- プロローグ
こなたと出会ってから3回目の春が終わって、季節は梅雨真っ盛りの7月初旬・・・だというのに、雨どころか雲一つない快晴が続いて私もダウン寸前。
「暑いわね~」
「そだね~」
「・・・」
返事をしたのはつかさだけで、こなたはというと垂れパンダみたいに机にダレている。その姿は小動物チックで可愛いわね・・・って、何考えているんだ私。
ちなみに今の状況を説明すると、私の部屋でテスト勉強をする予定だった。というのも、あまりの暑さにこなた、つかさに続き私も教科書から顔を背け今はフローリングの床に寝ころんで、少しでも涼しいところを探している。何処も変わらないわね。
「かがみ~、テスト勉強は?」
「あんたが言うな」
垂れているこなたを軽くあしらっていると、つかさの恨めしい声が木霊してきた。
「お姉ちゃん、クーラーいつ治るの?」
「明後日には治るんじゃない?」
「暑いよ~・・・」
我が部屋のエアコンが完全に機能停止して3時間。こなたが来るから部屋を涼しくするために、電源を入れてみたがピクリともしない。しかも、こういう事が起こった日に限って猛暑日になったりして。
「もうダメだ!」
エアコン同様にピクリともしないこなたが急に声を張り上げるものだから、虚をつかれて飛び起きてしまった。
「何よ、ビックリするじゃない」
「こなちゃん、どうしたの?」
「かがみ、つかさ。プール行こ!」
こいつはまた、訳のわからん事を・・・え、プール?
「こんなに熱くちゃ勉強どころじゃないよ。期末試験は再来週なんだから今日やらなくても大丈夫でしょ?」
「確かに2週間以上あるけど、っていうか『あつい』の漢字が違うわよ」
「細かいことは言いっこ無しだよ、かがみん」
本来なら唯一のツッコミ役である私が、適切かつ妥当なツッコミをこなたに入れるべきなのだが、この暑さで頭も体も溶けかけている私には無理。
という訳でテスト勉強会が女の子だけの水泳大会になってしまいましたとさ。
「暑いわね~」
「そだね~」
「・・・」
返事をしたのはつかさだけで、こなたはというと垂れパンダみたいに机にダレている。その姿は小動物チックで可愛いわね・・・って、何考えているんだ私。
ちなみに今の状況を説明すると、私の部屋でテスト勉強をする予定だった。というのも、あまりの暑さにこなた、つかさに続き私も教科書から顔を背け今はフローリングの床に寝ころんで、少しでも涼しいところを探している。何処も変わらないわね。
「かがみ~、テスト勉強は?」
「あんたが言うな」
垂れているこなたを軽くあしらっていると、つかさの恨めしい声が木霊してきた。
「お姉ちゃん、クーラーいつ治るの?」
「明後日には治るんじゃない?」
「暑いよ~・・・」
我が部屋のエアコンが完全に機能停止して3時間。こなたが来るから部屋を涼しくするために、電源を入れてみたがピクリともしない。しかも、こういう事が起こった日に限って猛暑日になったりして。
「もうダメだ!」
エアコン同様にピクリともしないこなたが急に声を張り上げるものだから、虚をつかれて飛び起きてしまった。
「何よ、ビックリするじゃない」
「こなちゃん、どうしたの?」
「かがみ、つかさ。プール行こ!」
こいつはまた、訳のわからん事を・・・え、プール?
