「『恋人』と『友達』の境目ですか?」
佐天涙子はう~んと首を捻る。
佐天涙子はう~んと首を捻る。
大変です佐天さん!
御坂さんが男の人とラブラブで帰省してきて、
名前で呼び合ってますよ!
しかもその男の人、あの白井さんの攻撃を難なく
かわして逃げちゃいました!白井さんを手玉に取る人
なんて初めて見ましたよ!ああ、怒り狂ってるので
以上です!
御坂さんが男の人とラブラブで帰省してきて、
名前で呼び合ってますよ!
しかもその男の人、あの白井さんの攻撃を難なく
かわして逃げちゃいました!白井さんを手玉に取る人
なんて初めて見ましたよ!ああ、怒り狂ってるので
以上です!
……という速報メールを貰った2日後。
午後2時をまわったあたりのとあるファミレス。
佐天の左には初春飾利、向かいには御坂美琴が座っている。
佐天は美琴とは年が明けてから初めてである。
午後2時をまわったあたりのとあるファミレス。
佐天の左には初春飾利、向かいには御坂美琴が座っている。
佐天は美琴とは年が明けてから初めてである。
佐天「しかし御坂さん行動早いですねえ……速攻で彼氏ゲットですか」
美琴「だから彼氏じゃなくて友達だってば。恋人じゃないんだから」
初春「どう見ても彼氏です!」
美琴「いや、だってさ。『俺は中学生に興味ねー。恋人の対象になんねーよ。』ですよ?」
佐天「うーん……」
美琴「傍から見たら、はともかく。んで、冒頭の質問なんだけどね」
初春「改めて聞かれると、そうですねえ……」
美琴「だから彼氏じゃなくて友達だってば。恋人じゃないんだから」
初春「どう見ても彼氏です!」
美琴「いや、だってさ。『俺は中学生に興味ねー。恋人の対象になんねーよ。』ですよ?」
佐天「うーん……」
美琴「傍から見たら、はともかく。んで、冒頭の質問なんだけどね」
初春「改めて聞かれると、そうですねえ……」
佐天「たぶん、こういう事だと思います」
佐天は初春の左肩を掴んで一気に引き寄せる。
初春「ひえっ!ななな」
佐天「私を彼として見て、初春を新たに現れた恋人候補と思ってください」
美琴「! なるほど。ふんふん」
佐天は初春の左肩を掴んで一気に引き寄せる。
初春「ひえっ!ななな」
佐天「私を彼として見て、初春を新たに現れた恋人候補と思ってください」
美琴「! なるほど。ふんふん」
佐天は右手で初春の顎をあげ、顔を近づけ唇まで2センチ、の所で、
佐天「これはアリですか?」
美琴「ダメ!」
初春「ちょっとっ!さてんさんさてんさん」
佐天「じゃあこれはダメですね。恋人とみなされるワケで、御坂さんもしちゃダメです」
美琴「……!」
佐天「これはアリですか?」
美琴「ダメ!」
初春「ちょっとっ!さてんさんさてんさん」
佐天「じゃあこれはダメですね。恋人とみなされるワケで、御坂さんもしちゃダメです」
美琴「……!」
佐天「これは?」
佐天は初春と腕を組む。初春はまだ先程のダメージが抜けていない。
美琴「腹は立つけど、絶対的な否定はできないかな……」
佐天「つまりそういうことです。他の人とのその行為が、浮気と思えるラインが境界線じゃないですかね?」
美琴「なんか分かる気がするけど……」
佐天「彼が『キスなんて挨拶だろ』なんて考えなら厄介ですけどー」
初春「そうかー、御坂さんキス禁止なんですね~」
美琴「ううう……」
何だかしょげている美琴を見る2人の目は、かかった獲物を見るような目になっている。
佐天は初春と腕を組む。初春はまだ先程のダメージが抜けていない。
美琴「腹は立つけど、絶対的な否定はできないかな……」
佐天「つまりそういうことです。他の人とのその行為が、浮気と思えるラインが境界線じゃないですかね?」
美琴「なんか分かる気がするけど……」
佐天「彼が『キスなんて挨拶だろ』なんて考えなら厄介ですけどー」
初春「そうかー、御坂さんキス禁止なんですね~」
美琴「ううう……」
何だかしょげている美琴を見る2人の目は、かかった獲物を見るような目になっている。
佐天「じゃあそろそろ馴れ初めの話からいきましょうか?」
美琴「へ?」
佐天「へ?じゃないですよぉ。あたしソレ聞きに来たんですからー」
初春「わくわく」
