――さて。今回は多くは語らない。まずは聞いてもらおう。いろいろ言うのは最後だ。
今回は皆に前々から約束していた『最強』について……
……話をする前に、その“最強”という存在を決めるものについて話をしよう。
●●●
そして時が来た。
壁にくくられた古時計がカチリと音を立て六時を示した、まさにその時。
三つの影が、動きだした。
一人目。
ビーティーが炎の輪から抜け出す方向へ。
この時、
モハメド・アヴドゥルは賭けた。ビーティーがいうところの“策”に。
一瞬だけ炎の壁に穴を開けビーティーの逃走経路を作り出す。
二人目。それを阻もうとズッケェロ。
戦場から逃げ出す臆病者ほど仕留めやすい相手はいない。また、彼自身も三つ巴の戦いに積極的に参加する気もない。
炎の壁を突き抜ける際に多少の火傷はするだろうが後の戦闘を考えれば些細なリスクである。
三人目。さらにそれを阻止するために『魔術師の赤』が。
本体のアヴドゥルは動かない。分類こそ近距離型のマジシャンズ・レッドだが、飛び道具がない訳ではない。
十字架を模した炎を数発ズッケェロの足元に発射。あくまでも目的は足止め。即死を狙うものではなかった。
結果としてビーティーは戦闘から離脱し、残る三人が火炎のリング上でデスマッチを開催することになる。
再び、三つの影が、動き出した。
●●●
「こ……公一が死んだ……だとッ!?」
階段を駆け上がり屋上にて。放送を一言一句聞き漏らすまいと耳を澄ませていた結果、彼は絶望と怒りに身を震わせることになる。
そして、涙も流した。悲しくない訳がない。祖母を除けば唯一自分が心を開き、初めて出来た『友人』だった。
そんな公一がこんな殺し合いに参加している可能性を考えなかった訳ではない。むしろ
ジャイロ・ツェペリに真っ先に確認したくらいだ。
それでもどこかで否定していた。公一のような普通の人間がこんな場に拉致されている訳がないと。いなくなった僕を心配しているんだろうなと、心の奥底でそう感じていた部分もある。
さらに言うのならば、そういう楽天的な考え方を捨てきれなかった自分自身に腹を立てていた。
アヴドゥルは言った。何者かに仲間を殺されたと。
だが、ある意味でアヴドゥルは幸福だと思う。自分のように“どことも知らぬ場所で死なせてしまった”訳ではなく“死に目に会えた”のだから。
一瞬のうちに多くの感情が彼の頭を駆け抜ける。
怒り、悲しみ、虚無感、絶望、嫉妬、落胆、復讐心――
そして、それらの感情と同じくらいに情報も得た。
開催の場での宣言、今回の放送から、あの老人にも何かしらの“裏”があることもおおよそ理解した。
――考えることはいくらでもある。
――だがまずは現状の打破。
ギリギリと握りこんだ拳が意思とは無関係に力を失い開かれる頃には、彼の頭もずいぶん整理されていた。
怒りに身を任せようとも、スタンド能力とやらを、あるいはそれに類する人知を超えた力を持たぬ自分にできることは少ない。
かといって諦めるつもりはない。自分は勝ち残らねばならない。『主催者たちにしかるべき報いを与える』ためにッ!
何より、自分を逃がしてなお戦い続けるアヴドゥルを放っておくわけにもいかない。彼とは約束がある。
そう言い聞かせ、ゆっくりと来た道を戻る。
魔少年の眼には確固たる信念が宿っていた。
●●●
「よーし、そこまでだッ!
――アヴドゥル、炎の壁を取り除いてくれ」
私の背後から聞こえてきたその声は間違いなくビーティーのものだ。
この場にいる相手の二人も一瞬だけその声に静止し、そして再び攻撃を開始する。
ビーティーには悪いが……言い分を聞くわけにはいかなそうだッ!
「……君たちッ!アヴドゥル以外の二人に言っている!
君たちもこのゲームで“勝つ”気でいるんだろう!?
