~龍神御するは巫女の愛~
社会体制:神権政治
龍神の代弁者である祀族長オトヒメが首長であり
その下に軍事を司る士族、行政を司る司族と呼ばれる階級があり
祀族士族司族の彼らによって実質的なミズハミシマの国政が取り仕切られている
封建社会であり、季節によって年に4度民衆から税を徴収することで国は成り立っている
国は水棲種族の住む海中と鬼などが住む地表(群島の上)の二重構造
首都は水中に建設されており、日本の竜宮伝説の起源ではないかとする学者も存在する
建国経緯
荒ぶる龍神、生贄の巫女めっちゃ気に入った
荒ぶる龍神、荒ぶる止めた
ミズハの民、驚いた
ミズハの民、巫女の下に集まった
ミズハの国、出来た
文化並びに風俗
建物や服はトロピカル平安時代な風景で地球の日本にとても似ている
他国の文化を吸収することにためらいがなく、それを独自発展させようとする独特の文化性の持ち主
元々建国時の国民が広い海域から集まってきた水棲亜人たちが中心であることに起因する
海中に主要な都市を多く持ち、生活も海中で行うため様々な海中独自の習慣、または陸上から入ってきた文化が海中式に変換されている
女性の力が伝統的に強く、男を立てるのが良い妻の姿とされているが実際は男性が尻に敷かれていることも多い
主神
龍神シマハミスサノタツミノミコトに寵愛される存在
オトヒメは龍神の巫女であり龍神の妻でもある
出産にあたって死に、そして自らを生む。何世代にもわたって"オトヒメ"は存在し続ける
これは龍神がオトヒメを失うことを厭ったためである
しかし、"娘"がすぐさま"オトヒメ"に目覚めるわけではない
龍神によって恋に落とされたとき、はじめて目覚めるのだ
これは、オトヒメが龍神に課した転生の条件である
もともと純人間だったが、世代と共に龍神の血が混じり人魚じみている
龍神が超強化してるので、その拳は島を割り海を穿ちます
ミズハミシマを語る上で外せないのが年に数度やってくる海嵐である
列島の両隣を方向も温度も違う海流で囲まれたミズハミシマは夏から秋にかけて気候の変動により猛烈な海流に見舞われる日がある
この苛烈な海流を海嵐と呼び、民衆にとっては天災であると同時に海中の農業者へ希少な栄養の恵みを運んでくる使者でもある
この天災はミズハミシマの民の生活の根幹に強く根ざしており、ミズハミシマにおける建築物はこの海嵐の到来を想定して作られている
ミズハミシマはその海底の波打った地形上どこにでも住めるというわけではなく、国土に対して海中を含めても住居可能な環境が少ない
さらに社会構造上、首都やその周辺に人民が集まりやすく狭い土地に人口が密集する傾向にある
そのため街には2階建てないし3階建ての長屋が並んでいるというのはよく見られる光景である
狭い空間を分け合って使っているため周囲との結びつきはは強い
産業
海運業が盛んであるが種族の分派が多く色々な文化が入り混じる国民性、列島で構成された狭い国土から第二次産業が発達している
これは狭い陸上は勿論、起伏にとんだ海底では大量の物品の生産が難しいことにも起因する
輸入した資材を加工して輸出することに長けておりこの面からも海運業の需要が根強い
またその環境の特殊性から生まれた物品は量こそ少ないものの他国では高値で取引されており(珊瑚の加工品など)、重要な輸出品となっている
他国には見られない文化を利用して工芸品の販売や観光業も得意としている
ミズハミシマの歴史
当初、海域だけを勢力としていましたが、鬼と土蜘蛛を追い出して、ミズハ諸島を領土に組み入れました
さて、不得意な陸上で、強種族である鬼に勝利したのはいくつか訳があるようです
主に、以下の理由などでしょうか
・鬼が騙されやすいこと
・被支配種族だった陸棲鱗人を仲間にしたこと
・敵が海中へ侵攻できないこと
・鬼族の主神が弱体化していたこと
また、水棲種族ばかりの当時のミズハが陸を欲したのも不思議な話ですが。
オトヒメの失踪・利権・諸島内の均衡・陸鱗族と海鱗族の関係・龍神への恐怖などがあいまった混乱のなか、
誤解・疑心・欲得・暴走・熱狂がうずまいて、誰も彼もがわけの分からぬままミズハ争乱が巻き起こったようです。
一部では当時の鱗人の司族のある陰謀から発展したとも言われていますが、詳細は歴史の闇の中です。
その後、残党の掃討や陸棲鱗人との関係性、急激な国民の増加になどの要因によってミズハミシマは建国早々に存亡がかかった大混乱が起きますが、
士族司族の多くを構成した竜人鱗人たちの懸命な采配と世界中の海から集まってきた魚人や人魚たち民衆の支えにより現在のミズハミシマが出来上がります。
最終更新:2016年10月14日 17:01