~~~~~◇konathalD-Ghost☆ster=納涼企画=~~~~~
ウワァアアアアアアアアン!
『ふんふんふふーんふふーん』
ガァアアアアアアアアアアン!
今日も今日とてドライバーこなた、
とっぷり更けた蒸し暑い夜の底、
馴染みの糟日部峠を愛機EK4で流しておりました。
とっぷり更けた蒸し暑い夜の底、
馴染みの糟日部峠を愛機EK4で流しておりました。
ギョワァワワワウォン、ワァアオ!
『ほほいほいっとほいっと~♪』
ガァッアアアアアアアアアアアアアア!
『っておわ、ひぇえええ!!』
道路の真ん中、ヘッドライトに映し出された歩行者の姿に、全力ブレーキ!
ギャッギャァアアアアアアアアアアアアア!!!
『ちょっと、危ないじゃないですかー!!』
『・・・すみません・・・・道に迷ってしまって・・・・・・・』
髪の長い、白い服を着た、顔色の蒼白な女のヒト。
(・・・何このステレオタイプ)
顔はこの真っ暗闇の中の上にうつむき加減なのでよく見えない。
なぜだかヘッドライトで照らしているのによく見えない。
そのまま、運転席のそばまでふらふらと近寄ってきた。
『申し訳ないのですが・・・ふもとまで乗せていって欲しいのです・・・』
『えっと・・・かまわないですが、どちらまで・・・?』
『・・・糟日部霊園までお願いします・・・・』
(あの・・・・・絶対アレなパターンなんだけど・・・)
民家など数キロ存在しないこの糟日部峠のど真ん中で、
何をどうして道に迷ったのか、もうそんなことは早速どうでもよかった。
何をどうして道に迷ったのか、もうそんなことは早速どうでもよかった。
何しろ、ドアを開けて彼女が乗り込んだ瞬間、エアコンレスで
灼熱の車内の温度はすっと3度は下がったのだから。
灼熱の車内の温度はすっと3度は下がったのだから。
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EK4を走らせ始めてすぐ、こなたは言い知れぬ違和感を何かに感じた。
違和感の正体はすぐに判明した。
揺れないのだ。
おっぱいではない。
相手は自分と同等の貧乳だが
そういう問題ではない。
そういう問題ではない。
ガッチガチに固めたサスを組んで公道を走る以上、
かならず段差やマンホールでは車体は強く突き上げられる。
かならず段差やマンホールでは車体は強く突き上げられる。
中のヒトも当然一緒に突き上げられるのだが・・・
このヒト、微動だにしない。
ドッシンバッタン跳ねるラリー車の中で、
まるでノーマルのミニバンの助手席、いや・・・
直進する新幹線のシートにでも座ったかのごとく、
女のヒトだけが、ぴくりとも揺れないのだ・・・。
まるでノーマルのミニバンの助手席、いや・・・
直進する新幹線のシートにでも座ったかのごとく、
女のヒトだけが、ぴくりとも揺れないのだ・・・。
(あぁ、なんかいやな汗かいてきたなぁああああ。
え、エアコンでも付けようか)
え、エアコンでも付けようか)
エアコンのスイッチに伸ばそうとした手を
むんず、ひんやり。
『ぃっひぃぃいいいいいいいいい』
氷のように冷たい手でつかまれた。
『エアコンは・・・つけないで・・ください』
『あ、あぁ、ぁ、あはははは、そそそういえばこここの
くくくくくクルマええエアコンなんて付いて無くてててはははははっは!』
くくくくくクルマええエアコンなんて付いて無くてててはははははっは!』
こなたは半分壊れかけだ。
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ふと何気にミラーを見た・・・後ろにいる女のヒトと目が合った。
え?
えーっと、いま、女のヒトは助手席に乗せていたのだよね。
で、なんでミラーに映ってるのかな?かな?かなかな?
また全身からさらにどっと汗が噴出す。
ついに誘惑に耐えかねて、ちらりと助手席側を見やる。
…無人の助手席を。
もう一度ミラーを見やる。女のヒトがいる。
(き、きっとすごく身軽なヒトなんだよ!きっとそうだよ!!)
