十二支級の十一番目に位置する、「遊撃術師」を育成するための専攻部署。 古旅館の内部を現代改修した宿泊寮「狼鳴荘」に本部を構えており、施設敷地内の温泉と枯山水は、級部外者からも隠れた人気を博している。 生徒各々の個性を尊重する教育方針をもち、主に画一的な教育では代替不可能な人材を創造する、という多様性に傾倒した級風。 それによって十二支級の中では珍しく特に具体的な教導内容は定まっていないのが特徴で、またその特性から所属者の顔触れは雑多を極める。 主には家系の正統後継者に選ばれず立場を失ったあぶれ者、後ろ盾がない者、その他様々な理由で自立意欲の高い生徒などが多いとされている。
級主は様々な呪術分野について広い技能実績を持つ者が代々充てがわれており、現在は学園後援者の大翼である古代紫家の三女「古代紫 弥繰」が独権的に担任している。 弥繰が担任となってからの教育内容は不明だが、一般怪異事件への学徒派遣申請の頻度は「寅」に次いで高く、荒削りながらも一介の術師以上に場馴れした者が多い。 このことから名をとって手柄に恥を厭わぬ「狂犬」という謂れもあるが、内部実態そのものは生徒に定期的な出撃は強制されておらず、基本的に担任である古代紫を中心とした緩めの仲良しグループ(本人談)である。 |