美琴「ちょっ……とそれは。……別に面白くもなんともないし」
佐天「あたしが判定しますから、大丈夫!」
美琴「で、でもねえ……んっ、ちょっと待って」
美琴「へ?」
佐天「へ?じゃないですよぉ。あたしソレ聞きに来たんですからー」
初春「わくわく」
美琴「ちょっ……とそれは。……別に面白くもなんともないし」
佐天「あたしが判定しますから、大丈夫!」
美琴「で、でもねえ……んっ、ちょっと待って」
鳴っている携帯を取り出し、ちょっと顔を赤らめると通話ボタンを押して話しだす。
「うん、いま友達と……そうそう……ああ、なくなっちゃったのね……ふんふん」
ちらっと2人の方を見る。
「じゃあ一度会わせるわ……うん、場所は……ん、じゃーね」
携帯を閉じて、目を閉じてひと息つく。
美琴「今から、来ます」
佐天「まさか?」
初春「ツンツン登場!?」
美琴「いいよね?ダメなら止めるけど」
佐天「カモ~ン♪」
「うん、いま友達と……そうそう……ああ、なくなっちゃったのね……ふんふん」
ちらっと2人の方を見る。
「じゃあ一度会わせるわ……うん、場所は……ん、じゃーね」
携帯を閉じて、目を閉じてひと息つく。
美琴「今から、来ます」
佐天「まさか?」
初春「ツンツン登場!?」
美琴「いいよね?ダメなら止めるけど」
佐天「カモ~ン♪」
美琴「んじゃまあ、手短にだけ話しとくね」
──出会いは不良から助けてくれたこと。
──その時、自分の電撃が効かない事が判明、その後何度も挑戦するが、勝てなかったこと。
──偽デートをやったこと。
──大覇星祭で罰ゲームをかけて勝負したこと。
そして……
美琴「んで、ペア契約結べたのはいいけど、ほんと鈍感でそれも恋人まで至らず」
初春「御坂さんがかわいそうになってきました」
佐天「そこまでアタックしてるのに気づいてないって……あ、あの人かな」
──出会いは不良から助けてくれたこと。
──その時、自分の電撃が効かない事が判明、その後何度も挑戦するが、勝てなかったこと。
──偽デートをやったこと。
──大覇星祭で罰ゲームをかけて勝負したこと。
そして……
美琴「んで、ペア契約結べたのはいいけど、ほんと鈍感でそれも恋人まで至らず」
初春「御坂さんがかわいそうになってきました」
佐天「そこまでアタックしてるのに気づいてないって……あ、あの人かな」
上条が息急き切って登場した。
上条「ういっす。あー、はじめましてー」
美琴「かみじょう、とうま、ね。ホレこっちに」
初春「ちょっとお会いしましたね。初春飾利ですー」
佐天「はじめまして~。佐天涙子ですー」
上条「わりい、ちょっとWC」
上条は途中で店員ドリンクを頼みつつ奥へ走っていった。
上条「ういっす。あー、はじめましてー」
美琴「かみじょう、とうま、ね。ホレこっちに」
初春「ちょっとお会いしましたね。初春飾利ですー」
佐天「はじめまして~。佐天涙子ですー」
上条「わりい、ちょっとWC」
上条は途中で店員ドリンクを頼みつつ奥へ走っていった。
上条「なんかこういう席はキンチョーしますなあ」
アイスコーヒーを飲みながら、実際ちょっとドキドキしている上条である。
佐天「あたし達は中1、御坂さんはその上ですけど、やっぱ中学生はダメですか?」
上条「美琴おまえ何を話したっ!」
美琴「ふん。事実よ事実」
上条「……この話はやめておこう。きっと俺は1vs3の戦いになる。うん」
美琴「なに終わらせてんのよー……あれ、初春さん?」
アイスコーヒーを飲みながら、実際ちょっとドキドキしている上条である。
佐天「あたし達は中1、御坂さんはその上ですけど、やっぱ中学生はダメですか?」
上条「美琴おまえ何を話したっ!」
美琴「ふん。事実よ事実」
上条「……この話はやめておこう。きっと俺は1vs3の戦いになる。うん」
美琴「なに終わらせてんのよー……あれ、初春さん?」
初春は、じーっと上条を見つめていた。眉をひそめて。首もかしげたりしている。
初春「ずっと前に、どこかで……?その格好とその頭が記憶の片隅に……」
美琴は上条を見てハッとする。白いシャツに赤いTシャツが見えている。
あの時は半袖で、今は厚手の長袖の差はあるが……グラビトン事件だ、おそらく。
