ディオ・ブランドー DIO Brando
初登場作品 |
ジョジョの奇妙な冒険 第1部「ファントムブラッド」 |
種族 |
人間→吸血鬼 |
性別 |
男性 |
一人称 |
俺、私(3部以降) |
特殊能力 |
スタンド「世界(ザ・ワールド)」 |
「とるにたらぬ人間どもよ!支配してやるぞッ!!我が「知」と「力」のもとにひれ伏すがいいぞッ!」
概要
ジョースター家の宿敵であり、永きに渡る因縁の相手。TVアニメ版のCVは子安武人。
1部では「ディオ」、3部以降は「DIO」と表記される。
イギリスの貧民街に生まれる。母に苦労をかけ死なせた自堕落な父・ダリオを嫌悪していた。
ダリオの死後、ジョースター家に養子として迎えられると、ジョースター家の地位と財産を乗っ取る計画を立てる。
始めは
ジョナサンを精神的に堕落させるべく数々の嫌がらせをしていたが、逆に彼の成長のきっかけを与えてしまい断念。その後手段を変え、ジョースター卿の食事に毒を盛るなどして計画を進行していく。
しかし財産乗っ取り計画がバレて追い詰められ、窮地を乗り切るべく
ジョナサンが研究していた石仮面を被り吸血鬼と化す。
邪悪な吸血鬼となった彼は世界を手中に収めることを望むようになった。
その後波紋を身につけた
ジョナサン・ジョースターとの死闘に敗北するも、首だけになって生き残る。
ハネムーンに出かけていた
ジョナサンとその妻エリナの乗船する客船を部下のゾンビと共に襲撃、
ジョナサンとの最後の闘いの末に彼と刺し違えて爆破する客船の巻き添えになり海底に沈んだ。
しかしそれから約100年後、DIOは
ジョナサン・ジョースターの首から下の肉体を乗っ取り復活。
新たな能力「スタンド」を身につけ、エジプトを本拠地にし圧倒的な悪のカリスマを以て数多くのスタンド使いを従えた。
ジョースターとの因縁に決着をつけるべく、ジョースター一行に刺客を送り続けるも悉く退けられる。
全ての部下が倒された後、ついにDIOは重い腰を上げジョースター一行との決戦に臨む。
「時を止める能力」によって
花京院典明を殺害し、
ジョセフ・ジョースターを瀕死に追い込む等凄まじい実力を見せつけた。
その後
ジョナサンの子孫・
空条承太郎を相手に互いに一歩も譲らぬ死闘を繰り広げるも、最後の最後に「時を止める能力」を身につけた
承太郎に敗北する。
闘いが終わった後、DIOの死体は日光の下に晒されて跡形も無く消滅した。
第3部で死亡したDIOだがその絶大な影響力は後々まで消えることは無く、第5部では実子である
ジョルノ・ジョバァーナ、第6部ではDIOの親友であり彼の意志を受け継ぐ存在である
エンリコ・プッチが登場した。
また、第7部ではパラレルワールドのDIOである
ディエゴ・ブランドー(通称Dio)が登場している。
1~7部に渡って直接的にも間接的にも物語に関わっている重要人物。
「無駄無駄無駄無駄」「お前は今まで食べたパンの枚数を覚えているのか?」など数多くの名台詞も残しており、ある意味で『ジョジョの奇妙な冒険』を大きく象徴するキャラクター。
外見
金髪にハートの飾りを身につけている。
黄色を基調とした服装を身に纏い、その下には黒のインナーを着用。
ジョナサン・ジョースターの肉体を乗っ取っている為、首筋には星型のアザを持つ。
一度DIOと邂逅を果たしたモハメド・アヴドゥルからは「男とは思えぬ程に妖艶」と評されている。
性格
冷徹な野心家。短気な性分だがそれを自らの短所と理解しており、感情をコントロール出来るように努めている。
スピードワゴンから「
生まれついての悪」と称される程に残忍で冷酷な人物。
第3部以降はより落ち着き払った冷静な態度になり、圧倒的な「悪のカリスマ」を発揮していた。
しかし追い詰められた際には冷静さを失い、形振り構わず手段を選ばなくなる。
能力
世界(ザ・ワールド)
