わーるどえんど


 今回の話は、とある星のとある国のとある町にある喫茶店『Weekend』にて始まります。

  ~Weekend店内にて~  

 客のいない店のカウンターにて、この店の店主で常連にマスターと呼ばれている男性がカウンタでグラスを磨いていると

ビーッ ビーッ ビーッ*


と、警報音が店中に響き渡った。

「(カウンター内にある計器類を見つつ)この反応はついに奴らがこの世界にも来たのか!オレはこの時を、この10年待っていた。だが、今のオレには戦う力が くっ、誰か活きのいい若者がいれば…」

カランカラーン

「マスター、いつものコーヒーで」

「(キラーン、カモねぎキター)」

「(ゾクリ)なんか寒気がするのでやっぱり注文はキャンセルで」

「まぁまぁ、三日月君とりあえず奢るから椅子に座ってちょっと話を聞いてくれ」

「はぁ(と言いつつ椅子に座ると同時に枷が出てきて三日月の体を拘束する)
って何ですかこれぇぇ!」

この、来店するなりいきなり拘束された少年は三日月という近所に住む学生だ。詳しくは後々語ろう

「実はこの世界は異世界から狙われているんだよ」

「いきなりなんですか!まずは拘束を解くです!」

「そして、オレは奴らに滅ぼされた異世界から来た人間なんだ」

「無視するなですー!」

「(うるさいなーと言う顔をして指を鳴らすと同時に天井からマジックハンドが現れ三日月の口をガムテープでふさぐ)だが今のオレには戦う力がない!」

「むー!むー!」

「だから、君に戦ってもらいたい。もちろん奴らに対抗するための戦闘スーツを渡そう。世界の命運は君の双肩に掛かっているんだ!」

「むーっ!(仕方がないです、こうなったらやってやるです!)」

「まぁ、君の意思は関係ないんだけどね(と言いつつ三日月の腕に変身ブレスを巻いてから ポチッ!っと手元のスイッチを押すと同時に三日月が椅子ごと床に沈んでいく)」

「むがーっ!(僕の覚悟はなんだったんですかーっ!!)」

  ~某所~
 キミドリ色のワニみたいな生物が戦闘員を引き連れ暴れている

「ばなーなっな!我こそは怪人バナナワニこの世界を征服するためにやってきた先遣隊だ!さぁ、モエッター(戦闘員)よ!わが組織の恐ろしさを味わせてやれ!」

「「「Moeeeee!」」」

怪人達が暴れてる姿を見下ろせるビルの屋上に光が現れそれが消えた所に一人の少年が

「(口からガムテを外しつつ)何ですかこれは!椅子が床に沈んだと思ったら光に包まれて気が付いたらこんな所に」

「聞こえるか三日月!目の前にいる怪人達がお前の倒すべき相手だ!とりあえず、変身ワードは【エクスチェンジ】だ!」

「もう破れかぶれですー!【エクスチェンジ!!】」(三日月が変身ワードを唱えると同時に全身が光に包まれスーツの転送により変身が始ま…

ピピガガ


首のところまでスーツの転送が止まる。

「(首から下だけ変身した状態で)なんで、止まるんですかーっ!」

「すまない三日月、OSが95だからシステムがフリーズした。すぐ復旧するから5分ほど待て!」

「ちょっと、早くしてくだ(ちょいちょい(後ろからつつかれた指を払う))さいね!こんなので、対抗できるんですか(とんとん(後ろから叩かれた手を払いのける))ねぇ?早くしないと町が崩k…あれ?あいつらがいない(ごすっ(後ろから殴り飛ばされる))みぎゃぁぁぁぁぁっ!さっきから何なんですかっ!」(三日月が後ろを向くと怪人バナナワニとモエッターが)

「いつのまにうしろに!」

「(あきれた風に)いつの間にってあんだけ騒いでいたら流石に気付くわ!」

「スーツの転送が終わるまで逃げるですー!」

「殺れ!モエッター(戦闘員が回りこみ逃走を阻止する)」

ドカ!バキ!ボコ!ゲシゲシ!


「(戦闘員によってたかってボコられる)みぎゃぁぁぁぁっです!(半端なスーツの力で死なない程度に耐久力も上がっている)」

「あまりに哀れだから止めを刺しt**プルルルル これは、月夜作戦参謀様!…はいはい…戦闘員補充のために現地の生命体の遺伝子が必要…この際これでいい?…はい、分かりました!ジークあるるかん!!よかったな、今回のところはこれに免じて(三日月から髪の毛を採集)見逃してやろう!」

「そこまでだ!怪人バナナワニ!そのコスプレした一般人を解放しろ!!」(声のほうを見ると三日月と色違いのスーツを着た4人の人間が)

「増援か!だが、目標は果たした。今日のところ引いてやろう(バナナワニの後ろの空間に穴が開きそこから帰還する)」

「くっ、逃がしたかだが次は仕留めてみせる!」

「大丈夫ですか?そこのコスプレした人」

「コスプレじゃないですっ!!」(と、つっこんだ後、気を失う)

「諸君、そこにいるのはコスプレした人ではなく君達の仲間だ」

「「「「えぇーーーーっ!!!」」」」


次回に続く

 こうして三日月の戦いが始まった!異世界から現れた怪人達の目的は?また、三日月の前に現れた色違いのスーツを着た人間達の正体は?
 謎が謎を呼ぶといいなー?

次回予告


 ある日、アルバイトを探していた三日月が見つけた時給¥1000のアルバイト。特に疑いもせずに、アルバイトの面接を受ける。

「未経験者でも大丈夫ってどういう仕ご…なんか急に眠気が……はっ!ここは?(三日月が気が付くと手術台に磔に)」

「もう気が付いたか、薬の量が少なかったのか?後は、脳改造による洗脳だけなのに。まぁいい、君にはわが組織の怪人として力を振るってもらう!」

「脳改造なんてされてたまるですかーっ!(暴れたことにより三日月を拘束してた枷が壊れる)何です、この力は?そういえば、後は脳改造だけとか言っていたな。つまり肉体の改造は済んでるです!!」

敵の秘密結社により、怪人に改造された三日月!さて、三日月のこの後の運命はいかに!!

次回第二話『怪人ヘタレオン爆誕!?』乞うご期待?

最終更新:2010年07月25日 02:12