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全ての世界に背を向けて

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だれでも歓迎! 編集
 6時間目の終了を告げるチャイムが鳴った。今日の授業はこれでおしまいだ。
 私は部活動をしていないので、学校にはもう用はない。
 さっさと鞄に教材を詰めてから廊下にでてすぐに、私の行く手を一人の少女が遮った。
「かがみさん。待って下さい」
 丁寧な口調で声をかけてきたのは、隣のクラスの委員長だ。眼鏡をかけた知性的な顔立ちをした美人で、
ゆるいウエーブがかかった髪を腰のあたりまで伸ばしている。
「なに? 」
 私は立ち止まってから、面倒くさそうな声を出した。
「お願いですから小早川さんのところに行くのは、やめてください」
「ふうん?」
 みゆきは、性格は穏やかで口調も丁寧なのに、小早川ゆたかちゃんのことになると途端にヒステリックになる。

「どうして、私がゆたかちゃんの所に行ってはいけないのかしら? 」

 私のとぼけた返事に、みゆきは綺麗な顔を歪ませながら話し始めた。
「かがみさん。貴方と小早川さんは、お互いに依存しています」
「へえ。それで」
 小馬鹿にしたような私の返事に、顔を青ざめさせながらも、みゆきは形の整った眉をひそめながら断定した。
「あなたがたの今の関係は、お互いの為になりません。少し距離をおくべきです」

 何を偉そうにこの女は言うのか…… 反論するのも面倒くさいな。
 心底うんざりした私は、みゆきの顔から露骨に視線を背けて、無言で脇を通り抜ける。

「待ってください」
 反射的にみゆきの手が伸びて、制服の端を掴みかかるが、私は激しく振り払いながら叫んだ。
「構わないで! 」

「痛っ」
 私は、手の甲を抑えて顔をしかめる少女を一瞥しただけで、すぐにその場を立ち去る。
 しかし、さほど歩かないうちに、別の女子生徒が私の行く手に立ちはだかった。


「お姉ちゃん」
 頭上に黄色いリボンを結んだ、ショートカットの少女が泣きそうな顔で声をかけてくる。妹のつかさだ。
「何よ、つかさ」
 みゆきとの不毛なやり取りでかなり不機嫌になっていた私は、最初からケンカ腰になっている。

「ま、待って、お姉ちゃん、話を聞いて」
 それでもつかさは、強引に通り過ぎようとする私の制服の袖に縋りついて、必死に訴えかけてくる。

「おねえちゃん。お願いだから、ゆたかちゃんのところに行かないで」
「そんなこと、私の勝手でしょ」
 馬鹿馬鹿しい。なぜ、私が妹の指図を受けなければならないのか。

「お姉ちゃんがゆたかちゃんのこと好きなのは分かってる。でも、このままだと、
お姉ちゃんもゆたかちゃんもダメになっちゃうっ」
 大きな瞳に涙を溢れながら、私の制服の裾を掴み続けるつかさが、とても…… うっとうしい。

「つかさ。邪魔! 」

 私は底冷えのような声で怒鳴りつけてから、みゆきにした時と同じように、邪険に手を振り払う。
「きゃっ」
 高い悲鳴があがり、覆い被さるようにして何かが倒れる音が聞こえてきたけれど、完全に無視して前に進む。

「まったくもう、なんなのよ」
 みゆきもつかさの憐れんだ目つきが物凄く気に入らない。まるで私が全部間違っているような言い草にも腹が立つ。

 私はゆたかちゃんと付き合っているだけだ。誰にも迷惑なんかかけていない。
 苛立つ気持ちを抑えきれずに、罪のない廊下の床を何度も何度も蹴りつけると、行き交う生徒たちがぎょっとした
表情を浮かべて振り返った。
 しかし、今の私にとって、つま先の痛みも他人の視線もどうでも良い。
 私とゆたかちゃんの仲を認めない世界なんて、滅びてしまえば良いんだ。

 廊下の角を曲がって、階段を降りようとすると、踊り場に、髪を膝のあたりまで無造作に伸ばした、小柄な少女が佇んでいる。

 こなただ。

 見えない圧力を感じて、一瞬引き返そうと思ったけれど、逃げると思われるのも癪だったので、そのまま階段を下りていく。
 しかし、脇を通り過ぎようとする時も、彼女は何も言わない。

