ドッグ

39話に登場したゲストキャラ。

WDCの参加者であり、かなりの大きさの土佐犬。
犬の身でありながらデュエルディスクやDゲイザーを付けており、ドロー、召喚、セット等、前足一本で起用にカードを扱いながらデュエルを行っている。というか普通に喋ってる。
彼(?)に従う犬たちがよかれと思って遊馬のハートピースを奪ったことをきっかけに、キャッシーとデュエルすることになった。

動物のデュエリストは彼以前にも存在しており、GXでも猿や虎がデュエルを行ってはいたのだが、前者は霊長類である上にデュエルをサポートする機具付き、後者は闇のアイテムによって一応の説明がなされていたため、これといった理由付けもなくデュエルできていることの異様さが際立っている。
ゼアルでは後にタヌキのデュエリストまで登場させていたが、あちらは更に酷いことになっていた。


キャット・ガール・マジシャンでダイレクトアタック!


謎の突風ビュー

LP:4000 ⇒ 2400






































おんし、絶対許さんぜよ!



………………!!


本当の話


ドッグとはWDCの参加者であり、土佐犬ではなく年端もいかない少女である。
年齢こそ不明だが、長い遊戯王シリーズの中でも最年少デュエリストと言えるのかもしれない。*1
上記したように土佐弁かつおっさん臭い話し方をするのだが、かと思えば普通に標準語で話したりもするため、どちらが彼女の本当の話し方なのかは不明。

色々な人とデュエルしたいとWDCに参加したものの、極端な恥ずかしがり屋かつ臆病な性格をしており、愛犬である「忠吉」が背負う樽の中に隠れた状態でデュエルするという替え玉を行っていた。
ゆりかごから墓場までイカサマ、それがゼアルクオリティ。

なお、前述した解説は、ドッグの解説ではなく忠吉の解説である。
デュエルに居合わせたナンバーズクラブの面々は、隠れていたドッグが桑原のせいで姿を見せただけで犬がデュエルすることに伴う疑問を氷解していたが、なんで納得してんだこいつらは。
一応、カード使用の指示や効果の説明こそDゲイザーの万能機能*2を使ったドッグが隠れて行っていたもの*3ではあるが、それで納得できるレベルじゃないだろう。*4
というか、その犬の限界を超えた芸はデュエルする相手がいなかったドッグのために忠吉が必死に覚えたもので、普段は忠吉に相手してもらっていたとドッグ自ら語っている。
つまり、忠吉のみでもデュエルは行えるのだ。なんだこの犬……



言うまでもなく、桑原のせいで姿を晒されたからといってその性格が直る筈もなく、樽から出て以降はまともにデュエルできない状態になっていた。*5
しかしそこもやはりゼアルクオリティ、遊馬によって突然浴びせられた「かっとビング」を「ドッグビング」と改変して自らを奮い立たせ、キャッシーに勝利している。
臆病な人間の気持ちを理解しようとすらしていない遊馬の言葉の何が彼女の心に響いたのか、そして彼女はどこで「かっとビング」などという造語の意味を知ったのか、それは誰にも分からない。

一応、キャッシーはドッグに昔の自分を重ねていたため、ドッグもそこから何かを感じ取っていたということなのかもしれないが、いずれにせよ遊馬のせいで台無しである。

そしてそのキャッシーの変化も遊馬のおかげということになっているのだが、キャッシーとデュエルした時の遊馬は彼女の話を聞こうとすらせず一方的に倒しているため、それも支離滅裂。
洗脳って怖い。



もう色々と滅茶苦茶だが、とりあえずドッグは救われたことになっているようであり、後にWDC本戦の観客として再登場した際には、彼女が隠れ蓑にしていた忠吉の姿はなかった。
……いやまぁ、救いがどうとか以前に普通競技場に犬は入れないものなのだが、これは彼女1人でも競技場に来られるようになれたと解釈しておこう。


その他


本人自ら「ドッグ」と名乗っているため、この突飛な名前は愛称ではなく本名である可能性が高い。
現代日本や英語圏の人間の感覚からすれば、とんでもない名前*6を付ける親だと言える。*7
まさか彼女が臆病になった原因は名前に伴うイジメじゃなかろうな?

ただ、健気にも彼女は自分に与えられたキャラに忠実であり、デュエルでは《トリブルドッグ》や《ワンダフル》等、犬に関するカードを使用している。
いつものゼアルらしく、初手エクシーズ以降はメインデッキのモンスターを一切出さない上にエースモンスターは無効効果持ちだが、それでもデュエルタクティクスがあるという設定らしい。
アストラル曰く「遊馬より上」とのことだが、比較対象に問題がありすぎる。


余談


臆病な性格のドッグとそれを守るために替え玉になる忠吉という構図は、GXの16話に登場した小原&大原のコンビと全く同じであり、あちらも臆病でまともにデュエルできない小原の指示に合わせて大柄な大原がデュエルを行っている。*8
完全にネタが重複してしまっているため、これではパロディと言うのも厳しい。

そしてポイントは、それに対する主人公の反応である。
十代はちゃんと説得している*9ため、「かっとビング」とかいう造語を一方的に浴びせるだけだった遊馬の酷さが非常に分かりやすい。
遊馬の問題を十代に擦り付けるゼアル信者は多いが、こういった意味でも両者を同一視するのはおかしいと言える。





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最終更新:2018年09月27日 21:35
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*1 実際の最年少デュエリストは3歳でデュエルを行っていた龍可だが、あちらには3歳時のデュエルの描写がない

*2 その場その場の都合に応じて機能が追加されていくDゲイザーだが、とうとう変声機能まで加わった

*3 忠吉も声に合わせて口パクしている

*4 特に前足の機能が犬のそれではない

*5 つまりメンタルが強いらしい遊馬先生が「かっとビング」を失った時と同じ

*6 俗語としての「dog」は悪口だらけであり、「ブスな女」という意味もある

*7 そんなゼアルのテーマは「家族愛」

*8 こちらが奪っていたのはハートピースではなくレアカード

*9 というより相手に考えさせている