用語集
カルロス・
フランケンシュタイン博士の研究、「制御されたダーカー因子」より生み出された半蝕因子及びそれに派生して生まれた因子を移植された人間。現在情報部が確認している半蝕種は、エキドナ・フォークマン率いる「
黒沌教」により生まれた半蝕種が9割を占める。
因子は結晶化フォトン、ダーカー因子、クロームドラゴンの素材を特殊な比率で配合することで生まれ、比率の違いで数十種類の半蝕因子が生まれえる。カルロスの因子がフォトン寄りの、比較的安全性の高いものであるのに対し、黒沌教発の因子はダーカー因子の濃度が高く、多くの人体に悪影響を及ぼす他、適合し生まれた半蝕種は凶暴性が高く、特異な現象を起こすようになる。カルロスの因子による半蝕種はダーカーの侵蝕に対し効果的な抗体を得られ、普通の人間と性質がほとんど変わらない(死刑囚を用いた実験により証明)。対して黒沌教のものはダーカー侵蝕へ抵抗できるもののエネルギー補給の為の食事にフォトンを有する有機物、主に人間の肉を必要とし、また体内の因子が持った形状記憶能力が強力であるため致命傷を負っても死亡することなく速やかに負傷した部位を再生する。さらに、生存するためのエネルギー補給は不要なため、ただ生存し続けるだけであれば食事も必要としない。
現在半蝕種は情報部管轄の収容機関で収容され、研究対象または安全であり有用とされた者は職員として、情報部に貢献している。
カルロス・フランケンシュタイン、ロズ・フランケンシュタイン、ソラ・ヴァレンタイン等が所属する研究機関
「研究所」付近に突如出現した半蝕種、エキドナ・フォークマン率いる「黒沌教」による襲撃事件。駆けつけたアージェンタムと研究機関職員による対応でエキドナは撃退。事件後ハーフダーカーの捜査及び事件前までの秘匿情報が情報部内で開示されるようになった。
この事件を機にエキドナ及び黒沌教への対応は本格化し、半蝕種の、研究機関での研究も開始された。
Dr.アウトブレイク率いるアークス非公認の衛生兵組織。構成員はアークスにより衛生兵の傭兵として雇われ、顧客のサポートと組織の開発する試薬の試験を行っている。構成員のほとんどが人間から離れた姿をしており、半数以上はリーダー、Dr.アウトブレイクの薬品の影響を受けた者及び彼により生み出された者と思われる。
試薬の中には危険なものが含まれることもあるが、彼らの補助を受けたアークスの任務成功率は99.2%に上る。
構成員は全員痛覚を除去されており、どのようなクエストでも「無理ができる」ようになっている。
試験のためにわざと負傷させられる同行アークスの報告がしばしばある。
情報部からは、「収容または排除すべき対象だとは断定できないが、重要な監視対象ではある。」とされ、職員を送り込んでの彼らの新薬の記録や、Dr.アウトブレイクによる「改良」を受けたアークスの後処理も行っている。
[SCI]本部は海底に存在するとされているが、月毎にその座標は移動が確認されている。
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[SCI] |
[SCI]とは、[Sougetsu Creatures Institution]の略称であり、カタギリから追放されたソウゲツによって創設された。ソウゲツは開発した薬品を持ち出したがそれは既に弟オウガツにより手が加えられていたモノであり、[SCI]で誕生する人ならざる者の9割9分が人肉食、極甘党、過激思想の怪物になってしまっている。オウガツが自身をよく見せるために用いたルナソルだけは思考がまともで、彼女は[SCI]の中でも教育係であったり他組織との交流であったりと、他方に良い印象を持たせるための役割を担っている。
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Dr.ヴァレンタインやカルロス・フランケンシュタインの勤める研究開発施設。現在情報部により管轄され、主にアークス向けの技術開発を行っている。
市街地区地下に建設された大規模な施設で、研究員個人の研究室や実験、実戦場に加え、一流シェフが腕を奮ってくれる食堂やスパまで用意されている。
最下階層には重要なレリックや生物、そしてアリア・フランケンシュタインが収容されている。最下階層は、カルロスを除いたほとんどの職員は降りることを禁止されている。
六芒均衡ヒューイの統括する戦闘部に配置されている、アークスシップ内の人事要因事件を専門にした機動隊。
本来は情報部エージェントにより解決される事件に、例えば人員や勢力不足する場合、出動する。しかしそのような事件が起こることは珍しい為、構成員は普段通常のアークス業務に務める。
合計17の班に別れており、常時3班以上が出動可能になっている。
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''対人機動班 第一〜第十六班'' |
