鬼滅の刃-作中用語
鬼/人喰い鬼(おに/ひとくいおに)
本作における「鬼」は、いわゆる「鬼退治」「吸血鬼退治」ものの諸設定を踏襲し、
「太陽の光が弱点」「鬼舞辻無惨から血液感染する」という設定となっている。
人間の体内に鬼舞辻無惨の血が入り込むと、人を喰らう化け物に変貌する。
飢餓状態になるとさらに凶暴化し、肉親でも殺して食べてしまう。
- 鬼舞辻以外の鬼が血を与えた場合であっても、その鬼が鬼舞辻の支配下にある鬼であれば、鬼舞辻配下の鬼となる。
- 呼吸を使える剣士を鬼にするにはより多くの血と数日の時間を必要とする。稀に鬼舞辻の血を受けても鬼にならない体質の人間もいる。
再生力が高く、たとえ首や手足がもげても再生し動く事が可能で、老いや外傷で死ぬ事はない。
任意で腕を生やしたり、顔や体型を変形することも可能。
致命的な弱点は「日光」と「日輪刀による頸斬り」で、塵となり崩壊する。
- 頸以外なら「日輪刀」で斬っても再生可能。また、「日輪刀以外」で頸を斬っても致命傷にならない。
- 「日輪刀以外」で頸と胴体が分離してもそれぞれ独立して動くことが可能で、頸を戻せば元の姿に戻せる。
- 頸と胴体が分離した状態では弱点の日輪刀頸斬りが出来ないので一見無敵に見えるが、頸の根元から日輪刀の袈裟斬りで倒すことが出来る。
鬼によっては、人間時の記憶を忘れてしまう場合がある。
条件は不明だが、本人にとって大切な人物の記憶、逆に忘れ去りたい記憶が消えることが多い。
その他弱点として、藤の花を嫌う習性がある。
基本的に人を多く食べた鬼ほど強くなり、「血鬼術」という異能を用いる事ができるようにもなる。
特に鬼舞辻直属の強力な鬼達は「十二鬼月」と呼ばれている。
基本的に鬼の生殺与奪の権は鬼舞辻にあるが、稀な例として竈門禰豆子と珠世は自力で肉体を操作し、鬼舞辻の支配から脱している。
また、珠世から血を受けた愈史郎も鬼舞辻の支配を受け付けない。
鬼殺隊(きさつたい)
人を守るため鬼を狩る政府非公認の組織であり、古より人々の間では「鬼狩り」として語られている。
隊員は十干「甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)」の階級が割り当てられている。
また「柱」と呼ばれる特殊な階級が設けられている。
鍛練で超人的な技を身に付けているが、あくまで生身の人間であるため傷つき痛みもある。
各地に散在する「育手」に訓練を受けた後、「鬼達が幽閉されている藤襲山で七日間生き残る」という試験に合格すると入隊が認められる。
隊員には「日輪刀(の原料)」と隊服が支給され、「鎹鴉」の伝令に従い任務に就く。
隊員は働きに応じて本部から給料が支給される。階級が高い程支給金も多くなる。
- 階級は五行陰陽の十干(じっかん)をベースにしている模様。
十干 |
訓読み |
意味 |
甲 |
きのえ |
木の兄 |
乙 |
きのと |
木の弟 |
丙 |
ひのえ |
火の兄 |
丁 |
ひのと |
火の弟 |
戊 |
つちのえ |
土の兄 |
己 |
つちのと |
土の弟 |
庚 |
かのえ |
金の兄 |
辛 |
かのと |
金の弟 |
壬 |
みずのえ |
水の兄 |
癸 |
みずのと |
水の弟 |
柱(はしら)
鬼殺隊最強の称号を得た隊員のこと。最も位の高い剣士を差す。
柱より下の階級の者たちは恐ろしい早さで殺されてゆく。よって、実質鬼殺隊を支えているのは柱たちと言われている。
柱命名の仕組みは、柱になった人の流派(呼吸)に合わせて「○柱」と呼ばれるだけなので特に固定した役職名ではない。
