「こなた・・・一緒に帰るわよ!!」
そう言い教室の中に入ると夕焼けを背にして、こなたは自分の机で寝ていた。
今日はつかさは風邪で休みだし、みゆきも委員会の仕事が忙しいから、こなたと二人きりで帰るかな・・・そんな事を考えて迎えに来てあげたのに、こなたは机に顔をうつ伏せにして寝ていた。
「Zzzzzz・・・」
ったく何て漫画的なイビキをして寝ているのかしら、そう思い呆れていると・・・
「ムニャムニャ、もう食べれないよ!」
そう言い教室の中に入ると夕焼けを背にして、こなたは自分の机で寝ていた。
今日はつかさは風邪で休みだし、みゆきも委員会の仕事が忙しいから、こなたと二人きりで帰るかな・・・そんな事を考えて迎えに来てあげたのに、こなたは机に顔をうつ伏せにして寝ていた。
「Zzzzzz・・・」
ったく何て漫画的なイビキをして寝ているのかしら、そう思い呆れていると・・・
「ムニャムニャ、もう食べれないよ!」
- イヤイヤ、こなたさんそれは、あまりにも古典的な寝言過ぎますよ。
本当は起きてるんじゃないの?そう思い、こなたの席の前に立ち。
「しょうがない奴ね。こなた!もう下校時間よ!起きなさい!」
肩を揺すりながら声をかける。
「ん・・・ん~・・・あっ・・・!?っががみ?」
今まで寝ていたせいか目が少し潤んでいて、少しダルそうなこなたの声、無邪気さと色っぽさが同居しているような顔だった。
そして、半開きの口元からはよだれが垂れていた。
よく見ると、机にはよだれが池のように溜まっていた。
それを見た瞬間、心臓から全ての血が一気に全身の隅々まで流れるそんな感覚におちいってしまった。
「・・・・」
「・・・・」
どれくらいこなたの顔を見つめていただろうか?
「かがみ?どうしたの?」
その一言で、我に返った。
「も、もう下校時間よ!帰るわよ。ったく、どうせ徹夜でネトゲーでもやってて寝不足なんでしょ。」
「よく分かったね。さすが私の嫁ってエェ!!もうこんな時間!!見たいアニメ始まっちゃうよ!!」
そう、言い席から飛び上がり帰ろうとする。
「こ、こなた!口んところ・・・よ、よだれついたままよ!」
「しょうがない奴ね。こなた!もう下校時間よ!起きなさい!」
肩を揺すりながら声をかける。
「ん・・・ん~・・・あっ・・・!?っががみ?」
今まで寝ていたせいか目が少し潤んでいて、少しダルそうなこなたの声、無邪気さと色っぽさが同居しているような顔だった。
そして、半開きの口元からはよだれが垂れていた。
よく見ると、机にはよだれが池のように溜まっていた。
それを見た瞬間、心臓から全ての血が一気に全身の隅々まで流れるそんな感覚におちいってしまった。
「・・・・」
「・・・・」
どれくらいこなたの顔を見つめていただろうか?
