アルカには、アルシェとソーンという2団体の活動形式の違いによって生じた現実の方言と、惑星アトラスで使うために創作されたフィクションの方言が存在する。
現実の方言は、
古アルカの方言である
アルカ・エ・ソーン(1998年5月30日~2000年5月9日)と
制アルカの方言である
ソーン制アルカ(?? ~ 2008年1月19日)が存在する。
アルシェでは、各々の構成員が離れて住んでいるため、アンシャンテと呼ばれる音声通信による交流が多いため、大声で抑揚をつけて話す必要があったが、ソーンでは構成員がクミールの邸宅で同居しているため、音量を抑えて平板に発音する傾向がある。
ソーンでは豊富な対面コミュニケーションがあるため、音韻面やシステム面での変動が早く、しばしば抜本改定の引き金となった。なお、ソーンの言語は、古アルカ時代は情報秘匿のため音韻や基本語レベルで異なり、制アルカ時代は制アルカの特色ともいえる
n対語と時相詞が崩壊し、語順もSOVであるなど、方言というより異言語に近い。
新生アルカにおいて、ソーン側が現在別言語のレベルにまで分化しているのか否かは不明だが、音韻面はおそらくユンク位相に近い平板アクセントである可能性が高い。また、たとえば、di,maなど語形が迷走した無生遠称代詞を制アルカのleに戻したこと、
soa, yuaの指示用法ができたこと、経過相接尾辞
-arが
-orになったこと、0がuからyuuになったこと、10がyurからonになったことなどのソーンで起こった語彙や用法の変化を速やかにアルシェ側が受け入れているので、深刻な乖離には至っていないと考えられる。
古アルカ以前においてフィクション上の方言が作られたという記録は未発見である。方言の記述がみられるのは
制アルカの時代からである。
2004年10月27日作成開始の
artis.zip所蔵「アルバシェルト.doc」によると、たとえば地域によって
lasl(靴)がさすもののプロトタイプがサンダル状のものだったり、トナカイの毛皮で作ったような靴を連想させるかの差異があるなどという設定があった。しかし、語形や文法のレベルで異なった方言は設定されていなかった。
具体的な文学上の方言が現れたのは
後期制アルカ時代の2006年10月31日ごろの
ルティア方言と
メテ方言が最初である。
現実の方言
アルカ・エ・ソーン (1998/5/30~2000/05/09) ソーンという分裂団体が発生したため、その団体内の言語は本体とは異なった進化を遂げた。
現実の方言
ソーン・制アルカ 不明~2008年1月19日 ソーンが密かに独自に改変した制アルカ
フィクションの方言
○
後期制アルカの派生方言
アルバ方言 2005年12月19日~ これがインターネット上で普及しているいわゆる
後期制アルカ
メテ方言 2006年10月31日頃~ リディア・ルティアとメル・ケートイアに作られた変種。中国語のように声調がある。
ルティア方言 2006年10月31日頃~ リディア・ルティアとメル・ケートイアに作られた変種。論理性を犠牲にする程度の関係詞の簡略化や発音の簡略化、n対語のバッファ機能をもつ。特にn対語バッファや粒読みでない東洋式数詞体系は好評で、
アルバ方言や
晩期制アルカに引き継がれた。
フィクションの方言
○2008年12月9日に考案された方言
blankimgプラグインエラー:画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
北方語:アルバザード語、アルナ方言
南方語:アルバザード語、カテージュ方言
西方語:最初の神の言葉
東方語:生き延びた制アルカ
極方語:制風の新生アルカ(西)、無アクセントの新生アルカ(東)
魔方語:明るく陽気な言語
竜方語:アルティア語。モーラ言語、音節文字
境方語:メティオ語。声調言語
沙方語:最も複雑なアルカ。声調言語、音節文字
暗方語:ヴェマ語。鼻母音
峡方語:最も暗い言語
理方語:ルティア語。知的で静かだが、脆弱な印象
灼方語:強弱アクセントを持つ
○2009年5月18日に考案された方言
玲方語 上方ルティア語(玲方語 2009/05/18 (月) 12:51:16が確認できるものの中で最古)
最終更新:2010年01月09日 14:59