(ただし雷の流派で柱となった桑島慈悟郎は当時「鳴柱」(なりばしら)と呼ばれていた)
※
公式ツイキャス配信の公式コメントより
作中では「元柱」の育手も稀少であると描写されている。
28話の本誌アオリ文では『隊ノ柱石(たいのちゅうせき)出陣!!』と表現されていた。
柱は九名で構成されていて、空席になった場合は、
「階級」が「甲」の中から実力を持つ者の中から選ばれる。
また、認められるには「十二鬼月を倒す」か「鬼を50体倒す」必要がある。
そのため柱になるにはおよそ5年かかるとされるが、中には2年でのぼりつめる強者もいる。
*1
さらに霞柱のように2ヶ月で柱になる例外もいる模様。
人物名 |
呼称 |
備考 |
冨岡 義勇 |
水柱(みずばしら) |
|
胡蝶 しのぶ |
蟲柱(むしばしら) |
|
煉獄 杏寿郎 |
炎柱(えんばしら) |
|
宇髄 天元 |
音柱(おとばしら) |
|
甘露寺 蜜璃 |
恋柱(こいばしら) |
|
悲鳴嶼 行冥 |
岩柱(いわばしら) |
|
時透 無一郎 |
霞柱(かすみばしら) |
|
伊黒 小芭内 |
蛇柱(へびばしら) |
|
不死川 実弥 |
風柱(かぜばしら) |
|
鱗滝 左近次 |
水柱(みずばしら) |
元柱 |
桑島 慈悟郎 |
鳴柱(なりばしら) |
元柱 |
煉獄 槇寿郎 |
炎柱(えんばしら) |
元柱 |
胡蝶 カナエ |
花柱 |
元柱 |
惡鬼滅殺(あっきめっさつ)
柱クラスの日輪刀に確認できる彫り文字。ちなみに、読み切り「過狩り狩り」の主人公「ウ-拾壱号」の刀にもこの四文字が確認できる。
育手(そだて)
鬼殺剣士を育成する人物のこと。
「育手」は多数存在しており、それぞれの場所、それぞれの方法で剣士を育成している。
日輪刀(にちりんとう)
鬼殺隊の持つ、鬼を唯一殺すことの出来る武器。頸を斬られた鬼は切り口から砕け落ちて絶命する。
最終選別終了後、生き残った者は数多の玉鋼の中から一つを自分で選び、刀匠に打ってもらうことになる。
原料である”猩々緋砂鉄(しょうじょうひさてつ)””猩々緋鉱石(しょうじょうひこうせき)”は陽の光を吸収する鉄であり、
太陽に一番近い山”陽光山”で採れると言われている。
日輪刀は別名「色変わりの刀」と呼ばれており、持ち主によって色が変わり、それぞれの色には特性がある。
一度色が変わった日輪刀は、所有者が変わっても再び色が変わることはない。
炭治郎の刀はその髪と目の色から鮮やかな赤色になると期待されたが何故か黒色に変化した。
第69話で、「ある程度の剣術の腕がないと日輪刀の色が変わらない」との説明がある。
よって、呼吸剣術を覚えてから日輪刀の適正が判明する為、実は体質と適正が合わない呼吸を習得していたパターンもある模様。
日輪刀が持つ日光エナジーに関しては、炭治郎が「陸ノ型:ねじれ渦」の衝撃波でも沼鬼を倒せているので、直接頸を斬らなくとも斬撃から派生する衝撃波で頸を斬った場合も日輪刀の日光エナジーが伝わって鬼を殺すことが可能と推察される。
戦国時代に階級制度が始まって以降、柱の日輪刀には“惡鬼滅殺”の文字が刻まれている。“滅”の一文字が入った炭治郎の刀は、階級制度以前に打たれたもの。
所持者 |
刀身 |
鍔 |
柄 |
柄頭 |
鞘 |
備考 |
竈門炭治郎 |
黒色 |
日輪型/黒色 |
黒色 |
灰色 |
黒色 |
刀鍛冶の里で下記の刀と交換 |
〃 |
漆黒 "滅"の一文字 |
炎型 |
- |
- |
- |
縁壱零式の内部から発見 鍔は煉獄杏寿郎から引き継ぎ |
