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此文字D-konathalD-Racing☆ster(前編)

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===========此文字D-konathalD-Racing☆ster(前編)===========


(クルマネタ注意)
  • 基本クルマネタなので興味ない方は激しくスルー推奨です。
  • 専門用語はグーグル先生がきっと教えてくれます。
  • シートベルトを締めて、制限速度を守りましょう。



茨城県下妻市、筑波サーキット。

雑誌『コンプション2』主催のレース、

通称『コンプ2杯』に特別参加として、

全日本ラリー、スーパーF-NAを制したこなた達のEK4も
特別招待選手として参加していた。

女性ドライバー、痛車、そしてラリーチャンピオンという、
話題性では最強かとも思われたが・・・。


アイドル歌手の本業に加え、一流レーサーとの2速のわらじを履く、
小神あきらも招待選手として呼ばれていたのである。

その小神あきらは、フォーミュラカーよろしくトレーラーで
輸送されてきた自前の改造NSXタイプR、

『A・K・R project NSX-R』

で出走する。そう、こなたも出走する、

NA-VTECクラスに・・・。


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小神あきら すぺっく


幼少から芸能活動のかたわら、

レーシングカートでの活躍で頭角をあらわす。

若干16歳にしてジュニアフォーミュラを制覇、

現在全日本F3で優勝候補の一角、GT300にも出場中。

近年はみずからのレーシングプロダクション

A・K・Rプロジェクト(Akira・Kogami・Racing)を擁立。


その走りはブリブリしたキャラクターとは対照的に、

きわめて攻撃的でアグレッシブなものがある。

『本当の小神あきらに会いたければサーキットに行け』

という俗説があるとおり、実はその走りの姿こそが

小神あきらの本当の性格とmzsxdcfvgbhんjmk、l。;・:¥


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A・K・R project NSX-R

C32A改3.5リッターV6
レーシングインジェクション仕様
最高出力450ps

外装フルカーボン仕様
GT300準拠仕様空力装備
アルミモノコックをフルケージにて補強
(半分パイプフレームっぽい)
レース用、プッシュロッド式サスペンションASSY

公道走るとか全く予定にありませんナンバーありません

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【八ノレヒ激LO☆VE高良重工ADVANシビック】


E-EK4改 (コンプ2杯レース特別仕様への変更点)

B18C改:戸●レーシング製
     ラリー用コンプリートエンジン
     Motec M4制御
     (今日の短距離レース用にさらにハイパワー燃調)

R●GID オリジナル車高調
     筑波サーキット用にレート、車高、減衰変更

ブレーキ;
通常のブレーキに加えて、リアに秘密兵器搭載(何


タイヤ;アドバリA050SS
フロント225-45R17/(ラリー時はフロントは215-45R16)
リア195-55R15

ラリー用装備を取り外し、軽量化

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パドック裏、芸能人見たさも手伝って挨拶に行くこなた。


『あ、はじめまして、今日ご一緒に走らせて頂く泉こなたです、どーぞお手やわらk


『あーっら、貧乏くさいシビックでラリー走ってる女の子ってあんただっけ?
しかも、ナニ、痛車って?恥ずかしくない???』


こなたのアホ毛が槍騎兵のごとく天を衝いて逆立つ。


ビキビキビキ『いやぁアイドルとレーサーの掛け持ちってタイヘンッスねぇ
でも、芸能人のレーサーの中にはぁ、たまぁ~、にいるんですよねww
おっっっそい癖にカネ持ってきて
乗せろっていうやつがーーーwwなんてーの?
資金持ち込みドライバーの典型みたいのがーーーwwww
誰とはいいませんがぁwwwwwww』


ビキビキビキビキビキ『いやぁあたしだったら
あんなビンボーくさいやっすーーーーーーーーいクルマで
人前で走るなんてありえないねぇーーーー、
ナニあのクルマ、中古で買ったんだって?
いくら?千円くらい?わたしのは新車で1200万、
あと改造で2000万くらいポンと使ったけどーーーー。』


ビキビキビキビキビキビキ『NSXってアルミボディだからぶつけると
修理きかないで全損なんだそーでwwww
全損こかないよーにせいぜい気をつけて安全運転してくださいねぇwwwwww
あと、あのチョンマゲってマジありえないんですけどwwww
ミラーで見たら噴きそうっすwwww』


『ピット前の高良みゆきです!NA-VTECクラスは、
出走前からヒートアップ、メンチの切りあいが始まっております』

『みゆきさんなんでリポーターしてんの』

『ええ、つまり今日はレースなので、わたしの乗る場面はなく、その』

『『つまりヒマなわけだ』』

『orz』



だだだだだだだだだだ

『あき~ら~~様~~~~!!!』

その場に満面の笑みで飛び込んできたのは白石。


『えーい!またアンタか!!寄るな触るな近寄るなぁあ!!』ゲシゲシ

『ああ、蹴って!もっと蹴って!!』

(ゲシゲシゲシ)


『こなた、・・・白石選手ってあいつと知り合い?』

『なんつーか、フォーミュラジュニアの頃からあんな感じなんだってさ。』

『・・・どんだけぇ~・・・』

『・・・あいつってホモじゃなかったの?』

『”あきら様は特別なんだよ!!”って言ってたよ。』

『真性のマゾの方は性別を問わないこともあるそうですが・・』

『・・・どんだけぇ~・・・』

『『『心底どうでもいいよね』』』『・・・私の今回出番こんだけぇ~・・・』


(ゲシゲシゲシゲシゲシゲシ)


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『いいですか、泉さん。直前情報では小神選手は、
やはり決勝もスーパーソフトタイヤを装着して出走するようです。

ですから、小神選手のはじめのペースについていこうとせず、
作戦どおりに走ってください。基準は1分1秒30です。』

『アイアイサー。』

ピットウォール上に設けられた通信所、みゆきは
多数のディスプレイが送る情報を処理しながら、
スターティンググリッドについたこなたに直前の作戦指示を出す。
よかったね!ちゃんと仕事あるじゃん!

