とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

Part05

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匿名ユーザー

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ごっ! 25日の夜にも?


12月 25日 夜の10じ。


みこにゃんは上条さんのお膝の上でうとうとしていました。
ネコは夜行性ですが、みこにゃんは別です。夜は眠くなってしまいます。

「にゃー…」

「おいおい、マシュマロ食いながら寝るなよ。まだ歯磨きしてないだろ?」

「夢の中でやるからいい…」

「どうやってやるんだよ…ってもう目閉じてるし」

「zzz…」

みこにゃんは夢の中へと旅立ってしまいました。手にはマシュマロを持ったままです。
実はこのマシュマロ、朝起きたら隣に置いてあったものです。
赤い袋の中に、チョコとイチゴの2種類のマシュマロが入っていました。
急いで上条さんにマシュマロが入っていたことを告げると、「サンタさんが来たんだよ」と笑顔で言われました。

上条さんは膝に乗っているみこにゃんを抱き上げると、(みこにゃん用の)ベッドにそっと寝かせてあげました。
布団を肩までかけると、傍にあったゲコ太のぬいぐるみも隣に寝かせました。
「おやすみ」と言って頭を撫でると、小さな声で「にゃー…」と鳴いてくれました。


10じ50分

上条さんがお風呂から上がり、寝る準備に入ると、眠っていたはずのみこにゃんが鳴いていました。

「にゃー…」

「どうしたんだ?怖い夢でもみたか?」

「サンタさん、来るかな」

「昨日来たじゃねぇか」

「だって今日がクリスマスじゃにゃい。今日来てもおかしくにゃいはず…」

「いい子にしてたら来るかもな。マシュマロかどうかは分かんないけど」

「ホントに…?」

「あぁ。ほら、もう寝ようぜ。サンタが来たときに起きてたらプレゼントくれないぞ」

「うん…」

みこにゃんの布団を掛けなおすと、上条さんは電気を消して、そっとコンビニへ出かけていきました。



翌朝 8じ10ぷん


「にゃーっ!!」

「おわっ!?」

朝目覚めると、走ってきたみこにゃんが飛びついてきました。
手には昨日の夜に買ってきたココア味のマシュマロを持っています。

「サンタさん来たっ!」

「痛い、…って、今日も来てくれたのか。良かったな」

「やった~」

上条さんに頭を撫でられると、ご機嫌なみこにゃんは「にゃー」と鳴きました。
そんな嬉しそうなみこにゃんを見て、サンタさんも自然と笑顔になったそうです。





―ふぃん―








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