概要
色々とおかしいタヌキ。
実在するポイントカードや芸人とは何の関係もない。
喋れたり他人と意識を入れ替えられたり他人に変身できたりデュエルできたりと、やたら高性能なタヌキである。
喋る際には語尾に「ポン」を付け、デュエルではタヌキデッキを使う。
また、ポン太が意識を乗っ取った相手や変身後のポン太自身には、鼻が赤くなりヒゲが生えるという変化が表れる。
過去作でもサルやトラがデュエルしていたりしたが、前者は霊長類である上にデュエル用のサポート機具付き、後者は厳密にはトラではない。
しかもこれらには十代達も驚きの反応を見せているのだが、
ゼアルでは犬やタヌキが特別な理屈もないまま普通にデュエルしている上に特に驚かれてもいない辺り流石か。
そして
小鳥にとっては、「ポンポン言う」ことがタヌキの証であるらしい。
バカなの?
他にもツッコミどころは山ほどあるが、とりあえずゼアル世界でのタヌキはそういう生き物なんだと無理にでも納得しておいた方が精神衛生上よさそうである。
略歴
107話で初登場。
決闘庵で唐突に発掘された戦国時代の武将「喜楽壮八」にまつわる出土品としてあった石像の中に封印されていたのだが、ふらふらとやってきた
ギラグに対して
ナンバーズをカードダスのように出した後、謎の能力で意識を入れ替えてギラグの体を乗っ取り、その後同じようにふらふらやってきた
遊馬とデュエルを行った。
本人は数百年ぶりであろう自由に喜んでいたが、石像の状態でも普通に動けている上に、発掘した六十郎等の体を乗っ取らなかった理由は不明。
人間の体がよかったとかギラグと邂逅しなければ動けないという制限があったとかの理由があったのだろう。多分。
元は喜楽壮八こと人間だった頃のギラグの影武者として活躍したタヌキであり、喜楽の伝説を作った張本人でもある。
戦場に迷いこんだ自分を助けてくれた恩義に報いるために影武者となったとのことだが、負け戦からポン太だけでも救おうとした喜楽に城を追い出され、事情も知らないまま失意の内に死亡、その後は何故か現代まで残っていた喜楽石像に魂が閉じ込められてしまっていた。
これも
ドン・サウザンドのせいにしておけばいいのだろう。多分。
デュエル後には記憶を一部取り戻したギラグから過去の真実を告げられて涙し、遊馬達にナンバーズを託して成仏しようとしていたのだが、豹変したギラグに食べられるという哀れな最期を遂げている。
霊体であるポン太をギラグが捕まえられたのは、
バリアン七皇の謎パワーのおかげなのだろう。多分。
ただ、別に消滅したわけではなかったようで、133話でギラグの腹から再登場。
ベクターに洗脳されたギラグを救うために
アリトと共に戦い、激闘をカットされつつもなんやかんやでギラグの洗脳を解くことに成功した。
しかし、その後はギラグ共々ベクターに吸収されてしまっている。
それまで何してたんだという話だが、まぁ十代が覇王になっている間に全く出てこなかった《ハネクリボー》のようなものなのだろう。多分。
戦士族使いのアリトが獣族縛りのある《No.64 古狸三太夫》を
エクシーズ召喚できていた理由は知らない。
そしてこれで出番は終了かと思われたが、最終回にもちゃっかり登場。
ヌメロン・コードの力で生き返らせて貰ったらしく、ギラグの肩に乗っかっていた。
ハートランド学園の
校則ではタヌキの持ち込みはセーフなのだろう。多分。
というか、元々死者だったこいつよりも
トロンの体や
カイトの魂狩りの被害者達をなんとかしてあげて下さい。
その悪行
色々とツッコミを入れてきたが、こいつの最大の問題はそのデュエルスタイル。
もう説明するのもバカバカしいが、こいつは対戦相手である遊馬の意識を乗っ取って勝手にデュエルを進めていたのである。
その結果、遊馬はドロー後すぐにセットしていた《バースト・リバース》以外の手札5枚を全て無駄に消費させられてしまっている。
当の遊馬は「(ダメージを受けた時の)衝撃はお前がくらうんだぞ!」と文句を言っていたが、違う、そこじゃない。
もちろん、このようなことが可能であるなら、デュエル中都合が悪くなる度に相手の意識を乗っ取ればいいだけであり、身も蓋もない言い方をすれば勝手にサレンダーすることだって可能。
1回限り(結果として再登場したが)のゲストキャラの悪行だから目立っていないというだけで、この能力も
シャイニングドロー並みにデュエルをぶっ壊していると言える。
当然このような能力を持っている以上負けようがないため、何故かこの能力は
1回しか使われなかった。
この能力を使えば洗脳されたギラグを簡単に止められたんじゃないですかね。
まぁ、遊馬先生の
初手ホープを封じたことに関しては称賛されるべきことなのかもしれない。
ついでに言うと、こいつはDゲイザーの
カード確認機能を使いこなしてセットされていた《バースト・リバース》の
テキストを確認していたりもする。
日本語(しかも現代語)を読めることにも驚きだが、戦国時代以降封印されたままのタヌキが文明の利器を使いこなすってどういうことなのさ。
いや、そもそもタヌキがデュエルしている時点でおかしいんだけども。
唯一あったタヌキらしさと言えば、確認した筈の《バースト・リバース》の存在を忘れていたという点。
ふぅん、所詮はポンコツ………………あ、遊馬先生も前に同じミスを犯してた
最終更新:2025年05月21日 01:31