チルノ

チルノ Cirno

初登場作品 東方紅魔郷
種族 妖精
性別 女性
一人称 あたい(時々あたし)
特殊能力 冷気を操る程度の能力

「あたいったら最強ね!」


概要

霧の湖に住む氷の妖精。
一介の妖精でありながら出番は非常に多く、単独でSTGの主役になったことも。
霧の湖の妖精達のリーダー格であり、自称「最強」。
その戦闘力は妖精の中では規格外と評されており、実際妖精の中では最強クラスであることは確か。
一年中、春夏秋冬問わず体から冷気を出しており、チルノの周りは寒い。
触れた物を瞬間で凍らせるため、たとえ彼女が寝ていても触れば凍傷になる恐れがある。


外見

髪は薄めの水色で、ウェーブがかかったセミショートヘアーに青い瞳。
背中の羽は大抵は六枚で、青か緑の大きなリボンを付けている。
服装は白のシャツの上から青いワンピースを着用し、首元には赤いリボンが巻かれている。体格はかなり小柄。


性格

自身を最強と言って憚らず中々に好戦的。
他の妖精達と同じく悪戯好き。しかし馬鹿と称される程度には頭が弱い。
良くも悪くも単純で子供っぽい性格。


能力

冷気を操る程度の能力

文字通り、冷気を操るというシンプルな能力。
この能力によりチルノは常に冷気を発しており、近付くだけで寒いらしい。
小さな物ならば一瞬で氷付けにすることが可能で、よくカエルを凍らせて遊んでいるという。
氷で剣や矢を造形するという器用な芸当も。


+ 本ロワにおけるネタバレ

本ロワにおける動向

初登場話 005:おてんば少女、出会う
死亡話 097:進むべき道
登場話数 5話
登場時期
スタンス マーダー(洗脳)

詳細

第5話「おてんば少女、出会う」で初登場。
ゲームに巻き込まれたチルノは自分から死に急ぐことや殺し合うことを良しとしなかった。
弱めの頭で必死に打開策を考えようとするも思いつかず、そんな中でポルナレフ(肉の芽状態)と遭遇。
一方的に情報を聞き出され、一方的にその場から立ち去ろうとしたポルナレフに怒ったチルノは弾幕を放つ。
しかしポルナレフはスタンドによって弾幕を軽くいなし、それどころかスタンドによって近くの彫像をチルノの形に一瞬で掘り変えるという芸当を見せる。
次元の違う「強さ」をまざまざと見せつけられたチルノは、ただ呆然とするしかなかった…

第45話「Strong World」にてポルナレフにちょっぴりでも恐怖した自分への苛立を感じつつ移動を開始。
竹林を避けつつ移動した先で出会ったのは…あろうことか、奉仕マーダーである式神にして最強の妖獣・八雲藍
氷の弾幕、アイシクルマシンガンなどの攻撃を難無くいなされ、再び圧倒的な力を見せつけられてしまう。
そのまま窮地に立たされるも支給品「霊撃札」を使ってを吹き飛ばし、彼女を誘き寄せるべく入りたくもなかった迷いの竹林へと突入。
他者に二度も見せつけられた格の違い、そして一瞬でも恐怖を感じてしまった自身への苛立ちと怒りがチルノを駆り立てた。
を撃破して自身こそが最強であると証明すべく、彼女は迷いの竹林を駆け抜け勝利の為の方法を思案する。

第54話「狐狸大戦争、そして」で八雲藍との追いかけっこを続けている最中に二ツ岩マミゾウの助太刀を受ける。
マミゾウによって逃がされて一時離脱するも、二人の戦いが気にかかったチルノは再び戦場の側へと戻り短機関銃によってを射撃、窮地に陥ったマミゾウを救う。
の離脱後、マミゾウはチルノが手にしていた短機関銃を危険であるとして保管しようとする。
しかしこの時のチルノは「最強と思っていたを自分が追い詰めた」という事実に愉悦を覚えてしまっていた。
を追い詰めた武器である短機関銃を手放したくないチルノは反射的にマミゾウを撃ってしまう。
混乱と動揺の中、チルノはその場から逃げるように去っていった…

彼女の苦難は第72話「Trickster ーゲームの達人ー」でも続いていた。
初めて他人の生命をこの手で奪ってしまった現実から逃げるように彼女は走る。
走って走って、やがて彼女は出会ってしまった……悪のカリスマDIOに。
穏やかに話を聞く彼から「最強とは何か?」を説かれ、チルノは段々とDIOに心酔し始めるも、同時にそれは得体の知れない恐怖にも感じてきた。
わけのわからぬ内にチルノは為す術なくDIOから肉の芽の洗脳を受け、ジョースター抹殺の指令を受けることになってしまう。
場面は転換し、彼女が相対した最初のジョースターはジョセフ。同じくDIOの仲間として動いていた古明地こいしと共に彼を襲撃する。
肉の芽を受けたチルノは以前の彼女とは思えないほど冷酷で知略的な戦いを見せつけ、ジョセフを追い詰めた。
が、彼が繰り出す怒涛の奇策を連続して受け続け、とうとう敗北。気絶させられたこいしと共にその場から逃走するのだった。

そして第97話「進むべき道」ではジョニィ・ジョースター射命丸文岸辺露伴の三人と遭遇。か弱い妖精を装い、ジョニィらを分断させた。
ジョニィと文を待ち伏せて罠に嵌め、ジョースター抹殺の指令を遂行せんと襲撃する。
チルノが氷の能力で攻め続け、気配の無いこいしが樹上に隠れて狙撃を行うというスタイルはジョニィらを徐々に追い詰める。
ジョニィの能力の隙を突いたチルノは一瞬の判断で氷の剣を精製、ついにはジョニィの身体を切り裂いた。
勝敗を分けた原因はひとえに「情報」の差であった。チルノたちは敵を襲撃する直前に、ジョニィのスタンドを知っていたヴァニラ・アイスからその能力を聞き出していたのだ。
指令の完遂を確信するチルノ。だがジョニィが殺された現実を直視した文は、その瞳に冷たい殺意を燃やす。それがチルノにとっては悪手だった。
彼女の支給品により形勢を逆転されたチルノは、断末魔をあげながら身体を焼かれてゆく。

登場話こそ活発なおてんば娘っぷりを見せ付けていた彼女だったが、その自信は崖から崩れ落ちるようにゴロゴロと転落していった。
気付けば普段の元気だったチルノの姿は影も無く、ただ冷酷に任務を行う機械のような少女と成り果ててしまった彼女。
マミゾウを誤殺してしまった時からだろうか。それともDIOと出会ってしまった時からだろうか。
いずれにせよチルノの運命が大きく歪んでしまった時点で、彼女の目指す道に「さいきょう」の文字など存在しなかったのだろう。

【チルノ 死亡】

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最終更新:2016年05月20日 03:59