ここで僕もしくはアヴドゥルを殺せば君たちがこのゲームで勝つ確率は絶望的に低くなるッ!」
ビーティーが私も知りえぬ名を叫んだことでいよいよ敵の――ズッケェロにドルドといったか――の手が完全に止まる。
その姿を見て私も炎をすべて取り去った。戦闘の熱で自然発火している床や家具はどうしようもないが、それでも部屋が一気に広くなったように感じた。
「よし、君たち。まずは言っておこう!『君たちは勝ち馬に乗っている』とッ!」
ビーティーの言い回しにピンとこない私を差し置き、二人は完全にビーティーの次の台詞を待っている。警戒は解かないままであるが。
「フン!言っている意味が解らないという顔だな!
良いか!今言った『勝ち馬』とはまさにこの僕のことさ!ゆえに僕を殺せば君たちは落馬した騎手。そのまま無様にレースの結末を眺めているだけの存在なのさ!
攻撃の姿勢を解きたまえ。今から証拠を見せてやるッ!」
言うが早いか、ビーティーが握りこんだ右手を突き出す。
パッ、と開かれたそこからは私に向かって一羽の鳩が飛んできた。
「今のは放送で言われていた伝書鳩さ――と、君たちはここでドンパチやっていたからロクに聞いていないかな?
ともあれ、それを僕が連れているという事実」
「ハァ?てめぇが逃げてる間にとっ捕まえただけだろうが」
初めてチンピラの方がビーティーの台詞を遮る。
もっともな言い分だが、私もそこで声をそろえるわけにはいかない。私は彼を信じているのだから。
「なら……なぜ僕が君の伝書鳩さえも連れているのかわかるのかい?ミスター・ズッケェロ!」
先ほどと同様に左手から鳩をポッと出したビーティーは揺るがなかった。
「そしてミスター・ドルド!
――伝書鳩とは“自分の家に帰ろうとする”という帰巣本能を利用して手紙を届けるものさ。
ならばなぜ、僕とともにいたアヴドゥルはともかく……君らの鳩が『僕のところに寄り道』しているのかなッ!?そして僕が『君らの名を知っているのかな』ッ!?
僕が鳩を捕まえたのではないッ!――鳩が僕の方に寄ってきたのさッ!それが何を意味するのか!わからんほどバカではあるまいッ!?」
自信満々の表情で続けるビーティーの台詞には一切の淀みがない。ひるがえした上着からドルドと言われた男のもとへ鳩が飛んで行った。
「一応言ってやる。つまり僕がまぎれもなくこのゲームで重要な立場にあるからさ。どこがどう重要かは各々が好きに解釈してくれて構わないがね。
そう、因みにその伝書鳩が持っていた名簿はアヴドゥルのものを含め僕が預かっている。
先ほど流れた死者はともかく、君たちだって知りたいだろう、参加者を。僕を殺せば君らは多くの情報を失うぞッ」
誰も言葉を開かない。口を挟ませない不思議な威圧感がビーティーの周りに漂っていた。
「――さて、本題だ。最初に言ったように君たちもこのゲームに勝つ気でいるんだろう?この僕もそうさ。勝利で幕引きだッ!」
私にはおおよその意図が見えた。だがあまりにも無謀すぎる。
「それは自分と組めと言っているのか?ビーティー君。
誰も負けるつもりで勝負はしないだろう?君の理屈は間違っているぞ。たかだか名簿の一枚では」
私を代弁するように今度は機械の男ドルドが口を開いた。
とはいえ私は静観を貫く。あくまでも奴らから見れば私は“ビーティーの味方”なのだし事実そうなのだから。
ビーティーは軽く左耳をなでたのち、胸を張って言い返す。
「間違っているのは君の方さドルド。勝者とは何かというのを理解していない。
引きこもりが一人でどこか人気のないところで生き残ろうってのならともかく、行動して勝とうとするならチームプレイは必須さ。
