What_are_the_gifts?
パーティが終わった後。
応援隊の面々とは途中で別れ、上条と美琴はいつもの公園へと寄った。
応援隊の面々とは途中で別れ、上条と美琴はいつもの公園へと寄った。
ベンチに座って、応援隊からもらったプレゼントの中身を見てみる。
気になるその中身とは、
「ぴょ、ピョン子の着ぐるみパジャマっッッ!!」
キャーっと黄色い声を上げて喜ぶ美琴。
ピンクのカエルの着ぐるみを抱きしめ、頬擦りしている。
気になるその中身とは、
「ぴょ、ピョン子の着ぐるみパジャマっッッ!!」
キャーっと黄色い声を上げて喜ぶ美琴。
ピンクのカエルの着ぐるみを抱きしめ、頬擦りしている。
まだ包み紙と格闘中だった上条は、そんな美琴の奇態を見て、あの白井のセリフを思い出す。
『きっと喜んでいただけると思いますの、お姉様に』
そう、白井は『美琴が』喜ぶと知ってこのプレゼントを選んだのだ。
そして、その白井は美琴の好みを熟知しているはずだし、美琴が緑色のカエルを好きなことも当然知っているはずだ。
そして、その白井は美琴の好みを熟知しているはずだし、美琴が緑色のカエルを好きなことも当然知っているはずだ。
「……、」
「ね、当麻は何もらったの?」
ご機嫌な美琴に笑顔で尋ねられ、上条は促されるままに包み紙を開く。
そこにあったのはやはり、
「これゲコ太の着ぐるみパジャマじゃないっッッ!? 可愛いーっ!」
「ううっ……やっぱりか」
ゲコ太とピョン子のペア着ぐるみパジャマ。
なるほど。確かに『お姉様が』喜ぶこと間違いなしの代物である。
「ね、当麻は何もらったの?」
ご機嫌な美琴に笑顔で尋ねられ、上条は促されるままに包み紙を開く。
そこにあったのはやはり、
「これゲコ太の着ぐるみパジャマじゃないっッッ!? 可愛いーっ!」
「ううっ……やっぱりか」
ゲコ太とピョン子のペア着ぐるみパジャマ。
なるほど。確かに『お姉様が』喜ぶこと間違いなしの代物である。
しかし。
「ゲコ太もピョン子もすごく可愛いーっ♪」
喜ぶ美琴の横顔を見つめ、上条は思う。
(この笑顔を見れることが、俺にとっては最高のプレゼントなんだよな)
白井の選んだプレゼントは、確かに上条へのプレゼントでもあったのだ。
「ゲコ太もピョン子もすごく可愛いーっ♪」
喜ぶ美琴の横顔を見つめ、上条は思う。
(この笑顔を見れることが、俺にとっては最高のプレゼントなんだよな)
白井の選んだプレゼントは、確かに上条へのプレゼントでもあったのだ。
「美琴」
「ん? どうしたの?」
「一緒に、幸せになろうな」
「うんっ!」
「ん? どうしたの?」
「一緒に、幸せになろうな」
「うんっ!」
その夜、美琴は早速ピョン子着ぐるみパジャマを着て眠りについた。
夢の中でも『ゲコ太』に会えることを祈って。
夢の中でも『ゲコ太』に会えることを祈って。