2人がとってもギクシャクしている。
いつものキレがない、
というか2人が目をあわせない。
スタジオの中を不安が包んだ。
というか2人が目をあわせない。
スタジオの中を不安が包んだ。
しかしそう思っていないのは、ラジオを収録しようとしている
そこの2人だけであった。
そこの2人だけであった。
「いちめーとる」
その日は雨が降っていた。
意外なことに、この2人は一緒にやってきた。
いつもはばらばらにスタジオにやってくるのに、
今日に限って一緒にきた。
意外なことに、この2人は一緒にやってきた。
いつもはばらばらにスタジオにやってくるのに、
今日に限って一緒にきた。
どうやって来たのかはわからなかったが、
明らかに変わった点があった。
明らかに変わった点があった。
あきら様は、傘を持っていなかった。
彼女にとってはいつものことだ。
確かにそうだ。
あきら様は傘を持つのが嫌いなのだ。
傘を持っていたのは、隣の白石であった。
確かにそうだ。
あきら様は傘を持つのが嫌いなのだ。
傘を持っていたのは、隣の白石であった。
変わった点はそこではない。
あきら様の右の肩と、白石の左の肩が濡れていたことだ。
なんとなく想像はできるが、
なぜ2人が一緒に来たかはわからない。
そしてなぜそんなにギクシャクしているのかもわからない。
なぜ2人が一緒に来たかはわからない。
そしてなぜそんなにギクシャクしているのかもわからない。
ただ、時々おかしなことを2人でする。
2人とも、顔を見ては2人でにこにこするのである。
2人とも、顔を見ては2人でにこにこするのである。
2人そろってそうするのだ。
見ているこっちは気持ち悪い(いい意味で)
見ているこっちは気持ち悪い(いい意味で)
でも会話はいつもより弾まない。
2人ともネタで苦笑するので、OAできるのかと心配になる。
だからだろう、いつもより2人の距離は遠いように感じる。
2人ともネタで苦笑するので、OAできるのかと心配になる。
だからだろう、いつもより2人の距離は遠いように感じる。
机の両側に座っている2人は、
台本や葉書、おかし、飲み物以外は、何もおいていない。
台本や葉書、おかし、飲み物以外は、何もおいていない。
白石は相変わらずあきら様になにか貢いでくる。
それをうれしそうに食べるあきら様。
あ、やっと笑った。
それをうれしそうに食べるあきら様。
あ、やっと笑った。
そのとき気づいたことがある。
スタジオ中が一斉に「あ」という声を上げた。
そういうことか、なんの心配もいらなかった。
スタッフ側みんなが、へんな心配をしていたらしい。
「なーんだ」という声があちらこちらで聞こえた。
スタッフ側みんなが、へんな心配をしていたらしい。
「なーんだ」という声があちらこちらで聞こえた。
誰かがぽそっとつぶやいた。
「あの2人、いつのまにあーいう関係になったんだか…」
「あの2人、いつのまにあーいう関係になったんだか…」
2人の右の薬指は、
おそろいの指輪で飾られていた。
2人の机の幅の1メートルは、
前はもっと距離を感じたが、
いまは、もっと近いはずだ。
前はもっと距離を感じたが、
いまは、もっと近いはずだ。
2人の距離は、
いつの間にか、
遠いようで、とても近かった。
いつの間にか、
遠いようで、とても近かった。