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謎のこなたⅩ 3

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だれでも歓迎! 編集
「ふぁっ~~~!!」
いけない!授業中なのについ大あくびをしてしまった。
先生やクラスメイトには、気が付かれなかったようだけど・・・
これじゃ、よく授業中に居眠りして黒井先生に怒られるこなたをバカに出来ないな・・・
最近、テストが近いからって深夜まで勉強しすぎたかもしれない。
あくびで目に涙を溜めながら、そんな事を考えていた。
わたしはその涙を指先で拭う。
少し躊躇しつつその指を、ゆっくりと口に含んだ。
しょっぱい・・・
それはそうだ!汗だって涙だってしょっぱいものだ。
だけど・・・



禁断症状が起きてから、こなたの“だえき”を吸収するのがわたしたち二人の秘密の習慣となった。
同じ学校とはいえ、行き返りはつかさがいるしクラスが違うのでなかなか難しい・・・
夕暮れの教室でこなたの“よだれ”を舐めていらい
定期的にこなたのよだれを吸収しないとイライラして落ち着かなくなり最後には、熱を出して倒れてしまう。
こなたが言うには、わたしが“恋の病”にかかってしまったのが原因らしいのだ。
女同士でおかしいだろうか?
でも、確かにわたしはこなたに友達以上の好意をもっているし、好きは好きなんだけど・・・
まだ告白もしてないし、こなたはどう思っているのだろうか?
その禁断症状は、毎日こなたのよだれを吸収しないと起きるという訳ではない。
実際どれぐらいで禁断症状がでるのか調べてみた。
2、3日ぐらいなら問題ないが、4日、5日たつとイライラしてきて体が火照ってくる。
6、7日目には、集中力がなくなり何をしても、こなたの事だけを考えてしまうし微熱
がでてきた・・・そこでギブアップしてこなたのよだれを吸収した。
まあ、もって1週間と言うところである。
ふ~ん、困った病気になったものだ。
だいたい保険もきかないし・・・って問題はそこじゃないけどね。
先ほどから、吸収、吸収、と連呼しているがその吸収の仕方というのは、別にこなたの
“よだれ”を原料にしてワクチンを作ったり、錠剤を作るわけではない・・・・
その・・・まあ、こなたにキスをして直接よだれを飲まないといけないみたいなの・・・

何時もどおりみんなの目を隠れてキスをしていたある日・・・
「ねぇ!かがみ、わたしの“よだれ”今日も美味しかった?」
少し、にやけ顔でこなたが茶化してくる。
「別に、そんな事はないわよ!禁断症状が起きるから、しょうがなくやってるのよ!!!」
「え~だって、2,3日キスしなくても禁断症状はでないのは調査済みでしょ。
 ふふふふ・・・それなのに、かがみったら毎日キスをせがんでくるんだもん」
顔がみるみる赤くなるのが自分でも分かる。
ここで、一言・・・うん美味しい、こなたのよだれは甘くて美味しいと言えればいいのに
「“恋の病”だかなんだか知らないけど・・・いい迷惑よ!!
 禁断症状になると勉強に身がはいらないし・・・」
恥ずかしくて、心とは裏腹についそんな事を言ってしまう。
これじゃ、こなたの言うとおり本当にツンデレってやつじゃない。
「治療って言ったって、根本的から治すんじゃなくて、対処療法じゃない。
 完治させる方法があったら、こんな変な事しないわよ!!」
わたしのバカ!あぁ、違う言いたい事はそんなんかじゃない。
でも、心の何処かで『ツンデレきたぁぁ~~!!!』といつものように笑いながらこなた
が言ってくれるのでは・・・と少し期待していた。
そう思っていたが、その言葉は聞こえてこなかった・・・
こなたの顔を見ると、悲しそうな顔をしている。
「・・・変な事、そうかそうだよね。
かがみにとっては迷惑な話・・・なのかな・・・」
そんな、顔しないでこなた・・・
悲しそうな顔でこなたは話し出す。
「ねぇ、かがみ、禁断症状を治す方法は、キスをして“よだれ”を吸収する以外にもう一つあるんだよ。
わたしの“よだれ”を舐めて禁断症状を抑える、そんな対処療法じゃなく。
根本から、完全に治す方法が、それはね・・・」
こなたは、わたしからその碧緑の目を逸らしながら続けた。
本能的にその話は聞きたくないと思った。
出来れば耳を塞ぎ逃げ去りたい・・・
でも、悲しそうなその目がわたしにそれをさせなかった。