「こんなに熱くちゃ勉強どころじゃないよ。期末試験は再来週なんだから今日やらなくても大丈夫でしょ?」
「確かに2週間以上あるけど、っていうか『あつい』の漢字が違うわよ」
「細かいことは言いっこ無しだよ、かがみん」
本来なら唯一のツッコミ役である私が、適切かつ妥当なツッコミをこなたに入れるべきなのだが、この暑さで頭も体も溶けかけている私には無理。
という訳でテスト勉強会が女の子だけの水泳大会になってしまいましたとさ。
- 1章
「そのような事があったのですか」
「そうなのよ。勉強会が我慢大会みたいになっちゃってさー」
次の日、私はいつものようにつかさのクラスでお昼ご飯を食べながら、
思い出したくもない昨日の喜劇を何故かみゆきに話していた。
「でも、プールに行けたから良かったよね~」
いや、つかさ。それ本末転倒だから・・・
「そうだね~。陵桜学園ってプールの授業が無いから久しぶりに泳いだって感じだったね」
こなたが、猫口でチョココロネのチョコを舐めながら『また、行きたいね~』的な眼で
私を見つめる。そんな目をしても何も出ないわよ。
「そうだ、かがみ」
つかさの作ってくれたタコさんウインナーを口に運んでいると、不意にこなたが話しかけてきた。あ、これ美味しい。
「なに?」
「今度の誕生日会だけど、みさきちや峰岸さんは来ないの?」
「・・・なによ急に?」
「いや~、イベント物は大勢で参加したほうが盛り上がるじゃん!?それに天然、
ツンデレときたらバカキャラは外せないでしょ」
本人が聞いたら怒るわよ、っていうかツンデレは確定かよ。
「聞いてみるわよ」
7月7日。世間一般では七夕、つかさと私にとってはとても大切な日。今年は受験が有るから誕生日会を断ったんだけど、
こなた曰く『誕生日フラグを建てないでどうするのさ!』なんて事を力説したり、
つかさ曰く『美味しいケーキをみんなで食べたい!』などと言ったり、
みゆきまでもが『折角の誕生日ですので皆さんで祝いましょう』とか言ってくるし。
全く、受験生としての自覚がないのかしら。でも、みんな ありがとう。
「それにしても、こなたから日下部や峰岸の名前が出てくなんて珍しいわね」
「それが、話してみると結構通じるところがあってね。みさきちはRPGが好きだったり、峰岸さんは料理の知識が豊富だったり。峰岸さんのおかげで晩御飯のレパートリーが増えたし」
忘れがちだけど、こなたは父子家庭だから家事炊事を一通り出来るのよね。
「料理の話はかがみんにしても通じないけどね~」
「悪かったわね!」
本当にこいつは一言多いんだから。
「そうなのよ。勉強会が我慢大会みたいになっちゃってさー」
次の日、私はいつものようにつかさのクラスでお昼ご飯を食べながら、
思い出したくもない昨日の喜劇を何故かみゆきに話していた。
「でも、プールに行けたから良かったよね~」
いや、つかさ。それ本末転倒だから・・・
「そうだね~。陵桜学園ってプールの授業が無いから久しぶりに泳いだって感じだったね」
こなたが、猫口でチョココロネのチョコを舐めながら『また、行きたいね~』的な眼で
私を見つめる。そんな目をしても何も出ないわよ。
「そうだ、かがみ」
つかさの作ってくれたタコさんウインナーを口に運んでいると、不意にこなたが話しかけてきた。あ、これ美味しい。
「なに?」
「今度の誕生日会だけど、みさきちや峰岸さんは来ないの?」
「・・・なによ急に?」
「いや~、イベント物は大勢で参加したほうが盛り上がるじゃん!?それに天然、
ツンデレときたらバカキャラは外せないでしょ」
