あるるかんにあげた写本(あるるかんにあげたしゃほん)

C.G.ユング著「集合的無意識物の諸原型において」写本のこと。
写文師二名による作で、価値評価はA+。現在、あるるかんが所有する。

印刷技術はあったものの、呪術的価値をつけるためか、あるいは術式媒体に使うのか
施術をしつつ写本されている。普通、写本は本を写すだけなのだが、これにはドイツ観念
論に造詣の深い二名がヘーゲル的解釈、シェリング的解釈を行った注釈がつけている。

ユングによる集合無意識の記述にシュリング的解釈によりギリシア神話を絡め、さらに
それをヘーゲル的解釈で哲学上の問題に戻している。内容の幅の広さから引用による
魔術発動の可能性も多岐にわたり、使用者のイメージ力次第では一冊であらゆる状況を
支配可能。
最終更新:2010年08月23日 13:43