我妻善逸 |
稲妻模様 |
木瓜型/白色/縁金色 |
白色 |
金色 |
白色 |
鍔や柄は羽織同様三角モチーフ |
嘴平伊之助 |
藍鼠色・ギザギザ |
無し |
布巻 |
布巻 |
布巻 |
石で刃を叩いて自らギザギザに加工している |
冨岡義勇 |
藍→黒のグラデーション 惡鬼滅殺 |
六角型 |
藍地に白色布 |
赤紫色 |
黒色 |
|
胡蝶しのぶ |
鈎針のような形状 根元右面:惡鬼/左面:滅殺 |
四枚翅型 水色/外周橙色 |
橙地に白色布 |
橙色 |
花絵装飾付 |
先端と根元以外は棟鎬を除いて刃がカットされている (蝶や虫の口吻がモチーフ?) 鞘に毒の調合を変える仕掛けあり |
煉獄杏寿郎 |
赤色・炎のゆらぎのような刃文 惡鬼滅殺 |
炎型 |
白色 |
- |
白色と灰色 |
|
甘露寺蜜璃 |
桜色・ウルミ風長剣 惡鬼滅殺 |
四枚♡型 |
♡ |
- |
- |
インドの剣「ウルミ」のような、しなやかにたわむ長剣 |
宇髄天元 |
黒→金のグラデーション 惡鬼滅殺 |
木瓜型 金色/外周青色 |
青地に赤色布 |
金色/鎖 |
無し (布巻き) |
二振りを柄頭に鎖で繋いだ、刀と斧の中間のような大刀 鞘が無いのでベルトで固定して背負っている |
不死川実弥 |
ノコ歯のような刃文 惡鬼滅殺 |
十六角星形 |
- |
- |
- |
|
時透無一郎 |
白色 惡鬼滅殺 |
長方形連結形/金色 |
浅葱地に黒色布 |
銅色 |
黒色 |
|
悲鳴嶼行冥 |
片手斧形状 |
- |
- |
- |
- |
斧+鎖+巨大トゲ鉄球 |
伊黒小芭内 |
薄紫・フランベルジュ 惡鬼滅殺 |
- |
- |
- |
- |
刀身がフランベルジュのような、波打つ形状をしている |
鬼殺隊の隊服(きさつたいのたいふく)
特別な繊維で出来ており、通気性は良いが濡れにくく燃えにくい。暑さ寒さもある程度凌げる。
中級程度の鬼の牙や爪を防ぐ程度の防御力があり、雑魚鬼の爪や牙では、この隊服を裂くことすらできない。十二鬼月の攻撃を防げるものはまだ実用化されておらず、現に魘夢の歯と骨で作られた錐での刺突は有効であった。
黒ずくめで、背中に「滅」の一文字が描かれているのが基本デザイン。柱たちはこれをかなりカスタマイズしている。
鎹鴉(かすがいがらす)
鬼殺隊員へ任務の伝令をする鴉。人語を話すことが出来る。
何故か善逸の鎹鴉は雀。鎹雀は鳥語しか話せない。
善逸に雀の鳥語は全く伝わらなかったが、何故か炭治郎は鳥語を理解することが出来た。
藤花彫り(とうかぼり)
特殊な技術で手の甲に彫られた鬼殺隊の印。
『階級を示せ』という言葉と筋肉の膨張によって現在の階級が浮き出る。
柱の場合、水柱は「水」、炎柱は「炎」というように柱名が浮き出る。
なお、第75話の伊之助の『藤の山で手ェこちょこちょされただろ?』については、
第8話にて選別試験案内人(お館様の子供)が、
「まずは隊服を支給させていただきます 体の寸法を測り その後は階級を刻ませていただきます」と発言している伏線有り。
隠(かくし)
鬼殺隊の事後処理部隊。振り仮名はカタカナで「カクシ」。
鬼殺隊と鬼が戦った後の始末をする。
構成する隊員は剣技の才に恵まれなかった者達が殆ど。
継子(つぐこ)
柱が育てる鬼殺隊士のこと。相当才能があって優秀じゃないと選ばれない。
柱から声をかけられるか、申請し柱が承諾することで継子になれる。
同じ呼吸が望ましいが異なる呼吸でも認められるらしい。
*1
柱合会議(ちゅうごうかいぎ)