「アンタは止めないの? 」
 耐えきれずに口を開いてしまった私に、こなたは小さくかぶりを振ってから答える。

「とめることができるなら、とめるけれどね」
「ふうん」
「かがみの性格は、良く知っているから」
 苦笑を浮かべながら、こなたは両肩を竦めてみせた。

 こなたは頭がとても良い。もちろん、学校の成績という意味ではない。
 相手の感情を読み取る能力がとても優れており、不用意な言葉で他人を傷つけたり、苛立たせたりしないのだ。
 こなただけは、私を責めることが逆効果になることを分かっているから、ゆたかちゃんと一緒に、底なし沼に嵌っていく私を、
みゆきやつかさのように無理に止めようとはしなかった。

「分かっているなら…… いいわ」
 私は、苦笑いを浮かべるこなたの顔を、もう一度だけ見た後、ゆっくりと階段を降りていった。


 ゆたかちゃんが所属している1年D組の教室の前まで歩くと、予想通り不快な騒ぎが発生している。
「お願い! 放してっ」
 扉を跨ぐあたりで、絹を裂くような悲鳴があがる。ゆたかちゃんだ。

「あんな酷い先輩のところに行ってはダメ」
 続いて彼女のクラスメイトである、岩崎みなみちゃんが鋭い声を出した。
 みなみちゃんは、小柄な少女の両腕を掴んで拘束しており、ゆたかちゃんは悲鳴をあげながら、彼女から逃れようともがいている。

「全く、失礼にも程があるわね」
 私は舌打ちをしながら、ふたりの間に強引に割り込んで引き離した。

「何をしているのかしら? みなみちゃん」
 私は背の高い少女を見上げながら、冷ややかな口調で尋ねる。
 しかし、彼女はまるで親の仇に出会ったような憎しみのこもった目つきで睨みつけながら言った。

「柊先輩。今すぐゆたかと別れてください…… 」
「どうして? 」
「あなたといると、ゆたかが不幸になってしまう。いや、既に不幸になりかけています! 」
 寡黙なはずのみなみちゃんの口から、罵声が放たれる。

「ふふっ、あは、あははっ」
 しかし、私は内心の可笑しさを堪え切れず、彼女の眼前で嘲るような笑い声をあげた。
 みなみちゃんには悪いけれど、いや、悪いなんて全く思っていないけれど、笑いが止まらない。
「何がおかしいんですか! 」
 怒りが沸点に達した彼女は、私の胸倉を乱暴に掴んだ。美人が怒ると怖いというけれど、長身も相まって物凄い迫力だ。
「いやいや、ごめんなさい。みなみちゃん。でもね。こうもストーカーばかりが勢揃いすると、流石に鬱陶しいのよ」

 まったく、みゆきも、つかさも、みなみちゃんも、揃いも揃ってうざったい。

 私とゆたかちゃんが、恋人同士としても付き合いをするのを、必死に阻止しようとあれこれ画策しているようだけど、
一度、無益で馬鹿らしい行動をしている自分たちの姿を鏡で映してみるべきだ。さぞかし滑稽な姿に愕然とするであろうに。

「ストーカーなんかするよりね。一度しかない高校生活を、もっと有意義なものにすべきでないかしら」
 私は冷たい口調で言い捨て、掴まれた手首を強引に振り払う。
「こ、この! 」
 みなみちゃんが、厚い鋼板でも焼き切りそうな凄まじい目つきで睨みつけるが、私は冷笑を浮かべたまま受け流す。

「さ、ゆたかちゃん。もういくわよ」
「は、はい」
 二人の険悪きわまりない応酬を、はらはらしながら見つめていたゆたかちゃんは我に返り、私の手を握った。
「じゃあね。みなみちゃん」
 私は、小馬鹿にするように空いた方の手を振って、廊下を歩きだした。
 尚も、みなみちゃんは剣呑な目つきでにらみつけていたが、不幸中の幸いというべきか、これ以上の手出しをすることはなかった。


