「失礼します」
そんな挨拶を使うのは大抵、他人の家や部屋に入る場面になるけど、みなみちゃんが使う
場合は、保健室であることが多い。
私は保健室のドアを開け、その腕で再びみなみちゃんにしがみ付く。なんでそんなことを
するかっていうと、みなみちゃんは私をお姫様抱っこしてるせいで両手がふさがってるから。
「小早川さん……ですね」
机に座っていた天原先生が私たちのほうに向き直った。
……そっか、先生いるんだ……。
「ベッドをお借りしてよろしいですか」
「どうぞ。一番奥のベッドを使って下さい」
私はベッドに横たえられて体は安定したけど、心は落ち着かない。それは、これからする
つもりだったことが楽しみだったからでもあったし、天原先生がいるせいでそれができなく
なりそうなせいでもあった。
「ちょうどお昼休みなので、ゆたかに付き添っててもいいですか?」
「それは構いませんが、お昼ごはんはいいのですか?」
「それは後でおいおい……先生はどうなさいますか?」
「お昼ご飯のことですか? 仕事があるのでもう少しここにいますが、その後にするつもり
ですよ」
「そうですか……」
やっぱりダメみたい。仕方ないけど中止にするしかないと思った。
「何かあったときは私もいますから、岩崎さんも無理する必要ありませんよ」
「ありがとうございます。ただ、今はゆたかの傍にいたいので……」
みなみちゃんが私のベッドの方に来ると、仕切りのカーテンを引いた。私たちの周辺だけ
が隔離された空間になる。
「ゆたかはそのまま寝ていてくれればいいよ」
「うん……」
私の体調が悪いのは嘘じゃない。ただ、それに乗じてちょっと保健室のベッドを使わせて
もらおうと思っただけ。天原先生がいるから、本当にベッドを使うだけっていうことになっ
ちゃうけど。
「今日は残念だけど……」
みなみちゃんにしか聞こえないくらいの小声で囁く。この一文だけなら誰かに聞かれても
問題ないけど、やっぱりやましい事は少しでも聞かれたくないから。
「いや、できないことはないと思う」
みなみちゃんも小声で。
「む、無理だよ。だって、すぐそこに先生がいるんだよ?」
いくら見られてないからって、他の人がいるところでえっちするなんて……。私たちは、
誰もいないはずっていう予定で保健室を選んだんだから。
「声を出さないで」
それだけ言って、みなみちゃんは私のリボンタイに手をかけた。
そんな挨拶を使うのは大抵、他人の家や部屋に入る場面になるけど、みなみちゃんが使う
場合は、保健室であることが多い。
私は保健室のドアを開け、その腕で再びみなみちゃんにしがみ付く。なんでそんなことを
するかっていうと、みなみちゃんは私をお姫様抱っこしてるせいで両手がふさがってるから。
「小早川さん……ですね」
机に座っていた天原先生が私たちのほうに向き直った。
……そっか、先生いるんだ……。
「ベッドをお借りしてよろしいですか」
「どうぞ。一番奥のベッドを使って下さい」
私はベッドに横たえられて体は安定したけど、心は落ち着かない。それは、これからする
つもりだったことが楽しみだったからでもあったし、天原先生がいるせいでそれができなく
なりそうなせいでもあった。
「ちょうどお昼休みなので、ゆたかに付き添っててもいいですか?」
「それは構いませんが、お昼ごはんはいいのですか?」
「それは後でおいおい……先生はどうなさいますか?」
「お昼ご飯のことですか? 仕事があるのでもう少しここにいますが、その後にするつもり
ですよ」
「そうですか……」
やっぱりダメみたい。仕方ないけど中止にするしかないと思った。
「何かあったときは私もいますから、岩崎さんも無理する必要ありませんよ」
「ありがとうございます。ただ、今はゆたかの傍にいたいので……」
みなみちゃんが私のベッドの方に来ると、仕切りのカーテンを引いた。私たちの周辺だけ
が隔離された空間になる。
「ゆたかはそのまま寝ていてくれればいいよ」
「うん……」
私の体調が悪いのは嘘じゃない。ただ、それに乗じてちょっと保健室のベッドを使わせて