「かがみ?どうしたの?」
その一言で、我に返った。
「も、もう下校時間よ!帰るわよ。ったく、どうせ徹夜でネトゲーでもやってて寝不足なんでしょ。」
「よく分かったね。さすが私の嫁ってエェ!!もうこんな時間!!見たいアニメ始まっちゃうよ!!」
そう、言い席から飛び上がり帰ろうとする。
「こ、こなた!口んところ・・・よ、よだれついたままよ!」
「えっ!本当だ!!」
こなたは、袖でよだれを拭いた。
「とにかく、顔を洗ってきなさい!!」
そう言うと最初は嫌がっていたが、こなたは渋々と顔を洗いに行った。
教室には、私一人が残された。
後で考えても、なぜそんな事をしたのか今だに答えはでない。
私は、こなたの机にできているよだれの池に、自分の指をつけた。
なんでだが、少しも汚く感じなかった。
まだ、温かい・・・こなたの温度がする。
そして、指に付いたよだれを何の迷いもなく自分の口に持っていった。
こなたは、袖でよだれを拭いた。
「とにかく、顔を洗ってきなさい!!」
そう言うと最初は嫌がっていたが、こなたは渋々と顔を洗いに行った。
教室には、私一人が残された。
後で考えても、なぜそんな事をしたのか今だに答えはでない。
私は、こなたの机にできているよだれの池に、自分の指をつけた。
なんでだが、少しも汚く感じなかった。
まだ、温かい・・・こなたの温度がする。
そして、指に付いたよだれを何の迷いもなく自分の口に持っていった。
ぱくっ・・・
「あまい・・・」
ただひたすらに甘かった。人間の舌は、5つの味を感じるというが、今の私の舌は甘みを感じる部分しか働いていないのだろう・・・そう、思うぐらい甘かった。
どれ位、こなたのよだれが付いた指を舐めていただろう。
こなたのよだれと私のよだれが舌の上で一緒になり、一つのよだれとなりそして胃の中に流れていく・・・それまでの間ずっと甘かった。
舌だけでなく、食道にも胃にも味を感じる機能があるのではないか?
本気でそう考えた。
お菓子の袋を、開けて一つだけ食べて満足する人は余りいないだろう。
特に、私はお菓子が大好きである。
当然の様に、「もう一口・・・」
そうつぶやき、自分の指をまたこなたの机に向けようとした時に、我に返った。
ただひたすらに甘かった。人間の舌は、5つの味を感じるというが、今の私の舌は甘みを感じる部分しか働いていないのだろう・・・そう、思うぐらい甘かった。
どれ位、こなたのよだれが付いた指を舐めていただろう。
こなたのよだれと私のよだれが舌の上で一緒になり、一つのよだれとなりそして胃の中に流れていく・・・それまでの間ずっと甘かった。
舌だけでなく、食道にも胃にも味を感じる機能があるのではないか?
本気でそう考えた。
お菓子の袋を、開けて一つだけ食べて満足する人は余りいないだろう。
特に、私はお菓子が大好きである。
当然の様に、「もう一口・・・」
そうつぶやき、自分の指をまたこなたの机に向けようとした時に、我に返った。
- って、わたしなんでこなたの“よだれ”なんかなめてるのよ!!?
誰にも・・・見られてなかったわよね。
周りを見回しても、誰もいなかった。
一安心していると、少しして教室のドアが開き何も知らないこなたが帰ってきた!
「ヤフーー!!お待たせ!顔も洗ってきたよ。早く帰えろって・・・かがみどうしたの?なんだか顔赤いよ?」
「な、何でもないわよ。それより早く帰るわよ。」
そんな事があり、私達は学校を後にした。
帰りには、こなたの顔がまともに見られなかった。
心臓の音が、こなたに聞こえるのでは?そんな心配をするぐらい・・・
でも、先ほどの事が気になり思い切ってこなたに聞くことにした。
周りを見回しても、誰もいなかった。
一安心していると、少しして教室のドアが開き何も知らないこなたが帰ってきた!
「ヤフーー!!お待たせ!顔も洗ってきたよ。早く帰えろって・・・かがみどうしたの?なんだか顔赤いよ?」
「な、何でもないわよ。それより早く帰るわよ。」
そんな事があり、私達は学校を後にした。
帰りには、こなたの顔がまともに見られなかった。
心臓の音が、こなたに聞こえるのでは?そんな心配をするぐらい・・・
でも、先ほどの事が気になり思い切ってこなたに聞くことにした。
「こなた、今日チョココロネとか甘い物食べた?」
「ん~今日は、弁当だったし食べてないよ!」
そうだよね。今日も昼は一緒に食べてたけど甘そうな物を食べている様子はなかったし・・・
「じゃあ、甘いお菓子とかジュースとか?」
「それも、ないよ!!でも何で?」
こなたはそう聞いてきたが、答えられる訳ない。
さっき、こなたのよだれを舐めたけど凄く甘かったからなんて・・・
でも、確かに、あの甘さはチョココロネやお菓子の甘さではなかった。
なんと言うか、そう言う甘さではなく今まで感じたことの無い甘さだった。
こなた自身の甘さというか・・・
そう考えていると、先ほどの甘さをまた思いだしてしまった。
凄い甘いんだけど、決して甘ったるしくない幸せになれる甘さ・・・
隣にいるこなたの、唇を見る。
あの唇に、キスをして舌を入れてよだれを舐めればまたあの甘さを感じられるのだろうか?