「あ、あの…… 先輩」
 脱いだ上履きを下駄箱に入れている私を見上げながら、ゆたかちゃんが躊躇いがちに口を開いた。
「なに? ゆたかちゃん」
「さっきは、ありがとうございます。でも…… 」
「うん? 」
 ゆたかちゃんは、瞼に溜まった水滴を拭ってから言葉を続けた。
「私、かがみ先輩にご迷惑をかけてしまっているのではないでしょうか? 」

「そんなことないわ」
 私は、きっぱりと否定してから、人差し指をおでこにぴたりと当てて言った。
「いい。ゆたかちゃん。私はゆたかちゃんと一緒にいたいの。ゆたかちゃんが嫌じゃない限り、あなたの傍を離れないわ」
「せ、せんぱい…… 」
 ゆたかちゃんは顔を真っ赤にしながら声を詰まらせる。
「私、先輩に甘えても良い…… ですか」
 ゆたかちゃんは、私の胸に飛び込んできて、あどけない顔を埋めた。

「泣いていいわよ」
「ご、ごめんなさい」
 堪え切れなかったのか、微かに嗚咽を漏らし始める。
「私こそ、ごめんね」
 私は、小さな背中を撫でながら謝った。
 常に強気な私と比べると、はるかに打たれ弱いゆたかちゃんは、私の目が届かないところで、いっぱい嫌な思いをしているはずだ。
 しかし、彼女は私に迷惑をかけまいと気を遣っているのか、なかなか話してくれない。

「ゆたかちゃんは、私が守ってあげるから」
「ひっく、かがみせんぱい…… 」
「ゆたかちゃんを傷つけるヤツは、絶対に許さないわ」
 私は、彼女を苛む者に対する激しい怒りを露わにしながら、少女の華奢な背中をなで続けた。


 ゆたかちゃんが泣きやんだ後、私達はホテルにいくことに決めた。
 私の家には家族が大勢いるし、ゆたかちゃんもこなたやおじさんと一緒に住んでいるので、性行為はできないが、
ホテルならば、巫女として勤めたバイト代が溜まっているので、休憩料の支払いに困ることはない。

 校門を出てから5分程の場所にあるホテルの敷地に入った時、ゆたかちゃんがおずおずと尋ねてくる。
「かがみ先輩、あ、あの…… 」
「なに? ゆたかちゃん」
「ここ、制服で入って問題ないんでしょうか? 」
 何度もホテルに行っているくせに、いまだにゆたかちゃんは逡巡している。まあ、初々しくて可愛らしいのだけど。
「構わないわよ。誰も見ていないわ」
「は、はあ」
 最初、ホテルを利用した時はそれなりに緊張したけれど、何度か繰り返すうちに慣れてしまった。

 ここは何もしゃべる必要はない。
 無人のロビーらしき場所で、休憩をしたい部屋を選ぶだけで、点滅した矢印によって部屋まで案内してくれる。
 コトを終えて帰るときは、所定の場所にお金を入れてボタンを押すだけでおしまいだ。
 更に、料理やお酒を注文する時もリモコンに打ち込めば、小さな窓から差し入れてくれる。
 試行錯誤の末とは言え、ここまで徹底的に対人接触を避けたシステムをつくりあげた業界の人々に対しては、
ある種の感銘すら受けてしまう。

 装飾過剰の部屋に入った私達は、陵桜学園の制服を脱いでから、バスタブにお湯をいれる。
「ゆたかちゃん。一緒にはいろっか」
「あ、はい」
 いそいそと制服を脱ぎ始めるゆたかちゃんを、私はじっくりと鑑賞する。
 まず、彼女が汗を含んだセーラー服を脱ぐと、ぬけるような白い肌が露わになる。
 次にスカートのホックを外して下ろすと、美味しそうな太腿と純白のショーツが姿をあらわした。
「み、みないでください」
 私の無遠慮な視線に気づいたのか、ゆたかちゃんは、顔を真っ赤にして両手でショーツを隠す。

