ウィル・アントニオ・ツェペリ Will Anthonio Zeppeli
登場作品 |
ジョジョの奇妙な冒険 第1部「ファントムブラッド」 |
種族 |
人間 |
性別 |
男性 |
一人称 |
わし、わたし |
特殊能力 |
波紋法 |
「『勇気』とはいったい何か!?『勇気』とは『怖さ』を知ることッ!『恐怖』を我が物とすることじゃあッ!」
概要
ジョナサン・ジョースターの波紋の師匠。作中の時点(1888年)で50歳。TVアニメ版でのCVは塩屋翼。
学者の家に生まれ、父の遺跡発掘隊に参加した際にメキシコで石仮面を発掘した。
石仮面を被り吸血鬼と化した父はツェペリ以外の発掘隊全員を皆殺しにするが、逃亡するツェペリを追っているうちに夜が明け、朝日で蒸発した。
石仮面が再び人の手に渡って発現することを恐れたツェペリはチベットでトンペティと出会い、吸血鬼への対抗手段『仙道』もとい『波紋』を習得する。
後に石仮面がジョースター家に渡り、
ディオが吸血鬼と化したことを知って第一部の主人公、
ジョナサン・ジョースターに波紋を教え、共に
ディオを倒す旅に出る。
『双首竜の間』にて
ジョナサンの危機を救うべく
ディオの甦らせた屍生人・
タルカスと激突。
タルカスの圧倒的なパワーを前に敗北するも、瀕死の状態で
ジョナサンに究極の奥義『深仙脈疾走』を託す。
パワーアップした
ジョナサンは
タルカスを撃破し、ツェペリは
ジョナサンに看取られながら息を引き取った。
「妻子はいたが石仮面との戦いの為に捨てた」と語っており、第2部にツェペリの孫である波紋戦士・
シーザーが登場する。
余談だが荒木先生の名言「大人は嘘つきではありません。間違いをするだけなのです…」はツェペリの設定ミスへの謝罪の際の発言である。
外見
白黒のシルクハットを被った紳士風の装い。
髭を生やした壮年の英国人男性。
性格
ひょうきんで茶目っ気があり一見掴みどころのない性格。
しかし指導の際には的確なアドバイスを送り、戦士や指導者としては一流。
「勇気」を掲げて屍生人に立ち向かう姿は、まさしくジョースターの血統と同様の「黄金の精神」の持ち主と言えるだろう。
能力
波紋法
東洋では「仙道」と呼ばれる能力。
「波紋の呼吸」と呼ばれる特殊な呼吸法によって発生するエネルギー。
波紋エネルギーは太陽の光と同じエネルギーを持っており、太陽光が弱点の柱の男や吸血鬼の体には高い効果を発揮する。
波紋によって生まれたエネルギーは肉体に生命力を与え、負傷した肉体を治療することも出来る。
達人となれば若さを保つことが出来る。
ツェペリはワインを零さずに屍生人を軽くいなすほどの実力を持つ。
+
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本ロワにおけるネタバレ |
本ロワにおける動向
詳細
第3話「 夜の竹林を行く」にて初登場。
迷いの竹林で殺し合いに恐怖するメリーこと マエリベリー・ハーンを保護する。
親友を想う メリーの気持ちを汲み、すぐに彼女への協力を了承する。地の文で メリーから「まるで父親が子に接するように優しい人」と評されており、流石は年長者と言った所か。
支給品の星熊杯を波紋レーダーとして用いて行動したが、第12話「 彷徨える魂、巡り会う者達」にて メリーからツェペリがペットボトルを知らなかったことを疑問として投げかけられる。
その際の会話で二人は時間軸の食い違いに気付き、名簿に記載された複数のジョースターやツェペリの名から「参加者が異なる時代から呼び寄せられている」という可能性に気付く。
しかし会話の最中に波紋レーダーが反応を見せる。馬に跨る ポルナレフが接近してきたのである。
肉の芽を植えられた ポルナレフは二人に問いかける。「ジョースターという名に聞き覚えはないか」と…
73話「 戦車おとこにひそむめ、境界むすめのみるゆめ」の冒頭で肉の芽の ポルナレフと対峙するツェペリ。
彼の「ジョースターの名に聞き覚えはないか」という質問に対し問答を続けていく。
その内に 西行寺幽々子と 稗田阿求も現れ、ポルナレフの目的がジョースターの抹殺だということを知る。そんな彼を止めるため、戦いの態勢に入った。
波紋vs幽波紋。その戦いはポルナレフのシルバー・チャリオッツが優勢だった。次第に押され始めるツェペリ。
しかし窮地の所を幽々子の加勢により救われた。2対1の構図へと転換したが、ポルナレフは断言する。ツェペリの力では DIOには絶対に勝てないと。
一瞬の沈黙が流れ、ツェペリは口を開いて返した。人間の持つ『勇気』と『可能性』…『人間賛歌』を見せてやろう、と。
再びまみえた拳と剣。その時、ツェペリが事前に仕掛けた馬を使った策が発動。ポルナレフに接近することに成功し、波紋疾走を叩き込んだ。
勝利したかに思えたツェペリ達だったが、ポルナレフは倒れなかった。いよいよ本領を発揮したシルバー・チャリオッツのスピードの前にとうとうツェペリは倒れ伏す。
瀕死のツェペリの意志を守るため、そしてその正しさを証明するために戦い続ける幽々子。ひとり奮戦する幽々子だったが彼女も剣の一閃を喰らってしまい、致命傷を負う。
だが阿求の連れて来た ジャイロ・ツェペリと 豊聡耳神子、そしてメリーの振り翳した白楼剣によって激戦の末、ポルナレフの肉の芽を浄化することに成功。
多く傷付いた仲間達。その中でもツェペリと幽々子のダメージは深刻だった。その幽々子の命の灯火を再び灯すため、ツェペリが最期に託したのは究極の波紋疾走。
幽々子の身体に生命の波動が漲り、その命を繋ぐことができた。だが彼の波紋は自分自身の生命までも繋ぎ止めることは出来なかったのだ。
今際に遺した少女達への言葉は、彼女らの心に残り多大な影響を与えた。そうしてツェペリは逝った。人間の『可能性』を伝えて…。
―――愛してその人を得ることは最上である… 愛してその人を失うことはその次によい。
【ウィル・A・ツェペリ 死亡】
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最終更新:2015年05月06日 07:16