もらおうと思っただけ。天原先生がいるから、本当にベッドを使うだけっていうことになっ
ちゃうけど。
「今日は残念だけど……」
みなみちゃんにしか聞こえないくらいの小声で囁く。この一文だけなら誰かに聞かれても
問題ないけど、やっぱりやましい事は少しでも聞かれたくないから。
「いや、できないことはないと思う」
みなみちゃんも小声で。
「む、無理だよ。だって、すぐそこに先生がいるんだよ?」
いくら見られてないからって、他の人がいるところでえっちするなんて……。私たちは、
誰もいないはずっていう予定で保健室を選んだんだから。
「声を出さないで」
それだけ言って、みなみちゃんは私のリボンタイに手をかけた。
「み……」
みなみちゃんの名前を呼びそうになって、口を噤んだ。この時点では何を言っても大丈夫
だったはずなのに、むしろみなみちゃんに止めさせるには、声を出すべきだったのに。
みなみちゃんの表情を見る限り、真剣だった。何より、みなみちゃんは冗談でこんなこと
をするような人じゃない。
みなみちゃんが私の制服の裾をつかんでたくし上げても、私は無抵抗だった。暴れたら音
がして先生にバレちゃうから。……それって自分に言い訳してるだけなんだけどね。
結局、上着はすぐに脱がされてブラだけになった。拒絶するタイミングはいくらでもある
ってわかってるけど、みなみちゃんを見てるとそんな気持ちはどこかに消えてしまう。
そのブラも脱がされて、胸が高鳴った。これから始まるんだって……。
「んっ」
みなみちゃんの手が私の胸に触れて、思わず声を出しそうになった。いつもは優しく撫で
てくれるのに、今日は激しく揉んできて。
「っ!」
みなみちゃんの手はとても温かい。熱いくらいだった。
私の鼓動は激しくて、敏感になってるような気がする。
みなみちゃんは私の瞳を真っ直ぐに覗き込んでる。
そのどれが原因なのかわからない。全部かもしれない。いきなりのことで何がなんだか
わからないけれど、いつもより感じちゃってることは間違いなかった。
「んっ……ん」
「声を出さないで、ゆたか」
そんなことを言ってるのに、胸を揉む手を少しも緩めてくれない。
いつも優しくしてくれたから、知らなかった。胸を揉まれるとすごくエッチな気持ちに
なるっていうことを。いつもは少しずつ気持ちよくしてもらうような感じだった。
『おーす』
『あ、桜庭先生』
保健室のドアがガラッって開いて、桜庭先生の声が聞こえてきた。
『ふゆき』
『学校では先生を付けて下さいって言ってるでしょう』
桜庭先生って、天原先生のことを名前で呼ぶんだ。
『結婚してくれ』
ごく普通に、何の緊張感もなく、桜庭先生は言ってのけた。
私がみなみちゃんに告白したときは、心臓が張り裂けそうだった。もし断られたら世界は
終わるっていうくらい思いつめて、ようやく告白した。
それを桜庭先生はあっさりやってしまった。
私たちでは到底及ばない信頼関係だと思った。
「!」
みなみちゃんの指が、パンツの上から私のあそこを撫でた。
私の耳元に唇を寄せて、囁きかける。
「……負けたくない」
「んっ! ……んぅっ」
私のあそこを擦る力が、少しずつ強くなっていった。
みなみちゃんの名前を呼びそうになって、口を噤んだ。この時点では何を言っても大丈夫
だったはずなのに、むしろみなみちゃんに止めさせるには、声を出すべきだったのに。
みなみちゃんの表情を見る限り、真剣だった。何より、みなみちゃんは冗談でこんなこと
をするような人じゃない。
みなみちゃんが私の制服の裾をつかんでたくし上げても、私は無抵抗だった。暴れたら音
がして先生にバレちゃうから。……それって自分に言い訳してるだけなんだけどね。
結局、上着はすぐに脱がされてブラだけになった。拒絶するタイミングはいくらでもある
ってわかってるけど、みなみちゃんを見てるとそんな気持ちはどこかに消えてしまう。
そのブラも脱がされて、胸が高鳴った。これから始まるんだって……。
「んっ」
みなみちゃんの手が私の胸に触れて、思わず声を出しそうになった。いつもは優しく撫で
