そう、これこそ、日本の血が生む潜在能力。 アストラル技術の発祥民族であるためか、それとの親和性が先天的 に極めて高い化物ども。そこらの雑種がどう掻こうと辿り着けない 域の天稟、選ばれた者がいま輝きながら翼を広げる。
結論から言えば、大和の血を貴種であるとする信仰は単なる迷信ではなく客観 的な事実だった。 個人差はあれどアマツの大多数は体力、知力、あるいは他の何らかの資質で他 人種を凌駕している。そして、その偏りは統計的な誤差の範囲を遥かに超えてい るものだった。
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