半年に一度、鬼殺隊本部に柱全員が集結して行う会議。
藤の花の毒(ふじのはなのどく)
薬学に精通している胡蝶しのぶが開発した「鬼を殺せる毒」。
日光・日輪刀による頸斬り以外でも鬼を殺せる手段の一つ。
毒殺した死体は塵となって分解する過程が起こらず、人間のようにそのまま腐る。
この毒を注入すると、下級の鬼なら数秒で即死する。
バリエーションとして麻痺毒もあり、こちらは数字を持たない鬼なら半日体を麻痺させられ、下弦の鬼でも動きを封じることができる。
上弦の鬼ほど強ければ動きを鈍らせる程度で、数十秒から数秒で無害化されてしまう。だが上弦の鬼にも効果のある毒は現在も開発中である。
禰豆子の箱(ねずこのはこ)
炭治郎が日中の間、禰豆子を背負う箱。鱗滝左近次製。
非常に軽い”霧雲杉(きりくもすぎ)”という木を材料にし、さらに外側に”岩漆(いわうるし)”を塗って固めたので強度も高い。
有事の際は禰豆子は扉を蹴り飛ばして出てくる。
柱合裁判の場にて不死川に破損させられてしまったが、アオイが修理を行った。(単行本6巻オマケページより)
厄除の面(やくじょのめん)
鱗滝左近次製のお面。悪いことから守ってくれるらしい。
皮肉にも過去の弟子達は『厄除の面』が手鬼のターゲット目印となり、殺されてしまった。
鬼の始まり(おにのはじまり)
千年以上前、平安時代に最初に鬼になった存在。その鬼こそが鬼舞辻無惨。
産屋敷一族にして病弱であった彼が、担当医の調合した試薬『青い彼岸花』を服用して肉体が変異した。
人間を鬼に変えられる血を持つ鬼は彼のみとされている。
産屋敷家は、鬼舞辻が死亡すればすべての鬼もまた滅びると推測している。
十二鬼月(じゅうにきづき)
鬼舞辻無惨直属の十二体の鬼の総称。
鬼舞辻無惨に認められた鬼は無惨から血を分けてもらい、絶大な力を得ることが出来る。
その中で、さらに強さを認められたものだけが十二鬼月となる。
目玉に「下陸」等の数字刻印があるのが特徴。
上位六体を「上弦」、下位六体を「下弦」と呼称している。
「上弦」は両目に刻印、「下弦」は片目のみに刻印。数字は強さの順。
「上弦」は柱と同等もしくは、柱よりも強く、100年間入れ替わっていないが、
「下弦」は柱に討伐されやすく頻繁に入れ替わっている。
※柱は全員「下弦」を討伐した経験があるので、
累を含めて少なくともニ~三十年以内に10体以上討伐されている計算になる。
余りの弱さに鬼舞辻様も激オコ。
位 |
階級 |
名称 |
備考 |
上弦 |
上壱 |
黒死牟 |
|
上弐 |
童磨 |
|
上参 |
猗窩座 |
|
上肆 |
半天狗 鳴女 |
鳴女は半天狗死後上肆に出世 |
上伍 |
玉壺 |
|
上陸 |
堕姫・妓夫太郎 獪岳 |
獪岳は妓夫太郎死後上陸に出世 |
下弦 |
下壱 |
魘夢 |
|
下弐 |
轆轤 |
|
下参 |
病葉 |
|
下肆 |
零余子 |
|
下伍 |
累 |
|
下陸 |
釜鵺 |
|
番外 |
元下陸 |
響凱 |
降格 |
※「下伍」等は目玉の刻印で、作中では「上弦の壱」「上弦の弐」…「下弦の陸」と呼ばれている。
余談:上弦下弦の定義について
月を弓に見立てて弦がある方向を指しますが、月は時間帯で弦のある方向が変化するので、
厳密には『月没時』に弦がある方向で判断します。
|
月出時 |
正中時 |
月没時 |
上弦の月 |
下弦 |
左弦 |
上弦 |
下弦の月 |
上弦 |
右弦 |
下弦 |
血鬼術(けっきじゅつ)
異能の鬼が使う特殊な術。人を沢山喰べた鬼が血鬼術に目覚めるといわれている。(一部例外有り)
