ナンバーワン

原語

  • number one, No.1

和訳

名詞

  • 一番、一番目、一位、第一位、一等、随一、最優秀
  • 王座、王位、勝者、優勝者、王、王者、覇者、覇王

接辞

  • (いち)

漢字一字

  • 王、覇

やまとことば

  • かみなし(上無)

備考欄

辞書 説明
廣辭林新訂版 (名) 第一番。第一人者。花形。
新訂大言海 (無記載)
角川国語辞典新版 名 ①第一号。
②第一位の人。第一人者。
大英和辭典 ①〘俗〙自分.
②〘俚〙小便.
③【海】八挺櫂ボートノ指揮官.

直訳音写語は「一番」か。
カタカナ語話者はこの語の日本語をすっかり忘れているのか知らないが、「日本人が」、或は、「日本語で」今も用いる語は普通に「 一位 (いちい)」。

また、「何の一位」なのかを前でも(あと)でも言わなくてはいけないのに、それを(隠す・騙す目的か)言わず、ただ「ナンバーワン(一番)」とだけ言う用法あり、その用法は普通に考えれば「生贄言葉」であるが、或いは「一番」という理解ではなく、言外の言うべきことがこの語に含まれているとして、それを言っていないものか。
また、「一番」「一位」は良い事だけを謂う語ではなく、悪い事にも用いられる。それは「一位」の意であろうこの日本語モドキも同じこと。
これはカタカナ語翻訳の標の「また言葉が足りてない場合もある。」の段落でも述べているが、要は、「一番」又は「一位」は何かの順位・順番に於ける一番目であることを指す語であるのだから、何の順位・順番なのかということを、前でも、(あと)でも言わなくては聞き手はなんのことか分からないから言わなくてはならないという、小学生でも分かりそう話ということである。
例えば、自分の子供が「学年で一位を取った」と言ってこられたら、「何の」となるのが普通であり、この事を言っている。仮に運動会の時期でそうと言われたとしても、様様な競技があるのだから、いずれも「何の」となるという話。
ともあれ、カタカナ語話者の言語理解が未開。
また、英語で順位などの「第一位」はこの日本語モドキのような言葉ではないし、日本語の「 一番 (いちばん)」という言葉が英語と等しい。

日本語には一番であることを謂う接尾辞に「(いち)」があり「日本一」「業界一」などと用いる。

日本語的響きは「one」の方にも書いてあるが「わん」はヤマトコトバに於いては犬の声の意味にしかならないから「なんばあ」という意味がありそうな音の後、急に犬の鳴き真似が始まるから頗るダサい。また、多くその「わん」の部分の声の調子を上げて、(まさ)しく「犬の吠え」のように発音するから面白し。

同義等式

原語単位
 number one=第一番
カタカナ語単位
 ナンバーワン=一番

カタカナ語の類義語

附箋:N 英語

最終更新:2025年06月07日 13:42