「ゆたかちゃん…… 私、ガマンできないわ」
 しかし、半裸となった少女にすっかり欲情してしまった私は、まるで野獣のように、小動物のような少女を
あっという間にベッドに押し倒してしまう。
「せ、せんぱい!? 」
 目をぱちくりと瞬かせながら、驚いた声をあげるゆたかちゃんに構わず、私は口を塞ぐ。
「だ、だめっ、んむぅ」
 ゆたかちゃんの小さな口を開かせて、舌をねじこむ。
「ん…… んんっ」
 私の口から流れ落ちる唾液にむせながらも、小さな舌を懸命に伸ばして絡めてくる。
「んあっ、はうっ」
 私は、喉の奥までゆたかちゃんを味わいながら、小さな背中に手をまわして、白いブラのホックを外す。
「ひゃうっ」
 ブラをめくると、ほんの少しだけ膨らんだふたつの乳房が視界にあらわれる。
「ん…… んはあっ」
 一旦、唇から離して、ゆたかちゃんの桜色の突起を眺めながら私は嬉しそうな声をあげた。

「ゆたかちゃんの乳首、とっても綺麗ね」
「は、恥ずかしいです」
 顔を紅くそめながら恥じらうゆたかちゃんを横目にしながら、私は桜色に染まった乳首に吸いついた。


 ちゅばっ…… 
 イヤらしい音を立てながら吸い上げると、最初は小さかった突起がだんだんと膨らんでくる。
「ひゃ、ひゃあああ」
 裏返った声をあげながら、目をぎゅっと瞑って耐えているゆたかちゃんがとても可愛くて、いじらしい。
「か、かがみせんぱい…… 」
 さらにじっくりと乳首を責め立てていくと、ゆたかちゃんが口を開いた。
「なにかしら? 」
 彼女はとても恥ずかしそうに、それでも何かを期待するような顔で私に囁いてくる。

「あ、あの、私の、あそこ、気持ちよくして頂けませんか? 」
「あそこってどこかしら? 」
 私は意地が悪い。純粋で可憐な彼女をみていると、どうしてもいじめたくなってしまう。

「あ、あの、そ、そのお」
「きちんと言ってくれないと分からないわ」
 固く膨らんだ乳首を摘みながら、更に追い詰める。

「ひゃうっ、で、ですから、そ、その」
 散々逡巡してから、ゆたかちゃんは、首筋まで真っ赤になりながら蚊の鳴くような小さな声を出した。
「わ、わたしのおま○こを、いじって…… ください 」

「良くできました」
 私は満足げにうなずいてから、ゆたかちゃんの純白なショーツに指先を伸ばすと、布地越しにも関わらずぐっしょりと濡れている。
「ふふっ、ゆたかちゃん。もう、ベタベタね」
「いやあっ、い、言わないでくださいっ」
 事実を指摘にされて、可愛らしい悲鳴をあげる少女のショーツの上からまさぐると、染みが拡がった為に生地が透き通り、
うっすらとアソコが見えてしまう。

「んひゃあ、あっ、あううっ」
 私に、アソコを揉まれて悲鳴混じりの甲高い声をあげながら、ゆたかちゃんは華奢な身体を捩る。
「んっ、か、かがみ、先輩、もっと強く、して…… 」
 こんなにも気持ちよくよがっているのに更に強く愛撫をしてほしいと願うのだから、ゆたかちゃんは欲が深い。

 私は彼女の期待に応えるべく、可憐な少女に残された最後の衣服を、ゆっくりと脱がしていく。
「はあ、はあっ、先輩、みないで、お願いです…… から 」
 恥ずかしいのか、少女は両手で顔を覆いながら、イヤイヤと首を振る。

「ゆたかちゃんのアソコから、イヤらしい糸がひいているわよ。半透明で粘性があってちょっと変な匂いがするわね」
「や、やだあっ」
 いじわるを言いながら、コットンのショーツをずりおろしていくと、アソコから伸びた愛液で
つくられた糸がぷつんと途切れた。


「ゆたかちゃん。つるつるね…… 」
「い、嫌ああっ、お願いだから見ないで! 」
 悲鳴混じりの哀願は当然、無視する。
 私は、まだ産毛程度しか生えていない、少女のアソコをじっくりと鑑賞したあと、ゆっくりと撫でていく。
「ふああっ、んああっ、駄目、だめえっ」
 ゆたかちゃんは淫らな声をあげながら、太腿を閉じようとするけれど、私は利き手である左手を、
ゆたかちゃんの華奢な太腿に差し込んで妨害する。
「もう、ゆたかちゃんのアソコから出るお汁で、ぬるぬるになってしまったわ」
「やだあっ、そんな事、言わないでください! 」