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一ヶ月前、高良邸、みゆき自室、というか研究室・・・

ドライバーとナビの二人でディスプレイとにらめっこ。

『うーん、スタートからいきなり消えられるんだぁ。』

小神あきらの勝ちパターン・・・

スーパーソフトタイヤを選択し、スタートから3周以内で
後続を引き剥がし 一人旅態勢を築く。
後続が目視で差をろくに把握できないうちに、
さっさとゴールラインに飛び込むのが常であった。

だが、強烈なグリップをスタートから発揮する
スーパーソフトタイヤは、熱ダレでグリップを失うのも早い。

そこはあきらのドライビングでリカバーし、
ペースダウンを最小限に抑えて逃げ切る、

過去数戦のコンプ杯でのデータから、
みゆきはそう分析していた。

『では、その前提を崩すシュミレーションは・・・』

当たるか外れるか、みゆきですら予測の範囲を大幅に越えていた。

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予選タイムアタックの結果、フロントロウは大半の下馬評の通り、
ポールポジションにNSX、二位にEK4が付ける。
あと数台、ショップデモカーのS2000やインテグラ、シビックが後方に並ぶが、
予選ラップからして二秒も離れては別のレースといえた。


レッドシグナルが全点灯、
ひとつずつ消えていく。

ヴァン、ヴァン、
グォアアアア、
ウ゛ォオオオ、

『スタート!』

ヴァアアアアアア!
グォオオオオオオオオ!
バァアアアアアアアアアアア!

けたたましい爆音を上げて、15ラップのレースへチューニングカー達が飛び出していく。

あからさまにロケットスタートを決めたのはやはりあきらNSX。

『まー、わかっちゃいるんだけどね、スーパーソフト履いて
おまけにミッドシップなNSXとスタート張り合ってもしょーがないってのは。』

こなたは淡々とシビックを加速させていく。

1コーナー、こなたは2速にシフトダウンしたあと、
右足はセオリーどおりに曲げるブレーキをかけたまま、
ターンインと同時に、クラッチペダルのすぐ左に増設された
小さな第4のペダルに軽く触れる。

EK4のリアキャリパーにもう1個増設されたサブキャリパーの
右側だけにバルブを通じて油圧が送られ、ほんの少しだけ、
左リアよりも強めのブレーキをかける。

結果、EK4は、まるでFRのごとく、少ないハンドル舵角で
くくくくいっと曲がっていく。

ざわっ”なんだありゃぁ!FFなのにめちゃくちゃスルスル曲がっていったぞ!”
ざわっ”出来の悪い特撮見てるような違和感だぜ・・・!”


『いやぁコレ何度やってもおもろいわぁwww』

こなた名づけていわく、【チートブレーキ】。

第4のペダルに応じて、ハンドル舵角を切っているほうの
サブキャリパーでイン側のリアタイアにだけ強めのブレーキをかけ、
FFにもかかわらず易々と向きを変えてしまうもはや反則的システム。
もちろん高良重工謹製。


けっこう何でも改造アリアリな今日のレース専用に設置した
特別製のコーナリングシステムの恩恵で、
こなたはあまり大きな舵角を与えずとも、
ヘアピン的なコーナーをクリアしていった。
『リアを制するものFFを制すって・・ね!』


進入で反則的にラクをしているその代わり、今日のこなたには
別の大仕事が課せられていた。

『むぐぐぐぐ、立ち上がりはが、我慢、我慢の子、・・・』

NSXが視界のはるかかなたに消えてしまおうと、
こなたは決してヒートアップしない。

向きを変えるのはチートブレーキに任せ、
フロントタイヤのグリップをともかく温存しながらもペースを維持する。
相当至難の技だが、こなたの技術はとにもかくにもそれに応えていた。


いつか、いつかあきらがスーパーソフトタイヤのグリップを使いきり、
ペースを落として眼前まで落ちてくる。

みゆきのシュミレーションによると、それは最終ラップ後半に訪れるはずであった。
そのみゆきの眼前を、2周目を消化したNSXがけたたましい爆音と共に通過する。
『さすがに速いですね・・・59秒後半ですか。予選と変わんないじゃないですか』
顔面を覆った風圧にあきれながら評価を下す。


しばらくあって、こなたEK4通過。

『1分1秒32・・・泉さん、このまま一定で刻んでください、このまま一定で!』

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3ラップ目・・こなたの110m先、第1ヘアピン。

ゾシャァアア!

『やっべ・・・もうキタかよ』

ゆるやかではあるが、NSXの姿勢が乱れ、
スライドアングルがつく。


気温が高いせいか、予定よりも半周は早くグリップを失ってきた。

『さーって・・・貧乏人が追ってくるまえに運転の切り替え、切り替え』
ここからはあきらの仕事になる。
熱ダレを起こし始めたタイヤをいたわりながらも、
後続に追いつかれないペースを維持しつづける。



いかなる状況のクルマやコンディションでも、
負けない走りができること。
それこそレーシングドライバーの真骨頂であった。


だが、今90m後方に接近しているEK4のドライバーも、
やはりまたレーシングドライバーである。それも、とびっきりの天才が。



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