八雲紫

八雲紫 Yukari Yakumo

初登場作品 東方妖々夢
種族 スキマ妖怪
性別 女性
一人称
特殊能力 境界を操る程度の能力

「幻想郷は全てを受け入れるのよ。それはそれは残酷な話ですわ。」


概要

幻想郷最古参の妖怪で幻想郷の境界を操る能力を持つ実力者。賢者の異名も持つ。式として八雲藍を従えている。
現行の幻想郷を創った賢者の一人と言われる。
幻想郷は幻と実体の境界、博麗大結界の二つの結界により外の世界と遮断されている。
どちらも境界の妖怪である紫の提案により行われたことで、幻想郷の成り立ちと関わりがある。
幻想郷の境にある屋敷に住み、本人によると幻想郷の艮(うしとら、今で言う東北)の方角にあるらしい。
しかし誰もその屋敷を見たことがなく、幻想郷と外の世界を隔てる境界を自由に行き来できるため、外の世界に屋敷があるのではないか・外の妖怪ではないかとも言われる。
だが幻想郷への愛情は限りなく深く、『萃夢想』のキャラテキストでは「彼女ほど幻想郷と真摯に接し、幻想郷を愛している者もいない。」とまで書かれている。『緋想天』では、はた迷惑な異変を起こした上、博麗神社と自分の家系の神社を結びつける改造を施した比那名居天子に、普段の口調が消えてしまうほどの怒りをあらわにした。
超人的頭脳を持ち、長生きであるために知識や経験も豊富。

外見や能力などがとある少女と似通っているが、詳しい関連性は不明。


外見

金髪ロング。毛先をいくつか束にしてリボンで結んでいる。
瞳の色は作品によって紫や金色になっている。
服装は紫にフリルのついたドレスや、八卦の萃と太極図を描いた中華服など作品に寄って異なっている。


性格

頭脳明晰で冷静だが常に飄々としており非常に胡散臭い。
腹の底が読めない態度が目立ち、信用し難く避けられることも多い。
幻想郷のことを心から愛している。


能力

境界を操る程度の能力

「境界」と名の付くものならほぼ何でも支配下に置く事が出来る能力。
空間の境界を操って「スキマ」と呼ばれる裂け目を作ることで、離れた場所同士をつなげてしまう事が出来る。
求聞史紀によれば物理的な境界だけでなく概念的な境界をも操る事が可能らしく、夢と現実の境界に穴を開けて他人の夢に入り込んだりも出来るらしい。
稗田阿求はこの能力を「対策も防御法も一切存在しない、神に匹敵する力」と評している。


+ 本ロワにおけるネタバレ

本ロワにおける動向

初登場話 022:ドライヴに行きませんか?
死亡話 :[]
登場話数 3話
登場時期
スタンス 対主催→?

詳細

第22話「ドライヴに行きませんか?」で初登場。
開始早々にズィー・ズィーの襲撃を受けるも特に苦戦することも無く一蹴。
能力を用いて彼の乗車するランドクルーザーの助手席に乗り込み、彼を自分のドライバーとして生かしておくことに。
肝心のズィー・ズィーからは惚れられていたが、当人が気付いているのかは不明。

第51話「廻る運命の輪」にて、主催者の荒木と太田について、またこれからどのように動くか思案していた所に飛び込んできた轟音。
その方へと車を急がせたがその先で起こっていたのは勇儀妖夢の戦いであった。
幻想郷の住人が殺し合いに乗っていることを嘆くも、彼女はこの戦いを止めようとした。
そして当初はビビって逃げようとしていた従者、ズィー・ズィーもそんな彼女の姿に感銘を受け、ともに二人を止めるため戦いに乱入する。
ズィー・ズィーのスタンド『運命の輪』の力もあり戦いを優位に進め、ついには相手を火あぶりにすることに成功する。
それでも闘志を失わなかった勇儀の執念の前に天高く放り投げられてしまうが、運命の輪の進化とコンビネーションにより、ついには勇儀を撃退する――
だが、次の瞬間妖夢が飛び込んできた。
運命の輪の『硬さ』を『憶えた』アヌビス神によって乗っていたクルーザーを両断され、絶体絶命の窮地に陥るも、紫には奥の手があった。
だがその奥の手S&W M500の反動はすさまじく、紫は肩をはずし動けなくなってしまう。
ただ墜落するのを待つのみとなったが、その窮地を救ったのは従者、ズィー・ズィーだった。
我が身を省みず自分を助けたズィー・ズィーの姿に涙を流し、共に行こうと手を差し伸べた紫だったが……
次の瞬間、ズィー・ズィーの身体は、実は生きていた勇儀に貫かれていた。
逆上した紫は勇儀を射殺するも、残っていたものはもう何もなかった。
茫然自失の彼女は一体何を想うのか……

あまりにも失ったものが多過ぎた紫は、続く第79話「向こう側のメリー」で自失な心のままアヌビス神に身体を乗っ取られてしまう。
近づいてきた宇佐見蓮子とヨーヨーマッに襲い掛かるも、霍青娥に不意をつかれ気絶。そのまま廃屋まで運ばれ拘束される。
目覚めた紫は二人にここまでの経緯をポツポツと話し始めた。曰く、自分の行動が最悪の結果を招き、尊い三人の命が失われてしまった事を。
大妖怪としてのベールが無残にも剥がれ落とされ、自身をも嘲る紫に蓮子は掛ける声すら見当たらない。そんな空気を切り裂くように、最初の放送時間が迫ることを青娥は高らかに宣言するのだった。

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最終更新:2014年06月19日 03:56