銀月神譚、竜人の輝く旅路に青空を

Wishing Sphere Gazer / ウィッシング・スフィア・ゲイザー
作品名:シルヴァリオ・ラグナロク
使用者:ラグナ・スカイフィールド&ミサキ・クジョウ
別呼称:星を観る者、星辰人奏者、

シルヴァリオサーガに登場する能力。
星辰光にして極晃星の一つ。
極晃星として誰でも使用できる上に極晃星自体を改造可能
星辰光として魔法科学の領域にまで踏み込んだ“未来”を形にする星辰体運用兵器創造能力

+ 詠唱
人創せよ、我が守護星――鋼の新西暦(セカイ)希望(ヒカリ)を灯せ

銀に煌めく冬は去り冥府魔道が訪れる
流れる血潮に宿りし神威、終焉を祈る誓いが己自身を撃ちぬいた


胸が軋み、命が竦む、なんと皮肉な絶望だろう
願い求めた黄昏に救いは永劫、訪れぬ
無限に轟く不滅の軍勢、神の進撃は止まらない
約束された宿命の果てが宇宙を次代へ塗り潰す

ああ、それでも──気高き愛しの竜人よ
汝は傍に居てくれるのだな


語るに及ばず、常世を担う葬想月華(ツクヨミ)
すべては貴女の笑顔がために
そして、(だれか)の明日がために
禍津の翼と牙を捨て去り天地の狭間を生きていこう
おまえと共に在る奇跡が、何より尊く愛おしいから
冥府を翔び立ち、虹の橋を超えながら、九つの宇宙を抱いて邪竜は新たな太陽と成る
さあ、今こそ──地獄(なみだ)の先に花束を

汝、希望(ヒカリ)の殉教者よ――私の捧げる笑顔を胸に“銀の運命(シルヴァリオ)”を完遂せよ


――礼賛しろ、神祖滅殺(ラグナロク)の幕開けだ

超新星(Metalnova)──銀月神譚(Wishing)竜人の輝く旅路に青空を(Sphere Gazer)




能力についての詳細

ステータス

基準値 A ■■■■■■■
発動値 AA ■■■■■■
集束性 AA ■■■■■■
拡散性 C ■■■■■■■
操縦性 EX ■■■■■■■
付属性 D ■■■■■■■
維持性 B ■■■■■■■
干渉性 C ■■■■■■■

星辰人奏者

  • 人造の極晃であるため任意の改造が可能
    • 他の極晃星と違い、素粒子状の装置だあり、特異点から消すことも可能。
      • 作中では人造の極晃を素材として崩壊する第二太陽を再生・機能改善した。
      • 行きすぎた大発明による混沌を生むため使用者たちは特異点に残す気はない。
画期的な新発明の誕生一つで、経済も世論も右に左に大騒ぎなのが人類社会の常
だった。あまりに急激な技術的世代変化はたとえ善意から生まれたものでも、簡
単に今の枠組みを破壊して混沌の種を芽吹かせてしまう。
ゆえに俺たちが消えた後も、こいつだけは神奏と同じく誰かが接続できる形で
特異点に登録させてはならない。

星辰運用兵器創造能力

  • 結晶化能力を利用した未来兵器創造
    • 未知の兵器を原子レベルで設計し創造する。
ラグナ達は結晶化能力を宿していた結果、未来の超兵器を原子レベルで製作できるウルトラ万能工作機へと進化したわけです。

+ 終焉兵装の拡張
  • 杭打ち機が火砲と化し極大の光線を放つ
    • 接続破断能力も強化されている。
 一新された接続破断の権能は神天地という空間から神の存在を斬り離し、根ざ
す不滅の特性ごと木端微塵に粉砕した。

+ 仮想現実展開・演算開始(バーチャルダイブ・エミュレート)
  • 対象設定型仮想現実発生装置
    • 対象の周囲を結晶片が囲み記憶を解析させて任意の仮想現実を味わわせる。
      • 脳に直接訴えかけるため現実的な苦痛が生じない。
 人奏者が製造したのは兵器ではなく、脳細胞に直接訴えかけるというまだ見ぬ
未来の娯楽機械だ。

+ 流星剣群(シューティングスター)
  • 破壊したものを取り込みながら増殖する剣
    • 成層圏に昇って地上に降り注ぐ。
    • アメノクラトを破壊する威力の運動エネルギー弾が降り注ぐ。
      • 自動追尾するため地上では回避も不可能。
 千、万、億、兆、京や垓まで突破して鼠算式に膨れ上がった絶滅の代豪雨はそ
の上、誘導性さえ備えているのか。脅威的な物量と破壊力を両立させた結果、僅
か数秒で皇都クルセイダルに存在する魔星は一層された。

+ 伝導操星辰剣(アンテナエッジ)
  • 剣を飛ばし刺さった相手の星辰光をハッキングする
    • 作中では本人たちの星辰光を破壊力を乗せて返した。
 更にすかさず簒奪処理を敢行し、攻撃自体の運動制御を手中に収めて逆転換。
破壊のエネルギーを上乗せしながら、シュウとリナに放ち返す。