鬼によって能力は様々で、人間だった頃の未練や願望などが反映した能力になっていることが多い。
鬼同様、日光や日輪刀で抑制・無力化できる。作中では兄蜘蛛鬼の毒を日光で徐々に中和する、魘夢の血鬼術を強制解除する危険性の示唆、愈史郎の護符が日光で焼けるなどの描写が見られた。
花札風耳飾り(はなふだふうみみかざり)
竈門家に先祖代々、ヒノカミ神楽の舞い・呼吸と共に受け継がれてきた耳飾り。日輪と日足、大地が描かれた長方形型。
炭十郎死去後は炭治郎が装着している(炭十郎はこの継承を「約束」と称していた)。
元々は戦国時代の鬼狩り継国縁壱が着用していた物であり、竈門家の先祖である炭吉に譲られた。
鬼舞辻はこれを着けた縁壱に刃を向けられた過去があり、配下の鬼に炭治郎の始末を命じている。
なお、キメツ学園物語においては全力で校則違反。
赫灼の子(かくしゃくのこ)
炭治郎のように、髪と目が赤みを帯びた子供のこと。
火仕事をする家で赫灼の子が産まれると縁起が良いとされている。
ヒノカミ神楽(ひのかみかぐら)
竈門家では怪我や災いが起きないよう、年の初めに『ヒノカミ神楽』を舞って「ヒノカミ様」なる神にお祈りをする風習がある。
それは十二ある舞い型を日没から夜明けまで延々と続ける過酷なもの。特有の呼吸を使う。
なぜか鬼を殺すための技として転用できる。炭治郎の見た記憶の遺伝から、日の呼吸を応用したものであることが示唆されている。
八支刀(はちしとう)
神事『ヒノカミ神楽』を行う際に炭十郎が使用していた神具。
実際の国宝『七支刀』は六叉+先端で七つの剣先があるのに対し、
本誌第40話の描写では七叉+先端の『八支刀』になっている。
青い彼岸花(あおいひがんばな)
鬼舞辻無惨が探し求めていたもの。第127話にて比喩でない青色の彼岸花のことであることが判明。
元々平安時代の医者が病床の鬼舞辻の為に作った同名の薬だが、それが結果的に鬼舞辻を鬼へと変えた。
鬼舞辻は太陽の克服のために未完成だった薬を完成させようとしていたが、原料である青色の彼岸花も未だ発見出来ていない。
禰豆子が日光への耐性を得たことを知った鬼舞辻は、禰豆子を確保すれば薬は不要と判断して彼岸花の捜索を打ち切った。
第39話で炭治郎が見た走馬灯にあった彼岸花との関係性は不明。
+
|
こそこそネタバレ |
一年間に2・3日、昼間にのみ咲く性質を持つ。
現代にて再発見され、植物学者の嘴平青葉によって研究されたが、栽培に失敗して全て枯れてしまった。
|
稀血(まれち)
非常に珍しい性質の血液を持った人間の事。鬼がこの人間を食べると普通の人間50~100人分を食べる事に相当する力を得る。
鼓屋敷編では長男の清が稀血の人間だったので複数の鬼に狙われた。
不死川実弥は稀血の中でもさらに稀少な血を持ち、血の匂いによって鬼を酩酊させる事ができる。
藤の花の香り袋
鬼除けの効果がある。隠が作っている。稀血の清には必需品。
藤の花の家紋の家
鬼狩りに命を救われた一族。
鬼狩りであれば無償で尽くしてくれる。医者も呼んでくれる。ほわほわ。
記憶の遺伝(きおくのいでん)
人間は姿形だけではなく、先祖が体験した記憶も遺伝するという説。
本人は一度も体験したことがないのに、どこかで体験したことのように感じることがそう呼ばれる。
現象そのものは心理学における「既視感」であるが、その概念は夢野久作著『ドグラ・マグラ』の「胎児の夢」に近い。
この考え方は刀鍛冶の里で伝えられているが、鬼殺隊全体に認められているわけではなく、俗信の一種として扱われている。
