ルガール式入社試験
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ルガール式入社試験
天井。
ところどころにこびり付いている乾いた赤色の斑点。
それが自分のものだと理解するのに大した時間はかからなかった。
ところどころにこびり付いている乾いた赤色の斑点。
それが自分のものだと理解するのに大した時間はかからなかった。
「そっか、俺…」
気絶から目覚めた五十嵐丸太は、重い足取りのまま研究所の外に出る。
そこで見たのは二人の男。
一人は髪の長い筋肉質な男で、動きの一つ一つが美しく、思わず見惚れる。
もう一人は憎き男、ルガール。彼の怒りの源だ。
そこで見たのは二人の男。
一人は髪の長い筋肉質な男で、動きの一つ一つが美しく、思わず見惚れる。
もう一人は憎き男、ルガール。彼の怒りの源だ。
「野郎、ぶっ殺してやる…!」
殺意を露にした丸太は、ポケットの中から一枚のカードを抜き出し、腕を真っ直ぐ上げる。
「人造人間-サイコ・ショッカーを召喚!」
半信半疑のまま、説明どおりのことをやってみるとカードの絵柄が実体化し、メカメカしい男が出てきた。
顔を見れば不気味で、ちょっと怖いぐらいだ。
どうやら命令を待っているようで、自ら動き出すことはなかった。
顔を見れば不気味で、ちょっと怖いぐらいだ。
どうやら命令を待っているようで、自ら動き出すことはなかった。
「わわっ、マジかよこれ…。
じゃあさ、とりあえず攻撃してみてくれ」
じゃあさ、とりあえず攻撃してみてくれ」
今の丸太に、ルガールを殺すという一点しか目に映っていなかった。
サイコ・ショッカーは頷き、レーザーを発射した。
真っ直ぐに伸びたその光線は…。
サイコ・ショッカーは頷き、レーザーを発射した。
真っ直ぐに伸びたその光線は…。
◇ ◇ ◇
レイとニャースは研究所を目指していた。
ニャースがメカの材料を集めたいと言い、レイとしてはどこでもよかったのでそういう方針になっていたのだ。
ニャースがメカの材料を集めたいと言い、レイとしてはどこでもよかったのでそういう方針になっていたのだ。
「にゃーには二人の仲間がいたのニャー。
ムサシとコジロウ。今思えば長い付き合いニャ。
にゃーがいなくなってきっと心配してるのニャ…」
「…さがっていろ」
「ニャに?どうしたのニャ…?」
ムサシとコジロウ。今思えば長い付き合いニャ。
にゃーがいなくなってきっと心配してるのニャ…」
「…さがっていろ」
「ニャに?どうしたのニャ…?」
レイがニャースを制して前に出る。
ニャースが事態を理解する頃には、少し距離を置いたところに腕を組んだ男が立っていた。
鍛え上げられた筋肉。隻眼。そして禍々しいオーラ。
運送会社の社長―ルガール・バーンシュタインであった。
ニャースが事態を理解する頃には、少し距離を置いたところに腕を組んだ男が立っていた。
鍛え上げられた筋肉。隻眼。そして禍々しいオーラ。
運送会社の社長―ルガール・バーンシュタインであった。
「貴様は確か…南斗水鳥拳のレイだったかな」
「何だと?」
「何だと?」
(俺はこの男にどこかで…!?)