上条も気付いたようで、軽く頷く。
記憶がない上条には初春という子を助けた事も含め、改めて説明してある。
初春「ずっと前に、どこかで……?その格好とその頭が記憶の片隅に……」
美琴は上条を見てハッとする。白いシャツに赤いTシャツが見えている。
あの時は半袖で、今は厚手の長袖の差はあるが……グラビトン事件だ、おそらく。
上条も気付いたようで、軽く頷く。
記憶がない上条には初春という子を助けた事も含め、改めて説明してある。
美琴「んー、初春さんゴメン!全て白状します!」
初春「え?……え?」
美琴「初春さんが思い出そうとしてるの、グラビトン事件じゃない?セブンスミスト」
初春「それですっ!そうです!御坂さんと一緒にいましたよね?」
美琴「さすがジャッジメント、よく見てるし、覚えてるわねー……」
美琴は頭をテーブルに置きながら、右手で上条を指す。
美琴「で。あの爆発止めたの、コイツです。私じゃありません」
初春「ひえっ」
佐天「それマジですか御坂さん」
美琴「マジ……です。当麻の事を言うと関係を話さねばならないので……ごめんなさいっ」
初春「……(驚いた顔で上条を見つめている)」
初春「え?……え?」
美琴「初春さんが思い出そうとしてるの、グラビトン事件じゃない?セブンスミスト」
初春「それですっ!そうです!御坂さんと一緒にいましたよね?」
美琴「さすがジャッジメント、よく見てるし、覚えてるわねー……」
美琴は頭をテーブルに置きながら、右手で上条を指す。
美琴「で。あの爆発止めたの、コイツです。私じゃありません」
初春「ひえっ」
佐天「それマジですか御坂さん」
美琴「マジ……です。当麻の事を言うと関係を話さねばならないので……ごめんなさいっ」
初春「……(驚いた顔で上条を見つめている)」
上条は妙な空気になったぞと思いながら、かといって記憶も無いので目を瞑っていた。
佐天「初春。私は、申し訳ないけど御坂さんに罰を与えるべきだと思うのですよ」
美琴は佐天を『何を言い出すのっ!』といいたげな顔で見ている。
佐天「命の恩人にハグして貰って、感謝の気持ちを述べたら?初春?」
初春「えっー!」
上条「よし来い」
美琴「えーーーーーーーーーーっ!」
上条、こういう時はノリで生きている男である。
上条は待ち構えていたが、結局初春が真っ赤になって動かず、ハグとはならなかった。
佐天「男の人に抱かれるチャンスだったのに」
初春「佐天さんっ!!」
佐天「ところで上条さんってどんな能力なんですか?爆発無効レベル4~みたいな?あ、電撃もか」
上条「俺は無能力者だぞ。レベル0。0の中で全くのゼロというタイプ」
佐天「うっそー。じゃあなんで爆発を?」
上条「……美琴、ちょっと親指と人差し指でビリビリ、やってくれ」
上条が何をしたいか分かっている美琴は、肘をテーブルにおき、指先で電気を走らせる。
細い美琴の手首を、上条は右手で握る。途端に電気は消え、離すとまた電気が走る。
今度は左手で握るが、こちらでは変化なく電気がバチバチ走り続ける。
佐天「初春。私は、申し訳ないけど御坂さんに罰を与えるべきだと思うのですよ」
美琴は佐天を『何を言い出すのっ!』といいたげな顔で見ている。
佐天「命の恩人にハグして貰って、感謝の気持ちを述べたら?初春?」
初春「えっー!」
上条「よし来い」
美琴「えーーーーーーーーーーっ!」
上条、こういう時はノリで生きている男である。
上条は待ち構えていたが、結局初春が真っ赤になって動かず、ハグとはならなかった。
佐天「男の人に抱かれるチャンスだったのに」
初春「佐天さんっ!!」
佐天「ところで上条さんってどんな能力なんですか?爆発無効レベル4~みたいな?あ、電撃もか」
上条「俺は無能力者だぞ。レベル0。0の中で全くのゼロというタイプ」
佐天「うっそー。じゃあなんで爆発を?」
上条「……美琴、ちょっと親指と人差し指でビリビリ、やってくれ」
上条が何をしたいか分かっている美琴は、肘をテーブルにおき、指先で電気を走らせる。
細い美琴の手首を、上条は右手で握る。途端に電気は消え、離すとまた電気が走る。
今度は左手で握るが、こちらでは変化なく電気がバチバチ走り続ける。
