日本ミュージカル資料室

この森で、天使はバスを降りた

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上演概要

  • オフ・ブロードウェイミュージカル

あらすじ(公式サイトより)

ひとりの女性が罪を償い、仮釈放の身となった。彼女の名はパーシー。新天地を求めて刑務所内で手に入れた絵はがきを頼りに、ギリアドという田舎町にたどり着く。かつてこの町は採石場として活気もあったが、今はその面影はない。ただ、どこまでも続く山並み、深い森に恵まれている。パーシーはこの景色にどこか惹かれるものがあったのだ。
彼女は町の保安官ジョーの手配で、ハンナがひとりで切り盛りする『スピットファイヤー食堂』に住み込みで働くことになる。ハンナの甥っ子ケイレブと、町一番の噂話好きエフィは、パーシーを敵視し、よそ者扱いする。パーシーは挑発的に、自分が5年間刑務所にいたことを皆に聞こえるようにエフィに言う。言いたいことを勝手に言えばいいと。パーシーをただ一人受け入れるシェルビーは、夫のケイレブに隷属していて言いたいことも言えない。パーシーは食堂に住み込むうちに、ハンナの不審な行動と、深夜に出没する訪問者の存在を知る。パーシーはハンナが食堂を手放したがっていることをシェルビーから聞き、一口100ドルの作文コンテストを新聞広告に載せて、一番良い作文を書いた人に食堂をプレゼントすることを提案する。ハンナの持病を心配するシェルビーは、自分の意志で食堂を手伝い始める。
パーシーの飾らない性格と純真な心は、ハンナとシェルビーにとってかけがえのないものなっていた。3人は心を通わせ合うが、ハンナにはかつて町の英雄で今は行方の知れない愛息イーライのことで秘密を抱えていた。シェルビーは自分の意志に目覚めるが、結果従順を求める夫との間に亀裂が生じ始める。そしてパーシーは、自分が犯した罪と忘れることの出来ない、あまりにも悲しい過去を語り始める。四季は一巡りし、広大な森は黄金に色づき始める。美しい自然に抱かれて、そこに住む人々とギリアドの町に、再生の時が近づいていた…。

上演情報

世界初演:2001年(プレイライツ・ホライズンズ劇場)

日本初演:2009年

【初演】2009年

【再演】2018年

  • 2018年1月24日(水)〜31日(水):シアタークリエ
    • シアタークリエ10周年コンサート「TENTH」内ダイジェスト版
    • 会期全体は2018年1月4日~1月31日:シアタークリエ
    • 1幕に凝縮
    • 1月30(火)、31日(水)は、第2部、第1部の順番で上演

登場人物

パーシー・タルボット

ハンナ・ファーガソン

シェルビー・ゴダード

ネイハム・ゴダード

エフィ

ジョー・スパーリング

ゲイリー・ウォルシュ保安官


配役

役名 2009年 2018年
パーシー 大塚ちひろ[未] 坂本真綾
ハンナ 剣幸[未]
シェルビー 土居裕子[未]
ケイレブ 宮川浩[未] 坂元健児[未]
謎の男 草野徹[未] Spi[未]
エフィ 田中利花[未]
保安官ジョー 藤岡正明[未] 平方元基[未]

スタッフ

  • 音楽・脚本:ジェームズ・ヴァルク
  • 歌詞・脚本:フレッド・アレイ
  • 原作:リー・デイヴィッド・ズロートフ
  • 演出・修辞:藤井清美[未](2009年)
  • 演出:小林香[未](2018年)
  • 訳詞:竜真知子
  • 音楽監督:八幡茂
  • 振付:神崎由布子
  • 美術:中根聡子
  • 照明:笠原俊幸
  • 衣裳:黒須はな子
  • 音響:大坪正仁
  • ヘアメイク:河村陽子
  • 歌唱指導:小林仁
  • 舞台監督:山本圭太
  • 演出助手:西祐子
  • プロデューサー:小嶋麻倫子
  • 製作:東宝

ナンバー


ソフト化


外部リンク

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