概要
『世界大百科事典』は「非和声音によって偶然生ずる和音を偶成和音ということがある。特定の1声部に現れるばかりでなく,複数の声部で同時に使用されて非和声音同士が和音を構成することもある」と説明している。ものすごく端折って説明すると「ごちゃごちゃやってたらたまたまできちゃった和音」ということである。
偶成和音型の分類基準として、Sound Questでは4つの基準を設けている。
偶成和音型の分類基準として、Sound Questでは4つの基準を設けている。
- 各パートが半音階的に描くラインの途中で生じる
- 短時間だけ生じる
- コード内にフレーズを伴わずに生じる
- ひとつの楽器がコードトーンを完成させるのではなく、複数パートの合算で初めて完成する
当wikiでも基本的にはこれに準じて偶成和音型に分類する。