はたして、このヒトは只でさえ身動きしづらいフルバケットから
いつの間にこなたに気づかれることなく、
後部座席へ移動したのだろうか。
いつの間にこなたに気づかれることなく、
後部座席へ移動したのだろうか。
…座席?
ラリーカーの後部はロールケージが張り巡らせてあるだけで、
座席など存在しないのだ。
座席など存在しないのだ。
『座ってみたくなっただけです・・・気にしないでください。』
『気にするよ!!!』
こなたは思わず助手席に向かってツッこんだ。
助手席の女のヒトに。
既に助手席にふたたび女のヒトは座っていたのだから。
『あばっあばばばばあばばばばばばばばば』
もう言葉にならない。
さらにもう一回ミラーを確認する。
さらにもう一回ミラーを確認する。
でも、ミラーの中にまだ女のヒトは映っていた。
助手席もしれっと座っている。
『『・・・・・・・・どうかしましたか?』』
後ろと横の変則ステレオで問いかけてくる。
(増えたwwwwwwwww)
もうこなたのバケットシートは脂汗でねっとりしてきていた。
こうなったら、精一杯飛ばして霊園に早く着いてさっさと
降車願おう、と考えたこなた、アクセルペダルを踏むが。
降車願おう、と考えたこなた、アクセルペダルを踏むが。
も"も"も"も"も"も"も"も"も"も"も"も"も"も"
戸●レーシング製のB18Cユニットがまるで
ヴィッツのノーマルエンジンよりも吹け上がらない。
ヴィッツのノーマルエンジンよりも吹け上がらない。
『あまり・・・スピードを・・・出さないでください・・・・』
『は・・・・ひゃい・・』
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ギィイイイイイイ!!
『は、はい、糟日部霊園です!付きました、おっぉぉ降りてください!』
ちゃんとドアを開けて女のヒトはクルマを降りていった。
『・・・ありがとうございました・・・』
そのまま、吸い込まれるように霊園の中に消えていく。
ワァアアアゴキャキャキャキャキャ!
運転席ドアミラーに、
深深と頭を下げる女のヒトがちらっと映る。
深深と頭を下げる女のヒトがちらっと映る。
助手席側からいま降りて、霊園に入って行ってからに
なんで今そっちに映ってるのか、
もうツッコむ気すら消えうせた。
なんで今そっちに映ってるのか、
もうツッコむ気すら消えうせた。
『もう見ないもんね!ミラーも何も見ないもんね・・!』
そうあえて2度も言うのは、ルームミラー越しにがっちりと視線を感じていたから。
ヴァカァアアアアアアアアアアン!!
B18Cも何事も無かったかのごとく復活、フル加速するこなただった。
でも。視線は全く衰えることが無い。
むしろ、こなたの第6感がもっと近づいていることを警告している。
『見ない・・・もん・・・・』
ちらッ
『☆◎ ̄±々------------------------------------!!!!!!??』
さっきの女のヒトが、満面の笑みで走って追いかけてきていました。
今時速120キロ。
『ジェットばばぁだぁあああああああーーーーーーーーーーーーーー!!!』
この日、糟日部峠の往路コースレコードを非公式にたたき出したそうな。
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『えっと、お義母さん、これでよかったでしょうか?』
『はいはい、かがみちゃんありがとうね♪
娘のお嫁さんが巫女さんで色々と助かるわぁ~。』
娘のお嫁さんが巫女さんで色々と助かるわぁ~。』
『なんでまたどーしてこんな依頼を・・・?』
『いやぁ娘とドライブって夢だったんだけど、
いきなり現れてもなんだか、その、照れくさいじゃない////
いきなり現れてもなんだか、その、照れくさいじゃない////
で、ほら、今年なんか暑いから、ひとつちょっと趣向をこらして
からかってみたくなっちゃって♪』
からかってみたくなっちゃって♪』
『いろいろと困った霊(ヒト)だこと・・・』
【ちゃんちゃん】
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- かなたさん、普通に会ってあげて(T-T) -- なお丸 (2012-07-13 16:45:08)
- かなたさん…
普通に会ってあげてください(T-T) -- 無垢無垢 (2009-11-14 08:56:08) - あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!
いやあ、マジでスゴイよかなたさん。
心霊写真といい、今回といい、実にいい仕事をしている。 -- 病院坂黒猫 (2009-08-23 18:23:41)