今年もいつもどおりに、冬がやって来た。
12月も中旬となった週末の夕方、私はこなたと一緒に地元の商店街へ買い物に出かけている。
行き交う人たちは、師走というだけあって忙しそうだけど、どこか楽しげである。
12月も中旬となった週末の夕方、私はこなたと一緒に地元の商店街へ買い物に出かけている。
行き交う人たちは、師走というだけあって忙しそうだけど、どこか楽しげである。
「ねえ。こなた」
「なに、かがみん」
あたま一つ分だけ背が低い少女に、ちらりと顔を向けながら声をかける。
「なに、かがみん」
あたま一つ分だけ背が低い少女に、ちらりと顔を向けながら声をかける。
「あんた、クリスマスどうする? 」
「うーん」
こなたは、猫みたいな口に人差し指をあてながら考え込んだ。
「イブはお父さんと、ゆーちゃんと、ゆい姉さんと一緒に家でパーティなのだよ」
「そ、そう」
やっぱり、そうなんだ。
私は、落胆の色を隠すことができない。
そりゃあ、こなたが家族と一緒に過ごすのは当たり前のことだし、私だって多分、家族とケーキを囲むことになりそうだし……
でも恋人と一緒に過ごしたかったな。
「うーん」
こなたは、猫みたいな口に人差し指をあてながら考え込んだ。
「イブはお父さんと、ゆーちゃんと、ゆい姉さんと一緒に家でパーティなのだよ」
「そ、そう」
やっぱり、そうなんだ。
私は、落胆の色を隠すことができない。
そりゃあ、こなたが家族と一緒に過ごすのは当たり前のことだし、私だって多分、家族とケーキを囲むことになりそうだし……
でも恋人と一緒に過ごしたかったな。
「でもね。クリスマスって25日なんだよね。イブばかりがもてはやされるけど」
こなたが繋いだ手をぎゅっと握りながら、楽しそうに囁いてくる。
「あっ…… 」
「25日、かがみんのご予定は? 」
ニマニマしながらこなたは私を見つめてくる。ひどくにくったらしくてドキドキする。
私は、顔を赤くしながら答えた。
こなたが繋いだ手をぎゅっと握りながら、楽しそうに囁いてくる。
「あっ…… 」
「25日、かがみんのご予定は? 」
ニマニマしながらこなたは私を見つめてくる。ひどくにくったらしくてドキドキする。
私は、顔を赤くしながら答えた。
「あ、あいて…… いるわ」
しかし、何故か、急にこなたはしゅんとしてしまう。
トレードマークとなっている、頭頂部にある跳ねた髪もうなだれる。
「そっか、かがみだって予定があるもんね」
こなたは、寂しそうに下を向きながら呟いて、とぼとぼと歩いていく。
トレードマークとなっている、頭頂部にある跳ねた髪もうなだれる。
「そっか、かがみだって予定があるもんね」
こなたは、寂しそうに下を向きながら呟いて、とぼとぼと歩いていく。
何故?
いきなり落ち込んだこなたの様子に、ひどく戸惑ってしまう。
もしかして…… こなたは、本当は私と会うのが迷惑なのだろうか。
嫌な想像とともに、急に繋いでいた手からぬくもりが消え去って、冷たい風が吹き込んでくる。
いきなり落ち込んだこなたの様子に、ひどく戸惑ってしまう。
もしかして…… こなたは、本当は私と会うのが迷惑なのだろうか。
嫌な想像とともに、急に繋いでいた手からぬくもりが消え去って、冷たい風が吹き込んでくる。
「こ、こなた…… 」
言葉の続きを聞くのが怖い。身体が震える。心が凍える。
言葉の続きを聞くのが怖い。身体が震える。心が凍える。
「かがみ、25日に誰と会うの? やっぱりみさきち…… とかな? 」
「へ? 」
こなたは、何を言っているの?
「いや、いいんだよ。言わなくても。かがみはもてるもんね」
「おい」
何か、物凄い勘違いをしている気がする。
「へ? 」
こなたは、何を言っているの?