本人が聞いたら怒るわよ、っていうかツンデレは確定かよ。
「聞いてみるわよ」
7月7日。世間一般では七夕、つかさと私にとってはとても大切な日。今年は受験が有るから誕生日会を断ったんだけど、
こなた曰く『誕生日フラグを建てないでどうするのさ!』なんて事を力説したり、
つかさ曰く『美味しいケーキをみんなで食べたい!』などと言ったり、
みゆきまでもが『折角の誕生日ですので皆さんで祝いましょう』とか言ってくるし。
全く、受験生としての自覚がないのかしら。でも、みんな ありがとう。
「それにしても、こなたから日下部や峰岸の名前が出てくなんて珍しいわね」
「それが、話してみると結構通じるところがあってね。みさきちはRPGが好きだったり、峰岸さんは料理の知識が豊富だったり。峰岸さんのおかげで晩御飯のレパートリーが増えたし」
忘れがちだけど、こなたは父子家庭だから家事炊事を一通り出来るのよね。
「料理の話はかがみんにしても通じないけどね~」
「悪かったわね!」
本当にこいつは一言多いんだから。
その後は取り留めもない会話を交わし、あっと言う間に昼休みが終わり午後の授業が始まった。
とりあえず、授業風景は割愛して放課後。談笑している日下部と峰岸に誕生日会の話をしておかないと。
「ねえ二人とも。今度の土曜日、暇?」
「ひまひま!」
1回で良いわよ。
「空いてるけど、どうしたの柊ちゃん?」
「あ~、私とつかさの誕生日会をやるんだけど、どうかなって思って」
実際に誘ってみると、なんか気恥しいわね。
「おー!柊が私たちを誘った。いつもちびっ子オンリーの柊が!!」
「そこまで酷くないわよ!」
「ごめんごめん」
だから1回で良いってば。
「で、どうする?」
「もちろん行くぜ」
「私も行くね」
そう言うと思ったけどね。
「ねえ柊ちゃん。泉ちゃんも来るんでしょ?」
「?来るわよ」
「そっか。ならこの前教えてあげたの、持って行こうかな♪」
なんか、妙にテンションが高いな峰岸。こんなキャラだったか?
「あやのの奴、ちびっ子がお母さんいない事とか、家事を一人でやってる事を聞いて感激しちゃって。それ以来、ちびっ子の事、放っておけないんだって」
私の心情を知ってか知らずか、ニヤニヤ顔の日下部が私に耳打ちをして、それを見ていた峰岸が顔を真っ赤にしながら日下部を諭してる。本当に仲良いな、この二人。そんな事を思っていると背後から大声で
「かがみ様―!」
「だから『様』は付けるなってー!」
振り向くと、こなたとつかさが居た。
「お姉ちゃん、帰ろ」
もうそんな時間か。早いわね。
「お、良いところに。なあ、ちびっ子。この前貸してくれたゲームが手強くて、全然前に進めないんだよ。攻略法教えてくれよ~」
とりあえず、授業風景は割愛して放課後。談笑している日下部と峰岸に誕生日会の話をしておかないと。
「ねえ二人とも。今度の土曜日、暇?」
「ひまひま!」
1回で良いわよ。
「空いてるけど、どうしたの柊ちゃん?」
「あ~、私とつかさの誕生日会をやるんだけど、どうかなって思って」
実際に誘ってみると、なんか気恥しいわね。
「おー!柊が私たちを誘った。いつもちびっ子オンリーの柊が!!」
「そこまで酷くないわよ!」
「ごめんごめん」
だから1回で良いってば。
「で、どうする?」
「もちろん行くぜ」
「私も行くね」
そう言うと思ったけどね。
「ねえ柊ちゃん。泉ちゃんも来るんでしょ?」
「?来るわよ」
「そっか。ならこの前教えてあげたの、持って行こうかな♪」
なんか、妙にテンションが高いな峰岸。こんなキャラだったか?