どうせその風体、全員殺して一人になろうという魂胆だろうが、本当にこれだけの人数を相手に立ち回れるのか!?という『これだけの人数』を君は知らない。
ズッケェロ、君もそうだろう?あるいは仲間と協力するか?ライバルだけはこの手で葬るか?それらの存在を知らない訳だ。
そして、ここで君らの負けが確定するッ」
そう言いながらビーティーは、丸めた名簿を再び鳩の足首に戻し、ガラリと開けた窓から放ってしまった。
誰かがアッと声を漏らす。それはあるいは私の声かも知れなかったが、とにかくこれでこの場に名簿はビーティーの持つ一枚きりとなった。
「……なるほど、少なくとも君から信用されて名簿を見せてもらえるようになるまでは共にいるほかなさそうだ。
仕方がない。癪に障るがこの場は君に勝ちを譲ろう」
「――チッ」
「ビーティー、私は……いや、君に従おう。私は君のことを信じているよ」
「わかってくれて何よりだ、おのおの方。握手はいらない、情報の交換も嫌ならしなくていい。だが君たちの賢い選択を期待しているよ」
●●●
……と、ここまで。ビーティーが見事に野蛮な?三人組をまとめ上げたって話をしてきた。
戦闘はもちろん中断。警戒心が解けたかどうかは別だが、ノーカウントの勝者なしってところか。
そう。今回の話のテーマは『勝者』さ。
ドルドが言ったようにこの場での勝者はビーティー一人だけ。
彼の悪魔的な頭脳に皆が屈したというわけだ。
――というのは間違っている。
ある意味ではここにいる四人全員が勝者さ。最初のノーカウントも厳密には違うってことになる。
みんな心の底にそれぞれ勝利の定義を持っていて、逆に言えばその定義に逆らう『負け』という結末を迎えなかった。
つまり“負けぬが勝ち”ってこと。
となれば君たちが期待している『最強』というものについてもおぼろげながらイメージできるだろ?
まぁ、次の話を心待ちにしていたまえ。
それじゃあ、ビーティーが四人の鳩を連れて来れたトリックのネタばらしをして話を終わりにしよう。
――とは言っても、なんてことはない。ズッケェロが推測した通りビーティーが単純に捕まえただけだ。
彼は最初の場でスティーブン・スティールの挙動をしっかりと観察していた。さらには放送開始時の言い回しをも。
となれば奴がどのような方法で名簿を配布するかもおおよその見当がつく。まさか紙切れ一枚をワープさせるような真似はしないと踏み、それが的中。
それから。伝書鳩はビーティーが解説した通り帰巣本能で飛ぶものさ。本来は移動する媒体に……車とか船とかを相手には送れない。
だとすればどう送る?
――そりゃあ、首輪だろうね。当然そう推測できる。伝書鳩は“個人”を、例えば顔を記憶して飛んでたわけではなく、首輪の“電波”を頼りに飛んできた。
首輪の位置を自分の家だと思い込ませたか何かしてね。そこは主催者側の技術の賜物ってところだ。
さて、ここまでくればそれらの鳩が『誰宛て』かもわかるだろう。名簿をしまっている足輪に名前の刻印でもあったんだろうな。敵の名前を把握するにはもってこいさ。
だが……ここまでの説明が正解かどうかはここでは伏せておくとしよう。その方が面白味がある。真相は今はビーティーの頭の中にしかない。後は大統領ほか主催サイドね。
とにかく、サンモリッツ廃ホテルには四羽の鳩が飛んできた。
そして屋上にビーティーがいれば彼宛ての鳩は当然屋上に向かって飛んでくるし、残る三羽も窓が開いてなければ屋根だとか、着地しやすい場所に向かうだろう。
まさか窓ぉ突き破って家に入る鳩がいるってのか?いないだろ?