「それはね・・・私を嫌いになればいいんだよ―――」


「えっ・・・」
わたしは、その言葉を聞いて固まってしまった。
「それで、禁断症状はなくなり恋の病も治る・・・かがみは、そっちの方がいいの?」
わたしは、俯いたまま言葉が出なかった・・・
下を、見つめて呆然としてしまった。
心が痛い、胸がズキズキする・・・
でもそれはこなたが、『わたしを嫌いになればいいんだよ―――』
と言ったことではなく、わたしがそれを言わせてしまった事に対してだ。
すると、こなたはいきなり
「泣かせてごめん・・・ねぇ、かがみ泣き止んで」
えっ、わたし泣いてなんか・・・

ポタッ・・・
ポタッ・・・

地面に、水滴が1滴2滴・・・
いつの間にか、私の目から涙が滴り落ちていた。
でも泣いてる場合じゃない、こなたに謝らないと・・・
「ヴぁ・・・るだっく・・のはっ、わだじのぼウっ・・ひっ・・・」
悪かったのはわたしの方だよこなた。ごめん!キスは嫌じゃないよ。
それどころか、楽しみにしてる。
大好きだよこなた・・・
そう言いたかったが涙が止まらず。
しゃくりあげて何も話せなかった。
こんな泣き方をしたのは、何時以来だろうか?


小学校の時、神社に住み着いた野良猫がいた。
父さんは、少し迷惑そうだったが、わたしとつかさは「ミーちゃん」と
名前をつけて可愛がった。今思えばありふれた名前だが、その時のわたしたちは
教科書に載っているどんなに凄い偉人の名前より素晴らしいと思えた。
そして、ネコのエサ係なども決めていた。
わたしがエサ係だったある日・・・
エサをあげにいってもそこにミーちゃんいなかった。
なにか嫌な予感がして、つかさとふたりで探し回った。
そしてわたしは見つけた、日が沈みかけた夕暮れに車に轢かれたミーちゃんを・・・

つかさは、ショックを受けて泣いていた。
そんなつかさを見て、姉のわたしはしっかりしないと・・・
その時から、わたしにはそういう思いがあった。
わたしは冷たくなったミーちゃんの体で汚れるのも気にせず、抱いて家に帰り
怒られるのを覚悟で両親に、その事を言った。
      • 両親は怒らずに一緒にお墓を作ってくれた。
その間中、つかさは母さんに抱きついてずっと泣いていたが、わたし泣かかなかった。
それどころかつかさを慰めていた。

「わたしは、お姉ちゃんなんだからしっかりしないと・・・」

そんな姿のわたしを見て母さんは優しく抱きしめてくれた。そして・・・
「偉いわねかがみ・・・でもね。悲しい時は泣いてもいいのよ。
 泣いて、泣いて、泣き疲れたら、その後ニッコリ笑いましょ・・・」
そう、囁いてくれた。
それを聞いた瞬間に、わたしは母さんに抱きついて泣いた。
たぶん一生分の涙を流しきった。本気でそう思ったぐらい泣いた。
泣いて、泣いて、泣き疲れて眠るまでお母さんは抱きしめてくれた・・・
忘れられない悲しい思い出。
あの時、一生分の涙を流したと思ったのにあの時以上に泣いている。

ぎゅっ・・・

わたしが泣いていると・・・
誰かに抱きしめられた。
      • あの時の、お母さんに似ているかも。
そう思い顔を上げるとこなたが、わたしを抱きしめていた。
わたしや、お母さんかあさんと比べると全然小さいのに
優しくて大きくて暖かかった・・・なんだか安心できた。
わたしの泣き顔を見ながらこなたは
「・・・ねぇ、かがみの“涙”舐めていい?」
「えっ・・・」
そんな言葉を聞いて、心臓が止まるぐらい驚いたけど
わたしは無言でうなずいた。
目の前が滲んでよく見えないけど、キスをする時のようにこなたがわたしの顔に近ずいて来た。

そして、キスの軌道と少しずれて唇は、涙が流れているわたしの頬に・・・


ピチャ・・・
ピチャ・・・

こなたの舌が私の頬に流れている涙を舐めとった。
1適1滴が大切な物のみたいに、1適も残さないで・・・
舌は目尻に溜まった涙も・・・
そして、こなたはわたしの目尻だけではなく瞳の中まで入ってきた。
こなたの舌が、私の瞳の表面に触れる。
まるで少しでも舐めたら壊れてしまう砂糖菓子を舐めるかのように、
優しく、わたしの瞳の表面をなぞるように舐めた。
むず痒い、背中がゾクッとする感覚。
生まれてから、初めて感じる感覚・・・言葉では言い表せない・・・
さっきまで涙によって滲んでいた、目の前がクリアになっていく。
こなたの舌によって・・・
みゆき程ではないが、目に異物をいれるというのは怖いと思う。
視力は良い方だけど、もし目が悪くなってもメガネをかけるだろうコンタクトは無理だと思う。
でも、こなたに舐められるのはなんだか嫌じゃない。
なんだかきもちいい・・・
こなた・・・