「あやのの奴、ちびっ子がお母さんいない事とか、家事を一人でやってる事を聞いて感激しちゃって。それ以来、ちびっ子の事、放っておけないんだって」
私の心情を知ってか知らずか、ニヤニヤ顔の日下部が私に耳打ちをして、それを見ていた峰岸が顔を真っ赤にしながら日下部を諭してる。本当に仲良いな、この二人。そんな事を思っていると背後から大声で
「かがみ様―!」
「だから『様』は付けるなってー!」
振り向くと、こなたとつかさが居た。
「お姉ちゃん、帰ろ」
もうそんな時間か。早いわね。
「お、良いところに。なあ、ちびっ子。この前貸してくれたゲームが手強くて、全然前に進めないんだよ。攻略法教えてくれよ~」
峰岸と話していたはずの日下部が、いつの間にかこなたと話している。
「おやおや。みさきちは、すぐ人に頼ってばかりで」
いや、あんたは人のこと言えないでしょうが。
「だけど、あれは教えるのが難しいからな~」
進路希望以上に悩んでるし、っていうか悩むところ間違ってるだろ。
「そだ!私がみさきちの家に行って実際にやって見せるよ。うん、グッドアイディア」
「おー。良いな、それ!」
何て言うか、本当に類友だな。悪い意味で。
「それなら私たちは先に帰るから。行くわよ、つかさ」
「あ、うん」
教室で盛り上がっているこなた達を放って、つかさと一緒に学校の前のバス停で待っていると、恐ろしいものでも見るような視線を感じた。
「何よ、つかさ」
「え、あ、ううん。何でもないよ」
何でもない人が、慌てふためいて視線を逸らさないわよ。
「なによ。話したい事があるなら言いなさいよ」
「えっと・・・お姉ちゃん。何で不機嫌なの?」
「別に不機嫌に・・・」
そういえば、さっきから何かイライラするような・・・
例えば1カ月ダイエットして1週間でリバウンドしたような?少し違うな。正月太りが春まで続いたとか・・・あれは傷ついたわね、って全部体重の話かよ。しかも実話。
「お姉ちゃん?」
「な、何でもないわよ。ほら、バス来たわよ」
タイミング良くバスが来てくれて助かったわ。しかし、このイライラ感は何なのよ。まだ『アレ』が始まるには早いし。
そうだ!こんな時は特大ジャンボポッキーを箱食いでもして気を晴らそう。
『かがみ~、だから太るんだよ?』
不意に、こなたのゲンナリした顔が浮かんでくる。うるさいわよ。
「おやおや。みさきちは、すぐ人に頼ってばかりで」
いや、あんたは人のこと言えないでしょうが。
「だけど、あれは教えるのが難しいからな~」
進路希望以上に悩んでるし、っていうか悩むところ間違ってるだろ。
「そだ!私がみさきちの家に行って実際にやって見せるよ。うん、グッドアイディア」
「おー。良いな、それ!」
何て言うか、本当に類友だな。悪い意味で。
「それなら私たちは先に帰るから。行くわよ、つかさ」
「あ、うん」
教室で盛り上がっているこなた達を放って、つかさと一緒に学校の前のバス停で待っていると、恐ろしいものでも見るような視線を感じた。
「何よ、つかさ」
「え、あ、ううん。何でもないよ」
何でもない人が、慌てふためいて視線を逸らさないわよ。
「なによ。話したい事があるなら言いなさいよ」
「えっと・・・お姉ちゃん。何で不機嫌なの?」
「別に不機嫌に・・・」
そういえば、さっきから何かイライラするような・・・
例えば1カ月ダイエットして1週間でリバウンドしたような?少し違うな。正月太りが春まで続いたとか・・・あれは傷ついたわね、って全部体重の話かよ。しかも実話。
「お姉ちゃん?」
「な、何でもないわよ。ほら、バス来たわよ」
タイミング良くバスが来てくれて助かったわ。しかし、このイライラ感は何なのよ。まだ『アレ』が始まるには早いし。
そうだ!こんな時は特大ジャンボポッキーを箱食いでもして気を晴らそう。
『かがみ~、だから太るんだよ?』
不意に、こなたのゲンナリした顔が浮かんでくる。うるさいわよ。