 私は、羞恥に悶える少女の表情に我慢ができなくなっており、アソコに中指を一気に突き入れる。
「あ、ふああっ」
 ゆたかちゃんが熱い息を吐きだしながら、あどけない顔を酷く歪めた。

 挿し入れた中指の腹に、ざらざらとした感触が伝わる。私は指の第一関節を折り曲げて、少女の膣壁を引っ掻いていく。
「あああっ、だめえ、んああああっ、んああああ」
 奥に激しい刺激を受けた彼女は、裏返った声を何度もあげて、身体を何度もくねらせる。

 私は、可愛らしい少女が見せ続ける痴態に、すっかりと興奮してしまい、半ば無我夢中になって
差しこんだ中指の出し入れを続ける。
「ん、んはあっ、ひゃああ、だめ、わたし、もう、だめええええええええっ」
 ゆたかちゃんは、トロトロとした液体を吐き出しながら、部屋中に響くような甲高い声を何度もあげ続ける。

 こなたが言うように、二次元の世界でロリと呼ばれるキャラが、そのまま現実世界に飛び出してきたような少女が、
淫らによがり続ける姿は、あまりにも危険な魅力に満ちていて、私のアソコから、熱い液体が零れ出しそうになっている。
 ついに、私はどうにも我慢ができなくなって、ゆたかちゃんの膣壁への刺激を続けながら、空いた手でスカートの中に手を突っ込み、
白いショーツを脱ぎ捨てた。

「ゆたかちゃん、入れて」
「えっ!? 」
 とまどうゆたかちゃんの左手首を掴んで、既にぐっしょりと濡れた私のアソコを触らせる。
「か、かがみ、先輩? 」
「ゆたかちゃん、お願い。私も気持ち良くなりたいの」
「は、はいっ」
 素直なゆたかちゃんは、おずおずとではあるが、私のアソコへの愛撫を始めた。

「んくっ、ふああっ」
 私も負けじと、ゆたかちゃんの膣壁への愛撫を再開する。
 中指だけでなく薬指も狭い膣の中にいれて、二本の指で激しくアソコの中を掻き回す。
「ひ、ひあああ、ああっ、あああっ」
 ゆたかちゃんは、陸に揚げられた鮮魚のように口をぱくぱくと開けながら、小さな身体を何度も跳ねさせる。
「ん、んくうっ、ふあああっ」
 私も、クリと膣の中を同時に責めたてられて、はしたないよがり声を何度もあげてしまう。


「んあっ、はあっ、んああああっ」
「くうっ、んんああっ」
 私とゆたかちゃんは、以前興味本位で見たレズものの、アダルトビデオに出演した女優のような喘ぎ声をあげながら、
全身からは大量の汗を流し、狂ったようにお互いを求め続ける。

「あうっ、せ、せんぱい、とても、きもちいい、気持ちいいですっ」
 嬉しそうな嬌声をあげる、ゆたかちゃんのアソコからは、とどめもなく愛液が湧き出し続けて、
以前は綺麗だったシーツに、染みを塗りつけている。

「んああ、ゆたかちゃん、私も、もっと強く、強くいじって」
 私は、もっと強い刺激をもとめて、彼女におねだりする。
「は、はいっ、わかり、ましたぁああああっ」
 ゆたかちゃんはとっても良い子だ。絶え間なく受ける愛撫によって、幾度も悲鳴をあげてよがりながらも、
懸命に小さな手を動かして、私を気持ちよくさせてくれる。

「ふあああっ、わたし、もう、駄目、いっちゃう、いっちゃうのっ」
 高まり続ける性的な刺激に耐えきれなくなったゆたかちゃんが、大きく口を開けながら叫んだ。
「ゆたか、ちゃん、私も、いくっ、くうううっ」
 私も身体の中心からあふれ出す、焼きつけるような熱さを我慢できず、裏返った声をあげる。

 私とゆたかちゃんの嬌声が響き合って、お互いを絶頂に導いていく。
「んはああっ、はああっ、んんっ」
 ゆかかちゃんは、間近に迫った頂きを待ち構えるように、瞼をぎゅっと瞑って身体を細かく震わせている。