そうしているうちに、泣き止んだわたしに
「ごめん、かがみの涙をみたらなんだか我慢できなくなった。
      • かがみの涙凄く甘くて美味しいよ。」
気のせいか少し恥ずかしそうに、こなたは言った。
「私のほうこそ、ごめん。こなたを嫌いになるなんでできない・・・」
勇気、わたしの中の勇気出てきなさい。
そう、心の中で命令をした。
その命令を勇気が聞いてくれたのかどうかは分からないが・・・
次の言葉を言う事ができた・・・
「わ、わたしは、こなたが大好きよ!
それに・・・その、こなたのキスは迷惑なんかじゃないよ。
楽しみにしてる・・・かも・・・」

さっきまでの泣き顔から、一変してニッコリと笑顔でそう言えられた。
そんな顔を見てこなたは
「そう、かがみは、泣き顔より笑顔が一番似合うよ。
 わたしねこの前かがみのお見舞いに行った時にね。
禁断症状の治療の仕方を教えたでしょ。
 その時、この事も言おうか迷ったんだ。
でもわたしね、怖かった。
もしかしたら、かがみがその治療法を取るんじゃないか・・・
 そう思うと・・・
      • わたしもね、かがみが大好き!!」
“恋の病”にかかっていたのは、わたしだけじゃなかったみたい・・・
二人ともかかっていた。そう、確認できて嬉しくなっているわたしにこなたは
「ちなみに、二番目に似合う表情は、怒ってる顔だよ!なんたってツンデレだからね!」
「ツンデレ言うな!!」
「そうその表情だよ!」
      • ったく、せっかく人が勇気を出して告白したのにそうやって茶化すんだから!
悔しいわたしは、さっきとは逆にわたしの方からこなたの肩に手をかけてこなたの唇へわたしの唇を近ずけていった。
「今日の、治療はもう終わったんじゃないの?」
こなたは、少し笑いながらそう言った。
「治療じゃないわよ、今回のは恋人同士の愛のキスよ・・・」
「ふふっ、それじゃ一日何回キッ・・・」
『キス』の言葉をこなたが全てを言い終わる前に、わたしの唇によって止められた。
わたしにとって、こなたのよだれが甘いように、こなたは、わたしの涙が甘いのか・・・
それは、嬉しい思いだった。

キン~コン~カンコーン♪

教室での、回想シーンを終わらせるのは、先生の注意かチャイムが定番だが
どうやらわたしは後者のようだ。
放課後みんなと帰る前、わたしはこなたに人目の付かない所へと呼び出された。
「ねぇ、かがみ、涙飲ませて!」
こなたは、わたしの“涙”を気に入ったのか、最近わたしに“涙”を要求してくる。
急に涙なんてでない、最初は戸惑っていたが・・・
やはり、涙を流すには悲しい事を想像するのがいいと思い色々と試してみた。
お金をなくした・・・自分の迂闊さに腹が立つ!
好きなラノベの発売延長・・・作者ガンバ!!
成績が悪かった・・・次回は頑張ろう!!!
大学入試に落ちた・・・結構落ち込むけど涙まではでない。
ミーちゃんの事・・・悲しいけど、母さんの抱いてくれた思い出がある。

こなたと別れる・・・

「さようなら、かがみ!別れよう。もう2度と会う事はないよ・・・」
悲しそうな顔で、こなたがそう言って去っていく。
そんな事を、想像してみる・・・

自然に・・・それを考えるだけで、じゅわ、と涙が溢れ出す。
するとこなたの舌が、私の頬に触れる・・・
そして、こなたの舌が目に近づいて・・・
その感触を楽しみながら、こなたがそこにいる事を感じ・・・
涙を流しながら幸せな今を感じる。

わたしの一生流す涙の量は子供の時考えている時より、かなり多かったみたいだ・・・




















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  • 彼女Xとディスコミュとらき☆すたのコラボとは…
    なんという俺得… -- 名無しさん (2010-07-12 20:17:53)

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