てくれるのに、今日は激しく揉んできて。
「っ!」
みなみちゃんの手はとても温かい。熱いくらいだった。
私の鼓動は激しくて、敏感になってるような気がする。
みなみちゃんは私の瞳を真っ直ぐに覗き込んでる。
そのどれが原因なのかわからない。全部かもしれない。いきなりのことで何がなんだか
わからないけれど、いつもより感じちゃってることは間違いなかった。
「んっ……ん」
「声を出さないで、ゆたか」
そんなことを言ってるのに、胸を揉む手を少しも緩めてくれない。
いつも優しくしてくれたから、知らなかった。胸を揉まれるとすごくエッチな気持ちに
なるっていうことを。いつもは少しずつ気持ちよくしてもらうような感じだった。
『おーす』
『あ、桜庭先生』
保健室のドアがガラッって開いて、桜庭先生の声が聞こえてきた。
『ふゆき』
『学校では先生を付けて下さいって言ってるでしょう』
桜庭先生って、天原先生のことを名前で呼ぶんだ。
『結婚してくれ』
ごく普通に、何の緊張感もなく、桜庭先生は言ってのけた。
私がみなみちゃんに告白したときは、心臓が張り裂けそうだった。もし断られたら世界は
終わるっていうくらい思いつめて、ようやく告白した。
それを桜庭先生はあっさりやってしまった。
私たちでは到底及ばない信頼関係だと思った。
「!」
みなみちゃんの指が、パンツの上から私のあそこを撫でた。
私の耳元に唇を寄せて、囁きかける。
「……負けたくない」
「んっ! ……んぅっ」
私のあそこを擦る力が、少しずつ強くなっていった。
指で擦られて気持ちよくなって、そこが湿っていくのがわかる。
普段だったら気持ちいいよって言ってあげたり、そういう声を出したりしてみなみちゃん
に伝えてあげるんだけど、今はそういうわけにはいかない。
カーテン一枚隔てた先には、天原先生と桜庭先生がいるんだから。
『それでもう何回目だと思ってるんですか』
『百回から先は覚えていない』
『そこまでしていなかったと思いますが……』
『すまん。言葉の綾だ』
先生達は呑気な声で話してる。すぐそこでこんなことが起こってるとは知らないで。
「んっ……んんっ!」
パンツ越しにクリトリスを強く擦られて、いきなり感じさせられた。
少しそのまま焦らされてから、指はパンツの中を弄って、私のあそこを直接擦る。
一番敏感なところに直に感じる指は熱を帯びていて、みなみちゃんもその熱にあてられた
かのように、懸命に私の女の子の部分を感じさせてくれていた。
『101回目のプロポーズなら受けてもらえるか』
『桜庭先生、それちょっと古い――』
何のことを言ってるのかわからないけど、それはとても素敵なことかも――
「ぁあんっ!」
何の合図もなしに指を中に入れられて、不意打ちの快感に声を抑えられなかった。
どうしよう。今のは聞こえちゃってた。いや、先生の声と被さってたかな。
どうしようと思ってみなみちゃんを見ても、表情はさっきまでと同じ。行為を止める気配
は全くない。
『ん? 今の』
桜庭先生が何か言おうとしたとき、またドアがガラッと開いた。
『あ、ひかるセンセいた』
『お、八坂か』
今度入ってきたのは知らない人だ。何だか知らないけど桜庭先生の注意はそっちに逸れた
みたいで助かった。
「ん……ぁんっ、んっ!」
やっぱり助かってない。みなみちゃんの指は休みなく私の中を丁寧になぞってる。
『わざわざ何の用だ。こんなとこまで』
「ゃ……ふぁっ、ぁっ」
声を押し殺そうとしても我慢できない。もう手で口を塞ぐしかない。そう思ったとき、
みなみちゃんの右手が私の手を頭の上で交差させて、両手とも押さえこんだ。
手を使いたくても、使えない。
普段だったら気持ちいいよって言ってあげたり、そういう声を出したりしてみなみちゃん
に伝えてあげるんだけど、今はそういうわけにはいかない。
カーテン一枚隔てた先には、天原先生と桜庭先生がいるんだから。
『それでもう何回目だと思ってるんですか』
『百回から先は覚えていない』
『そこまでしていなかったと思いますが……』
『すまん。言葉の綾だ』
先生達は呑気な声で話してる。すぐそこでこんなことが起こってるとは知らないで。