そんな事をボーと思いこなたの唇を見ていると、こなたの唇が動いている。
甘そうだな、甘いんだろうな・・・
「・・・っがみ!かがみ!どうしたの?今日のかがみ何か変だよ!?」
そこで、初めて私に話しかけているのだと理解した。
やはりと言うか当然と言うか、こなたにそう指摘されてしまった。
まあ、いきなりそんな質問されたら当然か・・・
つかさが風邪だから、栄養のある甘い物を食べさせようかと考えていた。
ちょっと苦しい言い訳だったけど誤魔化せたと思う。たぶん・・・
家に帰り母さんにつかさの具合を聞いたら、もう平熱で明日の学校には問題ないらしく一安心した。
ごはんを食べて、お風呂に入りいつもの勉強の時間だが、いま一つ勉強に身が入らない。
「今日は、もう寝るか・・・」
いつもと比べると、だいぶ早い時間だったが就寝する事した。
見なれた天井を、ベッドの中から眺めていると今日あった事を思い出していた。
なんで、こなたの“よだれ”はあんなに甘かったのだろう・・・
答えの出ない、事を考えているうちにいつの間にか眠りに落ちていた。
「ん~今日は、弁当だったし食べてないよ!」
そうだよね。今日も昼は一緒に食べてたけど甘そうな物を食べている様子はなかったし・・・
「じゃあ、甘いお菓子とかジュースとか?」
「それも、ないよ!!でも何で?」
こなたはそう聞いてきたが、答えられる訳ない。
さっき、こなたのよだれを舐めたけど凄く甘かったからなんて・・・
でも、確かに、あの甘さはチョココロネやお菓子の甘さではなかった。
なんと言うか、そう言う甘さではなく今まで感じたことの無い甘さだった。
こなた自身の甘さというか・・・
そう考えていると、先ほどの甘さをまた思いだしてしまった。
凄い甘いんだけど、決して甘ったるしくない幸せになれる甘さ・・・
隣にいるこなたの、唇を見る。
あの唇に、キスをして舌を入れてよだれを舐めればまたあの甘さを感じられるのだろうか?
そんな事をボーと思いこなたの唇を見ていると、こなたの唇が動いている。
甘そうだな、甘いんだろうな・・・
「・・・っがみ!かがみ!どうしたの?今日のかがみ何か変だよ!?」
そこで、初めて私に話しかけているのだと理解した。
やはりと言うか当然と言うか、こなたにそう指摘されてしまった。
まあ、いきなりそんな質問されたら当然か・・・
つかさが風邪だから、栄養のある甘い物を食べさせようかと考えていた。
ちょっと苦しい言い訳だったけど誤魔化せたと思う。たぶん・・・
家に帰り母さんにつかさの具合を聞いたら、もう平熱で明日の学校には問題ないらしく一安心した。
ごはんを食べて、お風呂に入りいつもの勉強の時間だが、いま一つ勉強に身が入らない。
「今日は、もう寝るか・・・」
いつもと比べると、だいぶ早い時間だったが就寝する事した。
見なれた天井を、ベッドの中から眺めていると今日あった事を思い出していた。
なんで、こなたの“よだれ”はあんなに甘かったのだろう・・・
答えの出ない、事を考えているうちにいつの間にか眠りに落ちていた。
その晩私は夢を見た
どこなのか知らない奇妙な街で・・・
私とこなたが・・・
二人で踊っている夢
そして、その夢は目を覚ました後も鮮明に覚えていて・・・
何日たっても私の頭の中で薄れる事がなかった。
終?or続く?