「いくっ、いくうっ」
 視界がぼやけるのを感じながら、私も必死に快楽の頂きの到来を引き延ばすけれど、ついに限界が訪れる。
「はあ、はあああっ、んあああああっ、ふああああああっ」
「んん、んくううううううっ、ああああああああっ」

 私とゆたかちゃんは絶叫し、ほとんど同時に頂上を越えていった。


「はあっ、はあっ」
 何度も荒い息を繰り返していると、悦楽の波はゆっくりと退いていく。
 ベッドで仰向けになっているゆたかちゃんも、短い呼吸を繰り返しながら、火照った身体を沈めている。

「かがみ、せんぱい? 」
「何、かしら? 」
 汗みずくになった少女の顔を見つめながら尋ねると、ゆたかちゃんは微かな笑みを浮かべた。
「わたし、先輩のこと大好きです。愛しています」
「私もよ…… ゆたかちゃん」
 余程嬉しかったのか、嬉しそうに掌をそっと握ってくる。

「せんぱいの手って、温かいんですね」
 私は、ほんの少しだけ唇の端を歪めながら言葉を返す。
「掌があたたかい人は、心が冷たいって言うわね」
「一度、みなみちゃんと田村さんが同じ話をしたことがあります」
「そう」
 ゆたかちゃんの掌を握ってみると、少しだけひんやりとしている。
「でも、私、かがみ先輩の心は凄く温かいと思います」
「そんなこと、ないわよ」
 私は、少し寂しげな口調で言った。
 こなたは兎も角として、みゆきやつかさ、みなみちゃんに取った態度は、冷酷としかいいようがないからだ。
「ううん。かがみ先輩は、私にはとても優しいんです。私にとってはそれで十分なんです」

「そっか」
 私は、ゆたかちゃんの言葉に頷いた。


「かがみ…… 先輩 」
 天井を見上げていた私に、ゆたかちゃんが再び口を開く。
「なあに? ゆたかちゃん」
「二人で、どこか遠いところに行きませんか? 」
「遠い、ところ? 」
 私は、豪華そうなシャンデリアを見上げながら、少女の言葉の続きを待つ。

「誰もいないようなうんと離れたところで、私達の行く手を遮るひとがいない場所で暮らしませんか? 」

「そうね。悪くないのかもしれないわ」
 いい加減、みゆき達と不毛な争いを続けることにもうんざりだし、私とゆたかちゃんが何処かに消えてしまった方が、
彼女達にとっても心配の種が減って良いかもしれない。
 もっとも、こなたと会えなくなることは寂しいけれど。

「ねえ。ゆたかちゃん」
 私は、ゆたかちゃんの瞳を見つめながら、ゆっくりと告げた。
「今夜10時に、必要な荷物をもって駅に来て」
「今夜…… ですか? 」
 ゆたかちゃんは、目をぱちくりとさせながら尋ねてくる。

「決心が鈍るといけないからね。それとも、嫌かしら」
 ゆたかちゃんはしばらく逡巡していたけれど、やがて、私に挑みかかるような表情で答えた。

「分かりました。かがみ先輩こそ未練は捨ててくださいね」
「思い残すことは何もないわ。ゆたかちゃん」
 喉元まで出かかったこなたの別れの言葉を飲み込んでから、ゆたかちゃんに向けて微笑んでみる。

「ねえ。ゆたかちゃん。一緒にシャワーを浴びない? 」
「はい。かがみ先輩」
 少女が頷くのを確認してから、私は汗で濡れてしまった制服を、何か大事なものを捨て去るように脱ぎ捨てた。


(おしまい)


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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  • Elope思い出しました。 -- 前向き引きこもり (2012-07-02 01:10:44)
  • なんかゴルゴ13とかにありそうな話だ・・・
    冷静で何もしないこなたが実はゴルゴを雇っていたなんて結末が待ってそう・・・ -- 名無しさん (2010-07-06 16:52:52)
  • 現実的で読んでて吸い込まれるような文章でした

    しかしこのカプいいなあ -- 名無しさん (2009-11-29 12:15:42)
  • なんというか・・・その・・・・・・深かったです。

    現実は、こんな感じなのかな… -- オビ下チェックは基本 (2009-10-13 17:35:10)

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