「んっ……んんっ!」
パンツ越しにクリトリスを強く擦られて、いきなり感じさせられた。
少しそのまま焦らされてから、指はパンツの中を弄って、私のあそこを直接擦る。
一番敏感なところに直に感じる指は熱を帯びていて、みなみちゃんもその熱にあてられた
かのように、懸命に私の女の子の部分を感じさせてくれていた。
『101回目のプロポーズなら受けてもらえるか』
『桜庭先生、それちょっと古い――』
何のことを言ってるのかわからないけど、それはとても素敵なことかも――
「ぁあんっ!」
何の合図もなしに指を中に入れられて、不意打ちの快感に声を抑えられなかった。
どうしよう。今のは聞こえちゃってた。いや、先生の声と被さってたかな。
どうしようと思ってみなみちゃんを見ても、表情はさっきまでと同じ。行為を止める気配
は全くない。
『ん? 今の』
桜庭先生が何か言おうとしたとき、またドアがガラッと開いた。
『あ、ひかるセンセいた』
『お、八坂か』
今度入ってきたのは知らない人だ。何だか知らないけど桜庭先生の注意はそっちに逸れた
みたいで助かった。
「ん……ぁんっ、んっ!」
やっぱり助かってない。みなみちゃんの指は休みなく私の中を丁寧になぞってる。
『わざわざ何の用だ。こんなとこまで』
「ゃ……ふぁっ、ぁっ」
声を押し殺そうとしても我慢できない。もう手で口を塞ぐしかない。そう思ったとき、
みなみちゃんの右手が私の手を頭の上で交差させて、両手とも押さえこんだ。
手を使いたくても、使えない。
『こんな所と思うなら来ないで下さい』
「み、やっ、んんっ!」
みなみちゃん、なんでそんなことするの?
聞きたくても、喘ぎ声がそのまま漏れてしまいそうで、聞けなかった。
『私は保健室が好きなわけじゃないぞ。ふゆきがいるから来てるんであってな』
「ゆたか、可愛い」
手短に、それだけを囁いてきた。向こうの人には話し声にかき消されるタイミングだった。
多分、喘ぎ声を出したくてそれを我慢している私が可愛いって言ってくれてるんだと思う。
だからって、このままされ続けるのは辛い。
『時と場合を考えて下さい』
「ぃゃ……ぁ……ぁっ」
みなみちゃんは私を容赦なく攻めてくる。
『相変わらずだね、ひかるセンセもふゆきちゃんも』
「ぁんっ、ん、んむっ」
どうしようもなく声を出したくなって、歯を食いしばって耐える。
『八坂さんも先生は先生と呼ぶように。それにここは保健室、病人もいるんですよ』
多分、三人ともこっちの方を見てる。カーテン一枚だけ隔てて、私たちの方を。
いや、私が知らないだけでもっと人がいるかもしれない。次の瞬間、その誰かがカーテン
を開けるかもしれない。
「んぅ、んっ……」
絶対にバレちゃいけないのに、声が止まらないよ……。
カーテンで仕切られた内側だけが隔絶させた空間になってるような錯覚を持っていたり
するけど、そんなことはなくて、私たちを隠しているものは、この薄布一枚しかない。
すぐそこに先生たちがいる。声を出しちゃいけない。
自分に言い聞かせるほどに、もっと気持ちよくしてもらいたいってい思いが強くなる。
『あ……桜庭先生、ちょっと外でいいですか?』
「んっ! んあっ、んぅっ……!」
中指を曲げて中の一番私が好きな部分を刺激しながら、親指でクリトリスを擦る。ピアノ
をやってるっていうだけあって器用な指使いに、みなみちゃんの本気が感じられた。
『ふゆきと一緒に昼飯にしようと思ってたんだけどな』
「ゃぁっ……ぁ!」
私のあそこは物凄く濡れてる。くちゅっ、くちゅっ、って立っちゃいけない音が立ってる。
みなみちゃんはなるべく音を立てないようにやってくれてるけど、聞こえてない保証はない。
『私はもう少し仕事がありますので。先にそちらをどうぞ』
もう少しってどのくらい? すぐに、すぐに終わらせて。
『うむ。また後で来る』
『失礼しました』
ガラッてドアの音。
「んっ、んふぅ、んんっ……!」
あと一分ですか? 二分ですか?
天原先生、お願いです。すぐに終わらせてください。でないと私……!
