起きたら - 十の救現主wiki

ルーディウス「おお！起きましたか！」
オリヴィア「………ここは、上級飛行船の寝室？」
ルーディウス「ええ。みなさんは副司令の料理を食し、仮死状態に陥っていました。毒成分は私が取り除いておきましたので、心配は要りません。」
オリヴィア「毒……成分？」
ルーディウス「はい。
シルヴィエ副司令は、もともと猫をイメージした空想世界住人です。
そのため、食のほとんどはキャットフード、処理された乾燥ネズミ、チ◯ールくらいでして、人間の味覚への理解が足りていないようなのです。
私は論理的判断で調理が可能ですが、シルヴィエ副司令は料理が全くできません。
手先は器用でも、知識も感覚もない状態で料理などできることではありません。
今は睡眠中なので言ってしまいますが……
正直、副司令の料理は臭いしまずいし最悪です。とても食物と呼べるものではありません。けして食べないようにご用心を。
ところで、こちらの梟は？」
オリヴィア「ああ、この梟はネミアさん。
詳しくは朝に話すよ。とりあえず、ありがとう。ルーディウスさん。」
ルーディウス「いえいえ、また朝に来ますね。」

朝、シルヴィエとルーディウスの前で説明を終えた。
シルヴィエ「まさかあなたのお父さんと共に危機を乗り越えたカーベルさんが、また助言をくれるなんてね。
ゲームハブへ行くなら、ネミアさんが役に立つということなのね。
いいわ。その可能性に賭けてみましょう。」
ルーディウス「では今、ゲームマスターの破界核を持ってきます。
オリヴィアが回収した時からほとんど状態は変わっていません。こちらでも復活を試みてはみたんですが、あの状態から復帰したグジャが前例になくてですなぁ。
ですが理にかなっていますので、試す価値が大いにあるでしょう。」

ルーディウス「こちらをお持ちください。
これでゲームハブへ向かう準備はできたでしょう。私は実験棟で、異現物質をエンジン棟に格納できるような工夫を行う任務に戻ります。
それでは、頑張ってくださいね。副司令、オリヴィアちゃん、そしてみなさん。」