何しろ、先にトウカを黙らせたのはお前だしな」
スイメイは思い出し笑いを押さえられなかった。八つ当たりなど以前にしたのはいつのことになるだろう。百年前、いやシキョウに会うまで、感情をあらわにするのはスイメイにとって縁遠いものでしかなかった。あるいは、他人を恐れることも。自分のうちによどむものを見せたくないと願うことも。
己に訪れた変化を思い、スイメイは微笑んだ。
「俺はしくじった」
「そうか? だがまあいいだろう。どうしてもお前の気が済まないというなら、私の勝ちにしてやろう。やれやれ、また勝ってしまった。だが――この勝ちは半分だ。私は言ったはずだな? 私より先にトウカを倒してもよいと。そうしたら真名を教えてやると。だから――」
スイメイはたっぷりと時間をおいた。
「だから、教えてやるのが筋なのだろうが、どうも私の勝ちらしいからな。半分勝ちといったところか。だから差し引きさせてもらおう。小さなお願いを一つ聞いてもらう。具体的には、私が以前使っていた名前のことだ。『独狐求敗』とは、我ながらずいぶん思い上がったものだ。今となっては恥ずかしいから、お前には忘れてもらうとありがたい。ずいぶん喜んでいたところを心苦しいが、私の勝ち分と思って受け入れてもらいたい。どうだ?」
「なんだよ、そりゃ」
「不服か?」
「あんなひでえ名前、頼まれなくたって忘れてやるさ」
「前にも言ったが、負けを求めているのは事実だ」スイメイは静かに言った。「今もそれは変わらない」
スイメイは再び湯をすくった。トウカは人型を止め、今では宿の主人連を助けている。スイメイが命じたのだ。力ある精霊としての責務を果たすよう教え、いい子にしていれば毎年訪ねてくることを約束していた。百年前とは違う、実のある約束である。
「納得いかねえ」
鍋から噴きこぼれるように、シキョウが言葉を漏らした。
「それじゃつり合ってねえだろ」
「そうか」
「そうだ。大体、どうやって忘れるんだ。秘密と釣り合うのは秘密だけだ」
「なるほど、そうかもしれないな」
「だから――だから、俺の秘密を教えてやる。お前のこっぱずかしい秘密と同じくらいひどい奴を。俺の人生の汚点だ。知ってるのは俺と、サイヒョウ、それから青王だけだ」
初めてスイメイは顔を上げた。シキョウに向かってもう一歩踏み込もうとして、すんでのところで思いとどまる。思っても見なかった展開にスイメイが言葉を失った。スイメイに見せたことのない何かが、シキョウの背に立ち上がりつつあった。
「十五の時の話だ。お前と会う前、俺は見境のない時期があった。女と親しくなるならなんだってするって時期が。そんな時、あの青王のババアが声をかけてきて、俺は誘いに乗ることにした。俺はバカだったんだ」
シキョウはそこで、これ以上話すのは耐えられないとでも言いたげに口をつぐんだ。スイメイはただ待った。何が起きるのかわからないまま待たされるという感覚の新鮮さに、スイメイはわずかに慰められた。長い長い時間が過ぎ去り、ようやくシキョウが声を震わせた。
「ババアが夜這いと称して俺の部屋に乗り込んできたときのことは忘れたことがない。においだ、スイメイ。なんだかつかんで絞れそうなぐらい濃厚な香りでぶんなぐられたかと思った。そいつが闇の中はい寄ってくるんだ。直前まで何考えてたのかはもう思い出せないが、小便ちびったことだけは覚えてる。俺は窓を破って逃げて、その夜は屋根の上で守りを固めてた。武術はその時からちょっとばかりかじり始めてたんだが、何とも空しい感じがしたもんだ。だってあれがやってきたら武術が何になる?
