青空文庫は、著作権が切れた日本の文学作品を、ボランティアの方々が電子ファイル化し、無償配布しているウェブサイトです。
この青空文庫にある膨大なコンテンツを、Kobo Touchで楽しむことができます。
Kobo Touchで青空文庫のコンテンツを読む方法はいくつかありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
方法1.Kobo イーブックストアから無料ダウンロードする
難易度:★
Koboイーブックストアでは、人気作品を中心に、多くの青空文庫コンテンツを無料で公開しています。
Kobo Desktop(パソコン用アプリ)、または本体からWifi経由でダウンロードできます。
『青空文庫』で検索すると、該当本のリストが出ます。
◯メリット
- 比較的容易である。
- 表示が比較的安定している。
- Kobo本体で文字サイズ・フォントの変更ができる。
- 辞書での検索などが出来る。
◯デメリット
- 表紙が全て「青空文庫」で統一されており、区別できない。
- 一部表示に問題のあるコンテンツもある。
- 青空文庫の全ての蔵書を公開しているわけではない。(あくまでも一部)
方法2.ツールでEPUB3形式やPDF形式に変換する
難易度:★★★
Koboイーブックストアに読みたい青空文庫コンテンツがない場合など、
http://www.aozora.gr.jp/から直接取り込む場合は、目的の本のZipファイルをダウンロードしてから、ツールによりepubファイル等に変換します。
現在、主に2種類の変換ツールが存在します。
①AozoraEPUB3
青空文庫形式のテキストファイルを、Koboに対応しているEPUB3形式に変換してくれるツールです。
詳しくは「
青空文庫をEPUB3に変換」を参照して下さい。
◯メリット
- Kobo本体で文字サイズ・フォントの変更ができる。
- 辞書での検索などが出来る。
- 表紙に標準でタイトルが表示され、区別しやすい。
◯デメリット
- まだ開発中であるため、表示に問題が出る場合がある。
②ChainLPでPDF形式に変換する。
ChainLPの使い方は、インターネット上に多数掲載されていますので、自力で調べましょう。
自炊した(自分で本をスキャンした)ファイルを電子書籍リーダーで読みやすい形式に変換する目的でも広く用いられていますが、青空文庫形式のテキストファイルを変換することもできます。
chainLPを使って青空文庫を変換する場合は、pdf形式で600×750のサイズで出力すると良いようです。
その際、フォントを埋め込むようにして下さい。
(ChainLPにもEPUB出力機能はありますが、画像データによる出力なので、ファイル容量が大きくなってしまいます。これを使う場合は600×700推奨。)
◯メリット
- 青空文庫を一括して取り込む機能があり、大量のコンテンツを一度に取り込める。
- フォントの種類・文字サイズ・行間・余白など、PC上で設定を細かく行える。
- 表紙にタイトル・著者名が表示され、区別しやすい。
◯デメリット
- Kobo本体で文字サイズ・フォントの変更ができない。
- 辞書での検索などが出来ない。
③有志の変換したepubファイルを使う。
このwikiの
長い青空文庫 にもあるように複数の青空ファイルを1つにしたepubファイルを使うとファイル数制限も緩和されてグーです。 ファイル共有にもいくつか流れているようです。
epubファイルはkoboをusbでPCに接続して増えたドライブにcopyするだけです。
USBが安定してないならMicroSDにcopyして差込ましょう。
容量は青空文庫全部でも1Gで足りますから小さいので十分。
※大量に入れた場合のモッサリ度
- 850個程 epub形式で入れた場合
- 読書中にホームボタンを押してホームに戻るのに約20秒
- その後ライブラリ操作で、本の選択で時間は変わらなかった。本棚で2~3秒かかる
- よって読書中にライブラリに戻すには画面真ん中頃をタップして下のライブラリボタンで戻るとイライラしなくてグー
最終更新:2012年08月15日 13:56