上条「というわけだ。右手にだけ全てを打ち消す特殊能力がある。でも超能力じゃない」
佐天「あたしも無能力者なんですけど。超能力という形でなくても、そういうのってうらやましいな……」
上条「これは俺の持論だけどな、持ってるけど気付いてないだけだと思うぞ」
佐天「え?」
上条「例えば美琴の電撃、佐天さん受けたことあるか?」
美琴「ふーん、なるほど。電撃無効とか、か」
佐天「え?ああ、私が『電撃無効』を持ってれば防げると。でも試したことないでしょ、と」
美琴がジェスチャーで佐天に指を出させ、指先を合わせて微弱な電気を送り込む。ビリッ
ムコウハナイワネ。ウン。といった小声が交わされる。
佐天「あたしも無能力者なんですけど。超能力という形でなくても、そういうのってうらやましいな……」
上条「これは俺の持論だけどな、持ってるけど気付いてないだけだと思うぞ」
佐天「え?」
上条「例えば美琴の電撃、佐天さん受けたことあるか?」
美琴「ふーん、なるほど。電撃無効とか、か」
佐天「え?ああ、私が『電撃無効』を持ってれば防げると。でも試したことないでしょ、と」
美琴がジェスチャーで佐天に指を出させ、指先を合わせて微弱な電気を送り込む。ビリッ
ムコウハナイワネ。ウン。といった小声が交わされる。
上条「そう、無効系なら、俺のがシステムスキャンで引っかからないんだから可能性あるんだよ」
イマジンブレイカーは特殊だから例外かもしれないが、上条はハッタリで押す。
美琴「当麻でもイロイロ考えてんのね」
上条「でもってナンダ。ともかく、システムスキャンは万能でないし、今は説明しないが『魔術』ってのもあるんだ」
佐天「まじゅつ……?」
上条「ああ、俺も最初信用できなかったが。この前のクーデターも魔術戦争だったなんて信じないだろう?」
初春「え、学園の発表では」
上条「ウソウソ。参加してきた俺が言うんだから間違いない。参加した証明はコレだ。王女3人と映ってるだろ」
上条は携帯を見せる。美琴も初めてみる写真だ。
初春はちゃちゃっと端末で検索し始めている。「うわ、ホントですね。王女様たちですね」
イマジンブレイカーは特殊だから例外かもしれないが、上条はハッタリで押す。
美琴「当麻でもイロイロ考えてんのね」
上条「でもってナンダ。ともかく、システムスキャンは万能でないし、今は説明しないが『魔術』ってのもあるんだ」
佐天「まじゅつ……?」
上条「ああ、俺も最初信用できなかったが。この前のクーデターも魔術戦争だったなんて信じないだろう?」
初春「え、学園の発表では」
上条「ウソウソ。参加してきた俺が言うんだから間違いない。参加した証明はコレだ。王女3人と映ってるだろ」
上条は携帯を見せる。美琴も初めてみる写真だ。
初春はちゃちゃっと端末で検索し始めている。「うわ、ホントですね。王女様たちですね」
美琴「当麻は王女にまで手だしたの?」
上条「……期待通りの回答アリガトウ。ともかく!能力ってのは超能力だけじゃねえし、学園の言う事全部信じんな!」
佐天「わかりました。学園では分からないような才能の可能性があるかもってことですよね」
上条「ああ。上条さん的には料理のスペシャリストとか、そういうのの方が世の為人の為だと思いますけど」
初春「上条さんの話って納得できる話でいいですねー。経験からくる話のせいかもしれませんけど」
上条「8割以上ハッタリだけどな」
べしっ!美琴は頭をはたきつつ、鞄の中をごそごそあさり出す。
美琴「ちょっと恥ずかしいけど、見てー」
初春「えっえっ。何コレ。きゃーきゃーすごーい」
佐天「はっ、鼻血出るほどカワイイ!いや、ちょっと、これ……うはー」
上条「……期待通りの回答アリガトウ。ともかく!能力ってのは超能力だけじゃねえし、学園の言う事全部信じんな!」
佐天「わかりました。学園では分からないような才能の可能性があるかもってことですよね」
上条「ああ。上条さん的には料理のスペシャリストとか、そういうのの方が世の為人の為だと思いますけど」
初春「上条さんの話って納得できる話でいいですねー。経験からくる話のせいかもしれませんけど」
上条「8割以上ハッタリだけどな」