翌朝・・・粕日部駅前にて
「かがみ~、つかさ~、おはよー」
「こなちゃん、おはよう」
「・・・おはよ」
「ぬお!どったの、かがみん。まるでノルマンディー上陸作戦を明日に控えたウツ病の衛生兵みたいな顔して」
どんな顔だよ。
「こなちゃん、おはよう」
「・・・おはよ」
「ぬお!どったの、かがみん。まるでノルマンディー上陸作戦を明日に控えたウツ病の衛生兵みたいな顔して」
どんな顔だよ。
「さては・・・」
私の心のツッコミを眼光に乗せて飛ばしてみたが、通じるはずも無いか。
「昨日、『ジャンボポッキーを箱食いして体重が1.5kg増えて、ダイエットメニューを考えている』でしょ!?」
「何で分かるのよ!しかも体重まで」
「はっはっは。私に不可能の文字は無いのだよ」
突っ込む気にもならないわ。
「まぁまぁ、かがみ。気を落とさずに・・・そだ!今日一緒にゲマズに寄っていかない?」
「何でそうなるのよ」
「落ち込んだかがみを少しでも元気付けようと思ってね」
「そんな所に行って元気になるのはあんたぐらいよ」
でも、こいつなりに気を使っているのかしら。
「良いじゃん、行こうよ~」
「分かったから髪を弄るな」
気分転換には丁度いいかな。
「ところでこなた。ゆたかちゃんは一緒じゃないの?昨日も一緒じゃなかったけど」
「みなみちゃんと一緒に登校するらしいよ。みなみちゃんなら、ゆーちゃんを任せられるから安心だよ」
「確かに、こなたよりしっかりしてそうよね」
「・・・失礼な」
こなたは、拗ねたように顔を背けて頬っぺたを膨らましている。そういう態度が子供っぽさを助長しているのだが、本人は気付いていないのかな?
というわけで授業風景なんか語っても仕方がないので、割愛するわね。別に手を抜いてる訳じゃないのよ。
私の心のツッコミを眼光に乗せて飛ばしてみたが、通じるはずも無いか。
「昨日、『ジャンボポッキーを箱食いして体重が1.5kg増えて、ダイエットメニューを考えている』でしょ!?」
「何で分かるのよ!しかも体重まで」
「はっはっは。私に不可能の文字は無いのだよ」
突っ込む気にもならないわ。
「まぁまぁ、かがみ。気を落とさずに・・・そだ!今日一緒にゲマズに寄っていかない?」
「何でそうなるのよ」
「落ち込んだかがみを少しでも元気付けようと思ってね」
「そんな所に行って元気になるのはあんたぐらいよ」
でも、こいつなりに気を使っているのかしら。
「良いじゃん、行こうよ~」
「分かったから髪を弄るな」
気分転換には丁度いいかな。
「ところでこなた。ゆたかちゃんは一緒じゃないの?昨日も一緒じゃなかったけど」
「みなみちゃんと一緒に登校するらしいよ。みなみちゃんなら、ゆーちゃんを任せられるから安心だよ」
「確かに、こなたよりしっかりしてそうよね」
「・・・失礼な」
こなたは、拗ねたように顔を背けて頬っぺたを膨らましている。そういう態度が子供っぽさを助長しているのだが、本人は気付いていないのかな?
というわけで授業風景なんか語っても仕方がないので、割愛するわね。別に手を抜いてる訳じゃないのよ。
放課後、私は桜庭先生と一緒に資料整理をしている。何でこうなるのよ?
確かこなたの教室に行こうとして、廊下に出たら目の前に桜庭先生が居て、手招きするものだから近寄ってみたら拉致られたのよね。
そして情報処理室のテーブル一面に散らばっている資料を冊子にしている最中なわけでして。
「悪いな、柊。手伝ってもらって」
「いえ、大丈夫です」
いろいろツッコミたいところだが、さすがに先生に突っ込みのは気が引けるし、まずいわよね。でも、こなたの事だからつかさ達とダラダラしてるに違いないし大丈夫かな。それにすぐ終わる・・・と思ったら1時間も掛ってしまった。こなた、待ちくたびれてるかな?
B組の教室を除いてみると、こなたの鞄が無い。私のクラスにも居ない。まさか、怒って帰っちゃった?