しかし、レイの記憶の中には目の前の人物など知らない。
"別の姿"の彼ならば当然面識があっただろう。
しかしこれは仮定のifであるだけに過ぎない。
"別の姿"の彼ならば当然面識があっただろう。
しかしこれは仮定のifであるだけに過ぎない。
「素晴らしい縦運送は記憶に新しい…ここが殺し合いの場でなければ是非我が社に来てもらいたいものだ」
「何を言っているか分からんな。貴様は誰だ」
「名乗らずとも分かるだろう…私はルガール・バーンシュタインだ。知らぬわけではあるまい」
「何を言っているか分からんな。貴様は誰だ」
「名乗らずとも分かるだろう…私はルガール・バーンシュタインだ。知らぬわけではあるまい」
ルガールは拳を開いたり閉じたりして様子をうかがっている。
レイはルガールという人物を詳しく知らなくとも、一筋縄でいかないことは直感的に把握していた。
レイはルガールという人物を詳しく知らなくとも、一筋縄でいかないことは直感的に把握していた。
「…知らんな」
「ふむ…私は何度かお会いしたことがあるはずだが…まぁよい。
では早速入社試験だ!烈風拳!」
「ふむ…私は何度かお会いしたことがあるはずだが…まぁよい。
では早速入社試験だ!烈風拳!」
地を這う衝撃波がレイを襲う。
烈風拳が巻き起こした土煙に紛れて、高く跳躍したレイは真空波を纏いルガールに接近する。
烈風拳が巻き起こした土煙に紛れて、高く跳躍したレイは真空波を纏いルガールに接近する。
「はやあ~!!」
「甘い!」
「甘い!」
危険を感じたレイは後方へ体重をかけ回避する。
ルガールの対空蹴りは空を切る。
ように見えたが、レイの頬に傷をしっかり刻んでいた。
ルガールの対空蹴りは空を切る。
ように見えたが、レイの頬に傷をしっかり刻んでいた。
「いい判断だ。避けなければ体は真っ二つになっていただろう」
「はやすぎてニャにが起きたか見えなかったのニャ…」
「はやすぎてニャにが起きたか見えなかったのニャ…」
拳法の達人同士、その道に詳しくなければ動きを捉えることは出来ないのだ。
つまり、ニャースに理解しろと言う方がお門違いなのである。
つまり、ニャースに理解しろと言う方がお門違いなのである。
「…少しは拳法の心得があるようだな」
「私の社員の把握、他企業のあらゆる人物の特徴を調べつくしているからな。もちろん君のこともだ」
「御託はいい、いくぞ!」
「私の社員の把握、他企業のあらゆる人物の特徴を調べつくしているからな。もちろん君のこともだ」
「御託はいい、いくぞ!」
頬の血を指で拭き取り、それを舐める。
そして両手を左右に広げ、華麗な動きで接近する。
ルガールはそれを当たらない位置ギリギリで避け、踵を振り上げる。
レイは咄嗟に腕を十字に重ねて受け止めるが、想像以上に威力が高く、レイの足元の土が抉れていく。
そして両手を左右に広げ、華麗な動きで接近する。
ルガールはそれを当たらない位置ギリギリで避け、踵を振り上げる。
レイは咄嗟に腕を十字に重ねて受け止めるが、想像以上に威力が高く、レイの足元の土が抉れていく。
「おおっ!」
「ぬぅ!」
「ぬぅ!」
レイは右肘を突き出して、硬直状態から逃れる。
踵落としを防御したにもかかわらず、骨に疼く痛みが襲う。
踵落としを防御したにもかかわらず、骨に疼く痛みが襲う。
「シャオッ!」
「フン!!」
「フン!!」
ルガールはレイの突き出した腕を掴むと、反対の腕で首元を押さえつける。
そして、そのまま建物の壁へと叩き付けた。
運送業・ゴッドプレス。荷物は決して落とさないのは当たり前。
そして、そのまま建物の壁へと叩き付けた。
運送業・ゴッドプレス。荷物は決して落とさないのは当たり前。
「がは……っ…」
「送料は安い!」
「送料は安い!」
頭から多量の血を流してそれでも、ふらつきながら立ち上がるレイ。
口から流れた血を拭い、南斗水鳥拳の構えを取る。
口から流れた血を拭い、南斗水鳥拳の構えを取る。
(やけに動きが読まれるな…内部事情にも詳しいことも含め主催側の者とも考えられる…。
だが!俺は死ぬわけにはいかん!)
だが!俺は死ぬわけにはいかん!)