べしっ!美琴は頭をはたきつつ、鞄の中をごそごそあさり出す。
美琴「ちょっと恥ずかしいけど、見てー」
初春「えっえっ。何コレ。きゃーきゃーすごーい」
佐天「はっ、鼻血出るほどカワイイ!いや、ちょっと、これ……うはー」
初詣の時の写真が出てきた。
初春「ぬっふぇ、こちらお姉さん……お母さんですか!わっかーいし美人ー、うひゃあ」
佐天「これはやばいでしょ、御坂さんメイク決めるとこんなになるんだー、うひょー」
そこで一旦言葉をきって、
佐天「かみじょーさん、ふつー」
上条「……三段オチに使われるのは分かってますから。だから俺も着替えるって言ったんだー!」
初春「服装でどうにかなる問題ですかねえ」
美琴は大絶賛に頬を上気させてニコニコしている。
初春「ぬっふぇ、こちらお姉さん……お母さんですか!わっかーいし美人ー、うひゃあ」
佐天「これはやばいでしょ、御坂さんメイク決めるとこんなになるんだー、うひょー」
そこで一旦言葉をきって、
佐天「かみじょーさん、ふつー」
上条「……三段オチに使われるのは分かってますから。だから俺も着替えるって言ったんだー!」
初春「服装でどうにかなる問題ですかねえ」
美琴は大絶賛に頬を上気させてニコニコしている。
佐天「御坂さんズルイですよね……」
美琴「え」
佐天「こんなのどんな人も一撃必殺じゃないですか!これで上目遣いで迫ったら撃墜率200%ですよ!」
美琴は上条が車内で一番慌てていたシーンを思い出した。
美琴「なるほど……そういうことか」
上条「いらんこと思い出すなー!」
初春「あ、これこれ。上条さん鼻の下のびてるー」
佐天「どれどれ?うっひゃ」
上条「やめて!やめて!俺死ぬから!それ回収!」
美琴「え」
佐天「こんなのどんな人も一撃必殺じゃないですか!これで上目遣いで迫ったら撃墜率200%ですよ!」
美琴は上条が車内で一番慌てていたシーンを思い出した。
美琴「なるほど……そういうことか」
上条「いらんこと思い出すなー!」
初春「あ、これこれ。上条さん鼻の下のびてるー」
佐天「どれどれ?うっひゃ」
上条「やめて!やめて!俺死ぬから!それ回収!」
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
初春が仕事の時間と言うことで、ファミレスを出ることに。
佐天「おつかれさまでしたー。上条さんまたよろしくお願いしますー」
上条「おー。またなー」
佐天「そうだ!携帯とアドレス教えてもらうのはアリですか?」
初春「わ、私も交換お願いしますー」
上条「ああいいぞ。カミジョーさんは忙しいから相手できないかもですけどね!」
佐天「あっははー、うっそだーw」
佐天「おつかれさまでしたー。上条さんまたよろしくお願いしますー」
上条「おー。またなー」
佐天「そうだ!携帯とアドレス教えてもらうのはアリですか?」
初春「わ、私も交換お願いしますー」
上条「ああいいぞ。カミジョーさんは忙しいから相手できないかもですけどね!」
佐天「あっははー、うっそだーw」
美琴(私……3ヶ月かかったのに……この子たちは2時間でゲット……)
佐天は初春にごそごそ耳打ちすると、初春は躊躇った後うなずいた。
佐天「じゃあ上条さんとはお友達ってことで。バンザイしてくださいー」
上条「? あ、ああ?」
その瞬間、初春は上条に正面から抱きつき、
初春「爆弾から守ってくれてありがとうでした!じゃまたです!」
真っ赤になって走り去って言った。
佐天「じゃあ上条さんとはお友達ってことで。バンザイしてくださいー」
上条「? あ、ああ?」
その瞬間、初春は上条に正面から抱きつき、
初春「爆弾から守ってくれてありがとうでした!じゃまたです!」
真っ赤になって走り去って言った。
固まってる上条へ、今度は佐天が飛びつき、
佐天「これぐらいなら御坂さんもオッケーかなと思って♪ではまたー。御坂さんもまたー」
舌を出しながら走り去った。
佐天「これぐらいなら御坂さんもオッケーかなと思って♪ではまたー。御坂さんもまたー」
舌を出しながら走り去った。
美琴「……」
上条「若いっていいねえ」
美琴「ババア扱いすんなっ!」
上条「若いっていいねえ」
美琴「ババア扱いすんなっ!」