+ 多重並列演算処理(トリリオンタスク)
  • 光速級の思考速度で無限に近い量の並列処理を行う
    • 星辰体運用兵器を制御しながら無数の極晃星を導くことが可能。
物理攻撃が効かない極晃星? それがどうした。時に対話し、衝突し、過去や未
来を伝えたりと……ミサキは月の女神に違わず人の祈りを導いていく。
無限に近いほど増幅した並列処理の思考回路は、その不可能すら超えたのだ。

+ 眷星神・天之闇戸の大量生産(マスプロダクション)
  • 動力源を星辰式人奏永久機関に再設定された眷星神・天之闇戸
    • 慣性操縦装置(マクスウェル・ドライブ)空間断層型天体切断装置(アースブレード)重粒子崩壊砲(グラビトンパニッシャー)を装備しており、一機で地球を制圧できる。
      • ラグナによって大量生産され、ミサキが指揮した。
無論のこと、これら一体一体が世界樹製のものとは一線を画する最新式だ。竜の
如く唸りをあげる機兵の新たな心臓部は、対極晃星用兵器という出鱈目として絶
大な戦闘力を発揮する。

+ 攻性光子放射装置(アサルトフォトン)
  • 人工知能を搭載した光線放射装置
    • 光線は触れれば万物を分解する。
 人工知能を搭載した殺戮光線が、万物を分解すべく飛翔すれば──

+ 新説・矛盾量子力学(メビウスメカニクス)、暗黒物質裁断刃(マガツディバイダー)、外宇宙鉱石生成(コスモクォーツ)、位相漂流・開始(フェイズドリフト)
  • 学説で実現された質量を持つ虚数の刃による物理改変
    • 刃の素材には天の川でしか手に入らない結晶合金「外宇宙鉱石生成(コスモクォーツ)」を使っていると思われる。
    • 後に空間の隙間に仕込む機雷の「虚数機雷(ヴォイドマイン)」という武装も登場する。
 混沌と秩序の捻じれを読み解く理論が、質量を持つ虚数の刃を実現させて、天
の川でしか手に入らない結晶合金を基にしながら、あらゆる存在の位階自体を意
のままに改変し尽くし──

+ 超高速時間逆行消滅弾(ニュートリノマグナム)
  • 光速を請える素粒子を使い過去の対象を破壊して因果律から消す
    • アメノクラトに装備させる。
 光速を超える素粒子を利用した、命中対象を存在する時間軸まで遡らせて滅ぼ
すという悪魔の因果律抹消兵器が生み出されて──では、ならばと。

星辰光操縦

  • 相手の星辰光を解析しハッキングを行う
    • 相手の星辰光の制御をハッキングで簒奪し偏向も自爆も思うまま。
      • 異界法則でなければ最適化した上で再現し、相手に返すことも可能。
 無防備な掌で神威をそのまま受け止めた。
 そして刹那、接触と共に操縦される星の指向性──超新星の再結晶化を促しな
がら今放たれた攻撃の構造自体を再現していく。

超解析

  • 観測と解析から未来予測を行う
    • 対人戦ならば認識できない速度で動く相手だろうと動きを読みきる。
      • 相手に応じて最適な答えで相手を完封する。
      • この能力により使用者を破るには使用者の処理速度を落とさなければならない。
 無限に加速する意識を用いた観測と解析は、抜き放たれる瞬間さえ認識できな
い切っ先を計算により対応する。


使用者との関連性

人造極晃星

  • 持てる知識全てを利用して造り出した人造の極晃星
    • 旧暦最高峰の研究者としての知識と前例となる極晃奏者を教科書代わりに創生したもの。
    • 天然の極晃と違い、接触に要求されるのは世界最高の頭脳。
      • 生半可なものが接触してしまえば使用者の許諾があろうと情報の渦に飲み込まれる。
 重要なのは演算、数式設定による緻密な値の入力である。
 身も蓋もない言い方をすれば、この世に生きる誰よりも頭が良くなければ絶対
に使いこなせない……そういう異質な星なのだ。
 感覚的であいまいな要素をこれっぽっちも受け付けない。


元ネタ

トリリオン(trillion
英語で「1兆」単位を意味する語。

メビウスの輪
帯状の長方形の片方の端を180°ひねり、他方の端に貼り合わせた形状の図形
1858年にドイツの数学者アウグスト・フェルディナント・メビウスが発見した。

ニュートリノ(英:neutrino
素粒子の一つ。漢字では「中性微子」と書く。
量子力学に登場する粒子。
一時期光速を上回る速度で移動できると考えられていたが、検知機器が不完全ではなかったと判明した。


関連項目

銀月神譚、竜人の輝く旅路に青空をの能力分類。

使用者の元の能力。

能力によって造られた未来の発明品の一つ。

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最終更新:2021年02月20日 18:03