八雲藍

八雲藍 Ran Yakumo

初登場作品 東方妖々夢
種族 式神(九尾の狐)
性別 女性
一人称
特殊能力 式神を操る程度の能力

「ご主人様は、春眠も暁を覚えずよ」


概要

八雲紫の「式神」であり、稗田阿求曰く「最強の妖獣」。彼女自身もという式神を従える。
ここで言う「式神」とは既存の妖獣等に式神という術を被せ、強化・制御したものを言う。
藍の場合は九尾の狐という妖怪を媒体として、藍という式神を憑けている。
九尾の狐は数々の伝説にあるように、それ自体が最上位に位置する力を持つ強力な妖怪である。
そこに藍という式神が憑くことによって超人的な頭脳まで併せ持っているため、その実力は計り知れない。
そんな強力な妖怪が式神の身に甘んじているのは、ひとえに主人である八雲紫の強大さによる。
彼女と組めば力づくで逆らえる者は殆どいない。
ただし完璧でもなく、の敵討ちに臨んだ事を式神として不適切な行動という事でから仕置きを受けたり、自分の式神であるはずのも今一言う通りに動かない等、間抜けな部分も見られる。
藍は主人である八雲紫の屋敷に同居しているが、その式であるは妖怪の山に住んでいる。
なお「八雲藍」と言う名前は式神を憑けるに際して八雲紫が与えた名前なので、式神が憑いていない状態では藍とは呼ばれない。


外見

金髪のショートボブに金色の瞳を持ち、その頭には角のように二本の尖がりを持つZUN帽を被っている。
この尖がりの中には狐耳がしまわれている。
服装は古代道教の法師が着ているような服で、ゆったりとした長袖ロングスカートの服に青い前掛けのような服を被せている。腰からは金色の狐の尾が九つ、扇状に伸びている。


性格

穏やかで真面目で礼儀正しく、こちらから嫌がらせでもしない限り襲われる事はまず無い。
人里にもしばしばやって来るらしく、自身の好物の油揚げを含めた色々な買い物もするようだ。
しかし式神という立場上、思考は受動的。高い頭脳を持つが、とある異変の際に紫と幽々子の思惑を見抜けなかったりと思慮の浅い一面も。


能力

式神を操る程度の能力

式神の身でありながら、強い妖怪の特権である式神の行使が出来る。
ただし、ほどの力が無いせいなのか、媒体にした妖怪の力が足りなかったのか、自分と違っては子供程度の知恵しかない。また、自分はの言う事に逆らう事が出来ないが、上記の通りは藍の言う事を完全に聞いている訳ではない(主である曰く、バグだらけ)。そのためマタタビで釣ることで言う事を聞かせている事がたまにある。


+ 本ロワにおけるネタバレ

本ロワにおける動向

初登場話 026:紫の式は妖しく輝く
死亡話 :[]
登場話数 4話
登場時期
スタンス マーダー(八雲紫奉仕)


詳細

第26話「紫の式は妖しく輝く」で初登場。
殺し合いへの反抗は不可能と判断し、せめて主人の八雲紫を生き残らせるべく奉仕マーダー化。
冷酷に徹することを決意した藍は自身の式神であるを暴力と恐怖で支配し、を生かす為に他の参加者を殺すことを強要。
藍を畏れるを屈服させ、待ち合わせの約束と『褒美』に関して言い渡した。

第45話「Strong World」にてチルノと遭遇、迷うこと無く戦闘に持ち込む。
一切の弾幕やスペルを使わず、支給品の薙刀のみを用いてチルノの攻撃を次々といなし彼女を圧倒。
チルノを追い詰め殺害する一歩手前まで辿り着くも彼女が隠し持っていた霊撃札によって取り逃がしてしまう。
思わぬ攻撃に怯まされた藍は竹林に逃げ込んだチルノを殺害すべく、彼女を追いかけた。

チルノへの追跡は第54話「狐狸大戦争、そして」でも続く。
体力と精神をじわじわと削りながら確実にチルノを追い詰めていく藍。そんな窮地に陥る彼女を救いに現われたのは二ッ岩マミゾウだった。
満身創痍のチルノを下げ、直ちに迎撃態勢をとるマミゾウ。最早、今の藍に彼女の言葉は届かないのだ。
最強の妖獣「九尾」である藍は接近戦、弾幕戦においてもマミゾウの上を行く。そこでマミゾウは奥の手である「ドラゴンズ・ドリーム」のスタンドDISCを使用した。
正体不明の攻撃に動揺を隠せない藍だったが持ち前の頭脳をフルに活用し、スタンドの謎を見極める事に成功。マミゾウを再び追い詰める。
トドメを刺そうとする藍だったが、死に際に彼女は忠告する。「お前は八雲紫の式としてではなく、八雲藍という個として動いているのではないか」と。
自分の存在意義を疑われた藍はその言葉に思わず激昂、薙刀を振りかざそうとする。
だが、そこに逃げたはずのチルノが機関銃を手に戻ってきた。右腕に銃の掃射を受けた藍はそのまま逃走。
「自分は誰のために動いているのか…?」その疑念を心に抱えたまま、藍は夜の闇に消えていく…

第86話 「羽根亡キ少女ヲ謳ウ唄」。
前話のマミゾウの言葉、そして生まれた疑問は、未だ藍の心の中にくすぶり続けていた。
そんな藍は藤原妹紅宮古芳香の姿を目撃する。
これも主の為と疑問を抑えこみ、藍は二人を襲撃する。
事前に包囲を万全にし、放送の最中に奇襲するという策、そして妹紅の突然の不調もあって、藍は二人を容易に追い詰める。
だが芳香が身を呈したことで、妹紅を取り逃がしてしまう。
さらに瀕死の身体を押し、尚も諦めず藍に立ち向かってくる芳香
藍はそんな芳香に問いかける。「お前は、何故そうまでして生きようとする」と。
芳香は迷わず「護りたい奴がいるからだ」と、答えた。
答えは驚く程単純だった。だが、積年の難問が解けたようだった。
紫様を、護る。私にあるのは、ただそれだけでいい。
芳香の主と友を想う心からの言葉が、皮肉にも藍の『迷い』を断つ結果となってしまったのだった。
……そして、芳香の御首を携えた藍は血にまみれた手で香霖堂のドアを開く……。

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最終更新:2014年10月22日 00:09