「なかなか根性のあるようだな。だが、その程度の力ではこの私を倒すことは出来ん!」
「いいだろう、貴様には俺の真髄を教えてやる」
「いいだろう、貴様には俺の真髄を教えてやる」
レイは両掌をルガールに向け、腕を大きく横に開いた構えを取る。
南斗に伝わる拳、南斗虎破龍。
一命を賭して、後へは退かずに、闘いに臨む気概を示す意味合いを持つ。
南斗に伝わる拳、南斗虎破龍。
一命を賭して、後へは退かずに、闘いに臨む気概を示す意味合いを持つ。
「こい!」
その意味はルガールも知っていた。
真正面から受け止めるつもりなのだろう。
真正面から受け止めるつもりなのだろう。
「うおおおおおおおおおッ!」
唐突な出来事であった。
一閃。どこからともなく表れた光線が戦場を爆破した。
一閃。どこからともなく表れた光線が戦場を爆破した。
「な…っ!」
巻き上がる土煙が風に流されながら、次第に消えていく。
ルガールは、研究所の入り口に少年と機械のような人の姿をとらえた。
ルガールは、研究所の入り口に少年と機械のような人の姿をとらえた。
「おやおや…誰かと思えば」
「ルガール!俺はお前を許さねぇ!」」
「生憎私は接客中でね、悪いが後にしてくれないか」
「ルガール!俺はお前を許さねぇ!」」
「生憎私は接客中でね、悪いが後にしてくれないか」
砂煙が晴れる頃、荒廃した土地には三人の男達がいた。
ルガール、丸太、ショッカー。最も華麗な技を持つ男の姿を捉えることは出来ない。
ルガール、丸太、ショッカー。最も華麗な技を持つ男の姿を捉えることは出来ない。
「彼はいなくなってしまったか。あれで死んだわけではあるまい。
よかろう…かかってきたまえ!」
よかろう…かかってきたまえ!」
人造人間-サイコ・ショッカーを従え、再びルガールと会い見える五十嵐丸太。
隻眼の男はそれを見て、不敵な笑みを浮かべた。
隻眼の男はそれを見て、不敵な笑みを浮かべた。
【E-1/1日目・黎明】
【ルガール・バーンシュタイン@MUGEN】
[状態]:右胸出血、疲労(中)
[装備]:なし
[道具]:支給品、不明1~3
[思考・状況]0:参加者を皆殺しにし、主催を葬る
1:五十嵐丸太を殺す
2:血の能力に興味を持った
3:レイとは必ず再戦する
※参加者の知り合いは別の世界の知り合いだということに気付いていません。
【ルガール・バーンシュタイン@MUGEN】
[状態]:右胸出血、疲労(中)
[装備]:なし
[道具]:支給品、不明1~3
[思考・状況]0:参加者を皆殺しにし、主催を葬る
1:五十嵐丸太を殺す
2:血の能力に興味を持った
3:レイとは必ず再戦する
※参加者の知り合いは別の世界の知り合いだということに気付いていません。
【五十嵐丸太@デッドマン・ワンダーランド】
[状態]:疲労(中)、全身に切り傷
[装備]:DMカード(人造人間-サイコ・ショッカー)@遊戯王
[道具]:支給品、DMカード(月の書、攻撃の無力化)@遊戯王
[思考・状況]0:生存する
1:ルガールをブッ飛ばす
2:まさかカードが本物だとは思わなかった
※アニメ最終話より参戦
※レイのことを覚えているかは不明です。
[状態]:疲労(中)、全身に切り傷
[装備]:DMカード(人造人間-サイコ・ショッカー)@遊戯王
[道具]:支給品、DMカード(月の書、攻撃の無力化)@遊戯王
[思考・状況]0:生存する
1:ルガールをブッ飛ばす
2:まさかカードが本物だとは思わなかった
※アニメ最終話より参戦
※レイのことを覚えているかは不明です。
◇ ◆ ◇
結論から言えば、レイはサイコショッカーの攻撃をかわしたわけではなかった。
ルガールとの戦いのダメージも蓄積すれば、立っていられるのも不思議でいるほど、治療が必要な怪我を負っていた。
それでもなお、立ち止まることなく、前を目指した。
ルガールとの戦いのダメージも蓄積すれば、立っていられるのも不思議でいるほど、治療が必要な怪我を負っていた。
それでもなお、立ち止まることなく、前を目指した。
「グッ…ニャース……どこだ」
自分が最初に出会った参加者。
それでいて無力な守るべき弱者の存在。
呼びかけても返事が無い。
混乱に乗じて逃げ出してしまったのか、あるいは声が出せない状況にあるのか。
いずれにしろ、今ルガールや襲撃者と対峙するには分が悪かったので、距離を置く必要があった。
それでいて無力な守るべき弱者の存在。
呼びかけても返事が無い。
混乱に乗じて逃げ出してしまったのか、あるいは声が出せない状況にあるのか。
いずれにしろ、今ルガールや襲撃者と対峙するには分が悪かったので、距離を置く必要があった。
(いない…か。死んでなければいいが)
最悪の状況も考慮し、それでもなお自身も相当の疲労を溜めていたので、付近で休むことにした。
幸い、十分な食料もあったので体力の回復は望めた。
驚いたのは、その食料も自分の生きてきた時代のものとは違う、とても味気のある食べ物であったことだ。