携帯にかけても出ないけど、あいつの場合、家に置き忘れてるだけだな。
「仕方ない、帰るか」
明日、こなたに会ったら謝らないといけないわね。もしかしたらゲマズに誘ったこと自体忘れてるかもしれないけど。いや、流石にそれは・・・完全に否定できないところが悲しいわね。
確かこなたの教室に行こうとして、廊下に出たら目の前に桜庭先生が居て、手招きするものだから近寄ってみたら拉致られたのよね。
そして情報処理室のテーブル一面に散らばっている資料を冊子にしている最中なわけでして。
「悪いな、柊。手伝ってもらって」
「いえ、大丈夫です」
いろいろツッコミたいところだが、さすがに先生に突っ込みのは気が引けるし、まずいわよね。でも、こなたの事だからつかさ達とダラダラしてるに違いないし大丈夫かな。それにすぐ終わる・・・と思ったら1時間も掛ってしまった。こなた、待ちくたびれてるかな?
B組の教室を除いてみると、こなたの鞄が無い。私のクラスにも居ない。まさか、怒って帰っちゃった?
携帯にかけても出ないけど、あいつの場合、家に置き忘れてるだけだな。
「仕方ない、帰るか」
明日、こなたに会ったら謝らないといけないわね。もしかしたらゲマズに誘ったこと自体忘れてるかもしれないけど。いや、流石にそれは・・・完全に否定できないところが悲しいわね。
翌朝・・・糟日部駅前にて
「かがみ~、つかさ~、おはよー」
「こなちゃん、おはよう」
「おはよう、こなた」
いつもと変わらないこなたの様子を見て一先ずホッとする。といっても、こなたが感情向き出しで怒ってるところなんて想像できないけど。
「あー、こなた。昨日なんだけど・・・」
「機能?」
「違うわよ!昨日の事よ」
わざとボケたのか?
「ゲマズに行けなくて悪かったわね」
「・・・あー!うん、別に良いよ」
なんだ、今の間は。まさか本当に忘れていたのか?
「ちょっと、こなた。あんた忘れてたんじゃないでしょうね?」
「ソンナコトナイデスヨ」
「あんたって人は・・・」
色々言いたいことはあるけど、悪いのは私だし。そう思い、喉まで来ていた10通りの文句を、そのまま飲み込んだ。
「そういえば、こなちゃん。昨日は日下部さんたちと帰ってたけど、どこか行ったの?」
「こなちゃん、おはよう」
「おはよう、こなた」
いつもと変わらないこなたの様子を見て一先ずホッとする。といっても、こなたが感情向き出しで怒ってるところなんて想像できないけど。
「あー、こなた。昨日なんだけど・・・」
「機能?」
「違うわよ!昨日の事よ」
わざとボケたのか?
「ゲマズに行けなくて悪かったわね」
「・・・あー!うん、別に良いよ」
なんだ、今の間は。まさか本当に忘れていたのか?
「ちょっと、こなた。あんた忘れてたんじゃないでしょうね?」
「ソンナコトナイデスヨ」
「あんたって人は・・・」
色々言いたいことはあるけど、悪いのは私だし。そう思い、喉まで来ていた10通りの文句を、そのまま飲み込んだ。
「そういえば、こなちゃん。昨日は日下部さんたちと帰ってたけど、どこか行ったの?」
- え?
