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手錠02

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「…こういうこと」
唇を離しながら先生がそっと呟く。
なんだろう。私は、何が起こったのかいまひとつ理解できなかった。
「おーい、柊?」
ボーっとしている私の目の前で先生が手を振る。
そのとき私はようやく、先生とキスをしたことに気がついた。

……キス?先生と私が?
「せせせせせ先生!?」
混乱する私を余所に、先生が口を開く。
「なぁ柊…。わかるか?
好きだから、ずっと私のクラスにおいておきたかったんだよ。」
いやおかしいって。どういう状況なのか今一度頭の中で整理する。
つまりそれって…先生が私を好きってこと?
ま……まさか…
「って、ちょっ先生!?」
訳がわからなすぎて頭がフットーしそうだよッ…!
となっている間に、先生は無表情のままセーラー服を脱がし始めた。
手馴れた手つきでボタンを外し、フロントホックのブラもは外される。
「いいだろうが。こちとら三年近く我慢したんだ。」
そういいつつ、露になった私の胸をもみ始めた。
「え…ちょっ……」
「可愛いぞ柊」
何これなんなの一体。これなんてエロゲ?というこなたの口癖が頭をよぎる。
いくら頭を頑張って働かせてみても、一向に状況が理解できない
考えることに集中していると、胸に刺激が走った。
「…はぅっ…せんせ…やめ…やだ」
見ると桜庭先生が胸の先端部分を指で弄んでいる。


その刹那。
一気に感覚がリアルになった。
途端に顔・頭に血が上るのを感じ、私は先生から逃れようと身をよじった。


「せ先生っ、じょ、冗談はやめて下さい!」
「阿呆、冗談でこんな事するか。あまり変な事言うと生物の点数下げるぞ。」
「へ、変な事言ってるのは先生のほうじゃないですか。」
「柊、ちょっと黙れ。私は本気だ。こっち見てみろ。」
先生が私の肩を力強く掴む。真っ赤な顔の私は、顔を上げることが出来ず俯く。
先生が顎を掴み前を向かせた。
「こっち見ろって。」
先生の目がまっすぐ私を捉えた。
今まで見たことがない程真剣な顔をしていた。

その目を見た瞬間。
私の心が熱く疼いた。

「本気……なんですか?」
「だからさっきから言ってるだろ。よし、続きだ。いいだろ?」
先生は私の返事を聞かず、そのままゆっくりと机に押し倒した。
私に考える暇を与えないほどの速さで又胸を弄りだす。
「……あっ…んぁ…」
先生の舌が胸に触れ、思わず恥ずかしい声が出る。
それを聞くと、先生は笑みを浮かべながら見上げてきた。
「いやっ、今のは違……」
「もっと声出せ。」
理不尽な要求を押し付けると、又口を胸に戻す。
そしてそのまま、私の体をなぞっていった。
私はひどく恥ずかしくって、顔を真っ赤にし、目を瞑った。
「あっあ……せんせ…い」
静かな生徒指導室。先生の舐める音と私の声だけが響く。
「…ふぁ……」
「気持ちいいか?」
私は答えず、ぎゅっと唇を閉めた。
しかし、羞恥心だけでなくもっと別の感情が芽生えているのを、私自身一番よくわかっていた。

……気持ちいい…


舌の感覚が止んだので薄っすら目を開けると、先生は私のパンツをに手をかけていた。
「ちょっ、そこは……」
「何言ってるんだ。こんなに濡らしておきながら。」
先生が下着の上から指でなぞる。
「あうっ」
一際大きい声が出た。
下半身が熱を帯びてるのを自分でも感じる。
きっと下着も凄い事になってるだろう。
「ほれほれ」
「ああっ…んあ」
敏感な所をつんつんとつつかれ、私は身をよじった。
されるがまま、私の下着は剥ぎ取られた。
「いやだっ……」
濡れたアソコに、ひんやりと空気を感じる。
私は急いで足を閉じた。
「足広げろって」
「む…無理ですっ」
広げるなんて、きっと恥ずかしすぎて死んでしまう。
今だって……恥ずかしさは限界だというのに。
「広げないと、気持ちいいことできないぞ」
意地悪い目で先生が言う。右手は太ももを、左手は胸を撫でながら、顔を近づける。
先生の顔が目の前にくる。唇同士触れてしまいそうな距離で、ささやく。

