フンフンフンフン!(あ~かったるい話だ!)
フンハッ!フンハッハッ!(早く終わらんかな!)
死神が話しているのもお構い無しに筋トレに勤しむ戦神。
「
ゲート同士が行き来出来る様になったところで、こっちにゃ何の関係も無ーや」
大ゲート祭? どうせ祭好きのドニー民が好き勝手にやるだろうさ。
戦神
ウルサ、既に無関心全面丸投げの構えである。
そして死神が会議の終了を告げる。
ッダァー!(よーし、帰っか!)
ウルサにとっては至極退屈な会議であったため、悶々としたモノが心に残る。
「何処かに寄って、何かシバいていくかなぁ」
とんでも無い思いつきだが、既に拳に力はこもりバキバキと雷鳴が轟いている。
─ 余り無茶な関わり方をして、世を乱してはいけませんよ ─
ふと、鬼神
アグールの言葉が過ぎる。
「うーん仕方が無い… おっ?ラーじゃないか、良いタイミング。 おい!ひと勝負していこうぜ!」
早歩きで帰路の途中にあるラーの後方から飛びつき、すかさずヘッドロックを見舞う。
「我は急いでいるのである。 よって汝の相手をしている余裕は ──
「何でも良いから三本勝負くらいはできるだろ~? こちとら欲求不満でこのまま帰ったりでもしたら、
お宅の“試練”に乱入しちまうかもよ?」
神の身でとんでもない脅し文句。 やれやれとラーが左手を翳す。
周囲が宙に包まれ、RAOMI型対戦筐体が現れる。
「スト4から鉄拳タッグを流してBBソルキャリ豪血寺で締めだ」
「おぉっ? 話せるねぇ。ガッテン承知だ!」
「アグールただいま~」
満足気な顔で戦神空間に帰ってきたウルサ。 床には相変わらず筋トレグッズが散乱している。
「あ、お帰りなさいウルサ」
戦神眼が、アグールが咄嗟に背に隠した“何か”を捉えた。
「オラっ! 何を隠したっ!見せてみろっ! このこのッ!」
がっぷり四つの戦神ホールドから怒涛のくすぐり攻撃。
思わずアグールは、手に持っていたものを落とす。
「何これ?
テミランからの回覧板?」
「はぁはぁ…そうですよ。 先程テミラン様より送られてきたものです」
「何何~? 大海獣チョー大変?」
「掻い摘み過ぎです! 北海の海流が変化し、大海獣“船喰い”の動きが活発化しそうなので
注意して下さい、とのことです」
「んだよ、殴ってこりゃ済むことじゃん?」
「だから見せたくなかったのに… 神が世の命を奪っては、色々と都合が悪いのですと何度も言っているでしょう?」
毎回、アグールが寸での所で止めに入らなければ今の今までどれだけ“不都合”が起きたことやら。
「祭には私が降りて万が一に備えますので… 戦神様は自重してて下さいね?」
「うわ! その他人行儀な言い方やだなー!」
作り笑いで諭すアグールに、ついっと顔を背けるウルサ。 まるで子供をあやすかの様である。
「で、自重しなかったら?」
「三夜連続でマグロです」
「え… あれヤメテ、本当に虚しくなるからヤメテ…」
「自重しますね?」
「自重する」
「本当ですよ?」
「うん、自重する」
「とーは言ったものの、大海獣が本気で暴れたら厄介だしなー。 ま、様子を見に行く程度なら自重の範疇だろう!」
勢い良く突き合わせた拳の間から鈍い銀色を放つ太い鎖が凄まじい速度で伸び出しウルサの全身に巻き付く。
「あ、飛翔まで縛ったわ。ドボンだわ」
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今更ながら一周年企画を追います。 大ゲート祭前夜の好き放題ウルサとお目付け役みたいなアグール。
大ゲレポに繋がるようにこじつけてみました。
- ウルサは神として何を担っているのだろうと思いましたけど、いるということが神には重要なことなのかも知れない -- (とっしー) 2012-07-31 13:58:57
- ウルサに大雑把な旦那みたいな雰囲気と何とも言いがたい可愛らしさがありました。もっとあちこちで登場して欲しい神様ですね -- (名無しさん) 2014-10-26 17:11:58
最終更新:2012年07月24日 03:49