とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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小ネタ もし上条さんと美琴が同じ学校の先輩、後輩だったら(日常編)



「(休憩時間に覗きに来ると、大体いつも他の人が近くに居るのよね…)」

「お~い、御坂! そんなとこで何ちっちゃくなっちゃってるんですか?」

「べ、別に何でもない! じゃまたお昼に来るから」

「お、おう…ってアイツ何のためにここまで来たんだ?」

「(同じ学校になって近くで見てみると、アイツって結構モテるのかしら…?いや、そんな事ないわよね。
この前みたいに先生に許可されないと上級生の授業には行けないし…って何で私が悩んでるのよ、バカみたい)」

(昼休み)

「わりぃ御坂、先食べててくれ!」
「ちょっとアンタどこ行くのよ」
「人助け…とは言っても良く分からねぇ役なんだけどさ」
「役・・・?」
「まあ、そういう事なんで! 出来るだけ早く帰ってくるから待ってろ」
「(あんな意味深な事言われたら後をつけるしかないじゃない…)」

(昇降口)

「(一緒に居るのは…同じクラスの女の子?)」

「とりあえず、告白がしつこいからそれを止めさせてという事だな?」

「そ、そうです」

「キッパリ諦めて貰うなら、俺が彼氏のフリでもすれば簡単だろうし。さっさと終わらせて昼飯に…」

「よろしくお願いします」

「(か、彼氏のフリ!? まあ、役よね…役なんだから何にも気にする必要ないわよね)」

(昼休みの時間を目一杯使用した上条の説教が行われ、周りにはギャラリーが出来た)

「なんか酷く落ち込んでたけど、これで同じように何度も何度も告白される事は無くなると思うぜ」

「ありがとうございました!」

「同じクラスなんだから変に堅くなるなよ、それと困った事があったら何でも相談しろよ」

「(……悔しいわね、あんな事言ってあの子まであのバカの事をす、好きになっちゃったらどうする気なのよ)」

「って…昼休みもう終了じゃねぇか!? ちょっとそこ見せ物じゃありませんよ~どいたどいた!」

「待ちなさいよ!」

「み、御坂!? オマエこんなとこで何してんだ? ……もしかして見てた?」

「全部見てたわよ…最初っから最後までしっかりと」

「何に対してそんなにピリピリしてんのか知らねぇけど、アイツとはそんなんじゃねぇからな」

「ア、アンタはこの学校につ、付き合ってる人とか居るんじゃないでしょうね…?」

「は? 居るわけねぇだろ…居たらあんな役なんか引き受けねぇよ。
そういう経験がないので分からねぇけど、付き合うってなったらそいつを第一に考えて行動すると思うぜ
付き合ってる男があんな役をしてるのを見て良い気にはならねぇだろうからな」

「そ、それならいいのよ」

「ん? 何が良いのか上条さんには分かりかねますが…」

「そんな事より、もう昼休み終わっちゃうけどどうするのよ」

「と、とりあえず教室に戻る!」

「ちょっとアンタ待ちなさいってば!」

その後教室に戻った上条と付いてきた美琴は先生が騒ぎを知っていたので特別にご飯を食べる時間を与えられた
そして世の中は間もなくバレンタインデー…。


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