破壊力:A / スピード:A / 射程距離:C(10m) / 持続力:A / 精密動作性:B / 成長性:B
近距離パワー型のスタンド。時を止める能力を持つ。
時間が停止している間をDIOのみが自由に行動することが出来、一方的な攻撃や回避が可能という反則的な能力。
高い肉弾戦闘の能力もあり、最高クラスのパワー・スピード、高い精密動作性を誇る。
ラッシュ時の掛け声は「無駄無駄無駄無駄無駄」。
射程距離は10mであり、せいぜい2mの射程が主な近距離パワー型スタンドの中でも脅威的な長さである。
時を止めている間にDIOが何かしても、普通の人間には「時を止められていること」自体を認識出来ないため、結果的に一瞬のうちに状況が変化しているかのように見えてしまう。
時を止める事を認識、そして首のキズがなじむにつれて徐々に止められる長さが伸びている。
(原作での承太郎との決戦の時点では5秒。ジョセフの血を吸い、体が完全になじんだ後は9秒)
吸血鬼の能力
石仮面を被り、人間を超越した存在である「吸血鬼」と化した者の能力。
圧倒的な身体能力と凄まじい怪力、更には脳を破壊されぬ限り復活する高い再生能力を発揮することが出来る。
人間の血液を糧とし、指先や口から吸血を行える。肉体操作も可能であり、目の体液を弾丸として放てる。
しかし太陽に非常に弱く、陽の光を浴びた途端肉体の部位が灰になってしまう。また、波紋も弱点である。
DIOはこれ以外にも「肉の芽」という独自の能力を持っており、人間の額に自らの細胞を植え付けて洗脳することが出来る。
気化冷凍法
ディオが波紋対策として編み出した独自の技。
相手の水分を一瞬で気化させることで熱を奪い、瞬時に肉体を冷凍させる能力。
人体に触れただけで全身の肉体を凍らせることが出来る程の威力を持つ。
スタンドに目覚めてからは使用しなかった。
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本ロワにおけるネタバレ |
本ロワにおける動向
詳細
第30話「 Look into my evil eyes」で初登場。
コロッセオにて ブローノ・ブチャラティと遭遇。絶大なカリスマを以て彼を畏怖させ、殺し合いにおける仲間として勧誘する。
DIOを強く警戒した ブチャラティは攻撃を仕掛けるも、「世界(ザ・ワールド)」の能力によって悉くいなし圧倒。
そのまま彼を肉の芽によって支配しようとしたが、閃光手榴弾によって怯まされたことで逃げられてしまう。
ブチャラティに逃げられたことを少々口惜しく思いつつも思考を切り替え、星型のアザによってジョースターの血統の存在を知覚。彼らとの因縁に決着をつけること、そしてこの殺し合いに勝ち残り『頂点』に立つことを高らかに宣言した。
第71話「 ハルトマンの幸福理論」では星のアザを持った エンリコ・プッチと早くも合流。友との再会を果たした。
コロッセオ内部にて静かに対話するDIOとプッチ。彼が話した事実はDIOにとって驚きの事実ばかりであった。
ジョースター一族との戦いに敗北する未来や、宿敵である 空条承太郎が自分と同じに時の止まった世界に入門してくるということ。
憤りはあったが友人の前でそんな姿を見せるわけにもいかず、それよりも彼はプッチの連れて来た 古明地こいしにも興味を示す。
こいしの生まれ、過去やその本質を冷静に見極めたDIOは彼女を『天国』へと向かわせる同志として誘い、武器を与えた。
心を捨てた少女が自らの意志でどんな選択をするのか…それが気になったのだ。
かくして闇の帝王は『神に仕える親友』と『心閉じた妖怪少女』の可能性を手駒とし、次なる目的地への進軍を開始した。
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最終更新:2015年05月10日 01:45