■ 茜(あかね)

大和一の繁華街を有する都市。
勿論他の各都市にも繁華街は大小ありますが、茜は大和一狭い面積ながらも、
ほぼ都市がまるまる一つ繁華街になっているという場所です。
大和で唯一カジノが解禁されている区域なために、水商売や風俗業、様々なギャンブル関連の店が集まり、
茜を大繁華街へと成長させていきました。
今ではそういった各種の店の関係者の住居以外は、スラム街を除くと殆ど歓楽街となっています。

多くのカジノは大和の人々の娯楽として持てはやされていますが、その反面茜は治安が最も悪く、
一歩裏路地に足を踏み入れたがために身ぐるみを剥がされる等といった事件が後を絶ちません。
しかしながら茜での権力者というと、やはり裏社会の人物が多いため、
住民を保護する警察機構は機能しておらず、茜に定住しようとする人は少ないようです。

一方でスラム街は茜の中心街から暫くいった所にあります。
以前大規模なカジノレジャーランドを作ろうとしたまま親会社が倒産してしまい、
そのまま放置されていた廃墟に犯罪者や不法入国した外国人等が集まる事で自然発生的に作られていった場所です。
初期の頃はレジャーランドの廃墟だけに留まっていたものが、だんだんと人が増えてくるにつれてその周辺の地域一帯を支配し、
今では一般人が立ち入る事はとても出来ない場所となっています。
茜の中心街が夜でも明るいのに比べてスラム一帯は電力供給が無いために、
夜になると暗闇に妖しげな明かりが灯るのみとなり、大の大人でも入って行けば無事に出て来られないといわれています。
茜の顔役である裏社会の大物達も、スラム街をはぐれ者や組織に収まらない者達を放り出す為の絶好の場所としているため、
茜の街からスラム街が消える事は無いと言って良いでしょう。

茜も交通機関は整い船以外の各種方法以外にも、カジノ等によっては専用高級車での出迎えもあり、
外からのお客を引き付ける為に様々な手段を有しています。

【茜を象徴する建物など】

  • 茜繁華街
何軒もの巨大カジノが集まり、色々な夜の産業が集まった茜の中心部を茜繁華街、通称「繁華街」と呼ばれている場所です。
多くの娯楽産業が集まり、健全な紅の娯楽では満足出来ない人々が夜な夜な集まる場所です。
カジノや深夜営業の店はネオンを絶やさず、まさに大和の中の眠らない街といえるでしょう。

  • 裏路地
茜の繁華街が形成されていく過程で、多くの店が争うようにして狭い敷地の中に立てられた為、
自然発生的に生まれた迷路のような路地の集まりです。
茜でスラム街へ抜ける唯一の通り道であり、スラム街と同じ危険地域ではありますが、
スラム街と違い普通に道を歩いていてふと気がつくと迷い込んでしまう可能性があるだけに、
ある意味危険度はスラム街よりも高い場所といえるかもしれません。
裏路地では麻薬等の危険な商品の売買が日常的に行われ、
偶々迷い込んでしまった人がそういった場に出くわしてしまった場合は、命の保障は無いといえます。

  • スラム街
繁華街と並ぶ茜の代名詞といえるスラム街。
当初はレジャーランド建設予定の廃墟だけだったものが次第に周辺地域へもその勢力を広げ、今ではかなりの地域を占めています。
茜の顔役である裏社会の人々がスラム街の代表者と話し合った結果相互不可侵の条約が成立し、
今のところ繁華街とスラム街は平和を保っていますが、
スラム街に流れてくるような犯罪者は危険人物が多い為に、小さな小競り合いが後を絶ちません。
スラム街には奇妙な連帯感があるために余所者はなかなか受け入れられず、ハンターが最も調査し難い場所でもあります。
ハンターと気が付かれた場合は、住民全員を敵に回す事もしばしばです。

  • 下水道
犯罪者の方が目立つためかあまり魔物と縁のない茜ですが、それはあくまでも普通に生活している場合の話。
下水道内部には、スライムや殺人ネズミなどの魔物が多く棲息し、興味本位に近づく者は命を落とす事になるでしょう。
ハンターなら簡単に倒せるような魔物しか棲息しておらず、街中まで出てくる魔物は滅多にいないため、
数ヶ月に一度下水道の清掃とは名ばかりの討伐が行われるだけで、基本的に放置されているエリアです。

  • 緋杭湖
夕焼けで赤く染まる、茜の南にある巨大な湖です。
危険な魔物もおらず、開けた場所にあるため夏では此処で花火大会が行われます。
別名「火喰い狐」と昔の人は言っているように、色々とこの湖にまつわる噂があるようです。
最終更新:2014年04月08日 23:58