さて、重要なのはここから。何度も言うが鳩は帰巣本能が非常に強いゆえに伝書を運ぶのに用いられるが、それ以上に重要な本能がある。
答えは簡単“生命維持”さ。アリにだって人間にだってある本能だな。
思い出してほしい。ドルドはどこから屋内に侵入した?……そう屋根さ。言い換えればそれは屋上。ビーティーがいた場所であり、鳩が着地した場所でもある。
確かにそこから屋内には一直線だが、入ってみろ?アヴドゥルの炎で一瞬で焼き鳥さ。当然彼らも入るのをためらう。そんな鳩たちを捕まえるのは容易だろうね。
ここでビーティーは足輪から名簿を抜き、その足輪自体も外してしまう。そうすれば“どこにでもいる”鳩の誕生さ。『誰宛て』かはビーティーしか知らないものとなる。
後は自分の鳩、三人の鳩をそれぞれ衣服の別の場所にしまいこみ、部屋の中で一羽ずつ放っていけばいい。パームとまではいかなくても鳩を服の中にしまうくらい造作ないだろうね、ビーティーにとっては。
で、だ。例えば左袖にいる鳩がモゾモゾしたらそれは『ズッケェロの鳩』だから、ズッケェロの名を叫びながら放つ。二人いる敵のどちらがズッケェロなのかは鳩が飛んで行って教えてくれると。
……こういう訳だったんだな。手品なんてもんは種がわかればどうってことないだろう?そういうものさ。
そうそう、ビーティーは名簿を四枚とも持ってる。飛ばしてしまった自分の鳩に持たせたのはただの紙切れさ。主催者への挑発文すら書いてないただの紙。
だが、“貴重な名簿を”預かっているビーティーが“紙を入れて飛ばした”となれば誰しもが『名簿を失った』と錯覚するだろう?これも相手の心理を見事についたビーティーの勝ちさ。
……え?なに?
“放送の時点でホテルにはツェペリ組もいるはずです。”ゥ?
“開いていた窓から直接入ったなど理由はつけられますが、「ホテルに飛んでくる鳩」は六羽になると思います。”ゥ?
――ああ、そうか説明しなかったな。ごめんごめん。これ説明しとかないと確かに問題だな。
ちょっと待ってて、んーと……あったあった。これがホテルの見取り図ね。
さて、ビーティーたちがいる『1階大階段前ロビー』がここ。ホテルの――まあ、ほぼど真ん中。もちろんビーティーが使ったのは大階段。
そこからフロアを上がった時になんでジャイロたちに気付かなかった?って話だろう?
まあちょっと考えれば想像つくんだけど、このホテルってのは、ほらこう、中央が吹き抜けっぽくなってるんだよ。両側の壁に沿うように二か所の階段があって。
もちろんビーティーはひとりで階段を上がってるんだから、上がっていない方の階段は当然使えないし見てるほど暇じゃない。ここまで言えばわかる?
向こうが息を潜めてたのも要因の一つだけど、まあ偶然ちゃあ偶然。そのホテルの一室に気付かなかっただけだよ。まずこれがビーティーがジャイロ達に気付かなかった理由。
さらに言うなら『吹き抜け』という“障害物がない”という状況だからこそアヴドゥルの生命探知機も『入り組んだ先の部屋の中にいる』ツェペリ組よりも『屋根の上にいる』ドルドを感知したんじゃあないかな?
で、鳩が飛んできたのに気付かない理由だけど。これは――こっちだな、会場の地図を見てもらえればいい。
例えば、だ。『A-1の地下によぉ~、教会が在るんだよね、コレが』ということがあるとしよう。主催者がそこに隠れてるという可能性。
主催者が名簿を配布するために“そこから”鳩を一斉に飛ばしたとする。
これならたとえビーティーじゃないド低能だって気づくわな。鳩が何羽飛んできてるのか?それはつまりホテルのどの位置に何人の人間がいるのか?
もっと頭の切れるやつ……はいないか。仮にいたとすれば飛んできた方向から主催者の位置を逆探知?しようと思うんじゃない?