世紀末の子ども達も、これぐらい豊かな食事を得られていれば…皮肉なものだと思った。
幸い、十分な食料もあったので体力の回復は望めた。
驚いたのは、その食料も自分の生きてきた時代のものとは違う、とても味気のある食べ物であったことだ。
世紀末の子ども達も、これぐらい豊かな食事を得られていれば…皮肉なものだと思った。
(しかし、あの砲撃はルガールではない…奴も無事では済まなかった筈。
生きているならば俺の敵であることに変わりはない。
もちろん、砲撃の主もだ)
生きているならば俺の敵であることに変わりはない。
もちろん、砲撃の主もだ)
ある程度の考察の後、レイは眠りについていた。
過度の疲労であることに、自分ですら気が付いていなかったのだ。
過度の疲労であることに、自分ですら気が付いていなかったのだ。
【E-2/1日目・黎明】
【レイ@北斗の拳】
[状態]:睡眠中、疲労(極大)、全身にダメージ(大)
[装備]:なし
[道具]:支給品、佐倉杏子の食べ物(いくらか消費)@魔法少女まどか☆マギカ、不明1~3
[思考・状況]0:生き残る
1:七つの傷を持つ男がいれば殺す
2:ルガールとその襲撃者を警戒。いずれ復讐する。
3:ニャースは無事なのか
4:ケンシロウと合流したい。
※アニメ29話、牙一族編終了時より参戦。
※主催の回し者がいるかもしれないと思っています。
※五十嵐丸太を危険人物と認識しましたが、姿を見ていません。
【レイ@北斗の拳】
[状態]:睡眠中、疲労(極大)、全身にダメージ(大)
[装備]:なし
[道具]:支給品、佐倉杏子の食べ物(いくらか消費)@魔法少女まどか☆マギカ、不明1~3
[思考・状況]0:生き残る
1:七つの傷を持つ男がいれば殺す
2:ルガールとその襲撃者を警戒。いずれ復讐する。
3:ニャースは無事なのか
4:ケンシロウと合流したい。
※アニメ29話、牙一族編終了時より参戦。
※主催の回し者がいるかもしれないと思っています。
※五十嵐丸太を危険人物と認識しましたが、姿を見ていません。
無様だった。
ただ何も出来ず、仲間のピンチに対してあろうことか逃げてしまった。
今までジャリボーイ達やピカチュウに狙われたときとは違う、別の恐ろしいものを感じたのだ。
あの場にいれば間違いなく戦闘不能、あるいは瀕死になってしまう。
ただ何も出来ず、仲間のピンチに対してあろうことか逃げてしまった。
今までジャリボーイ達やピカチュウに狙われたときとは違う、別の恐ろしいものを感じたのだ。
あの場にいれば間違いなく戦闘不能、あるいは瀕死になってしまう。
あのはかいこうせんでレイが無事なのかは分からない。
できれば死んでいて欲しくない。
そんな無力な自分が嫌で嫌で仕方がなかった。
できれば死んでいて欲しくない。
そんな無力な自分が嫌で嫌で仕方がなかった。
【ニャース@ポケットモンスター】
[状態]:後悔
[装備]:なし
[道具]:支給品、ハム蔵@THE IDOLM@STER
[思考・状況]0:死にたくない
1:どこか安全そうな場所を探す
2:ハム蔵が気になる
3:レイは生きていて欲しい…
※アニメDP編終了時より参戦
※五十嵐丸太を危険人物と認識しましたが、姿を見ていません。
※レイが死んだと思っています。
[状態]:後悔
[装備]:なし
[道具]:支給品、ハム蔵@THE IDOLM@STER
[思考・状況]0:死にたくない
1:どこか安全そうな場所を探す
2:ハム蔵が気になる
3:レイは生きていて欲しい…
※アニメDP編終了時より参戦
※五十嵐丸太を危険人物と認識しましたが、姿を見ていません。
※レイが死んだと思っています。
【DMカード(人造人間-サイコ・ショッカー)@遊戯王】
効果モンスター
星6/闇属性/機械族/攻2400/守1500
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いに罠カードを発動する事はできず、
フィールド上の罠カードの効果は無効化される。
効果モンスター
星6/闇属性/機械族/攻2400/守1500
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いに罠カードを発動する事はできず、
フィールド上の罠カードの効果は無効化される。
| No.035:We're unripe fighter… | 時系列順 | No.037:不思議な邸宅にみんな集まる |
| No.004:ニャース水鳥拳 | レイ | |
| No.004:ニャース水鳥拳 | ニャース | No.055:タイプ:ワイルド/前向きロケット団 |
| No.012:血の運送 | 五十嵐丸太 | No.047:One Reason |
| No.012:血の運送 | ルガール・バーンシュタイン | No.047:One Reason |