炭治郎が日の呼吸の剣士や炭吉の夢を見たり、彼らの言動をなぞったりすることが、これに当てはまる。
痣の者(あざのもの)
鬼の文様と似た痣を発現させた者たち。身体能力と再生能力が飛躍的に向上する。
時透は心拍数二百以上、体温三十九度以上の状態で生き延びている状態なら痣が発現すると把握している。
戦国時代の始まりの呼吸の剣士たちがそうであったとされ、その一人の手記に“痣の者が一人現れると、共鳴するように周りの者たちにも痣が現れる”とある。
痣の発現の有無で思い詰める者が多くいた、継承が途切れたなどの理由で、詳しい情報は産屋敷家も把握していない。
黒死牟曰く寿命の前借り。痣が発現した者は二十五の歳を迎える前に死ぬと言われているが、例外も存在したという。
柱稽古(はしらげいこ)
禰豆子の太陽克服以降、鬼殺隊総出で行われるようになった訓練。隊士たちが柱を順番に巡り、それぞれの得意とする分野の稽古を受ける。
隊士たちのみならず柱にとっても、ひっきりなしにやってくる隊士を相手にするため、体力向上および痣の者の条件成立が見込める。
本来柱は多忙なため、継子以外には直接稽古を付けられなかったが、総力戦前、鬼の出没が激減した期間に行われた。
反復動作(はんぷくどうさ)
何らかの合図を決めることによって集中力を極限まで高め、全ての感覚を一気に開く技。
作中の人物は、主に印象に残った記憶を思い出すことで身体能力を上げている。
透き通る世界(すきとおるせかい)
竈門炭十郎が語ったヒノカミ神楽の領域。最小限の動きで最大限の力を出す技術。努力と鍛練を積み重ねなければ到達できない。
五感を開き、肉体の形を血管に至るまで認識。その上で、現状に不要な感覚を閉じてゆく。そうすると、頭が周囲の世界を透明なものであると認識する。
鬼を人間に戻す薬
珠世が長年研究していた、鬼の治療法。
竈門兄妹の素材採取協力と、総力戦直前の胡蝶しのぶとの共同研究によってついに完成した。
人間に変わる前に藤の花の毒素による副作用があり、使用すれば死の危険性もある。
作中では禰豆子と無惨に使用された。
+
|
こそこそネタバレ |
無惨に使用された薬は、本来の薬とは別に開発された老化薬・爆散阻害薬・細胞破壊毒が混入されている。
しのぶの見立てによれば、老化薬は一分で五十年無惨を老いさせることができる。この効果が三時間続けば、九千年の老化となる。
これらはいずれも分解されて決定打にはならないだろうと予測されている。
作中製造できた薬は3人分。最後の薬は炭治郎に使用された。
|
地名・施設名等
狭霧山(さぎりやま)
「育手」である鱗滝左近次が麓に住んでいる山。霧が濃く、他の山と比べて遥かに空気が薄い。
鱗滝が仕掛けた罠が多数存在しており、鬼殺剣士候補の修行の場となっている。
藤襲山(ふじかさねやま)
鬼殺隊入隊の最終選別の舞台。
山の麓から中腹にかけて鬼の嫌う「藤の花」が一年中咲いており、
頂上付近には鬼殺隊が生け捕りにした鬼を多数閉じ込めてある。
最終選別は『この中で七日間生き抜く』ことが合格条件。
陽光山(ようこうざん)
曇らないで雨も降らなく一年中陽が差している山。通称「太陽に一番近い山」。
日輪刀の原料である、陽の光を吸収する鉄”猩々緋砂鉄(しょうじょうひさてつ)”・”猩々緋鉱石(しょうじょうひこうせき)”が採れる。
北西の町(仮)
狭霧山から北西に位置する町。狭霧山からの距離は不明だが、浅草からは約二日の距離。
炭治郎の鬼殺隊初任務で訪れ、沼鬼と戦闘した。
東京府浅草(とうきょうふ あさくさ)
炭治郎が鬼舞辻無惨に初遭遇した街。