第一班 the spoon
攻守のバランスに優れ、様々な任務へ向かうことができるが、それ故に器用貧乏な班。出動数が多いためメンバーの入れ替えも多い。
第二班 the wall
メンバー全員ハンター適性が高く、前衛で盾となったり敵を引き付ける囮となったりする。大規模な戦闘で活躍。
第三班 the eye
隠密や擬態を得意とする。元々シキ1人の班だったが、優れた変装能力を持ったそぼろが参加したことで行動力が増した。
ゲリラや潜入任務の出動を主とする。
第四班 the monkey
アクロバットな三次元的戦闘を得意とする班。
市街地や森林での戦闘で活躍する。
第五班 the chariot
陸用車輌の扱いに長けた班。常用車や大型トレーラーから、工事用車輌、戦車まで、陸を走れば何でも操縦可能。
軍用車での援護や追跡任務に出動する。
第六班 the eagle
通常の戦闘機から旅客機まで扱える航空機のプロフェッショナル。大規模戦闘での援護や敵機の撃墜、その他輸送を行う。
第七班 the speaker
話術に長け、説得や籠絡を行う。この班こそ情報部の仕事と被るのだが、やはりいざ戦闘になった場合は彼らの方が対処できるので、敵の勢力によっては彼らが出動している。
第八班 the chassis
対人戦闘用ハイキャストの試験運用を目的とした班。
大規模な戦闘があるとき、他班から離れた位置で行動する。
第九班 the skeleton
第八班同様対人ハイキャストの試験運用を行う。第八、第九班が同時に出動することはない。
第十班 the trump
超高火力、制御困難な異常性を持った人間で構成された、所謂「切り札」的な班。
通常はまず出動しないので、普段は各々戦闘以外の好きなことで貢献する。
第十一班 the one
年齢不詳の老キャスト1名のみの班。
日に二、三度フラッと出かけては傷を増やして帰ってくる。それが何の為の傷かは不明。
第十二班 the fully
第十三班 the force
第十四班 the funeral
第十五班 the free
四人構成の通常な班。得意不得意なく多くの任務に出動する。第十二〜第十五班は全て同様の班で、第十二班をリーダーに一つの部隊として動くこともある。
第十六班 the smith
試作武装の試験運用を行う。試作品は事故が付き物のようだが、彼らは毎回必ず生還する。技術者でかつ体力に自信のある者がメンバーとなる。
第零班
人事要因事件にヒューイが出向いた際の通称。
しかし彼の気まぐれが多いので、重要なものかどうかは報告があるまでわからない。
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研究者が現在いないため、名称は不明。特定の人間の細胞にのみ存在することができ、宿主の摂取した養分によって生きる、寄生虫のような生物。その特性は、「菌」が特定の条件下で死んだ時にみられる。「菌」は、宿主が死亡した、または「菌」が他の人間の体内に移され、数週間後「菌」が十分な栄養を得られず衰弱死した場合、「菌」から半径30cm以内の有機物をランダムな別次元に転送、再構築し、同じ宿主の体内で活動を再開する。
研究者レイ・ヴラホスによって確認された「菌」の宿主は11人。その中には、レイの妻ニュクス・ヴラホスとその子供が含まれる。
ニュクスの肉体を自身に取り入れたレイ、またその他彼の実験の犠牲になった対象の遺体は、別次元に飛んだと思われ行方不明となっている
この「菌」を宿す血族は350年ほど前から存在し、これに関して著された研究資料より、「マジック」の再現を試みたために生まれたと考察される。
ソウゲツ・カタギリ、アベル・ハーバート・ザハウィー、ザッカリー・ローレンスをはじめとした貴族によって創設された生類研究組織。「究極生物」や「不老不死」、「遺伝子融合」などの研究をしていた非アークスの集まり。
ザッカリーが開発した薬品を誤って使用し、怪物となって暴走した事件で、多くの犠牲を出して以降は市民用の薬品や健康食品の開発を主とし、創設から29年後、「カタギリ製薬」に名前を変え、完全に製薬会社となる。
しかし第11代目社長が就任してから「不老不死」等の研究に逆戻りし、生物兵器の開発も始まる。これが公になり会社が倒産するまで、反政府組織や過激派宗教団体などへの兵器売買を商売の要としていた。
ザッカリーの事件とそれに派生する犠牲の責任を負わされ、当時リーダーとなっていたソウゲツは弟であるオウガツに組織を追い出される形となった。ソウゲツを追い出したオウガツは「カタギリ製薬」初代社長となった。
「菌」を培養しそれを受け入れる血族を生んだのはこの前身組織とされ、倒産後流出したデータから多くの研究資料が散見された。
最終更新:2017年12月03日 05:05