「んぁっ、んっ……んくっ!」
みなみちゃんのしてくれてることが気持ちよすぎて、何も考えられなかった。
もうどれだけ時間が経ったのかもわからない。一分しか経ってないかもしれないし、実は
十分くらい経ったかもしれない。
ドアは開いたのか閉まったのか、カーテンは開いているのか閉まっているのか、そこに誰か
いるのかいないのか、もう何もかもわからない。
「ん、いや、あっ! ふあっ、あっ、ぁんっ」」
みなみちゃん、ごめんなさい。私、もう耐えられない。
「あっ、あっ、私、いく、いっちゃう、いっちゃううううぅぅぅ!!」
――――。
「み、やっ、んんっ!」
みなみちゃん、なんでそんなことするの?
聞きたくても、喘ぎ声がそのまま漏れてしまいそうで、聞けなかった。
『私は保健室が好きなわけじゃないぞ。ふゆきがいるから来てるんであってな』
「ゆたか、可愛い」
手短に、それだけを囁いてきた。向こうの人には話し声にかき消されるタイミングだった。
多分、喘ぎ声を出したくてそれを我慢している私が可愛いって言ってくれてるんだと思う。
だからって、このままされ続けるのは辛い。
『時と場合を考えて下さい』
「ぃゃ……ぁ……ぁっ」
みなみちゃんは私を容赦なく攻めてくる。
『相変わらずだね、ひかるセンセもふゆきちゃんも』
「ぁんっ、ん、んむっ」
どうしようもなく声を出したくなって、歯を食いしばって耐える。
『八坂さんも先生は先生と呼ぶように。それにここは保健室、病人もいるんですよ』
多分、三人ともこっちの方を見てる。カーテン一枚だけ隔てて、私たちの方を。
いや、私が知らないだけでもっと人がいるかもしれない。次の瞬間、その誰かがカーテン
を開けるかもしれない。
「んぅ、んっ……」
絶対にバレちゃいけないのに、声が止まらないよ……。
カーテンで仕切られた内側だけが隔絶させた空間になってるような錯覚を持っていたり
するけど、そんなことはなくて、私たちを隠しているものは、この薄布一枚しかない。
すぐそこに先生たちがいる。声を出しちゃいけない。
自分に言い聞かせるほどに、もっと気持ちよくしてもらいたいってい思いが強くなる。
『あ……桜庭先生、ちょっと外でいいですか?』
「んっ! んあっ、んぅっ……!」
中指を曲げて中の一番私が好きな部分を刺激しながら、親指でクリトリスを擦る。ピアノ
をやってるっていうだけあって器用な指使いに、みなみちゃんの本気が感じられた。
『ふゆきと一緒に昼飯にしようと思ってたんだけどな』
「ゃぁっ……ぁ!」
私のあそこは物凄く濡れてる。くちゅっ、くちゅっ、って立っちゃいけない音が立ってる。
みなみちゃんはなるべく音を立てないようにやってくれてるけど、聞こえてない保証はない。
『私はもう少し仕事がありますので。先にそちらをどうぞ』
もう少しってどのくらい? すぐに、すぐに終わらせて。
『うむ。また後で来る』
『失礼しました』
ガラッてドアの音。
「んっ、んふぅ、んんっ……!」
あと一分ですか? 二分ですか?
天原先生、お願いです。すぐに終わらせてください。でないと私……!
「んぁっ、んっ……んくっ!」
みなみちゃんのしてくれてることが気持ちよすぎて、何も考えられなかった。
もうどれだけ時間が経ったのかもわからない。一分しか経ってないかもしれないし、実は
十分くらい経ったかもしれない。
ドアは開いたのか閉まったのか、カーテンは開いているのか閉まっているのか、そこに誰か
いるのかいないのか、もう何もかもわからない。
「ん、いや、あっ! ふあっ、あっ、ぁんっ」」
みなみちゃん、ごめんなさい。私、もう耐えられない。
「あっ、あっ、私、いく、いっちゃう、いっちゃううううぅぅぅ!!」
――――。
しばらくまどろんでいて、気が付くときちんと服を着てベッドの上で寝ていた。
「小早川さん、体調は良いですか?」
「え、えっと……」
天原先生は普段と変わりない穏やかな笑顔で聞いてくれた。でも私は後ろめたくて……。
「ゆたか、大丈夫?」
みなみちゃんも私の顔を覗き込んできた。こっちも普段と変わらない優しい表情。
「岩崎さんはずっと傍にいたんですよ。岩崎さん、心配なのはわかりますけど学生は授業が
優先ですよ」
「すみません……」
「でも、あなたたちの関係は羨ましいですね」
私からすれば、当たり前に一緒にいられる天原先生たちの方が羨ましいと思うけど……。
「桜庭先生はプロポーズはしてくれるのに、それ以上のことはしてくれないんですから」
「はあ……」
それ以上のことって? 結納とか式とか? でもそれは流石に無理だし……。
「よくわかりませんけど……みなみちゃんとずっと一緒にいれたらいいと思います」
「ありがとう、ゆたか。私も同じ気持ちだ」
そう言ってみなみちゃんは私の手を握ってくれた。
みなみちゃんの手はちょっとふやけていて、さっきのあれから何十分という時間が経った
わけではないんだとわかった。
さっきのあれを思い出して赤くなった。
天原先生にあの声は聞こえちゃってた?