「柊はそれでいいのかぁ?」

……私は、ゆっくりと足を開いた。
今の今まで誰にも見せたことない。
もちろん誰にも触れられたことのない場所を、自らの意思で見せた。
「素直だなぁ柊は……可愛いぞ…それじゃあ」
先生がアソコに顔を埋める。
刹那。体に電気が流れるような錯覚に陥った。
「んああっ」
言うまでもなく舐められる事なんて初めてである。
信じられないほどの快感が私を襲う。
「…あっ……あっ…ふあ」
ボーっとしてくる。何が何だかわからなくなる。
私は視線を宙になげ、光を受け光る埃を意味なく見る。
駄目だ。壊れてしまいそう。
「あっん…ふぁあ…せんせ…これ…だめっっ」
先生は私の声が聞こえているのかいないのか、顔も上げずに舐め続けた。
「や…やばいですって……ぇあ、あああっ」
同性の。
しかも担任で。
身長だって10センチ以上小さいこの人。

世界が、私と先生だけになった気がした。
あるのは快感だけ。
この後どうなるのか?世間体?
どうだっていい。
今はただ、先生と。
与えられる快感に身を任せるだけ。

「あ…んんっ…んあっっ」
「やっぱちょっと……きついな。指だけなんだが」
急に進入してきた異物に体が反応する。
今まで自分でしたことはあるけど、いつも外から触るだけで中に指など入れたことない。
初めて体験する異物感に、少し顔をゆがめる。
「痛い……か?」
「いえっ…いたくない…です…」
「最初はゆっくりするから」
言葉通り本当にゆっくり、先生の指が私を犯す。
痛くないと言えば嘘になるが、それよりも私はその先にある快感がほしかった。
「んっ…んっ」
「大分慣れてきたか…柊…」
愛おしそうな目で、先生が私を見る。
…そうか。
繋がるってこういう事だったんだ。
今まで性に関することはひた隠しにしてきた。
なんだかいけない事だって思ってた。
汚い事だって思ってた。
テレビの下ネタ。教室で耳にする性体験。
汚らわしいって。私には関係ない事って。
初めて自分で触ってみたとき、快楽を感じたとき。なんだかとても後ろめたかった。
自分が汚い人間になったような気がした。
……でも、違う。
誰かとこんな風にすると、幸せを感じる。
その誰かを愛しいって思える。

……私、先生の事好きなのかな……

ボーっとそんな事を考えてると、急に一際大きい快感が私を襲った。
「ひああっ……あっあっ、せんせ…そこはぁっ」
「ここか。柊のいいとこ」
先生が嬉しそうにそこを探る。
波が、波が来る。
「そこだめっ…んあっ…せん…せえ…あっもう…だめぇっ」
「イっていいぞ」
「あっあっあっん……あああっっっ…―――――」

肩で息をする私を先生が優しく抱きしめた。
変わらない真剣な瞳。
「好きだ。柊」
「―――私もです…」
元々好きで自分でもその気持ちに気づいていなかったのか。
こんな事をされて好きになったのか。
自分でもわからない。
でも、今は好きだ。
とてもとても先生が好きだ。
先生は私の返事を聞くと、ホッとしたような目になった。
「……よし、柊。ちょっと待っとけ。あ、この服着てな。」
未だ余韻がのこっている私に、先生はセーラー服を渡す。
私は言われるがまま制服を身に着ける。
そしてそのまま、ドアのほうに近づいていった。
「せんせ……」
先程とは打って変わって厳しい目つきをして。
私はなんだか不安になった。
先生がドアを開き、言う。
「覗きたぁいい趣味してんなぁ」
―――覗き!?
小柄な先生の後姿。
ドアを開けたそこには―――
青い髪。
桜庭先生に負けず劣らずの小さな姿。

「こなたっ……!?」
そこには、顔を青くしたこなたがいた。
こなたは、先生と、私を交互に見ながら何かいいたそうに口を動かしてる。
しかし、声はでていない。
こなたは最後に私を見た後、一気に走り去った。
「ちょ、こなたっ」
ため息をつきながら桜庭先生が私の元に帰ってくる。
「向こうのドアの鍵、閉め忘れていたらしい……すまん」

「……大丈夫です。こなたは親友だし、理由を説明すればわかってくれると思います。
人に言いふらすような子じゃありませんし………」
口ではそういうが、本当は不安と焦りが物凄かった。
私の脳裏に、さっきのこなたの何かを訴える目がよぎる。
「ならよかった。まぁ柊の親友だしな。……で、さっきの話なんだが。」
「はい?」
桜庭先生が妙にそわそわしている。いつもみたいな余裕がなさそうだ。
「柊、結婚…じゃない、まずは、付き合ってくれ。」
胸が疼く。
私は笑顔で答えた。
「はい……!」
こなたに罪悪感を覚えたが、きっと分かってくれる。
否、こなたが分かってくれなくてももう遅い。
もう遅いのだ。
もう戻れない。
私には、しっかりと手錠がかけられている。

桜庭先生に心も体も捕らえられてしまった。

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