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もしもシリーズ ゆい編

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らき☆すたもしもシリーズ No.001 成実ゆい
~もし、アニメ6話のバトルの相手がFD3SではなくBNR32だったら~

夏だ!海だ!ってわけで、こなたたち一行は海水浴に行くため神奈川県の三浦海岸を目指していた。
ゆい姉さんの愛車・vivioには柊姉妹、ななこ先生の愛車・ワゴンRにはこなたとみゆきが乗っていた。
このまま、ほのぼのとした旅が続くと誰もが思っていた。
あのときまでは…

「今日はお休みのところすいません~」
「いやいや、お構いなく~」
「成実さんは交通安全課の警官なんですよね?」
「そうよ~交通ルールはまかせたまへ~」
その時、ゆい姉さんの車をある一台の車が追い越して行った。

R32―スカイラインGT-Rである。

「あっ!追い越し」
「え?」
その時、ある一人のドライバーの本能に火が点いた。
「このやろう…」
自分の乗っている車のドライバーがそうつぶやくのを柊姉妹の姉・かがみは確かに聞いた。
「ちょっ!おーい、交通安全課!」

その頃、後ろのワゴンRでは…
「姉さんってハンドル握ると暴走するんですよ~かがみとつかさには人柱になってもらおう。」
「へーそうなんか、警官やのにな~ ん?」
「あっ!ゆい姉さんが追い越した車を追ってった!」
「何!?よっしゃ、いくで!シンデレラ城のミステリーツアー出発!シートベルトしめつけとくんやで」
「ちょっ!え――――!!!」


   ガァアアアアォオ!ガアアアアア!ガオオオゴオアッ!ギャアアアアア!

峠にスキール音が木霊する。
ゆいはR32との激しいカーチェイスの末、とある峠まで行きついた。秋名ではないとだけ言っておこう。

「こうして近くで見ているとまるで芸術やな、あのドリフトは。
ほとんどカウンターをあてないフルスロットルの4輪ドリフト・・
あれがどんなに凄いことかわかるかこなた?
成実さんはあのクルマを限界領域でまるで自分の手足のようにコントロールできるんや。
ウチでもあそこまではこのクルマをコントロールできへん・・感動的や。」
「それでもジリジリと32に離される。このバトル・・勝てないんですかね・・!?」

今の状況はR32が先行、それをゆいの駆るvivioが追っていく。ワゴンRはそれを余裕をもって一歩ひいた位置でバトルを見ている。

    ギァヤァアアアア!ドゴォアアアッ!

峠を下るにつれ勾配がきつくなっていく。R32はうまく荷重をかけてアンダーを殺している。パワーを生かした走りである。

    ドゴオオオオ!プシューッ!ゴォーッオオオオオオ!

更に強力なブレーキで速度を落とし低速のヘアピンに入り、得意の低いギアからの加速でコーナーを立ち上がる。

一方、vivioは…

    パアアアアッ!ギャアオーッ!

『踏んでもクルマが乱れない…今までよりワンテンポ早く踏める?この前乗った時はこんな感じじゃなかった・・
きよたかさんがクルマいじったのかな・・もう、せっかく久々に帰ってきたと思ったら!でも、これはこれでいい感じ!流れすぎないから思い切って踏んでいける!!』

    ドッキュルルルー!ギャアアアアッダアギャー!

コーナーの間にあるストレートを流しっぱなしで抜けていき、R32との差を詰めていく。もちろん、法定速度は守っているしコップの水もこぼさない。

    ギャアオゥ!ドン!ギュン!

そのうち、路肩の溝を使いコーナーを曲がる技、所謂“溝落とし”を使い始める。

『すごい・・目がついていかない、ゆい姉さんの車がフッフッと消えて見える。いよいよ本気出してキレ始めたようだね。姉さん・・』
こなたはふと、運転席のななこを見た。
『先生がしゃべらなくなった、しゃべってる余裕がなくなったってこと?さっきよりペースがあがってる。
こんなにせわしく修正舵をきる先生のドライブを見るのは初めて・・先生が本気になった・・ァ!?』


    ガァォオオオオゴォギャーッ!ドアアッ!

ゆいのvivioが四輪ドリフトで32との差を詰める。
32はABSを効かせたグリップ走法で逃げる。(GT-RはアテーサET-Sによってドリフトができない。
後輪のスライドが強くなるとフロントタイヤのトラクションが強くなりドリフトの体勢が維持できないのである。)

    ガオオオォオッ!グアアァアーッギャアアーッ!

しかし、低速ヘアピンの立ち上がりで32が突き放す。
vivioが突っ込みでくいついても立ち上がりで差が開くという展開である。
R32は重い車体であるにも関わらず猛然とダウンヒルを攻めている。
vivioは高速コーナーでの4輪ドリフトでインを通り、ガードレールギリギリで立ち上がってR32との差を詰める。
『なんてこった・・!?100キロ(激しく矛盾)を超えるスピードで4輪ドリフトしながらガードレールをかすめるなんて・・姉さん、頭のネジが二、三個吹っ飛んでるの!?』

    ギャオーッ!

vivioはR32の振り切られるどころがくいついたままの時間が長くなっている。

ここで読者の中にはある疑問が湧いている人もいるだろう。なぜ、軽がGT-Rについていけるのか?
ゆいが操るvivioはRX-Rというグレードのもので直列4気筒のEN07型エンジンのDOHCが採用されている。
最高出力は64馬力程(おそらく、きよたかによってかなりチューンされているはず)だが、ラリーでも使われるほど性能がよく、
ニュルブルクリンクでのテストでは、RX-R (FF) のベストタイムは9分54秒台であった(CARトップより)。
また、筑波サーキットでのテストにおいても、RX-R (FF) が1分13秒35という競合の軽規格車両を寄せ付けない圧倒的なタイムを記録している。
そして、最大の利点は軽量であるという事だ。740kgという1tを下回る重量はダウンヒルではかなりのアドバンテージである。
それにゆいのドラテクが組み合わさることで今の展開になっているわけである。


    ゴォゴアアアアアア!ギャゴーァ!ギャ――オ!

