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らき☆すたクエスト第三章(後編)

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「うわ、ヤバッ!」

 敵はおばけありくいが3匹に、アルミラージが1匹。あんまり嬉しくない組み合わせだ。

「スクルト!」

 咄嗟にみゆきさんがスクルトを唱え、私達の身体が薄赤い光に包まれた。
 これでたいしたダメージは受けなくて済むだろうけど、それでも早めに…

『ラリホー!』
「あっ…!」

 遅かった。
 こっちが攻撃するより早く、アルミラージがラリホーを唱えてきた。
 するとたちまち、背後でドサリと何かが崩れ落ちる音がする。それも三つ。
 考えるまでも無い。どうやら私以外のみんなは、ラリホーの餌食になっちゃったって事だ。
 幸い私は、普段からの徹夜が効を奏した(?)のか効かなかったけど、他のみんなはそんな習慣が無かったせいか、
 それともここまで溜りに溜ってた疲労のせいか、襲ってきた睡魔に抵抗できなかったらしい。

「このっ!」

 私は半ば反射的に、アルミラージに向けて、鎖鎌の刃を真っ直ぐに放った。
 もう随分使い馴れたそれの軌道は、狙いを外す事なく、一直線に飛んで行った。

『ピキャアッ!!』

 ジャストヒット。
 鎌の刃は深々とアルミラージの胴体に刺さって、すぐにその躯は動かなくなった。

「みんなっ!!」

 私は即座に鎌を投げ放ったけど、慌てていたせいかそれはおばけありくい達には当たらず、
 それどころか、刃の先端が石畳の隙間に突き刺さり、がっちりと食い込んじゃった。
 マズい、ピンチ、デンジャー!
 何度か戦っている内に判った事だけど、おばけありくいは集団で現れると、必ず一人に集中攻撃をかける。
 しかもその時に狙う相手の割合は、前衛も後衛も殆んど大差は無く、でも若干後衛の方が高い。
 案の定と言うか、連中はかがみやつかさには目もくれず、最後尾のみゆきさんに向かって疾走していた。

「みゆきさんッ!!」

 ラリホーで眠らされた人がそう簡単に目を覚まさないのは解ってるけど、それでも私もはそう叫びながら走り、
 即座に鎖鎌の刃を石畳から抜き取って回収し、またすぐに走り出した。
 味方が敵のすぐ近くにいると、鎖鎌の利点の長いリーチは全く意味を成さない。
 誤って味方に攻撃を当ててしまう可能性があるからだ。
 だからこういう時は、直接敵の側まで近付いて、草を苅る様に敵に斬り付けるしかない。
 最初にみゆきさん自身が唱えたスクルトの効果があるから、そうすぐにはヤバい事にはならないはず───

「……へ?」

───だと、思ってた。



 おばけありくい達は、眠るみゆきさんに攻撃を加える事はしなかったけれど、
 その代わりに1匹(取り敢えずAって呼ぶ)がみゆきさんのスカートをたくし上げて、露になった素足に這う様に長い舌を絡めたり、
 別の1匹(こっちはBって呼ぼう)の舌は、まるで蛇か何かみたいに、袖口からするすると服の中に潜り込んでいったり、
 同じ様に残り1匹(で、あっちがC)の指が、みゆきさんの大事な所を下着(おお、白のレースだ)の上から怪しげになでていた。
 …何、コイツら。
 スクルトのせいで通常攻撃が効かないとみるや、そーゆー“攻撃”に出るワケ?
 それとも、みゆきさんが眠ってるのをいい事に、あんなコトやこんなコトをしようと欲情してるワケ?

「ん……っ!」

 身体中をまさぐる“攻撃”に、みゆきさんが微かに声を漏らすけど、まだ目を覚ましそうな気配は無い。
 まあ、ラリホーをかけられたのはついさっきの事だから、仕方ないと言えば仕方ないんだけど……。
 でも早く目を覚まさないと、何かトンデモナイ事になっちゃう予感がしなくもなく……?

「ん……ふっ……!」

 服の中でうごめいてたBの舌が、普段着痩せしてて判り難いみゆきさんの巨乳をキュッ、と締め付けた。
 強調されてよく判るみゆきさんの本来の胸の大きさは、服の上からもよーく主張してた。
 私みたいな貧乳にも需要はあるけど、やっぱりアレはアレでちょっと羨ましい………じゃなくて!!
 しかもよく見たらAの舌が下着に近付いて行って、Cが今にもその下着を下ろそうとしてる!?
 流石にこれ以上はヤバ過ぎーーーる!!!





「ふへー、痛疲れたヨ……」

 あの後私はまず速攻でCを倒し、それでこっちに狙いを変えてきた残りの2匹(メチャクチャ殺気立ってたヨ)もなんとか迎撃した。
 スクルトがまだ効いてたからたいしたダメージは受けなかったけど、精神的にはかなり疲れたよ……。

「…もうモンスター、いないね」

 さて、どうにか一段落ついた事だし、取り敢えずみんなを起こさないとね。
 あ、それよりみゆきさんの服を整え直してあげる方が先か。

「それじゃみゆきさん、失礼しますよ~」

 まずはデッドライン一歩手前まで下げられてる下着を──


「こなた……何やってるの?」
「え……」

 不意に後ろから聴こえてきたその声に、私の動きが強制停止させられた。
 それでも錆び付いたドアみたくギギギと音を立てて、首を半回転させると……

「…何か、言いたい事はあるかしら?」
「えっと、一応たくさん……」

 でっかい青筋をバキバキに浮かべたかがみが、憤怒の色が混じったの笑みを浮かべて私を見下ろしていた。





 柊かがみ後に語る。

「あの時程こなたにラリホーを覚えさせたらいけないと……それと、みゆきのナイスバディを羨んだ事は無かったわ……」






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  • おばけアリクイ…!(親指立ててGJ) -- 名無しさん (2011-04-13 01:02:36)

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