■ 外国
神風の舞台である【大和】の他にも、世界には多くの国々が存在します。
その中でも深く関わりを持っているものは、【大和】と同じ大陸内にある【飛鳥】と【出雲】の二国です。
また大和を含めた三カ国以外にも国は存在し、神風ではそれらは【外国】と総称されます。
基本的にどこも上記三カ国と比べると弱小国家です。
勿論、現実世界にある国ではないので、注意して下さい。
★飛鳥
昔は大和との戦争が絶えず敵対関係にあった国だが永きに渡る停戦状態の末、
現在は和平条約を結び徐々に友好国へと変わりつつある。
機械技術は劣るもののどの国よりも魔術文明は発達している。
大和と比べると、飛鳥の民は魔力が高い傾向にある。
また、近年大和との協力により、
ハンターギルドが飛鳥の都市のひとつ、【メロウ】に新設された。
数年前まで国内は跡継ぎ問題で混乱していたものの、現在は鎮静化。
第一皇子であるヒース・ベルジェラックが近々王位を継ぎ、皇帝になっている。
遥か昔から出雲と双璧を為す国で、魔術文明に特化しています。
現在は「皇帝」が統治。
逆に機械文明は未発達で、未だ都市間の移動は船か、移動速度の速い魔物を利用した馬車です。
魔術文明に特化しているので、街灯に火の魔術が使われていたり、風の魔術で昇降機等の代わりをしたりと、
日常生活の半分以上が魔術に頼られています。
世界的に機械と魔術の融合は禁忌とされていますが、上記の仕組みは所々原始的とはいえ、
魔術文明に優れた飛鳥ならではの、純粋な魔術のみによるものです。
機械・魔術文明それぞれが完全に二分して発展途上にある大和にも、勿論両文明の融合物はありません。
魔物は、大和生息するものよりも強力で、街道を徒歩で行く場合は命を覚悟しなくてはいけません。
もちろん、街灯も魔術により魔物避けの効果が施されていますが、それでも徒歩で行くのは危険と言えるでしょう。
各都市の入口は軍が常時警備しているので、都市内に魔物が侵入する事は殆どありません。
★出雲
大和・飛鳥両国共に、比較的友好関係にある国。
魔導・魔術の研究は劣るものの、どの国よりも機械技術は発達している。
国内で禁止とされている事もあるが元々生粋の出雲人は魔力を持たないため魔術は一切扱えない。
代わりに訓練により特化した身体能力や武具の扱いに長け、強力な銃火器を使用する。
遥か昔から飛鳥と双璧を為す国で、機械文明に特化しています。
表向きは民主制ですが、実質国の最大権力者は「法王」を中心とした宗教国家です。
魔術文明は未発達で、宗教的な問題から国内でも魔術は異端とされているので、魔術の使い手は殆どいません。
国内の都市は大きな都市一つのみで、4つの層からなる塔のような構造になっています。
騎士団が常時警備にあたっている他、出雲自体砂漠や山岳地帯に位置してあり自然の要塞となっているので、
魔物が都市内に攻めて来る事は滅多にありません。
都市内の移動機関は主に車やリニアモーターですが、都市外の移動機関は飛行機関が活用されています。
また、今や大和の日常生活の一部のリニアモーターですが、半世紀程前に出雲の技術協力を受けて運行を始めたのは有名な話です。
★西大陸
大和・飛鳥・出雲の3国を中央大陸とするなら、その西に大きく存在する大陸です。
30以上からなる小さな国々があり、戦争が絶えない大陸であり、治安も悪く命の危険が常に付きまといます。
西大陸の各国は、常に領土を拡大しようとどの国もいがみ合っている状態ですが、
それらの国へと戦闘の人材を派遣する【傭兵ギルド】という物が存在しており、
金さえ払えば自分の故郷だろうが戦火に染めてしまう冷酷な者達の集まりです。
また、依頼と傭兵が納得すれば、管轄外の大和や飛鳥、出雲といった中央大陸にも攻めてくることがあります。
大和、出雲、飛鳥3国からその体制を非難されていますが、実質30国以上の援助を受けて成立している複雑な事情のギルドのため、
下手に介入できないのが現状です。
最終更新:2014年04月09日 06:55