「いや、いいんだよ。言わなくても。かがみはもてるもんね」
「おい」
何か、物凄い勘違いをしている気がする。
「あのね。こなた。違うの! 」
「な、何が違うのさ」
こなたはムキになっている。いったいこの変な流れはなんなんだ。誰か説明してほしい。
「私、かがみと25日なら一緒にいれると思ったのに。でも、かがみはみさきちとデートするんでしょ! 」
「な、何が違うのさ」
こなたはムキになっている。いったいこの変な流れはなんなんだ。誰か説明してほしい。
「私、かがみと25日なら一緒にいれると思ったのに。でも、かがみはみさきちとデートするんでしょ! 」
「ばかっ」
言っても理解しそうにないので、こなたに思いっきり抱きつく。
コートごしにもかかわらず、こなたの熱い体温がつたわってくる。
言っても理解しそうにないので、こなたに思いっきり抱きつく。
コートごしにもかかわらず、こなたの熱い体温がつたわってくる。
「な、なにをするー 」
胸の中でじたばた暴れるけれどかまうもんか。
「か、勘違いしないでよね。本当は違うんだから! 」
「ツンデレ? 」
「違う! 人の話をききなさい! 」
ぜーぜーと肩で息をしながら、こなたを煌めくような双眸を見据えて言葉を紡いだ。
胸の中でじたばた暴れるけれどかまうもんか。
「か、勘違いしないでよね。本当は違うんだから! 」
「ツンデレ? 」
「違う! 人の話をききなさい! 」
ぜーぜーと肩で息をしながら、こなたを煌めくような双眸を見据えて言葉を紡いだ。
「いい? 私は25日に、こなた以外の誰とも会う予定はないわ! 」
「でも、相手がいるって言ったじゃん」
「だから、相手がいるんじゃなくて、予定が空いているってことよ! 」
「あっ」
こなたの瞳から不安の色が唐突に消えた。
「でも、相手がいるって言ったじゃん」
「だから、相手がいるんじゃなくて、予定が空いているってことよ! 」
「あっ」
こなたの瞳から不安の色が唐突に消えた。
「だから、その日は大丈夫なの! 分かった! 」
「う、うん」
こなたは頷いて、私の胸に顔をうずめる。
「こ、こなた、ダメよ」
狼狽しながら顔を覗き込むと、大きな瞳から雫がこぼれだしている。
「ば、ばか、こんなとこで泣かないでよ…… 」
通行人の視線が集中しているようで、ひどく落ち着かない。しかし――
「う、うん」
こなたは頷いて、私の胸に顔をうずめる。
「こ、こなた、ダメよ」
狼狽しながら顔を覗き込むと、大きな瞳から雫がこぼれだしている。
「ば、ばか、こんなとこで泣かないでよ…… 」
通行人の視線が集中しているようで、ひどく落ち着かない。しかし――
「もうちょっとだけ、このままで…… 」
安心しきった様子で、体重を預けてくるこなたがとてもかわいくて、愛おしくて、許してあげることにする。
「し、仕方がないわね。今だけだからね! 」
「うん。かがみんって優しいね」
「ば、ばか! 」
ちょっとした言葉だけで赤くなってしまう私は…… やはり重症なのだろう。
安心しきった様子で、体重を預けてくるこなたがとてもかわいくて、愛おしくて、許してあげることにする。
「し、仕方がないわね。今だけだからね! 」
「うん。かがみんって優しいね」
「ば、ばか! 」
ちょっとした言葉だけで赤くなってしまう私は…… やはり重症なのだろう。
(おしまい)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
23-251氏に戻る
23-251氏に戻る
コメントフォーム
- 良くも悪くも、バカップル? -- チャムチロ (2012-08-25 15:48:10)
- 重症ですね -- 名無しさん (2009-11-29 03:28:55)
- 重傷だな。 -- 名無しさん (2009-11-28 08:05:35)
- 重症です。 -- 鯨(人はみな死にたがっている) (2008-12-20 19:49:42)