どうにか命拾いして、事の顛末をサイヒョウに話したらあいつは死にかけた。笑いすぎて喉を詰まらせたんだ。それ以来俺は青王のババアの視界に入る機会は避けてる。これがおれの秘密だ」
スイメイは言葉をなくし、それはシキョウも同様だった。
「それは、大変だったな」
「サイヒョウはいまだに面白がって青王の消息を知らせてきやがるんだ。なんて弟だ。青王のババア本人だってことあるごとにこの件持ち出してきやがる。帝国じゅうに知れ渡ってないのはなんでだろうな。それでなスイメイ、実を言うと俺は飯時に限らず、青王の話なんか聞くのはごめんなんだ。ましてや孕んだとかどうこういうのは」
「以前はすまなかったな」
「誰にでも秘密がある。首突っ込まれたくないような秘密がな。だからお互い様ってことだ。とにかく」
シキョウがばしゃりと水をかき分けて立ち上がった。相変わらずスイメイに向けている背や、尾や、太ももに至るまでがあらわになった。いかにも晴れやかである、とスイメイは見て取った。
「そういうわけで、お前の名前の件はこれでチャラだ。いいな」
「異存はない」
「よし。じゃあ残りのお前の勝ち分に戻るぞ。なんでもくれてやる。大都に帰って皇帝になって、青王とご対面を果たす以外なら何でも」
「いずれはなってもらわねば困るのだがな」
「覚悟を決める時間がいるんだよ。なんなら裸踊りでもするぞ。お前がみたけりゃだが」
「ふむ、そうだな。ならば」ふと得られた思い付きに、スイメイは微笑んだ。
「見てほしいものがある、といったら、お前はどうするかな?」
「なに――」
「いいから、また湯に使っていろ。それで私の勝ち分だ。いいな?」
返事の代わりに、シキョウはそろそろと湯に沈んだ。スイメイはちらりと指先で湯に触れ――そして立ち上がった。
石を積んで作られた広い湯船のふちに立ち、一人湯に沈むシキョウを見やる。長い間湯のそばにたたずんでいたために湿り始めている衣を軽く治して、スイメイは腰の剣を抜いた。切っ先を湯船の石にあて、少し考え直して水面に移す。するすると滑る剣は水面にスイメイの真名を描き出し、スイメイはそれをシキョウめがけて軽く押しやると、踵を返して外へ出た。
真の名を明かすことに、いまやスイメイは何の恐れも抱いていない。たとえ過去がスイメイの中で深くよどんでいるとして、今のスイメイは澄み渡っていた。
ばしゃり、と風呂の中で今日一番の水音が立ち、スイメイは晴れやかに微笑んだ。
その後、什川郷は皇帝御用達の湯治場となった。皇帝となったシキョウは妃を伴い、その治世の間は欠かすことなく毎年この地を訪れたという。温泉を統べる水精トウカの名は、正式な記録には残っておらず、無害なおとぎ話にわずかにみられるばかりである。シキョウが崩御し、妃のスイメイが姿を消した直後に、什川郷に立ち寄ったという不確かな噂を、近隣の蛇言宮の祭司が記録している。
了
但し書き
文中における誤りは全て筆者に責任があります。
独自設定については
こちらからご覧ください。
また、以下のSSの記述を参考としました。
【続・その風斯く語りけり】
- 終わってみるとスイメイ主人公な彼女の心の内を見るお話でした。優しい温かい。了おつかれさまです -- (名無しさん) 2014-11-13 02:27:39
- 読後感がいいね。このカップルもいいけどサイヒョウも中々いいキャラしてる -- (名無しさん) 2014-11-14 00:36:56
- スイメイが菩薩と少女のどちらにも見えた。青王とか気になるキャラが色々でてきたお話だった -- (名無しさん) 2014-11-14 01:49:46
- このお互い分かっている同士だけど踏み込んでいけないだけど半歩半歩づつ近づいてるのがいいね。脇もかっちり固まってて面白かった -- (名無しさん) 2014-11-18 22:53:01
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最終更新:2014年11月12日 23:28