珠世様の隠れ家もこの街にあったが敵襲撃後に移転した。
鼓屋敷(つづみやしき)
浅草から南南東の位置にある鼓鬼が住む屋敷。清が攫われた場所。
那田蜘蛛山(なたぐもやま)
蜘蛛鬼編の舞台。十二鬼月の一人(+家族)が根城にしている。
当初十名の鬼殺隊員が突入したが、ほぼ即壊滅。鎹鴉の伝令で本部に"柱"出陣を要請する事態となった。
鬼殺隊本部(きさつたいほんぶ)
柱合会議など鬼殺隊の重要な決定はここで行われ、鬼殺隊当主である産屋敷一族の住居を兼ねる。
その場所は刀鍛冶の里以上に複雑な方法で秘匿されている。
蝶屋敷(ちょうやしき)
胡蝶しのぶが所有している屋敷。鬼殺隊員の治療なども行われている。
場所は不明だが、鬼殺隊本部から徒歩で行ける距離にある模様。
無限列車(むげんれっしゃ)
戦闘の舞台となった蒸気機関車(通称:汽車)の名称。
短期間の内に乗客40人以上の人が行方不明になり、数名の鬼殺隊剣士を派遣したが全員消息を絶った。
結果、"柱"が出陣する事態となる。
▲ページ上部へジャンプ
吉原(よしわら)
江戸時代から続く、欲望渦巻く花街。
潜伏する鬼を探すために宇髄天元の三人の妻が調査に向かったが、連絡が途絶したため宇髄と炭治郎達が再潜入することになる。
異空間無限城(いくうかんむげんじょう)
無惨が十二鬼月を呼び出す集合場所。
天地逆転していたり通路の構造が異次元のようになっている。
琵琶鬼の三味線で構造が変化する。
刀鍛冶の里(かたなかじのさと)
鋼鐡塚を含む日輪刀の製作者たちの居住地。住人は皆ひょっとこのお面を着用している。
鬼に場所を知られないため、ここに訪れる者は目隠しをされ、隠たちのリレーによって運ばれる。
身体の回復効果のある温泉が湧いている。具体的な効能は、切り傷・やけど・いぼ痔・切れ痔・便秘・通風・糖尿病・高血圧・貧血・慢性胆のう炎・筋肉痛・関節痛・性格の歪み・思いやりの欠如・鼻炎・へその痒み・失恋の痛み。お肌もつるつるになる。
上弦の鬼に襲撃され、位置を知られたため放棄された。
その他施設名等
豆大福の日輪
空里
- 鬼殺隊の拠点が使用できなくなった際、住人たちを移転させるための無人の集落。
刀鍛冶の里が襲撃され、位置を知られた時に利用された。
その他
大正コソコソ噂話・大正こそこそ話
単行本のオマケコーナーの一つ。
ラフ絵と共に作中裏話等を紹介している。
中高一貫!!キメツ学園物語
単行本のオマケコーナーの一つ。
「もしも鬼滅が学園ものだったら」という設定でラフ絵と共に各キャラの紹介をしている。
- *1
- この追加情報は、2018年21・22号「鬼殺隊報」解説より
コメント
最新の20件を表示しています。
- 宇随さんの日輪刀って全体の描写どこで乗ってましたっけ?二刀が鎖で繋がってるぐらいしか分からなかったけど、斧と刀の中間のような形ってはっきり描かれてましたっけ? -- 2017-04-13 14:48:10
- 宇随さんの日輪刀は46話のお館様の前で跪くシーンではっきり描かれてますよ -- 2017-05-03 11:15:21
- コミック6巻にて宇随さんの日輪刀形状確認!返答された方有難う御座いました!! -- 2017-05-11 20:41:01
- 耳飾りはヒノカミ神楽の”技”の伝承者の目印として外せないのかな。呼吸の伝承者が見つけやすいようにとか。 -- 2017-10-27 16:46:25
- 血鬼止めは作中登場品にすでに書いてあったよ -- 2019-03-31 17:23:37
最終更新:2021年04月04日 13:24