「・・・まあね~」
「どこに行ったのよ?」
それは何気ない質問で、適当な返事が来ると思っていた。でも、こなたの表情が微妙に変化したのを見逃さなかった私は『何か有る!』と思い込んでしまい
「・・・まあ、いろいろ」
その思い込みは、返ってきたこなたの言葉によって確信へと変わり
「『いろいろ』って何よ?」
「いろいろは色々だよ」
気にも留めない会話のはずが、お互い頑固なまでに意地を張ってしまった。若いって、こういうことを言うのかしら。
「どこに行ったのよ?」
それは何気ない質問で、適当な返事が来ると思っていた。でも、こなたの表情が微妙に変化したのを見逃さなかった私は『何か有る!』と思い込んでしまい
「・・・まあ、いろいろ」
その思い込みは、返ってきたこなたの言葉によって確信へと変わり
「『いろいろ』って何よ?」
「いろいろは色々だよ」
気にも留めない会話のはずが、お互い頑固なまでに意地を張ってしまった。若いって、こういうことを言うのかしら。
「だから、その色々を聞いてるんじゃない!」
「色々はイロイロなの!別にかがみに言う必要は無いでしょ」
この言葉は結構ショックだった。こなたは私には何でも言ってくれると信じてたし、私は何でも聞いてあげられると思っていたし、体重がまた増えたし。最後は関係ないわね。
とにかく、こなたが私に隠し事をしているって事がショックで、自分が何を言ってるのか分らなくなっていた。
「だからって、そういう態度を取ること無いじゃない!」
「別に普通の態度だよ・・・体重が増えたからって私に怒らないでよ」
「体重は関係ないわよ。今はあんたに怒ってるの!」
「何で私が怒られなきゃならないのさ!迷惑かけてないじゃん」
「あんた、私に迷惑かけてる自覚無いの!宿題とか」
「かがみのを写さなくても、みゆきさんが居るから良いよ。それに迷惑だったなら断ればいいでしょ!」
「あんたって人は・・・もう知らないわよ!」
「別に、かがみに知ってもらうつもりは無いですよ~」
あ、私の中で触れてはいけないスイッチが入った気がする。ピタゴラスイッチ?
「・・・そう。分かったわ」
今まで怒号の如く渦巻いていた空気が一瞬だけ静けさを取り戻した。駅前だから滅茶苦茶注目されていたに違いない。
「・・・かがみ?」
「そういう考えなら」
私が何を言いたいのか、自分でも分らず
「もう、あんたの顔なんか見たくもない」
ただ感情に任せて
「あんたとは・・・」
言ってしまった言葉
「絶交よ!」
この時の私は、自分を後ろから見ているような感覚がして。何て言うか、上手く言語化出来ない・・・じゃなくて、表現出来ないような喪失感が全身を覆っていた。
「色々はイロイロなの!別にかがみに言う必要は無いでしょ」
この言葉は結構ショックだった。こなたは私には何でも言ってくれると信じてたし、私は何でも聞いてあげられると思っていたし、体重がまた増えたし。最後は関係ないわね。
とにかく、こなたが私に隠し事をしているって事がショックで、自分が何を言ってるのか分らなくなっていた。
「だからって、そういう態度を取ること無いじゃない!」
「別に普通の態度だよ・・・体重が増えたからって私に怒らないでよ」
「体重は関係ないわよ。今はあんたに怒ってるの!」
「何で私が怒られなきゃならないのさ!迷惑かけてないじゃん」
「あんた、私に迷惑かけてる自覚無いの!宿題とか」
「かがみのを写さなくても、みゆきさんが居るから良いよ。それに迷惑だったなら断ればいいでしょ!」
「あんたって人は・・・もう知らないわよ!」
「別に、かがみに知ってもらうつもりは無いですよ~」
あ、私の中で触れてはいけないスイッチが入った気がする。ピタゴラスイッチ?
「・・・そう。分かったわ」
今まで怒号の如く渦巻いていた空気が一瞬だけ静けさを取り戻した。駅前だから滅茶苦茶注目されていたに違いない。
「・・・かがみ?」
「そういう考えなら」
私が何を言いたいのか、自分でも分らず
「もう、あんたの顔なんか見たくもない」
ただ感情に任せて
「あんたとは・・・」
言ってしまった言葉
「絶交よ!」
この時の私は、自分を後ろから見ているような感覚がして。何て言うか、上手く言語化出来ない・・・じゃなくて、表現出来ないような喪失感が全身を覆っていた。
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- どうなっちゃうんすかね(すっとぼけ) -- 名無しさん (2022-10-23 22:12:16)