当然そういう発想は主催サイドにとっていい話じゃあない。だからこそ『鳩の発信源を知られないようにする』必要がある訳だ。
つまりだな、参加者たちをワープさせたのと同様に鳩も適当な位置に出現させただとか、会場外を取り囲むように――ん、みそボン?良い例えするねキミ。そういう感じで鳩放ったとか。
そういう手段をとればホテルの屋上に飛んでくる鳩とホテルの部屋に向かう鳩が同じ場所から飛んでこない可能性もあるだろ?となるとさすがのビーティーだって気づかないさ。公一の死に動揺してる状況でだからなおさらね。
……え?ご都合主義ィ!?
そりゃあ主催者は殺し合いゲームを放棄して自分たちのもとに乗り込んでくる連中を極力減らしたいんだからそのくらいするさ。
だって“あの”ヴァレンタイン大統領だぜ?裏に見え隠れしてるのは。となりゃあ、ねぇ……
さ、長くなったがここまでが真相だよ。
それじゃあ、今度こそここまで。それじゃあ次回は約束通り『最強』の話をするから期待して待っていてくれ――
【B-8 サンモリッツ廃ホテル1階大階段前ロビー / 1日目 朝】
【モハメド・アヴドゥル】
[スタンド]:『魔術師の赤(マジシャンズ・レッド)』
[時間軸]:JC26巻
ヴァニラ・アイスの落書きを見て振り返った直後
[状態]:疲労(小)、後悔
[装備]:六助じいさんの猟銃(5/5)
[道具]:無し
[思考・状況]
基本行動方針:ゲームの破壊、脱出。DIOを倒す。
1.何とかこの場を切り抜けられたが……この先どうなる?容易に警戒を解くことはできないが……
2.ポルナレフを殺した人物を突き止め、報いを受けさせなければならない。
3.
ディアボロとは誰だ?レクイエムとはなんだ? DIOの仕業ではないのか?
4.ブチャラティという男に会う。ポルナレフのことを何か知っているかもしれない。
【ビーティー】
[能力]:なし
[時間軸]: そばかすの不気味少年事件、そばかすの少年が救急車にひかれた直後
[状態]: 健康、怒り(復讐心)(中)、悲しみ(中)
[装備]:なし
[道具]:
基本支給品、薬物庫の鍵、鉄球、薬品数種類、名簿4枚
[思考・状況]
基本行動方針:主催たちが気に食わないからしかるべき罰を与えてやる
1.何とかこの場を切り抜けられたが……この先どうなる?いや、僕がこいつらをまとめ上げてみせるぞッ!
2.公一……彼を殺したヤツと主催者にしかるべき報いをッ!
【マリオ・ズッケェロ】
[能力]:『ソフト・マシーン』
[時間軸]:ラグーン号でブチャラティと一対一になった直後。
[状態]:疲労(小)
[装備]:紫外線照射装置
[道具]:基本支給品
[思考・状況]
基本行動方針:優勝して金と地位を得る。
1.何とかこの場を切り抜けられたが……この先どうなる?このクソガキが優位に立ってるのは癪だ
2.とはいえロクな目的を見つけられない。名簿ないし。仕方ないから組んでやる
【ドルド】
[能力]:身体の半分以上を占めている機械&兵器の数々
[時間軸]:
ケインと
ブラッディに拘束されて霞の目博士のもとに連れて行かれる直前
[状態]:疲労(小)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ジョルノの双眼鏡、ポルポのライター、ランダム支給品0~1(確認済み)
[思考・状況]
基本行動方針:生き残り、且つ成績を残して霞の目博士からの処刑をまぬがれたい
1.何とかこの場を切り抜けられたが……この先どうなる?自分が不利な立場は癪だが仕方あるまい
2.コレ(ライター)を誰かに拾わせる。
3.仲間が欲しい。できれば利用できるお人好しがいい、と思ってたがこれは良い状況か……?
[備考]
- サンモリッツ廃ホテルにて少々の火災が発生しています。
家具や床、壁面がボヤ程度に燃えています。
- 4人が今後どのような行動方針を決めるかは以降の書き手さんにお任せします。
投下順で読む
時系列順で読む
キャラを追って読む
最終更新:2013年04月28日 17:56