判断できる材料が一つもなかった。もうすぐ出るって言ってたから、あの声はそれより後
かもしれないけど、そうだと言い切れる根拠もない。あの状態の私があれから五分も十分も
耐えられたのかといえば、それも疑問だった。
でも、聞こえたのならこんな普通に接してくれるはずもないし、それとも実は聞こえてた
けど、私たちに気を使って黙っててくれてるのかもしれないし……。
あーもう、わからないよぉ!
「ゆたかは大丈夫? もう少し寝ていようか?」
「あ、うん、もう平気。授業いけるよ」
本当はもう少し休みたかったけど、それ以上に天原先生のいる保健室から出たかった。
平静を装って靴を履いて、体の平衡感覚が正常であることを確かめながら直立した。
「失礼しました」
「失礼しました。ありがとうございました」
入り口のところで先生を振り返って、お辞儀する。
そんな私たちを、天原先生は白衣の天使という言葉が似合いそうな笑顔で見送ってくれた。
「それでは小早川さん、お大事に。保健室を使いたくなったときはご自由に利用して頂いて
構いませんが、なるべく私の許可をとって下さいね」
「小早川さん、体調は良いですか?」
「え、えっと……」
天原先生は普段と変わりない穏やかな笑顔で聞いてくれた。でも私は後ろめたくて……。
「ゆたか、大丈夫?」
みなみちゃんも私の顔を覗き込んできた。こっちも普段と変わらない優しい表情。
「岩崎さんはずっと傍にいたんですよ。岩崎さん、心配なのはわかりますけど学生は授業が
優先ですよ」
「すみません……」
「でも、あなたたちの関係は羨ましいですね」
私からすれば、当たり前に一緒にいられる天原先生たちの方が羨ましいと思うけど……。
「桜庭先生はプロポーズはしてくれるのに、それ以上のことはしてくれないんですから」
「はあ……」
それ以上のことって? 結納とか式とか? でもそれは流石に無理だし……。
「よくわかりませんけど……みなみちゃんとずっと一緒にいれたらいいと思います」
「ありがとう、ゆたか。私も同じ気持ちだ」
そう言ってみなみちゃんは私の手を握ってくれた。
みなみちゃんの手はちょっとふやけていて、さっきのあれから何十分という時間が経った
わけではないんだとわかった。
さっきのあれを思い出して赤くなった。
天原先生にあの声は聞こえちゃってた?
判断できる材料が一つもなかった。もうすぐ出るって言ってたから、あの声はそれより後
かもしれないけど、そうだと言い切れる根拠もない。あの状態の私があれから五分も十分も
耐えられたのかといえば、それも疑問だった。
でも、聞こえたのならこんな普通に接してくれるはずもないし、それとも実は聞こえてた
けど、私たちに気を使って黙っててくれてるのかもしれないし……。
あーもう、わからないよぉ!
「ゆたかは大丈夫? もう少し寝ていようか?」
「あ、うん、もう平気。授業いけるよ」
本当はもう少し休みたかったけど、それ以上に天原先生のいる保健室から出たかった。
平静を装って靴を履いて、体の平衡感覚が正常であることを確かめながら直立した。
「失礼しました」
「失礼しました。ありがとうございました」
入り口のところで先生を振り返って、お辞儀する。
そんな私たちを、天原先生は白衣の天使という言葉が似合いそうな笑顔で見送ってくれた。
「それでは小早川さん、お大事に。保健室を使いたくなったときはご自由に利用して頂いて
構いませんが、なるべく私の許可をとって下さいね」
-終わり-
コメントフォーム
- 先生な話しぶりからして、バレてるやろ。 -- 名無しさん (2009-12-07 08:28:07)
- ドSみなみんwww -- 名無しさん (2008-07-11 21:06:32)