激しいダウンヒルバトルの最中、ゆいの前を走る32に異変が起こる。挙動がアンダー気味になってきている。
32の重い車重に加え、ABSを効かせながらこじるようなステア操作をしていたためフロントタイヤに相当な負担が
かかっていたのである。

    ギャォゥォーオ!ドアアアギャアアァアア!ギョァアーアオ!

そして、ついに名物(秋名じゃないってば)の5連ヘアピンにさしかかる。状況は32先行でvivioがぴったりと張り付いている。

「来たぞーものすごいスキール音だ、すぐそこまで来ている!!」

    ガアァアーア!!

「来たーっ!!おおっ!vivioがくいついているM義最速の男が苦戦してる!!信じらんねーなんで軽があんなにはやいの?」

    ダギャアアアアァア!ギャアアアア!ドアーア!

「すげーかっこいいっ!vivioのブレーキングドリフト!速い突っ込み!!」

32は溝落としをさせまいとインベタのラインでヘアピンを抜ける。が・・・・

    ドアアアア!!

ゆいはアウトをギャラリーギリギリを通って攻める。交通課の警官のすることとは到底思えない。


あぶねーっ!やべー逃げろ、突っ込んでくるーっ!」

    ギャワアアァアアァア!ドアーッ!

「なめてんじゃねーぞっ!!外から行かすかよォ!!」

    ガアァアアアッ!プシャアーッ!

「さすがGT-R立ち上がりの鋭さはハンパじゃねーな!」
「それにしても、たまげたよーvivioのタイヤ白線の外側通ったぞォ砂ボコリあげてさァ!」

    ギャアアアア!ギャアァイイー!

「あっあっ!!また外から行ったーっ」

    ギャオアォオオ!ガァアォオオオオオ!

32はインに張り付き、ゆいはまたしても外から攻めに行く。

    ガアツォッ!ゴアアアアア!ドギャウッ!

『GT-Rの挙動がかなりあやしい!!集中力なくしとるな』
「目を離すんやないでこなた!!成実さんが抜きにいくで!」
『抜きにいくっていったって・・どうするの!?ゆい姉さん・・・』


ゴォアオ!ギャン!ガァォアァアアアア!ゴッゴォアアッ!ゴッシャアアア――ッ!

vivioが外側にラインをふった。インには来ないと読んだのか32がややアウトにでる。しかし、vivioは32の後ろにはいない。
いつの間にかvivioは溝落としをしながらイン側を走っていた。
vivioはアウトに行くとみせかけてフルブレーキングをしながらラインを変えていたのである。

    ギャアアアアア!ガァアォオオオ!

32とvivioがコーナーを並んで立ちあがる。そう、32にはまだ2速からの全開加速がある。まだvivioにとっては苦しい展開である。が…

    ズルン ズッシャア!グァキャン!ギャアオオ!

「やったァァーッ 急にスライドしたGT-Rの右のリアがガードレールにヒットしたぞォ!!」
32がスピンしてしまった。しかし、後方にはななこのワゴンRが走っている。
「先生!ぶつかるっ!」
「フン」
こなたが危機を感じた刹那、ワゴンRはドリフトの立ち上がりの体勢からテールを逆にスライドし32を避け通り過ぎてゆく…

「だからなんなのよ!このちょめちょめD的な走りはあああああああああああ!!!!」by かがみ


つづく…か?













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  • らき○た第6話の挿入歌を流しながら見させていただきました -- 名無しさん (2013-03-12 07:43:33)
  • 妙○ですか? -- 名無しさん (2013-01-15 01:47:56)
  • 続きが気になります -- 名無しさん (2011-08-03 22:40:28)

  • 細かい所はともかくゆい姉さんの車が分かったし楽しませていただいたwww -- 名無しさん (2009-11-11 22:18:22)
  • 秋名ではないということは
    榛名ですねわかります -- 名無しさん (2009-05-10 22:38:25)
  • てかなんで先生ついて行けるんだよw -- 名無しさん (2009-05-10 12:04:05)
  • 呼び方に関してですが、これはあくまでパロティです。
    なるべく呼び方は元ネタに合わせてあります。

    つまり、わざとということです -- 23-308 (2009-05-10 01:56:59)
  • なんなのよこのチョメチョメD的なSSはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!? -- 名無しさん (2009-03-31 01:53:56)
  • ↓激しく同意 -- 名無しさん (2009-03-30 17:11:12)
  • 黒井先生はこなたの事を『泉』と呼ぶはずなんだが… -- 名無しさん (2009-03-30 00:12:41)
  • おもろ〜いww -- 名無しさん (2008-03-17 22:42:28)

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